スポーツ
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スポーツ 2013年05月17日 15時30分
日本ハムの“新・客寄せパンダ”大谷翔平 2軍戦で炎上も1軍での投手デビュー決定の怪
二刀流を目指す日本ハムの大谷翔平投手(18)が、5月16日、イースタン・リーグの西武戦(鎌ヶ谷)に先発。5回104球を投げ、2本塁打を含む7安打2四球5失点と炎上し、敗戦投手となった。 この試合を栗山英樹監督が視察したが、試合後に大谷に告げたのは意外なひとことだった。「次、1軍で行くか?」と栗山監督が聞くと、大谷は「行きます」と即答。これにより、23日、本拠・札幌ドームにおけるヤクルト戦での先発が決まった。 大谷が出した結果は1軍合格とはいいがたいものだった。昨年9月に投手から外野手に転向したばかりで、2軍戦でも本塁打0だった木村文紀に2発も被弾。7安打を浴びて、2失策が絡んだとはいえ、5失点(自責点は2)も喫するありさま。 これで、2軍では計4試合に登板。12回を投げて、13安打2本塁打8四球10失点、自責点5で、防御率は3.75と、いまひとつ安定感を欠く。当然、追試が課されるものと思ったが、指揮官の判断は予想外の昇格だった。 この背景には、1軍のお家の事情があるようだ。16日現在、日本ハムは14勝24敗で借金10。5位のオリックスに3.5差を付けられて、パ・リーグ最下位を独走中。ローテーション投手のブライアン・ウルフが体調不良で離脱しており、先発投手のコマが足りない状況だ。 さらに、チームの不振に加え、観客動員が落ちている現状もある。昨季、日本ハムは3年ぶりのリーグ優勝を果たしたにもかかわらず、年間動員数は185万8524人(1試合平均2万5813人)で、前年対比6.6%も減少した。 今季は、これまでの主催17試合で、観客動員数は40万8019人で、1試合平均は2万4001人と、さらに減少傾向にある。ゴールデンウイークこそ、3万人を超える日もあったが、金曜日を除く平日は2万人割れをする日も多い。これまで、動員に貢献してきた斎藤佑樹投手が肩の故障で、戦線復帰するメドすら立たないのが痛いところ。 客寄せパンダだった斎藤不在の今、ここで、前倒しでお呼びが掛かったのが、大谷というわけだ。16日のイースタン・西武戦では鎌ヶ谷に平日の昼間ながら、1013人の観客を動員した。同所での同一カードの動員数は、14日が631人、15日が639人で、2軍戦ながら動員力を示している。 大谷が登板する23日は木曜日で集客に苦労している現状があり、球団としては大谷の動員力に大いに期待を懸ける。 実力でもぎ取った1軍先発の機会ではないが、そのチャンスを生かすも殺すも、大谷次第。球団としては、炎上してのKO降板だけは避けてほしいところだろう。(落合一郎)
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スポーツ 2013年05月17日 11時45分
マリナーズ岩隈を「エース」に押し上げた“瀬戸際捕手”
メジャー2年目の岩隈久志投手(32=シアトルマリナーズ)が絶好調である。日本の一部メディアでも紹介されたが、地元紙『シアトル・タイムズ』でも「クマとキングが先発スタッフを牽引している。どっちがエースなんだ?」(電子版)と称賛しているという。キングとは大リーグ投手史上最高額となる『7年総額1億7500万ドル』(約163億円)の契約を結んだフェリックス・ヘルナンデスのこと。「キング」と称される大エースと肩を並べただけでもスゴイが、5月2日時点での岩隈の成績は、防御率1.67(リーグ3位)、QS5回、WHIP0・69(リーグ1位)。「中継ぎか、ローテーションの谷間役」とされていた昨季前半とは大違いである。 一体、何が岩隈を『エース』に押し上げたのか−−。相性の良いパートナーが出現したようである。 今季から、ケリー・ショパック捕手がマリナーズに加入した。 同捕手は今季33歳を迎える。年齢からも分かる通り、ベテランの域に達している。キャリア・ハイはインディアンズ在籍の08年で112試合に出場したが、昨季はシーズン途中、レッドソックスからニューヨークメッツに移籍させられたように、出場機会にも恵まれていない。 「ショパックのマリナーズ入りが決まったのは2月7日でした(現地時間)。キャンプ・イン直前に契約が成立したということは、レギュラーを予定して獲得した捕手ではありません」(前出・同) マ軍の正捕手は、モンテーロ(23)だ。また、昨年7月のMLBドラフトで、大学球界ナンバー1捕手のマイク・ズニーノを1位指名している。「今季中にメジャーデビューする」とも噂されており、こうした情報からも分かる通り、ショパックはあくまでも“保険”。モンテーロの怪我か、ズニーノの昇格が遅れた場合に備えて獲った3番手以降の捕手にすぎなかった。 しかし、彼にはこんな経歴もあった。米球宴でア・リーグの先発も務めたクリフ・リー(フィリーズ)の『パーソナル・キャッチャー』と言われていた時期もあった。奇しくも、ショパックがシーズン最多出場を果たした08年、クリフ・リーはサイ・ヤング賞とカムバック賞にも受賞しており、当時は「ショパックがリーの好投を演出した」なる評価もされていた。 「クリフ・リーは『フライアウト・ピッチャー』(速球で飛球アウトを稼ぐタイプ)ですが、変化球の持ち球も多い方です。08年はシンカー、スライダーなどで『ゴロ・アウト』を稼いでいました。以前のリーは失投をホームランされることが多かったんですが、ショパックのリードによって、変化球を投げる割合が増え、打ち損じを誘う投球もするようになりました」(前出・同) 08年のクリフ・リーをそう評する声もあるようだ。また、ショパックは以後、「変化球投手の配球に長けた捕手」とも呼ばれるようになった。 岩隈の話に戻そう。現地関係者によれば、このショパックが岩隈を捕まえ、対話するシーンもよく見掛けるという。岩隈は「変化球投手」と言っていい。もっと言えば、コントロールミスの少ないタイプでもある。つまり、捕手からすれば、配球を組み立てやすい投手でもあり、ショパック自身も「相性の良いパートナー」に巡り逢えたと思っているのではないだろうか。 近年、サイ・ヤング賞は勝利数よりも防御率やWHIPが重要視される傾向にあるという。同タイトルにもっとも近い日本人投手はダルビッシュではなく、変化球投手のパーソナル・キャッチャーを得た岩隈かもしれない。※文中におけるMLB関連のカタカナ表記は『メジャーリーグ選手名鑑2013年版』(廣済堂出版)を参考にいたしました。
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スポーツ 2013年05月17日 11時00分
激白インタビュー 山中慎介(WBC世界バンタム級王者 「統一戦構想」ぶち上げの真相 〜亀田興毅をマットに沈める“神の左”〜(4)
山中を合わせ日本は現役ボクシング世界王者数が7人。一時は現役世界王者皆無にまで落ち込んだ日本ボクシング界において、王者数だけは最盛期を彷彿させるが、それでも国内の盛り上がりは昭和のそれに遠く及ばない。この閉塞状態打破を山中に期待する声もある。山中の試合にはそれだけの魅力がある。 −−これほどの世界チャンピオンが数多く君臨しているのに、日本のボクシング人気はピークに達していません。現役王者としてこの現状をどう捉えていますか? 「一番の要因は、昔と違って面白い番組が他にもたくさんあるからでしょう。他のチャンピオンにしても、決して面白くない試合をしてるとは思いません。ボクシング界を盛り上げる一人でいたいから、統一戦の話もしました。でも結局、自分たちにできるのはいい試合をすることだけです」 −−先日のタイトル戦は各方面から「いい試合だった」と絶賛されています。 「いい試合というのは、まずいい相手、強い相手がいての話です。そのうえで観客が喜ぶ試合運びをする。そういう意味でいうと、自分の試合はまだまだ納得できていません。もうちょっと攻撃的にならないと」 −−頂点に立つ王者とは、つまりあとは失うだけの立場です。試合の魅力より、勝ちを取りにいってしまうことはないですか? 「そこなんですよ。最近は公開裁定というものがありまして、4Rと8Rの終了後にポイントが発表されるんです。するとどうしてもポイントの計算をしてしまうんですよ。自然と(笑)。ラウンド中なのに自分の中で天使と悪魔みたいなものがいろいろ言い合ってるんです。そこもまた戦いなんです(笑)。負ければすべてを失いますし、つまらない試合をすればもっと失うかもしれないじゃないですか」 −−いつもスマートに戦っているように見えましたが、いろいろな葛藤があるんですね。それでも最終的には素晴らしい試合をしています。 「自分としては、見ているお客さんたちが元気になるような試合をしたいと思ってます。『面白い試合だったよ』も嬉しいんですが『自分も頑張ろうと思ったよ』とか『勇気をもらったよ』って言われたときが凄く嬉しかった。だからこれからも見ている人が元気になるようないい試合をしていきたいですね」山中慎介(やまなか・しんすけ) 19821982年10月11日、滋賀県湖南市生まれ。南京都高校時代からボクシングを始め、専修大学ボクシング部を経て20062006年にプロデビュー。'10年6月、日本バンタム級王者安田幹男を7回TKOで下し王座を獲得。'11年11月にはクリスチャン・エスキベル(メキシコ)とのWBC世界バンタム級王座決定戦で勝利。その後は最強挑戦者たちを次々と下し、現在は3度の防衛に成功している。昨年4月に結婚。身長171センチ。リーチ173センチ。戦績20戦18勝(13KO)2分け。撮影/小森勇人
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スポーツ 2013年05月16日 16時19分
ゴジラ松井の8月再帰国説で囁かれる巨人との「埋まらないミゾ」
松井秀喜(38)が約1週間の日本滞在を終え、自宅のある米・ニューヨークに到着した(5月9日)。『国民栄誉賞』の受賞と同時に現実味を帯びてきたのが、次期巨人監督の就任説だ。当の松井は原辰徳監督やペナントレースの真っ最中にある元同僚たちに配慮しつつも、授賞セレモニー後の会見で「また皆さんの前に戻ってきたいという気持ちはあります。野球から離れることはない。何か恩返ししたい気持ちがある」と語っており、同8日、首相公邸で催された夕食会には渡辺恒雄会長、白石興二郎オーナーも同席。帰国していた間に何かしらの打診があったことは想像に難くない。 「松井の本心は分かりません。やはり、原監督を始めとする巨人ナインに気を遣っていて、本当に何も喋りませんから」(関係者) しかし、意味シンな今後のスケジュールが分かった。松井は8月に『再帰国』する。これは5月10日からの横浜DeNA3連戦の間に巨人ナインが実際に口にしていた情報。「らしいよ」という言い方ではあったが、 「今回の帰国で読売側の意志を伝えることはできたものの、監督就任に向けた正式な話し合いはなかったと見るべき。まあ、再帰国までの間、監督就任の要請を断れないよう、巨人サイドが『外堀』をさらに埋めることができるか否か…」(前出・同) との声も聞かれた。 見方を変えれば、松井が再帰国しなかった場合は、来季の監督就任は消滅したとも取れるわけだ。 読売首脳部が『松井監督』を急ぐのは、営業的事情だろう。昨年は優勝、日本一で観客動員数は伸びたが、飛躍的な数値ではない。また、テレビ放映数も回復していない(地上波)。 「松井はメジャー挑戦後、現巨人ナインとは意識して距離を取ってきた感もあり、監督志望が強いわけではありません。揉め事を嫌う性格なので、原監督の契約が来季終了まで残っていることも気にしていると思います。渉外担当や、メジャーの球団経営や育成システムをアドバイスする役職なら引き受けるのではないか」(プロ野球解説者) 『監督・松井』に託すのは人気回復か、それとも、原政権で育った中堅、若手による“常勝チーム”の指揮か…。いずれにせよ、まずはメジャー挑戦時にギクシャクした関係を修復させなければならない。「まずはアドバイザーで原政権の後方支援を」という意見は傾聴に値するのではないだろうか。(一部敬称略)
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スポーツ 2013年05月16日 15時30分
もはやヤケクソ!? “WBC燃え尽き症候群”の中日・井端が高木監督と大ゲンカ!
まさに前代未聞。ベンチのなかで、監督と選手が口論を繰り広げ、それがテレビ中継で映し出されるという異例の事態が勃発した。 問題となったのは5月14日、ナゴヤドームでの中日対日本ハム戦で、中日が4-3でリードして迎えた7回表の日本ハムの攻撃の場面。二死二塁で、打者・稲葉篤紀がセンター前安打を放つと、中堅手・大島洋平の送球に誰もカットプレーに入らず、二塁走者の生還を許し、4-4の同点になった。 この回の日本ハムの攻撃終了後、“瞬間湯沸かし器”の異名をもつ高木守道監督(71)が烈火のごとく激怒した。怒りのホコ先は遊撃手の井端弘和内野手(38)で、「カットに入っていれば、アウトにできただろう」と糾弾。しかし、井端は「無理です。キャンプでもやっていない。(一塁手の)クラークが入るべき」と反論。 ふてくされた井端が帽子を脱ぎ捨てて、ベンチ裏に消えると、高木監督が追い掛けて、ベンチ裏でもバトルを展開。慌てた中日ナインが止めに入るほどの壮絶さで、このシーンは早々にインターネットの動画サイトYouTubeにも、多数投稿され、またたく間にプロ野球ファンに知れ渡るところとなってしまった。 間を取り持ったコーチが「本来なら、一塁手の(マット)クラークがカットに入るケース」と確認し、井端に責任がないことがハッキリした。試合後、井端は「クラークが入れないので、ボクが入らないといけなかった」と冷静さを取り戻したが、怒りが爆発した根本には、自身のふるわない成績へのイライラもあったようだ。 公式戦開幕前に開催された第3回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、.556という驚異的な打率で、大会首位打者、ベストナイン(指名打者部門)を獲得し、侍ジャパンのベスト4進出に大きく貢献した井端。 しかし、公式戦に入ると、燃え尽き症候群というべきか、一向に調子は上向かず。15日現在、打率は2割ジャストと著しく低迷。WBCでは神がかり的な勝負強さで、何度も日本のピンチを救った井端だが、打点はわずか10、得点圏打率も.205と、WBCとは別人とも思える勝負弱さを見せている。 12日には38歳となった井端。大ベテランには、開幕前のWBCは過酷過ぎたのか…。(落合一郎)
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スポーツ 2013年05月16日 11時45分
巨人が2度目のシーズン途中緊急トレード!?
巨人が“緊急トレード”した青木高広(31=前広島)を一軍に合流させた(5月10日)。青木は11年シーズン、76試合に登板したタフネス左腕であり、「救援投手の人数不足に陥っていた巨人側から申し込んだトレードだった」(関係者)という。その青木は登板過多による代償で昨季は1試合も投げていない。広島球団やウエスタンリーグに詳しいプロ野球OBは「復調の兆しがあったのなら、広島は放出しなかったと思う」と、厳しい言い方をしていた。 その青木は同6日の二軍戦(対日本ハム)で、4番手として登板。“貫祿のピッチング”で、3人をピシャリと抑えていたが…。 「選手層の厚い巨人がシーズン突入後にトレードに動いたということは、計算外のことが起きてしまったからですよ。救援投手陣の調子が想像していた以上に悪く、早めに手を打っておこう、と」(プロ野球解説者の1人) しかし、原巨人の『緊急補強』はこれだけではないようだ。 「千葉ロッテが元中日のマキシモ・ネルソンの獲得交渉に乗り出したことが判明しました。キャンプ中、阪神も彼の身辺調査に乗り出したように、日本球界を知るピッチャーは計算が立ち易いので」(前出・同) 千葉ロッテがネルソンに目をつけた背景に、渡辺俊介の故障離脱があった。先発投手のコマ不足を解消するためだが、阪神が調査していたときは「リリーフとして」だった。中日時代のネルソンは先発とリリーフの両方を経験しているが、両球団とも『日本球界の未経験者を獲るリスク』を恐れているのだろう。 他球団のこうした動きに絡め、こんな見方もされている。 「渡辺の故障は長期離脱ということではない。中盤戦以降の復帰が有力視されている」(ベテラン記者) どういう意味かというと、仮に千葉ロッテがネルソンの獲得に成功し、渡辺が復帰したとき、先発投手の人数が溢れてしまう。おそらく、日本球界の経験のあるネルソンは獲得すれば戦力になるだろう。そうなった場合、ネルソンはリリーフの経験も持つ。渡辺の復帰後、そのネルソンをリリーフに配置換えとしたとしても、リリーフ投手の一軍登録枠、外国人登録の人数枠で誰かが弾き出される。救援投手を補強したい巨人はそこにつけ込んで、シーズン中の緊急トレードの第2弾を仕掛けるというのだ。 「ネルソンを狙っているのは千葉ロッテだけではありません。また、日本球界の経験の有無に関わらず、外国人投手の途中補強を狙っている球団もあって…」(前出・同) ネルソン獲得には直接関わらないにしても、巨人がこうした他球団の補強状況を見て、商談を持ち掛ける…。 巨人内部から聞こえてきた話では、育成枠の土田瑞起投手(23=2年目)の評判がいい。「ストッパー志望」とのことで、この背番号「018番」を支配下登録してくるかもしれないが、交流戦が始まり、巨人偵察部隊はパの救援投手の“品定め”もしているようだ。
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スポーツ 2013年05月16日 11時00分
激白インタビュー 山中慎介(WBC世界バンタム級王者 「統一戦構想」ぶち上げの真相 〜亀田興毅をマットに沈める“神の左”〜(3)
WBA世界バンタム級タイトルマッチで、亀田興毅は判定勝ちの末にリングでファンに土下座した。その翌日、激闘の末にWBC世界バンタム級チャンピオンを防衛した山中は、リング上で「統一戦をしたい」と発言した。 −−あの統一戦発言の真意を聞かせてください。 「やりたいなと思ってたことを言っただけです。亀田君のWBAだけじゃないですよ。他にIBFとWBOもありますから。どれか一つでも実現できたらいいなと思ってます」 −−いつごろからその構想を練っていたんですか? 「世界戦初防衛後からですね。それまでは、そんなこと考えてなかったし、世界チャンピオンになったときは初防衛をきっちりしなきゃとしか考えてなかった。そのあとから徐々に欲というか、そういうのが出てきましたね」 −−欲というのは、もっと強くなりたいことですか。それとももっとメジャーになりたい? 「そうですね、もっとメジャーにならないと最終的な目標であるラスベガスの試合もできないんで。ラスベガスで試合をするには、知名度と人気と実力がいります。統一戦を勝てば、話題になるじゃないですか。そのときの相手の名前が大きければ大きいほど、ビッグマッチにもなる」 −−つまり、統一戦すらも最終的な目標のための通過点ということですか? 「んー、まあ言ってるだけっていうのもあるんですけどね(笑)。簡単に口にしてますが、本当は統一戦もラスベガスもかなり難しいことだっていうのはわかってるんです。ただ、これまでも自分で自分を追い込んでここまで来ました。だからこれも高い目標を公言しちゃうことで自分を追い込んでいるって感じですね」 −−それでも対亀田戦のイメージはできている? 「試合運びとかはまだぜんぜん考えてません。決まってからでいいのかなと思ってます。これはIBFでもWBOでも同じことです」 −−あの発言から時間も経っていますが、具体的な反応はなにかありましたか? 「わからないです。だいたい会長に任せてあるんで。まあ言い続けてれば何か変わるかなというぐらいですね」
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スポーツ 2013年05月15日 11時00分
激白インタビュー 山中慎介(WBC世界バンタム級王者 「統一戦構想」ぶち上げの真相 〜亀田興毅をマットに沈める“神の左”〜(2)
山中は南京都高校でボクシングと出会った。3年生で臨んだ、とやま国体では、のちにWBC世界スーパーフェザー級王者となる粟生隆寛を決勝で敗り優勝している。他にも華やかなボクシング経歴をいくつも引っさげて、山中は専修大学へ進学しボクシング部主将を務めた。 「高校のときはかなり練習しました。大学時代はその財産だけでやってましたね(笑)。練習しないので、負けることもあった。そのままプロに入ったから、序盤はいい動きがぜんぜんできなくて、とにかくごまかしが利かなくなったんです」 −−それでも、プロデビューから今日まで無敗ですよね。 「2回の引き分けがあるんですよ。それもダウンを取られての引き分け。自分の中であれは負けと同じ感覚でした。日本チャンピオンになるまでは、1回でも負けたら引退するつもりだったんです。だからその引き分け2回でかなり追い詰められました」 −−たった1度の負けで引退は極端じゃないですか? 「いまは違いますよ。でも、当時はそう決めてました。プロってけっこうそんなもんやと思います。1度負けるとモチベーションが切れるし、負けたボクサーはなかなか次の試合を組んでもらえない。1度の負けは確実に引退へ近づくんです。だから、2度の引き分けから日本チャンピオン戦までの期間で、かなり練習量が増えましたね」 −−その結果、日本タイトル戦を挟んで、前々回の世界防衛戦まで9連続KO。しかも対戦相手は、すべてそのとき戦える最強ばかりでした。 「そんなに強くない相手とマッチメイクされても、それは嫌なプレッシャーになるだけだと思うんですよ。みんな勝って当たり前と思いながら見るし、どんな倒し方をするのか、ただそれだけを期待されるような試合は辛いです」 −−でも負ければそれで終わりの世界。できれば勝ちやすい相手と戦ったほうが楽ではないですか? 「そうかもしれないし、ジム側はそう思ってるでしょう。でも対戦相手がそのとき最高に強いなら、きっと試合は盛り上がる。それに、強い相手と試合を組んでもらうことで自分自身をさらに強くできます。試合に向けての練習をしていても、普段より強くなっていくのを感じる。それは今回の試合でも、前回も前々回も同じです」
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スポーツ 2013年05月14日 11時00分
激白インタビュー 山中慎介(WBC世界バンタム級王者 「統一戦構想」ぶち上げの真相 〜亀田興毅をマットに沈める“神の左”〜(1)
−−WBC世界バンタム級チャンピオンとして3度目の防衛成功、本当におめでとうございます。試合から1カ月ほど経過していますが、体調などはいかがですか? 「ありがとうございます。いまはもう筋肉痛もとれました。試合中にちょっと拳を痛めたんですが、それも治ってます」 −−最終12Rでも真っ向から打ち合ってのTKOでした。勝利後、観客たちに“神の左”をアピールしていましたね。 「神の左は言いすぎですよね(笑)。まあ日本テレビさんがそう言ってすごく盛り上げてくれたんで、その左で倒したよ、というアピールでした」 −−オリンピック金メダリストからプロへの転向を宣言した村田諒太選手も「あと出しジャンケンみたいな左カウンターが凄い」と絶賛していました。 「彼は同じ高校の後輩なんですよ。だから先輩を褒めることしか言えなかったんでしょう(笑)。でも3Rの左カウンターは、たしかに相手の動きが見えていたので狙いにいきました」 −−強烈なダウンを奪ったときですね。普段からカウンターは確信的に狙っているんですか? 「はっきり狙うっていうのは少ないですね。あるとすれば、しっかり自分が攻撃できていると自然にカウンターになることは多いと思います」 −−世界王者になって2年が経ちました。それまでとは生活が変わりましたか? 「生活のリズムは日本チャンピオンのときとそう変わらないです。ただ、こうやって取材を受けたりテレビに出させてもらったりで、周りの対応が変わりましたね」 −−日本チャンピオンになるまでは、いろいろな仕事もしていたとか。 「そうですね。ラーメン屋が一番長かったですね。4年くらい働いてました」 −−大学卒業後にプロ入りし、28歳で世界チャンピオン。途中でボクシングを辞めたいと思ったことはなかったんですか? 「ないです。最近は大学卒業してからプロ入りする人も珍しくないし、それに絶対チャンピオンになるんだと決めてましたから。自分にはその実力があるんだと。周りはそんなことまったく思ってなかったでしょう(笑)。ぜんぜん期待されてなかった」 −−なぜですか? 「練習しなかったからです(笑)」
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スポーツ 2013年05月13日 11時00分
5・5引退式の全舞台裏 決定か松井監督で臨む巨人・阪神「米開幕戦」(2)
そこで巨人が試金石として実施したのが、今回の「長嶋茂雄&松井秀喜W国民栄誉賞!独占生中継スペシャル〜松井秀喜 引退セレモニー」だったのだ。 ゴジラとミスターと政治力を駆使して観客動員、スポンサー獲得の実力を探ったのである。 結果は予想をはるかに上回るものだった。チケットの前売り完売は当然として、都内の金券ショップでは5900円のバックネット裏の指定席Sが2枚で15万円。ネットオークションにいたっては2000円の外野指定席に2枚で4万5000円の値が付き、6500円のエキサイトシートは2枚13万円で応札された。もっと好条件の席は2枚で30万〜40万円まで高騰、球界関係者を仰天させた。 「アベノミクスの効果もあるが、要はゴジラとミスターが揃い踏みしさえすれば、10万〜30万円程度の出費は惜しまないファンがゴマンといるということです。春爛漫の米西海岸に旅行できて、日本でも容易に手に入らない巨人・阪神戦チケットがもれなくついてくる。それでいて20万〜30万円のツアーなら安いものでしょう。これに松井の監督デビュー戦のプレミアがつけばもはや鉄板。師匠の長嶋さんもお祝いに駆けつける。そうなれば、ドジャースタジアムもエンゼルススタジアムも日本からのツアー客などで満パイになるのは確実。ですから米国開幕戦は松井監督のもとで、が絶対条件なのです」(日本テレビ関係者) 引退セレモニーが米国開幕戦へ向けた「ホップ」だとすれば、「ステップ」は7月28日に予定されているヤンキースタジアムでの松井の「ヤンキース引退セレモニー」。ヤ軍はこの日のために松井と1日だけ契約を結び、貢献をたたえるとともに、来場者先着1万8000人に松井のボブルヘッド人形をプレゼント予定。 実はこの日が「GT米国開幕戦」発表のXデーだという。事情通が明かす。 「当初、巨人が考えていた米国開幕戦はヤンキースタジアムでした。ヤンキースは米国のナンバー1球団だし、巨人と業務提携している。そこで半年前となる7月28日に開催を発表する段取りになっていたのです。しかし、3月のニューヨークは寒過ぎるのに加え、移動時間と費用がかさむ。そこで温暖で日本に近い西海岸にスイッチした。7月28日には松井の引退式を行い、松井が巨人の指揮を執ることを告知するシナリオに書き換えたのです」 松井監督招聘の黒幕である渡辺恒雄球団会長も5月5日の東京ドームでの式典を心待ちにしていた。 「『俺がいるうちに巨人に帰ってきてくれよ』と、改めて松井に次期監督就任を要請したと見られます。いくら頑固者の松井でも、ここまで三顧の礼で迎えられれば、断りきれない。松井は今季で任期を満了する原監督を気遣ってか即答を避けたようだが、米国開幕戦は“松井監督”が絶対条件だけに、受諾しない限り巨人はゴーサインを出せない」(球界関係者) ゴジラは包囲された。
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