スポーツ
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スポーツ 2015年02月19日 15時00分
本業より不安視される松坂大輔「別居離婚」と「暴飲暴食激太り」(2)
付帯事項の強みか、それともマイペース調整を許されたからか、松坂の調整はかなりワガママだ。 「キャンプ初日はブルペン入りしないと言っておきながら、思い立ったように室内で投球練習を始めました。わざわざ報道陣を全員退室させて。松坂をチェックするため、慌てて入室した担当コーチもいました」(前出・現地記者) 球団スタッフは「投球フォームの矯正で気になる点があり、早めに動いた」と前向きに捉えていたが、自主トレ期間中の1月、母校の横浜高校でも一悶着を起こしていた。 「横浜高校のグラウンドで練習していたんです。昨夏で勇退した小倉清一郎元部長が奇しくも同校にいたときで、『誰の許可も取らずに何やってるんだ!?』と怒鳴られていました」(高校野球界の要人) 勝手気ままな行動は、単身赴任で独身に戻ったからか? 松坂は小倉氏の勇退謝恩パーティーにはきちんと顔を出しており(昨12月19日)、在校中にお世話になったお礼を述べていた。 「小倉氏、渡辺元智横浜高校監督とは、メジャー移籍後も連絡を取り合っていました」(同) 恩師たちも、高校時代とは別人のような投球フォームの乱れは気にしていたという。アドバイスを送ることもあったが、「わかっているけど、(右肘が)上げたくても上げられないんです」と、松坂は“泣き”を入れていたそうだ。恩師の前で、思わず出てしまったホンネだろう。 「メジャーのマウンドは硬いのでスパイクの歯が刺さらず、下半身に力が入らない。だから、上半身の力だけで投げる悪癖が付いてしまい、右肘にメスを入れる結果となりました。今も上半身の力だけで投げようとするから、右肘が下がってしまうんです」(ライバル球団スコアラー) 矯正を託された佐藤コーチはダルビッシュ、田中将大を育てた名伯楽。だが、両投手とも「メジャーのマウンドがどうの…」という文句は言ったことがない。工藤監督も30代半ばで不振に陥り、再び這い上がった経験がある。 「松坂にとっては最大の理解者ですが、マイペース調整を許して結果が伴わなければバッサリですよ。それがベテランの宿命」(前出・現地記者) 王貞治会長は復活を信じてやまない。王会長が“勝算”なら、獲得にゴーサインを出した孫正義オーナーは“商算”だろう。松坂獲得で集客アップが見込めるからだ。事実、ホークス職員は松坂の取材調整に追われている。 一方、松坂の全てを知っていると言っても過言ではない埼玉西武の田辺監督、千葉ロッテの伊東監督は、復活に悲観的だという。 “凱旋失敗”と“別居状態”が重なってヤケを起こさなければいいが…。
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スポーツ 2015年02月18日 15時00分
本業より不安視される松坂大輔「別居離婚」と「暴飲暴食激太り」(1)
松坂大輔(34=福岡ソフトバンクホークス)が、9季ぶりに日本球界のマウンドに立つ。だが、復帰に疑問を呈する声は少なくない。かつて『平成の怪物』と呼ばれた男は“私生活”でもピンチを迎えていた−−。 松坂が初めてブルペン入りしたのは2月5日。佐藤義則投手コーチが付きっ切りとなって投球フォームをチェックしていたが、結果は、復活否定論を増長させるだけだった。 「松坂も及第点には程遠いことは自覚していました。メジャーの急斜、かつ硬いマウンドによって投球フォームは崩れ、その修正ポイントも頭ではわかっているものの、体が言うことを聞かないという感じでしたね」(現地取材陣の一人) 心配された“デブ体型”は解消されていた。しかし、これからは単身赴任となる。ホークス入り後の家族会議でそう決めたというが、その理由とやらが理解し難い。 「メジャー時代、シーズン中は1カ月くらいしか家にいられなかった、と。日本でも合わせて2カ月くらいです。でも、米国の学校は夏休みが3カ月近くあり、そのときに帰国すれば、メジャー時代よりも家族で過ごす時間が増える。子供の教育面も考え、倫世夫人たちを残すことになったようです」(関係者) 計算上では確かにそうなるが、プロ野球選手にとって食生活はベストコンディションを維持するためにも欠かすことのできない要素だ。松坂が太りやすい体質なのは有名で、「食べたいものがあったら、たとえ減量中でも一口は口にしないと気が済まないタイプ」でもある。メジャー8年間は倫世夫人が“二口目”を食べさせずにきたが、単身赴任となれば外食中心となるのは必至。「スナック菓子、焼き肉大好き」の松坂が自己管理できるとは思えない。 「昨年12月の入団会見後、松坂は福岡、九州のメディアに取材を限定してきました。全国区のメディアにそのスチールの貸し出しもNGとの条件も付けて。熱心なホークスの勧誘に感激したからでしょうが、契約は『4年16億円』(推定)です。米国の夏休みウンヌンよりも、福岡での新しい家族生活を始めるべき。倫世夫人が米国生活に固執したのではないか」(同) 日本帰還を決めた理由は一つ。先発起用への強いこだわりだ。先発で投げるのであれば“メジャーよりも日本”となる。工藤公康新監督は「先発候補の一人」という言い方だが、契約の際に条件提示したとの見方がもっぱらである。 「松坂は投げ込みの量を多くして調整していくタイプ。メジャーでは制限が掛かり、調整もうまくいかなかった。その点でも、復帰は正しい選択だったと思う」(同)
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スポーツ 2015年02月18日 11時45分
2015年12球団戦力分析 『混セ&パ2強』説は本当か!?(中日編)
世代交代。中日の課題ははっきりしている。昨季4位に沈んだ最大の原因は先発投手陣の不調だが、“高齢化”の進むレギュラーを蹴落とす若手、中堅が現れるかどうかが大きなテーマとなっている。 キーマンの一人、野村亮介(1位=三菱日立パワーシステムズ横浜)がフリー打撃に登板したのは、2月13日。この時期で球速を挙げるのは不適当だが、130キロ台半ば。だが、谷繁元信・兼任監督は「実戦向き」と高評価していた。巨人スコアラーも野村に張り付いていた。野村は2日から2日連続でブルペン入りしているが、このブルペン投球とこの日のフリー打撃の両方を、同じスコアラーが視察している。キャリア豊富なスコアラーを密着させたのは「野村を警戒している証」だろう。 予想されるローテーションは、山井、大野、雄太、復活を目指す吉見、新人の野村と浜田。この6人を脅かしているのが37歳の新外国人投手、ラウル・バルデスだ。「技巧派左腕」と伝えられていたが、ボールが重い。ブルペン捕手のミットから鳴り響く捕球音が日本人投手とは全く違う。カーブ系の緩い変化球(チェンジアップ?)、曲がり幅の大きいスライダーも投げていたが、このスライダーは右バッターの脅威になるかもしれない。低めに決まったときがとくにそうで、おそらく、右打席から見たら、自分の体に向かって来るような軌道に映るのではないだろうか。 福谷、又吉、祖父江の救援陣は順調に仕上がっているようだ。ベテラン岩瀬はスロー調整の印象も受けたが、ランニングなどでは軽快な動きを見せており、「まだペースを挙げる時期ではない」と、自分自身で抑えているようだった。 野手陣で目立っていたのは、遊撃の定位置獲得を目指す三ツ俣。オリックス時代から守備には定評のある選手だったが、併殺プレーの練習で「どちらが二塁・荒木とタイミングが合っているか」と聞かれれば、堂上よりも三ツ俣の方だ。打撃力は堂上。谷繁構想は「一塁・ルナ、二塁・荒木、三塁・高橋、遊撃・未定」。高橋がバットで答えを出せなければ、堂上がそれを代わり、荒木に何かあった際は「堂上、三ツ俣の二遊間」も考えられる。新人の石川駿もいい。谷繁監督は開幕直前まで、内野のスタメンを決められないのではないだろうか。 外野では、井領雅貴、友永翔太の両新人が目立っていた。昨季119安打を放った4番の平田、大島も健在だが、ベテラン・和田一浩がこれ以上遅れるようであれば、どちらかがレギュラーを掴みそうな雰囲気だった。 友永は「走攻守3拍子揃った選手」と聞いていたが、その全ての平均値が高い。井領はバットスイングが速い。フリー打撃でのフルスイングは気持ち良いくらいだ。 捕手・谷繁の後継者が決まらないのは気掛かりだが、世代交代の課題は間違いなく解消されつつある。巨人、広島、阪神、補強に成功したヤクルトを推す声は多いが、投打ともに新戦力を加えた中日の方がブキミである。
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スポーツ 2015年02月17日 16時00分
2015年12球団戦力分析 『混セ&パ2強』説は本当か!?(千葉ロッテ編)
「投打ともに新戦力が出て来なければ、ヤバイ!」というのが、キャンプ前のチーム評価だった。 最初に打撃陣だが、昨季後半戦を牽引したデスパイネの来日が4月中旬になりそうだ。 キューバ国内リーグでの所属チームが好調で、プレーオフ進出が“確実視”されている。その影響で来日が遅れるわけだが、「来日直前まで試合をしているのだから、チーム合流と同時に即スタメンも」(チーム関係者)の声も聞かれたが、 「キューバ国内でのペナントレース、プレーオフを戦い、ここに(来日のための)長時間の移動も重なるのだから、怪我が心配」 との見方もされていた。 投手陣はエース・成瀬善久の抜けた穴を埋めるだけでは、上位進出は叶わない。昨季のチームの勝ち頭が10勝(=石川歩)では物足りない。本来なら、最多勝争いに加わっていたはずの涌井秀章が8勝で、唐川侑己が不振で4勝止まり。古谷拓哉、藤岡貴裕の防御率も4点台だ。計算の立つ先発投手の補強は不可欠ではあるが、まずは、涌井、唐川の復活が“大前提”となる。 涌井、唐川はポーカーフェイスである。寡黙に練習メニューをこなす様子は、昨年と変わらない。復活のため、自身のやらなければならないことは分かっている。ここまで積み上げてきた実績があるからだと思うが、落ち着いている。ブルペン投球にしても、キャンプへ終了までの自分の計画があるのだろう。若手が序盤から50球以上を力投しても、7、8割の力で投げ込むだけで切り上げる日もあった。新任の落合英二、小林雅英両投手コーチもそれを見守っているといった印象を受けた。彼らはオープン戦も『調整』に当ててくるかもしれない。復活の判断はシーズンに入ってからになりそうだが、“強いオーラ”を放っていたニューフェイスがいた。 韓流右腕、李大恩(イ・デウン=25)だ。 韓国プロ野球球界を経由せず、高校卒業と同時に米球界に挑戦した。その異色の経歴は報じられていたが、投球スタイルなど詳しいことは聞かされていなかった。 先発ローテーションに、確実に入ってくる。「3連戦の初戦を託せる」、そんな期待も持てた。振りかぶって左足を挙げるときに、右肩を大きく落とし、全体重をボールに乗せて来る。投げ終わった後、勢いが余って一塁方向に一、二歩あるくが、とにかく、ストレートが速い。また、重質感もある。『縦のカーブ系のボール』(チェンジアップ?)もブレーキが掛かっており、緩急での勝負もできそうだ。全体的にボールが高いとも思ったが、スライダー、横軌道のカーブなど球種も持っている。実績に入って、セットポジションになったとき、クイックができるのか、クイックができたとしても球速が変わらないのかなど、判断しなければならない材料はあるが、李大恩の獲得は、渉外担当の“大金星”と言えるそうだ。 李大恩はカブス傘下のマイナーに在籍し、将来を嘱望されていた投手の1人だったという。だが、低迷の続くカブスは勝ちに行かなければならないため、15年は若手に与えられるチャンスは限られている。「だったら、日本で」と思ったのだろう。 涌井、唐川、石川、李大恩は10勝以上する力がある。先発ローテーションは、ここに古谷、藤岡が加わる図式で、防御率1点台のクローザー・西野に繋ぐ。話題の京大卒投手・田中英祐はストレートのキレは一級品だと思ったが、「一軍に残れるかどうか」のボーダーライン上にいるというのが、現時点の正直な評価ではないだろうか。外国人枠の問題もあるが、陳冠宇(チェン・グァンユウ=前DeNA)も良い。陳冠宇とともに昨秋とトライアウトで獲得を決めた矢地健人も、古巣を後悔させるようなボールを投げていた。西野に繋ぐセットアッパーが一枚増えたと見ていい。 投手陣は補強されている。 ドラフト1位・中村奨吾は二塁の定位置をクルーズ、根元らと争っており、開幕オーダーでその名前を見られないかもしれない。よって、スタメンオーダーは昨季とさほど変わらない可能性が高い。15年の千葉ロッテはロースコアで逃げ切る野球になりそうだ。
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スポーツ 2015年02月17日 15時00分
ゴジラ松井キャンプ視察にこぎつけたDeNA中畑監督の本当の狙い
ゴジラ松井が巨人以外のNPBユニホームに袖を通した。 2月5日に松井秀喜氏(40)がDeNAベイスターズのキャンプ地である沖縄県宜野湾市を訪れた。待ち構えていた中畑清監督(61)はいきなり抱擁して迎え入れ、戸惑う松井を余所に、ベイスターズのグラウンドコートを差し出す。松井が巨人以外のNPBチームの公式着を身に付けた瞬間だった。 「中畑監督はベイスターズの指揮官に就任した直後から、松井氏にキャンプに来てほしいと伝えてきました。キャンプ観戦に訪れたファンの数は、平日にも関わらず、2千人。前日30数人だった報道陣のも、一気に160人以上に膨れ上がりました」(地元関係者) 松井に近い関係者によれば、毎年中畑監督からラブコールを受け続けていたそうで、その度に「頼むよ〜」と“泣き”を入れられていたそうだ。また、休暇で帰国した際も、中畑監督は自宅に招待していたそうだ。 「若手のころから中畑監督の奥さんに手料理を何度もご馳走になり、そのお礼と、中畑監督の“しつこさ”に負けた、ということです」(松井に近い関係者) 中畑監督は松井がプロ一年生だった1993年、巨人打撃コーチを務めている。中畑監督からすれば師弟関係ということになる。だが、この“ゴジラの囲い込み”は古巣の巨人に対する軋轢を生んでいた。 「松井は中畑監督の熱意に負けましたが、古巣に対する義理もある。だから、宜野湾に行く前に巨人の宮崎キャンプに立ち寄る強行スケジュールとなったんです」(同) 巨人サイドは中畑監督の口説き落としによって、DeNA視察に至った経緯も把握していた。義理立てて、先に宮崎に立ち寄ってくれたことも分かっており、その気配りに感謝しているという。しかし、それは松井が巨人に戻る可能性がまだあることを示している。 「巨人を気に掛けてくれたということは、毎度の次期監督の話も死んでいないと解釈されました。DeNA視察の件ですが、中畑監督の人柄、頼み方も良かったんでしょうね。しつこく誘っても嫌味にならない。巨人も参考にすべき」(ベテラン記者) 松井がDeNAキャンプを視察したのは、計3日。その様子を告げるスポーツ新聞には原辰徳監督(56)も目を通しており、内心は穏やかではなかったという。 「原監督も巨人を優先してくれた経緯を知っていますが、できれば、阿部(慎之助)や高橋(由伸)ともっと話をして欲しかったとも思っています。新人の岡本を直接視察してくれたのがせめてもの救い」(同) 原監督は自身の後継者を選ぶとしたら、今季から兼任コーチに昇格した高橋由を推すつもりだ。松井対高橋由の様相を呈し、フロントの意見も別れるだろう。だが、長嶋茂雄終身名誉監督は松井を推している。 「今回のDeNA訪問により、中畑監督は松井との仲をチーム内外にアピールできました。また、中畑監督はドラフト会場で巨人職員に話し掛けて談笑するなど、さり気なく巨人OBであることもアピールしてきました。ベイスターズの監督を長く務めたいとは思っていないのでは」(同) 将来的に中畑監督が狙っているのは『松井監督-中畑ヘッド』という図式なのかもしれない。ゴジラの訪問で、中畑監督は高笑い。その笑い声は宮崎まで聞こえていた!?
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スポーツ 2015年02月16日 17時00分
2015年12球団戦力分析 『混セ&パ2強』説は本当か!?(阪神編)
球団創設80周年のメモリアルを大団円で飾るための課題は、はっきりしている。先発の5、6番手を“作ること”だ。 候補は一軍キャンプに抜擢された秋山拓巳、2年目の岩貞裕太。本来なら、ドライチの横山雄哉もここに加わっていなければならないが、新人自主トレから別メニューが続いており、一軍合流は早くても交流戦あたりではないだろうか。 だが、こんな見方もできる。宜野湾キャンプを訪れたプロ野球解説者、ライバル球団スコアラーが必ず口にしていたのが、「中継ぎ陣のパワーアップ」。安藤優也、福原忍を中心とするのは変わらないが、榎田大樹、実績のある松田遼馬、さらに岩本輝、金田和之が加わり、最初からリリーバーのつもりで調整していた。ドラフト2位・石崎剛も同様だ。石崎の直球は重量感がある。コントロールは“暴れ馬”だが、安藤、福原という“技巧派タイプ”とは異なるタイプなので、「安藤−石崎−福原」といった継投をされると、相手チームを翻弄するだろう。ここに左の榎田、高宮和也もおり、支配下登録を勝ち取った島本浩也(22=左投左打)もいる。ブルペンは左のリリーバーを3人も持つ贅沢な布陣となった。9回の最後は呉昇桓が控えている。 藤浪、能見、メッセンジャー、岩田で50勝前後の計算は立つ。先発5、6番手が5回まで投げれば、中継ぎ陣で勝ち星を積み上げて行けるのではないだろうか。 藤浪の投球モーションがちょっと変わった。昨季までは投げるときに顔をしかめ、全力投球していた。今季は“脱力投法”である。前田健太(広島)との合同自主トレで学んだとされるが、まだ自分のものにしていないような印象を受けた。キャンプ中盤では判断できないが、球速があまり出ていないような印象も受けた。藤浪の勝ち星が伸び悩むと厄介なことになるが…。 プロ野球解説者の多くが挙げる「藤浪が一流になる課題」は、守備力を磨くことだ。バント処理などのフィールディング、ベースカバーを含めたピックオフの動作がちょっと遅いのだ。こちらはまだ解消されていない。これまでは走者を背負った場面で、藤浪は力勝負でバッターをねじ伏せてきた。脱力投法が彼に合わないとなれば、大量失点を食らう危険性がある。優勝のキーマンは藤浪の脱力投法がどこまで通用するかだろう。 主将・鳥谷敬の残留が決定したことで、守備陣に大きな変動はない。「上本対西岡」の正二塁手争いだが、メスを入れた右肘の影響もあってか、西岡がやや抑えているような印象も受けた。チーム関係者によれば、和田豊監督は、「1番・鳥谷、3番・西岡」の打順構想を抱いているという。西岡が二遊間にこだわるのならば、上本は三塁を守る準備もしておかなければならないが、守備練習では二塁でしかノックを受けていなかった。三塁は今成が守るようだが、阪神打線の中核はマートン、ゴメスの両外国人選手が担っている。マートンは6年目であり、「相手チームに研究されて打てなくなる」というレベルではない。来日がまた遅れたゴメスの仕上がり具合が気になるだけに、ゴメスの代わりに今成が一塁を守る場合に備え、『三塁・上本』の準備も進めていた方が良いのではないだろうか。 打撃練習では陽川、江越、そして福留が目立っていた。福留が1年を通してスタメン出場してくれれば、両外国人が四球で歩かされても得点効力は落ちない。北條、西田の若手もハツラツとした動きを見せていた。福留がお疲れモードに入ったときは江越がその代役を務めるとして、ゴメスが機能しなかった際は『一塁・今成、三塁・陽川』の布陣も考えられる。和田監督は上本をどう使って来るのか、陽川、江越、北条、西田がオープン戦で結果を出せば、補強に成功した広島、昨季覇者の巨人と互角以上の戦いができるのだが…。
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スポーツ 2015年02月16日 15時00分
キャンプ中盤も話題無し補強無しの阪神 一発逆転トレード画策か?
阪神キャンプの目玉は、レジェンドの江夏豊氏(66)の臨時コーチのみだったと言っても言い過ぎではない。キャンプ観戦者はもちろん、報道陣の数も例年に比べて少ないという。 「江夏氏を臨時コーチに招聘した最大の目的は、“トラ魂”を伝授してもらうためでした。阪神の新人、若手は伝統球団による過度の注目と期待で自分を見失い、素質を開花できずに終わってしまう。そのためにはどうすればいいのか、それを江夏氏に伝授してもらいたかったんです。技術的なアドバイスも加わるとしたら、そこに越したことはありませんが」(在阪メディアの一人) 臨時コーチ最終日の2月8日以降、阪神キャンプの様相はガラリと変わった。張りつめてきた独特の緊張感がなくなったと言っても大げさではない。江夏氏の存在感も再認識させられたが、挙げ句の果てにはこんな言葉も聞こえてくるほどだ。 「阪神には話題の新人がいるわけではないし、オフの補強は全敗。見どころがなくなった」 逆に関係者の中には、「むしろ、好都合。選手も練習に集中できる」といった強がりを言う者もいるそうだ。しかし、阪神としてはそのまま大人しくしているわけにはいかないはずだ。 「先発タイプの投手をトレードで補強しようと、水面下で動き回っています。おそらく、同一リーグのセの球団はもちろん、パ・リーグにも計算できる先発投手を出せるチームはありません」(ベテラン記者) 阪神がこのトレードを成功させれば、一気にキャンプ中の話題の主役になることも不可能ではなさそうだ。 「正捕手の大野が故障で出遅れて、捕手不足に陥っている日本ハムとは、話し合いの余地が残っています。ほかに現実的には話ができる相手は楽天。元監督だった星野仙一SDに頼み込むしかない」(同) 阪神の昨季の観客動員数は268万9593人で、巨人に次ぐリーグ2位。カープ女子で一大旋風を巻き起こし、球団史上最多の観客数を集めた広島でさえ、200万人台に届いていないことを考えれば大健闘だが、前年比で3%ダウンしている。悲しいかな、いまの阪神は優勝戦線に食い込まなければ、ファンは許してくれない厳しい状況に置かれているのだ。 「その図式は作ったのは、阪神監督時代の星野SDです。大型補強でオフの話題をかっさらい、その勢いのままキャンプに突入し、新戦力で開幕ダッシュを掛ける…。今年の阪神の戦力は前年よりもむしろ落ちている。広島、ヤクルトは補強に成功しており、現有戦力の底上げというより、よほど頑張らないと、優勝戦線にも絡めないでしょう」(プロ野球解説者) だとすれば、多少の出血は覚悟しても先発タイプの投手をトレード補強すべきである。 「星野時代が球団経営でプラスだったと聞かれれば、必ずしもそうではない。補強費でチーム総年俸が上がりすぎてしまった」(前出記者) 球団創設80周年を迎える阪神の話題がOBの指導だけでは寂しい。シーズン中の話題や観客動員のことを考える意味でも、トレードで戦力補強を狙って一発逆転。そう考えていても不思議ではない。
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スポーツ 2015年02月15日 15時00分
日ハム・大谷、阪神・藤波3年目の大爆発でも“大人の成長”に悩む球団
阪神の若きエース藤浪晋太郎と日本ハムの二刀流・大谷翔平がそろって“自己主張”をし始めた。 まずは藤浪。阪神キャンプの目玉は往年の大エースでもある江夏豊氏の臨時コーチだが、この“レジェンド”が藤浪にどんなアドバイスを送るか、新旧両エースのツーショットにフロントも期待していた。しかし、藤浪は江夏氏を避けるようにキャンプ初日のブルペン入りを見送った。 「初日にブルペン入りしなかった投手は、外国人投手と藤浪だけ。2日目にブルペン入りしましたが、投手陣の大トリ。ファンやマスコミを意図的に避けたようですね」(現地記者) そもそも阪神が江夏氏に臨時コーチを頼んだ理由は意識改革のためだという。虎の新人、中堅は、伝統球団独特の緊張感と過度な注目で自分を見失う傾向にあり、江夏氏に不屈の闘志を注入してもらおうというのだ。だが、藤浪自身は高卒プロとして1年目から2ケタ勝利を挙げており、すでに“自分”を持っている。初日にブルペン入りを見送り、一匹狼の行動を取ったのもうなずける。 大谷もプロ3年目のキャンプでしたたかな一面を見せた。大谷は『外出禁止』がまだ解かれていない。取材も全社一斉の囲み会見だけとなっている。その囲み会見でのことだ。自主トレ中、ワインドアップで投球していたので、一部メディアが「投球フォームの改造か?」と質問した。すると、「それ、読みました。間違ってるなって思いました」と毒を吐いた。顔は笑っていたが、かなり怒っていた。 「一部の日ハムOBが大谷を連れ出そうとしている。メシをゴチになってヘンな義理ができるのを懸念し、球団は今年も外出禁止を解きませんでした。その欲求不満もあるのでは?」(スポーツ紙記者) 大谷に対し、メディアは限られた短時間でしか質疑ができない。投球フォームの誤報は、情報提供しない球団にも責任はあるが、記者団に“笑顔で憤り”を伝える配慮は、大人の振る舞いともいえる。 2人はともに20歳。いい意味で成長した証だろう。
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スポーツ 2015年02月15日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(22)第四部・100を切るゴルフ実践編「ゴルフの基本マナー・真冬のゴルフとゴルフウェア編」
1月の下旬から東京でも雪がチラつく様になりました。暦の上では立春が過ぎ、春になりましたが、実際はこれからが冬のピークですね。 当連載で何度も綴っていますが、私個人はこの時期のゴルフがあまり好きではありません。寒いですからね…。 とはいえ、ゴルフを本気で上達したいと考えているのでしたら、冬ゴルフは絶対に不可欠。これ(冬ゴルフ)を克服すれば、春からの本格的なシーズンで一気にスコアアップが望めます。 冬は寒さで身体が固まり、その影響でスイングが堅く小さくなりやすい。腰を中心とした身体もスムーズに回転出来なくなります。 さらに驚くべき事は、ボールの変化…何とボールも冷えて固まります。するとボールの体積が増え、夏に比べ飛距離が激減。飛距離が出ない状態でプレーすると必要以上に頭を使います。自分と向き合えるので、ゴルフの上達にはもってこいですね。 勿論、寒さ対策はして下さい。ウェアを着こむのはご法度。只でさえ、スイングが小さくなっているところに動きが鈍くなる行為はマイナスしかありません。私のオススメは両肩甲骨の周囲にカイロを貼る。これで動きが良くなりますし、寒さも十分、凌げます。 雪が降った翌日などにコースに出るとフェアウェイは除雪されていますが、ラフは積もったまま。ラフにボールを入れてしまうとボールが雪に埋もれてしまいます。同化するので探すのは困難。この時は潔く諦めてニューボールで再開しましょう。 この場合は、バツ無し。ボールが飛び込んだと思われる場所からリスタートです。プロの場合はどうでしょうか? プロのツアーでしたらラフも除雪されると思いますが…。 フェアウェイやグリーン上は確かにキレイです。が、朝一番はコース全体が凍っている事が多い。フェアウェイでもボールがバウンドせず、とんでもない方向に跳ねるケースがあります。 グリーンも勿論、凍っています。そうなるとボールは滑ってグリーン上に落ち着く事が困難。かなり手前を意識して打つ事。それでもコロコロ転がる事があるので注意して下さい。 凍っている時は厄介ですが、それに勝るとも劣らないのが解凍時。凍っていた場所が融(と)けた事で水分を含みグチャグチャになる。今度はボールが転がらず、その場で止まるというケースが頻発します。 同じ事は雨の日にも言えますね。飛ばずに「ズボッ」と土中にめり込む事が多いです。これは四季に関係ない話ですが、クラブハウスでのマナーについて触れておこうと思います。クラブハウス内はデニム、サンダルはNG。最近はそれほどうるさく言わなくなりましたが、基本的にジーパンもダメです。恐らく名門コースは今でも入れないハズです。 私はゴルフウェアを持ってクラブハウスに入ります。その時点で、私服であってもジーパンはNGですよ。一度、慌てて自宅を出てきた事から大チョンボをしました。何とビーチサンダルでクラブハウスに入ってしまったのです。厳重に注意され、プレー用に持参したゴルフシューズに履き替えました。 最後にクラブハウス内では帽子を被ってもダメ。タンクトップもNGです。その代わりクラブハウス内だけでしたらTシャツはOK。プレー中は、襟付きのシャツでないとダメです。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2015年02月14日 15時00分
批判収まらない白鵬の胸の内
横綱白鵬へのブーイングが鳴りやまない。 優勝を決めた稀勢の里との一番に物言いをつけた審判部への批判騒動は自身が出演したテレ朝のバラエティー番組内での“謝罪”で幕引きと見られたが、増長ぶりが次々にクローズアップされ始めている。 元力士が言う。 「白鵬はこのところ土俵上の態度が悪い。懸賞金を受け取ると誇示するように上に差し上げたり、立ち合いでエルボードロップ気味のかち上げにいったりとやりたい放題で協会幹部も困っている。ただ、大鵬の記録を超えた大横綱を公然と批判できないだけですよ」 同じく現役時代、問題児ぶりで批判にさらされた朝青龍の場合は、まさしくヒールヒーローだった。 「人気の面でそのヒールヒーローに及ばない。実は白鵬はそこを一番気にしているんです。だからこそ、初場所でも遠藤との一番で、ファンに見せつけるようにこめかみに張り差しにいき、エルボーを見舞うような無茶をやってしまう」 白鵬は幕下以下の頃、カラオケに出掛ける時もノートを持参し、日本に何とかとけ込もうとしていた。 「こんなに努力してきた力士はいませんよ。東日本大震災では力士の先頭に立ってボランティアに務め、土俵を流された高校に私費で土俵を贈った。しかし、ここまでやっても人気が上がらない。諦めにも似た気持ちがあるようです」(相撲関係者) とはいえ、クレバーな白鵬のこと。このままで終わるはずがないという。 「今は父親のジグジドゥ・ムンフバトさんの反対でできませんが、高齢の父親がもし亡くなりでもすれば、帰化して日本人になるでしょう。野心家ですから、今度は相撲協会の支配に向けて着々と手を打つはずです」(元力士) 白鵬の心中やいかに。
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GPWAであのタッグチームが復活?
2007年03月08日 15時00分
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三沢に負のスパイラル
2007年03月07日 15時00分
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2007年03月07日 15時00分
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2007年03月07日 15時00分
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K-1 シュルト初防衛戦に サップ浮上
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2006年12月14日 15時00分
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珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分