スポーツ
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スポーツ 2013年06月23日 11時00分
モンゴル出身力士が活躍する理由
大相撲界は今、夏場所も終わり、ひと息ついているところ。このつかの間のノンビリした時間の過ごし方もさまざまだ。夏場所、25回目の優勝を全勝で飾った横綱白鵬をはじめ、新入幕の東龍、十両で勝ち越した貴ノ岩ら、モンゴル出身力士たちはいっせいに母国に帰国した。 「故郷に錦を飾る、という言葉がありますが、彼らにとっては文字通り凱旋帰国。どんな思いでこの日が来るのを待ち焦がれていたことか」(部屋関係者) 白鵬はノンビリする時間はあまりないようで、観光大使を務めている北海道滝川市と共同研究している白鵬米の田植や、少年野球チームの指導などスケジュールがぎっしり。 対照的だったのは、もう一人の横綱・日馬富士。夏場所11勝はしたものの、またしても優勝争いに絡めず、場所後に横審から「次の名古屋場所(7月7日初日)では13勝以上してもらいたい。成績次第では『激励』(引退勧告、注意に次ぐ横審からのペナルティー内規)を通告する可能性がある」と奮起を促された。これでは、とても白鵬らのように晴れがましい顔で帰国はできず、場所後もしばらくは日本にとどまり、稽古一色の日々を過ごす羽目に…。やっとモンゴルに向かったのは、みんなより1週間遅れの6月10日だった。 好成績を挙げれば、胸を張って故郷に戻り、楽しい時間が待っている。しかし、思うような成績を挙げられなければ、肩身の狭い思いをせざるを得ない。なるほど、これではモンゴル勢が目の色を変えるのも当然か。 平成18年春場所以降、琴欧洲、把瑠都が優勝した2場所を除き、あとの覇者はすべてモンゴル勢。日本人力士は、ただの1人もいない。 モンゴル出身力士が活躍する理由はクッキリだ。
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スポーツ 2013年06月22日 17時59分
千葉ロッテが元阪神・ブラゼルを獲得 高年俸のDeNA・ラミレスより“格安助っ人”に白羽の矢
パ・リーグ首位を走る千葉ロッテが6月22日、元阪神のクレイグ・ブラゼル内野手(33)の獲得を発表した。年俸は1年契約で15万ドル(約1470万円)プラス出来高払いと超格安だ。ブラゼルは、今月中に来日する予定。 ロッテは伊東勤監督(50)の「メジャーのように、チーム状態がいい時に補強をしたい」という強い希望もあり、この時期に新外国人の獲得に動いた。 現在、首位ではあるものの、ロッテの弱点は長打力と指名打者だった。チーム本塁打は41本で、リーグ5位。指名打者は主にジョシュ・ホワイトセル内野手(31)が務めていたが、打率.200、4本塁打、14打点と極度の不振。おまけに、右手首を痛めて戦列を離れており、20日には検査のため、米国に一時帰国した。 代わりに、指名打者はベテランのサブロー外野手(37)や福浦和也内野手(37)が入っているが、いずれも長打力に乏しい。4番は今江敏晃内野手(29)が務めているが、アベレージヒッターで4番のタイプではない。 そこで、4番指名打者候補として、白羽の矢が立ったのがブラゼルだ。伊東監督は「日本で実績があるし、本塁打が狙える打者。一振りで試合を決められるのが魅力」と期待を込めている。 ブラゼルは08年に西武に入団し、27本塁打をマーク。1年で退団したが、09年途中に阪神入りし、10年には47本塁打、117打点、打率.296と活躍。日本での5年間で、118本塁打を放っている長距離砲で、ロッテが求める選手に合致する。 現在、ブラゼルは米独立リーグでプレーしており、27試合に出場し、4本塁打、21打点、打率.347と好調で、ブランクの心配もない。 ロッテといえば、6月に入って、一部スポーツ紙がDeNAとアレックス・ラミレス外野手(38)のトレード移籍を交渉中と報じた。ラミレスは2000本安打達成後、控えに甘んじることが多く、本人も、この報道にまんざらでもない様子を見せていたが、ロッテ幹部陣は移籍交渉を否定している。 ラミレスのネックは3億5000万円(推定)の高年俸。仮にロッテが半分を負担するとしても、1億7500万円の出費となる。そもそも、渋チン球団のロッテが、そんな高い年俸の助っ人を獲るとは考えがたく、格安のブラゼルを獲得したのは当然のなりゆきといえそうだ。※記録は6月21日現在(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月22日 11時00分
松井秀喜の巨人次期監督招聘情報の裏で流れる 高橋由伸引退説
左ふくらはぎ肉離れで戦線を離脱していた巨人・高橋由伸。実戦復帰予定だった6月11日からのイースタン・リーグ日ハム3連戦(鎌ケ谷)が連日の雨で中止となり、文字通り水を差された格好になってしまった。 21日のリーグ戦再開に合わせて一軍に合流する計画は微妙になったが、何よりも“去就”の方が微妙であることに変わりはない。 「同じく土俵際に追い込まれていたベテラン小笠原道大が、延長戦に決着をつける『代打・サヨナラ3ラン』を放ち、強烈な印象を残した。それまで高橋由の復帰時期について明瞭に答えていた原監督でしたが、その後、はぐらかすようになりましたからね」(担当記者) 高橋由が故障したのは、4月4日。当初、球団は詳しい状況を伝えずにいたが、ゴールデンウイーク明けに原監督自ら早期の復帰を示唆した。ところが、結局は長引く形になり、こんな話も聞かれるようになった。 「小笠原と谷佳知の2人は、リストラ要員と言われようと二軍でも腐らず、毎日黙々と練習していました。今回のけがで高橋由も加わりましたが、外様の2人は高橋由のことを気にしている立場じゃない」(ベテラン記者) 巨人にとって高橋由は将来を担うエリート幹部生候補のため、無下な扱いはされないのだ。一連のゴジラ次期監督就任説を指し、関係者がこう語った。 「松井が監督要請を固辞すれば、高橋由を兼任コーチにし、事実上の引退扱いにする。腰の手術からの復帰後('09年)はマジメに練習しており、阿部も一目置いていました。阿部が元気なうちに入閣した方が高橋由本人のためにもなる」 巨人内部から「松井が監督就任に難色を示すのは、エリートである高橋由の去就に気を使っているのでは?」の声も出始めた。テレビ中継数の復活等を考えれば“松井監督”だが、巨人はエリート幹部候補の晩節を気にし始めている。
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スポーツ 2013年06月21日 15時30分
右肩痛の日本ハム・斎藤佑樹が実戦復帰! 早期復活待望する球団営業部
昨年11月1日の日本シリーズでの巨人戦に登板後、右肩痛を発症。右肩関節唇損傷で、長期戦線離脱していた日本ハム・斎藤佑樹投手(25)が、ようやく復帰マウンドに立つ。 斎藤は6月22日に行われるイースタンリーグ非公式戦、フューチャーズ戦(鎌ヶ谷)で、約7カ月ぶりに実戦復帰する予定だ。 20日の練習後には、「体のどこかで、ブレーキをかけているかもしれないけど、試合で解放したい。今持っている100%の力で投げたい」と意気込んだ斎藤。右肩の痛みが消えたことで、闘争心もメラメラとよみがえってきた。 今回の登板後、右肩に特に異常がなければ、斎藤は本格復帰に向け、エンジンを全開することになる。 交流戦が終わり、リーグ戦は21日に再開するが、日本ハムの先発ローテーションは吉川光夫、武田勝、木佐貫洋、ブライアン・ウルフ、谷元圭介の5人までは、ほぼ確定しているが、6番手が流動的。斎藤が早期に1軍に復帰することができれば、ローテーションに割り込むチャンスも十分ある。 6番手といえば、二刀流を目指す大谷翔平投手(18)も狙っており、26日のソフトバンク戦(東京ドーム)で先発する見込みで、斎藤は投手・大谷とも、その枠を争っていかなければならない。 斎藤は「ライバルになってくる。ボクもいろいろ勉強しながらやっていきたい」と、大谷をライバル視した。 球団営業部としては、“元祖・客寄せパンダ”の斎藤が、早く1軍に戻ることを待ち望んでいる。大谷もプロ初先発となった5月23日のヤクルト戦(札幌ドーム)では、3万6608人の観衆を集め、今季の平日の試合では最高の入りを記録するなど、動員力ももっている。今後、斎藤、大谷の両輪が1軍に揃えば、低迷する観客動員の大きなてこ入れとなるはず。 まずは、22日の登板次第。投球内容も良く、右肩に異常がなければ、早期の1軍復帰がグッと見えてくる。(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月21日 11時45分
クワオハ小原正子が二股を目論む? 彼氏がいるのにTKO木下へ猛アタック!
お笑いコンビ「TKO」の木下隆行と木本武宏、「クワバタオハラ」の小原正子、AKB48研究生・峯岸みなみのモノマネでお馴染みのタレント・八幡カオルが20日、都内で開催された美容アプリ「SBC ビューティーシミュレーション」発表会に登場し、トークショーを行った。 湘南美容外科クリニックが日本人の顔に合わせて開発した「ビューティーシミュレーション」は、撮った顔写真を元に、目、鼻、口、輪郭、美肌などの美容整形を行った場合のイメージをその場でシミュレーションできる新アプリ。無料でダウンロード可能で、施術に必要な参考価格も表示される。 イベントでは、小原が、かねてから恋愛感情を公言している木下と2人で新郎新婦役となり、純白のウェディングドレス姿でヴァージンロードを歩いた。木下の魅力を訪ねられた小原は、「見た目、雰囲気、体形、性格、おしゃれ…」など次々に挙げ、木下にぞっこんの様子を披露。木下いわく、小原と2回目に会ったとき、酒も入っていたというが、小原から、「タイプやわ〜、彼女いてまんの? いてまんの?」と猛アタックを掛けられたとか。 この日も、新郎役の木下は、「これリハーサルなのかなあ」と楽屋裏で,新婦役の小原と言葉を交わしたエピソードを明かした。挙式が現実のものとなる可能性を、木下は、「飲みに行ったとき、ぜんぜん知らないおっさんとハイタッチするのをやめてほしい。それをやめてくれたら100%」といったんはジョークでかわすも、娘のことなども考慮した上で「リアル」で考えると、「80%くらい、あるんじゃないですか」と、まんざらでもない様子を見せた。 ただ、小原は、彼氏はいる? と聞かれると、「今は、いるんです(笑)」とポロリ。木下と小原が結婚か? と期待を寄せていた報道陣がズッコケてしまい、小原は、「とんだ茶番を見せてしまって」と頭を下げていた。(竹内みちまろ)
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スポーツ 2013年06月21日 11時00分
DV逮捕元日本代表・奥大介だけじゃない カネも夢も仕事もナシに苦悩する引退Jリーガーの末路
サッカー元日本代表の奥大介容疑者(37)が、妻で女優の佐伯日菜子(36)への脅迫容疑で神奈川県警に逮捕されたが、これが原因でJリーガーたちの信じられない“末路”が話題となっている。 社会部記者がこう語る。 「奥は'07年に横浜FCを現役引退し、チームアドバイザーなどを務めていたが、今年1月の退団後は単身、兵庫県尼崎市のお好み焼き屋を手伝っていた。最近はヒモ同然のバイト生活に嫌気がさし、佐伯を電話で『殺しに行く』と脅しつけたというのです」 一方、4月にはサッカークラブの教え子に大ケガを負わせた、元ジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)の西脇良平被告(33)が逮捕され、6月14日に懲役1年6月を求刑された。そのため、なぜこの手の事件が多発するのかが注目されているのだが、背景には悲惨な事情が渦巻いているようなのだ。スポーツ紙記者が明かす。 「引退した選手の中には解説者やコーチになる者もいるが、それは一握り。現役時代に培ったプライドが捨てられればまだ潰しも利くが、実際は金と仕事に困っている者が多いのです」 この記者によれば、たとえば現在横浜市のゴミ収集作業員には、元横浜マリノスの選手がいるという。ただ、こうした例は引退した選手の中でも生活が安定しているクチ。実際には、「町の少年サッカーチームのコーチで食い繋いだり、プライドが邪魔してそれすらもできない元選手が多い」(同)というのである。 夕刊紙のスポーツ担当記者もこう語る 「現役時代は高給取りだが、引退したらただのサッカーバカ。職に就けずに実家の家業や知人の飲食店を手伝ったりする者も絶えないようです。日本の“マラドーナ”と呼ばれ、タレント転向した武田修宏は、その中でも最大の成功者といわれるが、彼でさえも、最近ではナンパした女性をプロデューサーに紹介したり汲々としている。結局、その食えなさが事件を多発させているのです」 “栄光”の後には、“挫折”が待っている?
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スポーツ 2013年06月21日 11時00分
小塚崇彦・大島由香里アナ熱愛発覚 失恋・浅田真央が黒Tバック色香で迫る結婚候補たち
6月13日、フィギュアスケートの小塚崇彦(24)と巨乳で知られるフジテレビの大島由香里アナ(29)の熱愛が報じられた。これをうけ浅田真央(22)は事前に小塚本人から交際を知らされていたそうだが、なぜか落ち込んでいるという。 「小塚は'11年7月のアイスショーで浅田とペアで演技した際、浅田のほっぺにサプライズキスしたのです。それ以来、男女交際未経験で“処女”といわれる浅田はすっかり小塚に夢中で、初交際相手候補として考えていたようです。しかし、熱愛報道で浅田の乙女心は傷つき、しばらくふさぎこんでいたようです」(スポーツライター) 浅田といえば今年4月、来年のソチ五輪を最後に現役引退する意向を電撃的に明かしたばかり。引退後のビジョンを具体的に考え始めているようで、取材陣に対し「将来的にはちゃんと子供が欲しい」と告白し、波紋が広がった。 「浅田は2月のバレンタインデー直前にも、『優しい人で、年上で包んでくれる人がいい。35歳くらいまでの』と理想の相手を話すなど、恋人がいない寂しさや初体験願望がマックスに達していました。しかし、有力相手候補だった小塚が消滅。親しい友人やスケート仲間に『あ〜子供早く欲しい。早くいい旦那さんみつけないと』と“エッチ願望”を明かしているようです」(スケート関係者) 浅田をめぐっては小塚のほか、同じくフィギュアスケートの高橋大輔や羽生結弦、牧野講平トレーナー、田村岳斗らとの噂が囁かれてきた。 「彼らも恋人&旦那候補でしょう。今の浅田はソチ五輪の練習よりも、引退時期を逆算し、男をゲットしたいモード。簡単に口説けるかもしれませんね」(同) 22歳浅田の体も変化してきたと、もっぱらだ。 「かつては幼児体型でしたが最近、胸がスケート衣装を突き破らんばかりに大きく膨らみ始め、お尻も突き出て、実にいやらしい大人の女の体に成長しているのです。普段はショートパンツを好んで穿き、モデルのようなナマ美脚を露出。さらに、ショーパンのお尻の部分に黒のTバックが透けて見えていたことが何度かあった。すっかり色気づいている」(民放局関係者) 男でも“金”を狙う。
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スポーツ 2013年06月20日 15時30分
公立と私立の“格差”広がる危惧も… 元プロの学生野球監督の就任条件が大幅緩和
日本学生野球協会は6月18日に東京都内で理事会を開き、プロ野球経験者が高校、大学の指導者になる条件を定めた「学生野球資格の回復に関する規則」の改正案を承認した。7月1日から施行される。 新制度では教員免許がなくても、NPB(日本野球機構)、日本学生野球協会の座学研修を受け、適正審査をパスすれば、指導者になれる。 プロ側は7月28日、学生側は12月13、14日に1回目の研修があり、この冬には、それぞれ4回の研修を実施。受講者数について、プロ側は1000人を提示、アマ側は100人程度を想定していたが、400人で決着した。 学生側は「来年から本格的な受け入れを始めたい」としており、資格取得者は高校、大学を問わず、学生野球の指導者になれることになる。 すでに、大学の指導者については、「プロ退団後、2年経過」などとして、特例的に緩和されていたが、高校に関しては教員免許を取得した上で、通算2年以上の教諭歴がなければ、元プロが指導者になることができなかった。 この大幅な条件緩和により、教員免許を持たなくてもプロ、アマ双方が義務付ける研修で資格を得れば、学生野球の指導者になることが可能となる。教員ではないものの、すでに特例にて大学で指導をしている元プロの監督も、新たに資格を取ることが必要になった。 これまで、高校で監督になるためには大きなハードルが存在したが、今回の規則改正により、研修を受けて、適正審査に通りさえすれば、誰でも容易に資格が取れることになった。プロの監督経験者や、元スター選手が高校の監督になることも可能だ。 学生側としては、高いレベルの技術を指導してもらえるメリットがあるが、ルール変更は高校野球のあり方をゆがんだものにする危惧もはらんでいる。 元プロが金銭度外視で、純粋に「学生を教えたい」ということなら問題ないが、現実として、元プロにも生活があり、そうもいかないだろう。有名な元プロを監督として、招へいできるのは資金にゆとりがある私立に限られてしまう可能性が高い。元スター選手が監督となれば、有望選手の獲得もしやすくなる。そうなると、選手の才能や質、指導者の技術、両面で私立と公立では大きな“格差”が生じてしまう恐れがある。 数年後、甲子園には私立高校しか出場できないといった事態に陥ってしまいかねず、学生野球本来のあるべき姿から、かけ離れてしまうかもしれない。(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月19日 16時00分
日本ハム・栗山監督が非情采配 “リアル二刀流”デビューとなった大谷の勝ち星はく奪
投打二刀流を目指す日本ハム・大谷翔平投手(18)が、初めて同じ試合で投手、打者の両方に挑むことで注目を集めた6月18日の広島対日本ハム(マツダ)は、ドッチラケの結末となってしまった。 日本ハム・栗山英樹監督は「まだ2つともやれるほど余裕がない」として、大谷を下位打線で起用することを示唆していたが、発表されたスタメンは高校野球さながらの「5番投手」。プロ野球で先発投手が中軸を打つのは、63年に梶本隆夫(阪急=現オリックス)が3番投手で出場して以来、実に50年ぶりという異例の事態だった。 大谷は投手としては、いきなり最速157キロを記録するなど、1回を無得点に抑えた。しかし、2回表に打者として二塁打を放って出塁し、走者として残塁した後、すぐのマウンドで、2回裏の先頭打者・松山竜平外野手にプロ初被弾を浴びた。 3回裏は制球を乱し、2四球1死球を出し、1死満塁から、打者・松山はショートゴロ。1塁走者が2塁で封殺されたが、走者のスライディングをよけた二塁手の今浪隆博内野手が転倒しているすきに、三塁走者だけではなく、二塁走者まで生還する不運に見舞われ、無安打で2点を奪われてしまい、0-3のビハインド。 4回表、自軍の打者陣が奮起して3点を奪い、同点に追い付くと、5回表、1死満塁から打者・大谷のショートゴロの間に1点が入り、日本ハムが4-3と勝ち越し。さらに、この回、もう1点を追加して、5-3と2点のリードとなった。 投手・大谷はあと1回を1点以内に抑えれば、勝ち投手の権利を得ることができたが、大谷が向かったのはマウンドではなく、右翼だった。勝ち投手の権利を目前ではく奪してしまった栗山監督は、「あんな投球で勝ち投手になっちゃダメ。大谷選手は頑張ったが、大谷投手は厳しかった」と評して、チームの勝ちを優先させた。「オレも忘れないから、オマエも一生忘れるな」と、大谷に声を掛けたという栗山監督。 投手としては、4回81球を投げ、4安打3四球1死球3失点(自責点3)で4奪三振の内容は決して良いとはいえない。しかし、過去2回の登板では勝負度外視で、5回まで大谷に任せていた。2度目の先発となった中日戦(6月1日)では、5-3とこの日と同じ得点経過で5回まで投げさせて、その結果としてプロ初白星がついた。 現在、日本ハムはパ・リーグの首位争いをしているわけでもなく、最下位を独走中。ファンとしては、「あと1イニング、投げさせてほしかった」と思う向きも多かっただろう。 打者としては、9回に代打を送られるまで、4回打席に立ち、3打数1安打1打点1四球。自身では、「打者では1点入れることができたので、50点くらい。投手では試合を作れなかったので30点」と自己採点した大谷。 次回先発は26日のソフトバンク戦(東京ドーム)が有力とみられており、投球内容次第では、そのままローテーションに残る可能性もある。 指名打者制を放棄してまで、投手・大谷を打席に入らせるかどうかについて、栗山監督は「ウチのDHより打てるというモノを示して自分でつかみ取らないと」と厳しい姿勢。 日本ハムの指名打者は、リーグ本塁打王のミチェル・アブレイユ内野手。セ・リーグ本拠の交流戦では、一塁手の稲葉篤紀内野手をスタメンから外し、アブレイユを一塁に入れることが多かった。今後、大谷が打者として、さらに信頼を勝ち取れば、先発する試合で、アブレイユ、稲葉のどちらかを控えに回し、打順に名を連ねる可能性も秘めている。(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月19日 11時45分
統一球問題で思い出される 昨夏の『コミッショナー再任決議』の内幕
6月15日から、NPBの“謝罪行脚”が始まった。反発係数を秘密裡に高めた『統一球問題』について、球団幹部、チーム首脳陣、選手らに事情説明も行うためだが、その皮切りとなった『千葉ロッテ対中日』(QVCマリン)の反応は芳しくない。 「納得? 納得はできませんが、(ペナントレースの)途中からボールを変えることもできないし、前に進むしかないというか…」(チーム関係者) NPBは今後も12球団に直接出向き、謝罪と事情説明をする予定。12球団も臨時代表者会議を開き、ファンの信頼回復を検討していくが、統一球の交換を進めたとする下田邦夫事務局長、この事件を最後まで「知らなかった」と言い続ける加藤良三コミッショナーも何かしらの責任を取らなければならないだろう。 球界の関係者たちが「あのときに…」と密かに口にしていたのが、昨年7月の『12球団実行委員会』だ。 「加藤氏のコミッショナー続投に意義を唱えた球団もいくつかあって…」(某球団職員) 野球協約によれば、コミッショナーは『12球団実行委員会』が選任するとあり、その人気は一期2年。また、『−略−再任は妨げない。正当な理由なく、任期中に解任されない』という。その任期期間の一期目の満了を迎えるにあたって、『新コミッショナー招聘』を望む声も出ていたそうだ。 「パ・リーグ6球団は『放映権収入』などの興行収益の一元化システムを導入したいとし、そのためにも革新的な人を新コミシッョナーに推したかったようです」(前出・同) 同職員によれば、『加藤コミッショナーの再任議案』が話し合われた同委員会は、「異例の4時間強」という“大議論”に発展したそうだ。議長を務めた中日・白井文吾オーナーから、これまた異例の『休憩』を挟む提案がされたという。 「議論の様子をザックリ説明すると、パ・リーグ6球団が続投に反対し、セ・リーグが『そこまでしなくてもいいのでは』と宥める図式になりました」(同) 1回目の決議が諮られ、楽天とオリックスが反対。『満場一致』が“理想形”のため、再議論となり、この2球団は「いったん持ち帰って再審議」という議長提案も受け入れなかったそうだ。 「パ・リーグ6球団は事前に意見を摺り合わせていたような雰囲気も受けました」 セ・リーグ球団の1人が当時の様子をそう説明してくれた。 しかし、パ・リーグ6球団は具体的な『後任候補』を絞り込んでいなかったのか、再決議で“分裂”した。北海道日本ハム、千葉ロッテ、福岡ソフトバンクが一転して承認にまわった。また、球界参入1年目だからか、態度を明確にしていなかった横浜DeNAも、ここで『続投』を表明。10球団対2球団。同委員会は、楽天とオリックスを黙らせるかっこうで加藤氏の再任が承認したのである。 氏の名誉のために強調しておきたいが、何か落ち度があって、再任決議が混乱したのではない。改革案を進めるため、「より革新的な人を招聘すべき」という提案がされたのである。 「放映権収入などの興行収益の一元化する改革案は、加藤氏とは直接関係のない話です。でも、セ・リーグ側が再任案を推したのは、巨人、阪神と絡む興行面での既得権益を失いたくなかったからでしょう」(前出・球団職員) 昨夏、新コミッショナーの招聘が決議されていれば、今回の統一球問題も違う結果になっていたかもしれない…。そう考える関係者がいたとしても決しておかしくはないだろう。
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