search
とじる
トップ > スポーツ > “元横浜の4番打者”古木克明が米独立リーグ入り! “ナックル姫”吉田えりとの対戦も実現へ

“元横浜の4番打者”古木克明が米独立リーグ入り! “ナックル姫”吉田えりとの対戦も実現へ

 夢を捨てられない男が海を渡った。

 横浜ベイスターズ時代には4番打者も務めた古木克明外野手(32)が、この度、米独立リーグのハワイ・スターズに入団。デビュー戦となった6月4日(現地時間)のマウイ・イカイカ戦で、初打席でタイムリーヒットとなる安打を放つなど、約4年のブランクを感じさせないプレーぶりをみせた。

 古木は豊田大谷高在籍時の98年のドラフト会議で1位指名され、横浜に入団。4年目の02年に9本塁打を放ち、頭角を現す。翌03年にはレギュラーの座を獲得し、持ち前の長打力を生かして、22本塁打をマークした。しかし、翌年からは控えに回ることも多くなり、試合出場の機会は減っていった。

 07年オフに、オリックスにトレードされたが、08年は21試合、09年は9試合の出場にとどまり、本塁打は2年間で0本と活躍できず、同年オフに自由契約となった。同年の合同トライアウトを受験するも、オファーはなく引退した。

 その後、一転、総合格闘技に転向。10年大みそかの格闘技イベント「Dynamite!!」で、アンディ・オロゴンとデビュー戦を行うも敗退。11年4月の2戦目で初勝利を挙げると、格闘技を引退した。

 野球への情熱が再燃した古木は、11、12年オフの合同トライアウトに参加するが、どの球団からも声はかからず。日本でのプレーを断念して、米国に渡った。

 夢を追いかけるあまり、私生活では昨年7月に、夫人だったモデルの池端忍さんと離婚している。

 古木がプレーするリーグのイカイカには、“ナックル姫”こと吉田えり投手(21)が所属している。吉田はイカイカから、昨年9月に兵庫ブルーサンダーズに復帰したが、今年5月下旬に再度イカイカに戻ったばかり。

 吉田の次の登板は7日のハワイ・スターズ戦の予定で、古木と対戦する可能性も高い。吉田は自身のブログで、「そして次の登板は、金曜日。今回、相手チームのハワイ・スターズには、元横浜ベイスターズの古木さんがいます。ここ2試合を見ていて、一番気を付けなければならないかもしれません。とにかく、やるべきことをやるだけだ」とつづっている。

 NPBなら、あり得ない古木vs吉田が実現するのは夢のある話だ。古木はまだ32歳と若く、実戦の勘さえ、取り戻せば、もっと上のリーグでプレーすることも不可能ではないだろう。せっかく海を渡ったのだから、メジャーを目指してほしいものだ。
(落合一郎)

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ