スポーツ
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スポーツ 2013年06月17日 15時30分
猫ひろし リオ五輪出場遠のいた!? ライバル選手にまたも完敗
お笑い芸人でマラソンランナーの猫ひろし(35)が、6月16日、カンボジアの首都プノンペンで開催された「プノンペン国際ハーフマラソン」(21キロ)に出場したが、1時間17分4秒で2位に終わり、3連覇を果たした同国のライバル、ヘム・ブンティン選手(27=タイムは1時間15分34秒)に完敗を喫した。 猫は昨年6月の同マラソンを、発熱を理由に欠場し、ブンティン選手との対戦を回避していた。11年6月の同マラソン以来、2年ぶりにブンティン選手と直接対決したが、またも敗れ去ってしまった。 11年秋にカンボジア国籍を取得した猫は、昨年2月5日の別府大分毎日マラソンで、2時間30分26秒の自己最高タイムを記録。ブンティン選手の11年の最高タイムである2時間31分58秒を上回り、同国陸連は同年3月25日、猫をロンドン五輪代表に選出した。 しかし、同年5月8日、国際陸連は「過去に国際競技会での代表経験がない」「国籍取得から1年未満かつ連続1年以上の居住実績がない」ことから参加資格を満たしていないと正式に判断、特例も認めないことを通達。同国陸連はこの決定を受け入れ、猫の五輪出場を取り消した。 同年4月のパリ・マラソンで、五輪選考レースではなかったが、ブンティン選手が猫の自己最高タイムを7分近く上回る2時間23分29秒の自己ベストタイムを出して、猫より速いことをアピールした。ただ、ブンティン選手は同国陸連、五輪委員会と確執があり、猫の代わりに、五輪代表に選ばれることはなかった。 今回のレース後、猫は「思っていたほど後半に(スピードが)伸びなかった」と語った。自身のツイッターでは、「暑いからとはいえ、う〜ん遅い。終わった後は下痢と汗のかきすぎで脱水症状に。また忘れられない大会になった。でも楽しかった! 来年も走りたい!」とつぶやいた。 現状、猫は16年リオ五輪を目指すことは明言していない。ただ、マラソンの練習も、レース出場も続けており、視野に入れていることは確か。五輪代表に選ばれるためには、国内のライバルであるブンティン選手に勝つしか道はない。ハーフマラソンとはいえ、ライバルに完敗して、リオ出場は遠のいたようだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月15日 17時59分
日本ハム・大谷 6・18広島戦での“リアル二刀流”挑戦が決定
「18日に行ってもらう。何も(故障など)起こらなければ」。日本ハム・栗山英樹監督がついに、そう決断を下した。 栗山監督は5月28日に予定されながら、降雨中止のため、6月18日に順延された広島戦(マツダ)で、二刀流に挑むスーパールーキー・大谷翔平投手(18)を先発させることを決めた。 大谷は5月23日のヤクルト戦でプロ初登板初先発、6月1日の中日戦で2度目の先発をしたが、いずれもパ・リーグ本拠での試合で、指名打者制のため打席に入る機会はなかった。6・18は広島のホームゲームで、指名打者制が使えないため、大谷は初めて、投手として投げながら、打席に立つことになる。 当初、栗山監督は「5番投手とかあるかもしれない」と発言していたが、大谷の疲労度を考慮し、「まだ2つともやれるほど余裕がない」とトーンダウン。打順は通常の投手と同じ下位打線で、起用することになりそうだ。 「打順によって役割があると思う。どこの打順でも、自分の仕事ができればいいです」と話している大谷。下位打線とはいえ、“投手・大谷”が打席に入ることに変わりはない。 二刀流を目指す大谷にとって、究極の形は、投手で先発する試合で指名打者制を放棄させて、打者としても打順に名を連ねること。これに関して、栗山監督は「この1、2、3年でやる必要があるのか。2つとも余裕が出るようになってから」と慎重な考えを示しているが、6・18広島戦はひとつのその指標になる試合になる。 6月11日のイースタンリーグ、巨人戦(鎌ヶ谷)で調整登板した大谷は、初回にプロ初のボーク絡みで先取点を奪われ、3回には河野元貴捕手に本塁打を浴びるなど、3回まで2失点と、立ち上がりは悪かった。しかし、その後は立ち直り、プロ最長7回109球を投げ、5安打2四球で、13三振を奪い、ドクターKぶりを発揮した。 投手としても、打者としても非凡なセンスを見せつけている大谷だけに、18日の広島戦は大いに注目されるところだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月13日 20時00分
サプライズ招集 ブラジルW杯にキング・カズがコーチ兼任出場
「W杯は出場が目標ではなく、優勝が目標」と公言する、日本代表MF・本田圭佑(26=CSKAモスクワ)の真意は、“キング・カズ”こと三浦知良(46=横浜FC)の代表召集にある−−。そんな仰天プランが浮上している。 本田の発言を、日本代表経験を持つサッカー解説者が代弁する。 「ザッケローニ監督の組織で戦う欧州スタイルでは、アジア予選は突破できても本家本元の欧州の強豪には勝てない。ではどうするか。南米スタイルへのスイッチです。視点を180度変え、個々の選手のポテンシャルを生かすブラジル型を目指す。その延長線上にあるのが、キング・カズの担ぎ出しなのです。名門サントスをはじめ、ブラジルの強豪クラブで経験を積んだカズは実体験で、南米サッカーを知っている。そこで来年のブラジルW杯本番では、コーチ兼任でもいいから代表入りしてもらおうとしているのです」 そんな動きがあるからなのか、カズも協会関係者に自身を猛アピール。取材陣から日本代表への祝福コメントを求められると、「(1年後のブラジルW杯に)日本代表として(ピッチに)立ちたい。46歳でも権利はある」とさらり答え、W杯メンバーに名乗りを上げたのだ。 「日本代表の欧州組は、主将の長谷部を中心に常に連絡を取り合っており、ブンデス組、セリエA組、プレミア組が合流して毎月のように夕食会を開いている。その会にカズが飛び入り参加して『何でもやるからザック呼んでくれないかな』と話したのだそうです。それを伝え聞いた本田がいたく感動し、先頭に立って動き出したわけです」(夕刊紙記者) ザッケローニ監督は、晴れてブラジルW杯出場を決めたことで日本サッカー協会から100万ユーロ(約1億3000万円)のボーナスをゲットしたが、6月15日に開幕するコンフェデレーションズカップの成績如何では一気にザック批判が高まり、カズ待望論が現実味を帯びてくる。 サプライズは起きるのか。
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スポーツ 2013年06月13日 15時30分
本領発揮のマリナーズ・岩隈 防御率のタイトル獲得チャンス
メジャー2年目を迎えたマリナーズ・岩隈久志投手(32)が、本領を発揮している。 楽天からFAで同球団に移籍した昨季、前半戦は慣れないリリーフでの起用で、思うような投球ができなかったが、先発に回った後半戦からは、じょじょに本来のピッチングを取り戻した。終わってみれば、30試合(先発16)に登板、125回1/3を投げ、9勝5敗2セーブ、防御率3.16と、まずまずの成績を残した。 ローテーションにしっかり組み込まれた今季は、開幕から好調を持続。6月10日(日本時間11日)のアストロズ戦では、今季14試合目の登板をし、7回を4安打1失点(自責点0)に抑えて、5連勝となる7勝目を挙げた。チーム内では、エースのフェリックス・ヘルナンデス投手の勝利数に並んだ。 これで、今季は95回1/3を投げ、7勝1敗、勝率は驚異の.875。そして、防御率は1.79とし、属するア・リーグではトップのクレイ・バックホルツ投手(レッドソックス)の1.71に、0.08差まで迫った。勝ち星ではバックホルツらの9勝には及ばないが、防御率トップの座を射程圏内にした。 今季の好調ぶりに関して、岩隈は「相手のバッターもだいぶ分かってきた。しっかり相手に攻めながら投球することができてます」と分析している。 同一リーグで同じ西地区のレンジャーズのダルビッシュ有投手とは勝ち星で並び、防御率では2.75のダルビッシュに1点近い差を付けている。 弱小チームに属する岩隈は勝ち星の点では不利は否めないが、防御率となると、話は別。まだ、前半戦とはいえ、岩隈が今の調子を維持できれば、十分、最優秀防御率のタイトルも狙えるはずだ。 過去、海を渡った日本人メジャーリーガーで、最多勝利、防御率のタイトルを獲得した投手は誰もいない。岩隈がそれを成し遂げたら、まさに快挙となる。※注※文中の記録、成績は6月10日(日本時間11日)現在(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月11日 15時30分
投手としては1軍半 調整難しい日本ハム・大谷翔平
二刀流を目指している日本ハム・大谷翔平投手(18)が、投手として、難しい調整を強いられている。 打者としては、打席が少ないながら、6月10日現在、23試合に出場し、63打数21安打0本塁打4打点、二塁打が10本で、打率は.333と依然高打率をキープし、非凡なセンスを見せつけている。 かたや、投手としては5月23日のヤクルト戦(札幌ドーム)でプロ初登板初先発。5回86球を投げ、6安打2四球2三振2失点で勝ち負けはつかず。6月1日の中日戦で(札幌ドーム)、2度目の先発をし、5回87球を投げ、4安打2四球1死球で3失点したが、味方の援護に恵まれて、プロ初勝利を挙げた。 しかし、交流戦中で日程に余裕があることから、先発投手の枚数が少なくてすむため、当面、大谷の1軍での登板予定はなく、11日のイースタンリーグ、巨人戦(鎌ヶ谷)で調整登板した。大谷は河野元貴捕手に本塁打を浴びるなど、イマイチの内容だった。 1軍での2度の登板では、150キロ台のストレートを連発し、大器の片りんぶりを見せつけているが、制球にやや難があり、決め球に欠ける状態で、まだ1軍半の扱いでしかなく、ローテーション入りはできていない。 投手として、登板、投げ込みの前後は疲労を考慮して、野手での出場も控えられており、二刀流の難しさを痛感させられている。 まだ、1軍ではパ・リーグ球団相手の登板がない大谷だが、交流戦が終わって、リーグが再開したら、しばらく、ローテーションに入れて回してみるのも、ひとつの手である。1軍と2軍を行ったり来たりで、1軍の試合に穴をあけているような状態では、大谷も落ち着いて、試合にも練習にも臨めないのではなかろうか。あとは栗山英樹監督の決断次第だ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月11日 11時00分
猛虎・阪神が握る 巨人・原監督のクビ! 〜Gナインの心はすでに松井監督にシフトのベンチ裏〜(2)
不満分子も少数なら打つ手もあるが、松井監督支持派がチームのすう勢となり、原監督のフラストレーションは爆発寸前なのではないか−−。そんなシーンがやたらと目に付く。 5月23日の楽天戦、4点リードにもかかわらず先発のホールトンを5回無死一、二塁で降板させ、また26日のオリックス戦では、失策後の打席で3球三振した村田を初回でベンチへ…。まさに懲罰的な采配の連発で“チーム引き締め”に躍起なのだろうが、ベンチはホールトン、村田に同情的で、原監督はいっそう孤立しつつある。 「松井の引退式があった5月5日以降、チームの雰囲気がおかしいのは事実。とにかく打てない。理由の一つは橋上戦略コーチが明確な指示を出さなくなったことにあるようで、原監督は『スコアラー、コーチが選手を少し迷わせているように見える』と糾弾したものの、橋上コーチは『特別な指示は出していない』とクールに反論するなど、ベンチ内がかみ合っていない。ほんのちょっとだけアドバイスを送れば、すぐに結果を出せる好打者揃いの巨人なのに、意図的なのか橋上コーチは及び腰なのです。ベンチ全体に何が何でも勝つという意欲が完全に失せています」(巨人担当記者) さらに、チーム内の混乱を増長しているのが、ニューヨーク・ヤンキースが発表した松井秀喜氏との“一日契約”。7月28日にヤンキー・スタジアムで引退セレモニーを行うのに伴い、一日限定のマイナー契約を結んだのだが、ここに巨人の思惑が潜んでいるという。 「プロ野球選手が現役を引退した場合、通常、最後に契約した球団が所属した球団名となり、松井氏の場合は『元レイズ』です。これでは巨人監督のイメージにはそぐわない、と考えたのでしょう。巨人は松井にヤンキースと一日だけの契約を結ばせ、『元ヤンキース』に肩書を変更させたのです。それほど読売サイドは松井監督誕生に気を配っているわけで、選手たちの心が松井氏にシフトするのは自然の流れなのです」(大手広告代理店社員) さて、阪神には「好景気の年に優勝する」という縁起がある。阪神は戦後、5度リーグ優勝(1962年、'64年、'85年、2003年、'05年)しているが、これが見事に日本の景気と連動しているのだ。'62年と'64年は、まさに高度経済成長期。'85年はプラザ合意で円高ドル安が進み、日銀の金融緩和でバブル幕開けとなった年。'03年、'05年は小泉政権下で大胆な規制緩和が進み、景気が一気に拡大した。 そして今年はアベノミクス、6度目の優勝の機は熟している。 「今年の阪神は東京ドームで3タテを食らわせたように滅法巨人に強い。しかもポスト金本に期待された福留孝介が左膝手術で戦列を離れ、シカゴ・カブスに移籍した藤川球児に代わって新守護神に就いた久保康友が機能しない、そんな状態でも巨人から離されずについて行った。スーパールーキーの藤浪晋太郎を抑えに起用するプランも温めており、そうなればもっと勢いが付く。いずれにしても阪神が事実上、原監督勇退の決定打を放つことになるでしょう」(前出・スポーツ紙記者) 虎にとどめを刺される格好の原監督には、長嶋氏のような“終身”は付かないが、『巨人軍名誉監督』就任案が検討されているという。ベンチがしらけるのも無理はない。
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スポーツ 2013年06月10日 11時00分
猛虎・阪神が握る 巨人・原監督のクビ! 〜Gナインの心はすでに松井監督にシフトのベンチ裏〜(1)
笛吹けど踊らず、とはこのことだろう。巨人は松井秀喜氏の引退式&長嶋茂雄氏とのW国民栄誉賞授与式の日、両名の御前試合に勝利して以降、大きく負け越し。その間、勝ち星を積み重ねたライバル阪神についに追い抜かれ、首位を明け渡してしまった。 しかし、渡辺恒雄球団会長の怒りは、すでにその1週間も前に沸点に達していたようだ。 「俺はもう(5月30日の誕生日で)87歳でね。先がないんだよ。巨人は永久でなきゃいかん。だけど今日の試合は何だ。なってねえよ、打てねえよ、全然」 こう取材陣に怒りの声を上げたのは、4安打完封負けを喫した5月28日のソフトバンク戦だった。このとき、背後から虎の足音が急速に聞こえてきていたこともあり、「(阪神に)負けんじゃねえか、巨人は」と、言わずもがなの一言。老会長の目には、今の原巨人はチームのテイをなしていないと映ったのだろう。 渡辺会長が“阪神優勝”を暗示したことで、巨人ナインの原監督離れも一気に加速。原巨人の頭脳部分は橋上秀樹戦略コーチが担っており、実働部隊を仕切るのは主将の阿部慎之助。両者は安田学園高校(東京)の先輩後輩にあたり、その絆は原監督の入り込める余地はないほど強い。 「これは開幕前から危惧されていたことなのですが、今の巨人は二分されています。一つは原監督が指揮する若手中心のグループ。もうひとつはWBCに参戦した阿部を中心とする主力勢で、昨季の日本一に貢献し、WBCにも貸し出された橋上戦略コーチを中心とした偵察部隊も含まれます。阿部と橋上コーチは侍ジャパンの監督を務めた山本浩二氏とも連携しており、もし仮に松井が来季助監督で復帰した場合、原監督の続投ではなく、松井監督へのつなぎとして山本氏を暫定監督に担ごうと描いていた。だから諸々のことを山本氏に相談しているのでしょうが、その山本氏の盟友で兄貴格なのが楽天の星野仙一監督。ある意味、原監督とも親しく、山本氏を通して阿部らの考えがわかる星野氏は、一番の巨人事情通といえます」(在京スポーツ紙記者) 特筆すべきは、その星野氏が『今季は阪神が逆転する』と読み解いていること。その延長線上に見えてくるのが、原監督勇退、松井氏監督就任のシナリオだ。 渡辺会長の「(阪神に)負けんじゃねえか」発言の翌日(29日)、星野監督も巨人、阪神の首位争いについて触れ、「阪神が逆転するやろ。理由は勢い。巨人は開幕の連勝で作った貯金で飯を食っているだけ」と歯切れよく話し、阪神優勝を予言した。交流戦真っただ中、スコアラー陣はセ・リーグ各球団を集中的に分析しており、その報告と山本氏からの情報も加味して、阪神優勝を結論付けたのだ。 球界に広い人脈を持つ星野監督のもとには、毎日のように情報が届く。巨人OBの解説者からもしかりで、「巨人ナインは原監督の今季限りを察知しており、松井監督に気持ちがシフトしている」といったナマの情報も届いているという。 「現在の巨人で原監督と心中してもいい、と思っている主力選手はまずいない。開幕前に代理主将を託された高橋由伸と甥っ子の菅野ぐらいのものでしょう。主将の阿部と共に侍ジャパンで戦った坂本、長野、内海、杉内、山口、澤村ら、ほとんどが団結して松井支援に回っている。渡辺会長は松井へ入閣要請したことを認めた上で『即、監督はない』と否定していますが、これを額面通りに受け取っている選手はいない。巨人のベンチ裏では、今シーズンで監督通算10年を終える原監督は一丁上がり、来季は松井監督のもとで“新生ジャイアンツ”が決定事項のように伝わっている。これではチームが一枚岩といかないのも当然。優勝など無理でしょう」(巨人OBの野球解説者) もっとも原監督と親しい放送関係者によれば、原監督も足早な松井政権への流れは察知しており、同じ辞めるなら優勝して自らの意思で勇退の道を選ぶ考えだという。が、松井サイドから見れば、これほどはた迷惑な話はない。2年連続日本一となり、そのままバトンを渡されては優勝して当然、逃せば監督手腕を問われる。それよりは阪神に逆転優勝され、悔しさの中で引き継いだ方が始動しやすいからである。
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スポーツ 2013年06月08日 11時00分
稀勢の里の失速に協会ガッカリ
久々に盛り上がりを見せた大相撲夏場所は、終わってみれば横綱、白鵬(28)の強さばかりが際立った結果となった。 突然に目覚めた大関、稀勢の里(26)との競り合いが激しかっただけに、優勝した白鵬の喜びようもひとしお。左からのすくい投げで14日目の全勝対決を制した直後、「まだまだ1枚も2枚も(自分が)上だな、という気がします」と自画自賛し、負けた稀勢の里に対し「精神的、肉体的に成長した。来場所もつなげていけばいい」と、エールを送る余裕も見せた。 一方の稀勢の里はこのショックを断ち切れなかったのか、翌千秋楽も琴奨菊に完敗。この手の平を返したような失速に、大きく肩を落としたのは協会首脳だ。 このところ相撲人気は右肩上がり。ようやく八百長問題などの後遺症を克服し、文字通り満員札止めの大入りを6回も記録した。この待ちに待った上昇ムードを、大相撲ファン期待の日本人力士、稀勢の里の初優勝、綱取り王手で不動のものにしたいところだったが、見事につぶれてしまったからだ。 「白鵬に敗れた直後はまだ1敗でしたから、北の湖理事長の表情にも余裕がありましたが、翌日、琴奨菊に連敗したときの役員室はみんな、声も出ないといった風情で、すっかりシラけていました」(担当記者) しかし、せっかく頭角を現した金の卵だけに、このぐらいではあきらめない。5月27日に行われた場所後の横綱審議委員会では「次の名古屋(7月7日初日・愛知県体育館)で14勝以上で優勝すれば、横綱に推薦する可能性がある」との見解が示された。 強引に“目玉”に祭り上げられてつぶれた力士は、それこそヤマほどいる。稀勢の里もそうならなければいいのだが…。
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スポーツ 2013年06月07日 15時30分
“元横浜の4番打者”古木克明が米独立リーグ入り! “ナックル姫”吉田えりとの対戦も実現へ
夢を捨てられない男が海を渡った。 横浜ベイスターズ時代には4番打者も務めた古木克明外野手(32)が、この度、米独立リーグのハワイ・スターズに入団。デビュー戦となった6月4日(現地時間)のマウイ・イカイカ戦で、初打席でタイムリーヒットとなる安打を放つなど、約4年のブランクを感じさせないプレーぶりをみせた。 古木は豊田大谷高在籍時の98年のドラフト会議で1位指名され、横浜に入団。4年目の02年に9本塁打を放ち、頭角を現す。翌03年にはレギュラーの座を獲得し、持ち前の長打力を生かして、22本塁打をマークした。しかし、翌年からは控えに回ることも多くなり、試合出場の機会は減っていった。 07年オフに、オリックスにトレードされたが、08年は21試合、09年は9試合の出場にとどまり、本塁打は2年間で0本と活躍できず、同年オフに自由契約となった。同年の合同トライアウトを受験するも、オファーはなく引退した。 その後、一転、総合格闘技に転向。10年大みそかの格闘技イベント「Dynamite!!」で、アンディ・オロゴンとデビュー戦を行うも敗退。11年4月の2戦目で初勝利を挙げると、格闘技を引退した。 野球への情熱が再燃した古木は、11、12年オフの合同トライアウトに参加するが、どの球団からも声はかからず。日本でのプレーを断念して、米国に渡った。 夢を追いかけるあまり、私生活では昨年7月に、夫人だったモデルの池端忍さんと離婚している。 古木がプレーするリーグのイカイカには、“ナックル姫”こと吉田えり投手(21)が所属している。吉田はイカイカから、昨年9月に兵庫ブルーサンダーズに復帰したが、今年5月下旬に再度イカイカに戻ったばかり。 吉田の次の登板は7日のハワイ・スターズ戦の予定で、古木と対戦する可能性も高い。吉田は自身のブログで、「そして次の登板は、金曜日。今回、相手チームのハワイ・スターズには、元横浜ベイスターズの古木さんがいます。ここ2試合を見ていて、一番気を付けなければならないかもしれません。とにかく、やるべきことをやるだけだ」とつづっている。 NPBなら、あり得ない古木vs吉田が実現するのは夢のある話だ。古木はまだ32歳と若く、実戦の勘さえ、取り戻せば、もっと上のリーグでプレーすることも不可能ではないだろう。せっかく海を渡ったのだから、メジャーを目指してほしいものだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月07日 11時00分
下り坂の原巨人にベンチ内不和
開幕ダッシュに成功した巨人だが、交流戦は思うように勝ち星が積み上がらない。現場には、不穏な空気が流れ始めているという。 「要因の一つは、原監督が故障離脱中の高橋由伸の一軍合流時期を示唆したことと、小笠原の扱いです。由伸が復帰するまでに相当の活躍ができなければ、入れ替えで二軍落ちになるのは小笠原になるでしょうね」(スポーツ紙記者) 小笠原には引退、放出と、さまざまな憶測も飛び交っているだけに、原監督の由伸帰還予告は大きな波紋を呼んだ。それだけではない。早急に求められる投手陣のテコ入れは、さらに深刻なのだ。 「WBCの影響なのか、内海、杉内の両左腕がピリッとしません。原監督の甥っ子の菅野が先発ローテーションの中心になるのは時間の問題でしょう。特に首脳陣が評価しているのが“投球イニング数”。エース内海よりも多い64回3分の2(5月26日時点)を投げていますからね」(同) つまり、調子が悪いなりにも、先発投手としての責任イニングを全うする能力が菅野の方が高いのだ。 「巨人が独走態勢を固められないのは、内海、杉内の調子が上がってこないからで、交流戦後半とその直後の戦い方が重要になってくるのは原監督も百も承知。勝率を高めるためにも、菅野がエース扱いとなるのは当然の流れですが、“甥っ子”が事実上のエースとなれば、ベンチ内に妙な軋轢が生じる可能性もあります」(同) えこひいきされたことは一度もないが、例のドラフト浪人により、菅野は1月の新人自主トレから“別メニュー”でここまでやってきただけに、他の選手の見る目も厳しいということだ。 原監督について現場では「“松井監督”報道に発奮して鬼になる!」なんて声も囁かれているが、はたしてどんな采配に出るのか。
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