スポーツ
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スポーツ 2015年02月25日 15時00分
横浜フィーバー 中畑長期政権の先にゴジラ松井監督・瀬古利彦コーチ
球界初の女性オーナーを誕生させた横浜DeNAが、マジで“ゴジラ強奪”に動き出した。次期巨人監督が約束されている松井秀喜氏(40)に横恋慕し、返す刀でマラソン界のスーパースター瀬古利彦氏(58)を入閣させるというのだ。 今春のキャンプでは、2月5日から7日の日程で松井氏を沖縄・宜野湾に招き、臨時コーチを依頼。瀬古氏にも臨時ランニングコーチを要請し、中畑清監督がホスト役に回る形で大物ゲスト2人を使って球界の話題を独占した。これを単なる話題作りと判断するのは早計。南場智子オーナーが「横浜を巨人、阪神を上回る人気球団にする」と強い意欲を見せているからだ。 米ハーバード大でMBA(経営学修士)資格を得た南場女史は、現地でキャンプ視察などという陳腐な手法は使わない。ネット時代の先端を走るDeNAらしく、斬新なアイデアでチーム管理に乗りだしている。 「昨年からDeNAの試合はアプリ『SHOWROOM』を使えば、生で視聴できるようになった。これを今年はキャンプ、オープン戦にも導入し、世界中どこにいてもリアルタイムでベイスターズの様子がわかるようにしたのです。表向きはファンサービスと配信収益ですが、真の狙いはニューヨークに住む松井氏にチームを監督してもらおうというもの。今回のキャンプ視察は、選手の顔と特徴を肌で感じてもらうのが狙いです。今後はネット配信で見た感想を電話で中畑監督に伝えるようです」(スポーツ紙記者) 一方、瀬古氏はDeNAランニングクラブの総監督でもある。半ば身内だが、松井政権誕生の暁にはヘッド格のランニングコーチで入閣という仰天プランも囁かれている。 瀬古氏はAKB48のマラソン部監督も兼任しており、彼女たちも巻き込んでベイスターズの人気アップを目指すのだという。 「山下ふ頭での国内カジノ第1号が内定しており、そうなれば、統合型リゾート(IR)法案に沿って横浜は日本を代表するリゾート地に大化けする。南場オーナーはベイスターズが有力なコンテンツになる、と確信しているのです。そこでカジノができる2020年の松井政権発足へ向けて、地ならしをしているのでしょう」(横浜OBの解説者) これからの5年間、巨人の本拠地でもある東京はオリンピック・パラリンピック一色に染まる。そこで、はじき飛ばされた野球人気を横浜に吸収し、新たな“プロ野球のメッカ”にしようという魂胆である。 巨人は原辰徳監督の下で高橋由伸外野手が兼任コーチに就き、次期巨人監督の本命に躍り出ている。一方、ニューヨークで充電する松井氏は巨人を袖にし、DeNAのリモコンコーチを経て監督就任へ−−。 常識にとらわれない南場オーナーは「最終的に松井氏が固辞した場合は、ランニングコーチの瀬古氏を監督兼任に」という奇想天外な構想も温めているという。 ブルーライトなYOKOHAMAから目が離せない。
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スポーツ 2015年02月23日 15時00分
巨人若手台頭の裏にゴジラのアドバイスあり 松井信者増加で原監督のクビが寒い?
原巨人の開幕オーダーは純国産打線になりそうだ。 2年目のレスリー・アンダーソン(32)の左肘の回復が遅れているせいもあるが、大田泰示(24)が一皮むけたおかげでもある。 「2月15日の紅白戦で放ったバックスクリーン右への大本塁打は、ネット裏にいた長嶋茂雄終身名誉監督も唸っていました」(現地記者) 現時点では左翼を亀井、中堅に大田、右翼が橋本という外野布陣が予想されている。内野も一塁へ阿部慎之助(35)がコンバートされ、日本人選手一色となった。以前から自前の日本人選手で打線を編成するプランを抱えていた原辰徳監督(56)には待望の布陣だろう。しかし、アンダーソンが怪我で出遅れているように、ベテランの阿部や村田修一(34)には全試合出場を続けると故障が懸念される。 「巨人の内野はレギュラーがコケると、一気に戦力ダウンする危険性を秘めています。たとえば、三塁の村田(修一=34)か、一塁の阿部(慎之助=35)に何かあったら、打線は破壊力を失います。そうなれば新人の岡本和真(18)が大抜擢される可能性すらもある」(同) 主力の故障で岡本に早期一軍デビューのチャンスが巡ってくるとなれば、レギュラー奪取目前の大田も加えて、若手中心の編成になる。坂本勇人(26)以来の生え抜きの台頭は原監督の願いだった。だが、大田と岡本の台頭に関しては手放しでは喜べないという。 「大田、岡本はゴジラ松井に心酔しているというか…」(球界関係者) 次期監督候補と言われて久しい松井秀喜氏(40)が巨人キャンプを訪問したのは、2月3日。今回は背広で登場したように臨時コーチではなく、表敬が目的だった。しかし、同日の昼食休憩の時間に、松井は二軍練習場まで足を運び、岡本のフリー打撃を視察した。それも、ゲージ後ろまで近づいて、だ。 その後、岡本に対し、松井は身振り手振りを加え、熱心に何かをアドバイスしていた。 「何を話したかって? ヒミツです」 岡本は取り囲む記者団を煙に巻いたが、昨季に同様の指導を受けた大田も同じような対応を見せている。松井氏と何かを話した後に、「松井さんにも『ノーコメント』と言われたので、ナイショです」と、内容は明かしてくれなかった。 「松井は大田に技術的なアドバイスを昨春に送っており、それが昨季終盤戦での活躍に繋がったと見る声もあります」(前出関係者) 技術的なアドバイスはしたかもしれないが、1年を通じてチームに帯同するわけではないので、細かい技術指導はしていないという。しかし、短い会話のなかにも大田を変貌させた要素はギッシリ詰まっていたようで、ゴジラと対面後の岡本も明らかに表情が変わってきた。 「12日の二軍紅白戦で岡本は守備でミスをしました。プロとして恥ずかしい落球でしたが、全然気にしていなかった。入寮時の取材では記者団との受け答えもまともにできなかったのに、いまではしっかり自分のペースで練習できています」(同) 松井のアドバイスで気持ちに余裕が生まれたのかもしれない。そのせいか、巨人若手のなかにもゴジラ信者が増えつつある。 大田が活躍すれば、的確なアドバイスを送るゴジラ松井の存在も再クローズアップされるだろう。今年契約最終年を迎えた原監督の胸中は…。
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スポーツ 2015年02月22日 15時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈立嶋篤史の居合い斬り〉
国民的ヒーローだった沢村忠の引退後、テレビ中継が離れ、冬の時代を迎えた日本のキックボクシング界。1980年代中盤から'90年代にかけて格闘技の主流がUWFやK-1に取って代わられる中、これらを真っ向から切り捨てる男がいた。立嶋篤史である。 K-1を「茶番」と言い放ち、自身のキック道にまい進する姿は、昔ながらのキック愛好家たちの共感を呼んだ。 中学卒業と同時にタイへ渡り、本場ムエタイの修業を積んだ立嶋。衰退の一途だったキック界に、こんな若者がいることがファンからすれば奇跡であり、16歳で日本デビューを果たすと早々から大きな期待をかけられた。閑古鳥の鳴いていた後楽園ホールは、それこそ立嶋の試合となると満員の観衆が詰めかけるようになっていった。 「キックボクシングとK-1の一番の違いは“ヒジ”の有無です。ルール上、ヒジでの加撃が認められているキックでは、これを当てるためにどうしても相手との間合いが近くなり、常にインファイトの状態で激しいドツキ合いになるのです」(格闘技ライター) ヒジでの打撃はグローブでのパンチとは比べ物にならないほどの破壊力で、当然KO決着は多くなる。また、ヒジを鋭角に当てることでまぶたや目尻の皮膚は簡単に裂け、出血でのTKOも珍しくない。 このためリング上で戦う選手たちはもちろんのこと、観客もまた一瞬たりとも気が抜けない。 K-1が“ヘビー級の一撃必殺”を売りにしたのとは対照的に、軽量級の息をも付かせぬスピーディーで激しいファイトがキックボクシングの持ち味で、ヒジの有無によってまるで別競技の趣となる。 「そんな中でも立嶋は特にヒジを得意としていて、その試合ぶりはまさに“殺るか殺られるか”です」(同・ライター) 立嶋本人も「客がキックの試合に来るのは、残酷なものを見たいから」と語っている。その言葉の通り、常に観客の目を意識して試合に臨んだこともあって、'92年に清水隆広戦で勝利して全日本フェザー級王者となるまでの戦績は23戦14勝7敗2分け(タイでのデビュー戦を含む)と、勝率そのものは決して高くはなかった。キックファンは立嶋の強さというよりも、その人間そのものを愛していたのだ。 そんな立嶋の名前がキック界を超えて広く格闘技ファンに知れ渡ることになったのは、'93年11月の前田憲作戦であろう。 前年、前田のテクニックの前に判定で敗れた立嶋。その後にはムエタイランカーに一方的に攻められてのKO負けなどもあり、決してリベンジマッチまでの道程は順調ではなかった。 片や前田はというと、欠場選手の代役として臨みながらの王座戴冠で、それにより一足飛びに全国区のファイターとして認知されるようになっていた。 焼けた肌に笑うと白い歯がまぶしい前田と、青白い情念に包まれたかのごとき立嶋では、そのルックスからしても好対照。格闘技専門誌などは両者のライバル関係を喧伝し、また2人もこれに呼応した。 試合前、立嶋がいつも披露する居合い斬りを模したワイクー(ムエタイの儀式)に先んじて、上段斬りの構えを見せる前田。立嶋もこれを受けて下段に構える。互いに虚空を斬り合って始まった試合は、その結末もまさに真剣の切れ味だった。 クビ相撲からの立嶋のヒザが前田の顔面を捉え、前田の頭が浮き上がると、その瞬間に立嶋はヒジを一閃、打ち下ろす。うつ伏せに倒れた前田は何とか腕で上半身を起こして立嶋を見上げたものの、立ち上がることはできなかった。 3R0分49秒−−。 立嶋は王座奪還を果たすとともに、ライバル物語に痛烈なピリオドを打ってみせたのだった。 この試合後、立嶋は海外大物選手を立て続けに下し、キック界の一枚看板として君臨することになる。一方の前田はK-1に転身。2002年には引退し、指導者となった。 後進のキック界のスター候補たちは続々とK-1へ転向していったが、しかし立嶋はキック界の孤塁を守り、40歳を過ぎた今もなお現役にこだわり続けている。長男の名前は「挑己」(いどむ)。今年1月、父と同じ16歳でキックのプロデビューを果たした。
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スポーツ 2015年02月22日 15時00分
期待しているから突き放される安楽智大 しかしメンタルはすでに崩壊寸前か?
今年の注目の新人、安楽智大(18=東北楽天ゴールデンイーグルス)の二軍降格が決まった。一軍は2月12日に沖縄久米島キャンプを打ち上げ、14日から沖縄本島の金武町での2次キャンプへ移動。久米島のグラウンドには観戦者がほとんどいなくなった。それ以外でも安楽はいきなり一軍と二軍の格差を痛感させられたようだ。 「ある程度、覚悟は出来ていたんじゃないかな。大久保(博元=48)監督が二軍落ちを示唆していたので」(現地記者) 失意はないとする見方も聞かれたが、二軍合流初日(14日)、追い打ちをかけるような処遇にも見舞われた。ブルペン投球のお預けである。 「期待されているから突き放した言い方をされたんだと思いますが…」(チーム関係者) 酒井勉二軍監督(52)は「今日はいいからな」とブルペンでの投球練習をさせなかった。この時点で、安楽の練習はどこも故障はしていないのに別メニューとなった。入団会見で、新人王獲得宣言までした黄金ルーキーにとって、これ以上の屈辱はない。 「高校時代の連投による疲労も、酒井二軍監督は口にしていましたが、本当の狙いは発奮させることと、投球フォームの乱れを修正させるためです。高校2年時に安楽は右肘を故障しましたが、故障前と故障後で投球フォームが違うと。本人は気づいていないみたいですが、そこが分かるまでは投球練習をいくらやっても無駄だと…」(前出記者) この突き放して本人に気づかせる教育は楽天流でもある。田中将大もルーキーの年に自慢のストレートで通用しない場面があった。野村克也監督(当時)はどこを修正すべきか分かっていたものの、本人が気づかなければ、いくら口で説明しても身につかないとし、あえて、実戦マウンドで敗北も経験させた。 楽天の期待値の高い新人は洗礼を浴びており、ここからまだ這い上がってこられないでいるのが、松井裕樹(19)というわけだ。 大久保監督はキャンプ序盤から安楽の二軍降格を示唆してきたが、こんなことも口にしていた。 「挨拶がなってねえ!」 きちんと立ち止まって挨拶をする。これが、大久保監督の教育方針である。だが、安楽は時折、歩きながら「チワ〜ス」とやってしまうらしい。 「序盤から二軍降格を示唆していたということは、最初から一軍で使うつもりはなかったわけです。二軍スタートでやらせてやれば、精神的に落ち込まずに済んだはず」(ベテラン記者) 悪癖を本人に気づかせることと、精神的に追い込むことは違う。 キャンプ序盤の2月6日、安楽はストレートが走らず、ブルペン投球の練習中に顔をしかめる場面があった。安楽を担当した山下勝己スカウトが頃合いを見て近寄り、その態度を注意した。プロ1年目の疲労によるものだ。大久保監督は先の歩きながらの挨拶を指して、「2回やった。オレたちはそういうところを見ているんだ」と報道陣にこぼしたが、安楽の疲労は体力面ではなく、メンタル面からきているのだとしたら。 あまり追い打ちをかけるような言動が続くと、立ち直れなくなってしまうかもしれない。
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スポーツ 2015年02月22日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(23)第四部・100を切るゴルフ実践編「ゴルフの基本マナー・ティーグラウンドとOB編」
2月も後半戦に入りました。寒さは相変わらずですが、スギ花粉が飛散し始めるなど、春は着実に近づいていますね。さて、今回はティーグラウンドとOBについて私なりの見解を綴っていきますね。 ティーグラウンド…本日、最初のホールについて、私はスタート10分前には“そこ”にいる様、心掛けています。例えば9時スタートでしたら、8時50分に集合。前の組を見届ける事を意識しています。 ゴルフのルールに長けているプレーヤーはご存じかと思いますが、ティーグラウンドに入れるのは原則2人。次に打つ人とプラス1人が入れます。この場合、オーナーが打順を決めますが、大概はクジ引き。これで打順を決め、1番目と2番目が(ティーグラウンドに)入ります。 ティーグラウンドは「入り口」があり、そこから入って、そこから出るのがルール。「入口=出口」はゴルフのルールでよくありますよね。例えば、バンカーもそう。バンカーは低いところから入り、そこから出ます。 余談ですが、私がまだルールに関心がなかった頃、この「入り口=出口」を知らず、キャディーさんから注意を受けました。私の場合は、バンカーでボールに近い(アゴが高い)ところから入ろうとしたのです。「どうして?」と思えるルールを遵守してこそ、本当の意味で「名ゴルファー」ではないでしょうか−−。 続いては、OBに関するお話。ゴルフを知らない方でも“とんでもない”ところへボールが飛んだ場合、「ファー」と声をかけるのはご存じでしょう。 この「ファー」、基本的にとんでもない方向へ打ったプレーヤーが発しますが、キャディーさんを始め、周囲にいる人(プロは観客も含め)が一体となって注意喚起を促します。 注意喚起というのは例えば、隣のコースへ打球が流れたとします。隣のコースではよもや、あらぬ方向からボールが飛んできているとは微塵にも感じていません。自らのコースマネジメントに目一杯…と、そのなか、仰天のボールが突入…ビックリする位でしたら、大した騒ぎではありません。 ところが、そのOB球がプレーヤーに直撃したらどうなりますか? 最悪の事態も想定されます。注意喚起というのは「ファー」が聞こえたら“身の危険が迫っている”という条件反射を身体に植え付けさせる作業でもあります。 私もゴルフ駆け出しの頃、冷や汗をかいた経験があります。ドライバーを使ってのショット…ヘッドアップの為、ボールは大きく右に曲がりました。ボールの先には一緒に回っている2人組がいます。私は「ファー」と叫びました。その声で2人組は「ハッ」として周囲を確認し始めました。間もなく私の打ったボールは2人組の一人に直撃! かと思いましたが、ボールが来る事を察知していた彼女は(ボールを)難なく打ち返したのです。私はホッとして、その場で崩れてしまいました。 実際に、私の元にボールが飛んできた事もあります。この時も「ファー」が聞こえたので、周囲をキョロキョロ…危険回避は完璧。私の近くにボールが落ちましたが、私や(私の)周囲にいたプレーヤーも被害に遭わず、済みました。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2015年02月21日 15時00分
本田派vs香川派 アギーレ後任を巡る代理戦争ピッチ裏
日本サッカー協会は2月6日に臨時技術委員会を開き、八百長疑惑で解任したハビエル・アギーレ氏の後任監督問題を協議。霜田正浩技術委員長を中心に候補の絞り込みを行った。 委員会には名古屋グランパス久米一正GM、鹿島アントラーズ鈴木満常務取締役強化部長ら6人が出席、10人前後のリストから半数に絞り込んだという。霜田委員長は「5人ぐらいです。日本人はいません」と明言し、今後は2億円強の年俸を準備してリストに残った候補者の“身体検査”をはじめ、本格的調査をスタートさせる。3月7日に開幕するJ1の監督は除外した。 「技術委員会が作成したガイドラインには、選手または監督でW杯経験があること、欧州チャンピオンズリーグ(CL)などでの采配経験、現在フリーなど15程度の条件が記されている。ピタリ当てはまるのは、ブラジルW杯でポルトガル代表を指揮したパウロ・ベント氏。スポルティング(ポルトガル)監督時代に欧州CL采配経験があり、推定年俸も2億2000万円で予算内にほぼ収まる。前イタリア代表監督のプランデッリ氏、前ゼニト(ロシア)監督のスパレッティ氏、元オランダ代表監督のファンマルバイク氏らの名前も囁かれています」(全国紙の運動部記者) 一方、各スポーツ紙にはなじみの名前が並ぶ。中心候補は3人。スポニチ、日刊が元鹿島監督のオリヴェイラ氏(現サンパウロリーグ・パルメイラス監督)を候補に挙げ、報知と中日は呉越同舟で前名古屋監督のストイコビッチ氏。サンスポは現役時代に鹿島、ACミランで活躍した元インテル監督のレオナルド氏を報じている。 「技術委員会の選考会に鹿島と名古屋の幹部が参加していたように、この二つのクラブが鍵。オリヴェイラ氏とレオナルド氏は鹿島のOB、ストイコビッチ氏は名古屋のOBです。世界のサッカー事情に詳しい霜田委員長がパウロ・ベント氏やプランデッリ氏を推奨しても、アギーレ監督でミソを付けた以上、協会内だけの人選ではファンが許さない。引責辞任を免れただけでも、もっけの幸いなのですから…」(協会関係者) 結局、スポーツ紙が報じる3本線が有力のようだが、どこが本筋なのか。実はこの選考をややこしくしているのが、本田圭佑と香川真司、両陣営の綱引きだという。アギーレ解任劇が示すように、協会にとっての最大の圧力団体になっているのが、本田と香川目当ての大手広告代理店とスポンサー企業。 日本代表には公式パートナーのキリングループと公式サプライヤーのアディダスをはじめ、10社以上のスポンサーが付いており、昨年末に8年推定200億円の大型契約を更新したばかり。各企業はそれぞれ本田と香川を支援しており、協会はこの声を無視できないのだ。 「香川の本音はセレッソ大阪時代の恩師レヴィー・クルピ氏にある。一昨年にセレッソを去るまで清武弘嗣、乾貴士、柿谷曜一朗、山口蛍を育て上げ、現代表メンバーには教え子が多いし連携しやすい。しかし、クルピ氏は'14年に就任したアトレチコ・ミネイロをブラジル杯優勝に導いたことで国内の評価が高まり、クラブが手放さない。本人もブラジル代表監督を目指しており、日本代表には興味がない様子です。そのクルピ氏が推しているのがオリヴェイラ氏なのです。香川の希望はドイツでプレーする選手たちの総意でもあり、協会はオリヴェイラ氏を本命視せざるを得ないのでしょう」(専門誌記者) オリヴェイラ氏は名門パルメイラスの現役監督。この時点で協会のガイドラインから外れてしまう。そこで協会サイドは、W杯予選前最後の国際親善試合となる3月27日のチュニジア戦(大分)、同31日のウズベキスタン戦(東京)の2試合については、昨季まで甲府を率いた城福浩氏を代理起用し、サンパウロリーグのシーズン終了を待ってオリヴェイラ氏と正式契約を結ぶ構想を描いているという。 そんな香川派主導の次期監督選考に“本田派”が反発し、横やりを入れてきた。「付け焼刃的な改革では6月から始まるロシアW杯予選を勝ち抜けない」と、もっともな反論をしているというのだ。 本田派はザッケローニ氏の下で取り組んできた4年間のイタリア流サッカーを捨ててはいけないとも訴え、ACミランの先輩で鹿島でも活躍したレオナルド氏を推しているという。同氏はインテル監督時代には長友佑都を獲得し、欧州屈指の選手に送り出した。その長友は本田派の重鎮。ザッケローニ氏の支持も取り付けているようだ。 この両陣営の対決を憂慮して浮上してきたのが、ピクシー(妖精)の愛称で親しまれ、名古屋で選手としても活躍した前監督のストイコビッチ氏案。本田は同じ名古屋のOBであり、ストイコビッチ氏の師アーセン・ベンゲル氏(イングランド・プレミアリーグ、アーセナル監督)は香川が尊敬する人物。これなら丸く収まるという折衷策だ。 「本田派vs香川派」の姿を変えた代理戦争−−。就任する新監督により、代表内の覇権争いも決着する。
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スポーツ 2015年02月21日 15時00分
こりゃアカン! 阪神球団創設80周年で心中する韓国投手(2)
しかし、両左腕とも実力は折り紙付き。「梁ヒョン種が広島との練習試合で登板する」との“テッパン情報”を阪神がゲットできたのは元身内によるもの。起亜の金紀泰監督はかつて、阪神にコーチ留学した経験がある。そのホットラインによって「SKワイバーンズの二次キャンプ(沖縄県金武町)に、金廣鉉が来る」との情報も重ねて得たのだ。 阪神が昨季オフ、呉昇桓投手獲得のために三星ライオンズに支払った移籍金は、5000万円+出来高5000万円。契約金2億円、年俸3億円(推定)だった。契約金込みの5億円を梁ヒョン種に提示するのは払い過ぎだとしても、起亜に払う5000万円の移籍金なら、即金で用意できる。FA市場の目玉だった金子千尋に提示するはずの『4年総額20億円+出来高』が、手付かずで残っているからだ。 今季のチーム総年俸は、33億7330万円(推定)。本誌計算ではソフトバンク、巨人、オリックスに次いで4位だが、“助っ人だけ”だと12億5700万円。ソフトも外国人選手の総年俸が11億円台だが、それは6人も在籍しているからで、“4人で12億強”を支払っているのは阪神だけだ。ライバルの巨人は6人で3億6300万円。トラは総年俸の30%強を外国人選手に支払っている。 「梁ヒョン種は、オリックスも獲得を狙っていました」(スポーツライター・飯山満氏) 金子の残留に加え、中島裕之の争奪戦でもオリックスに煮え湯を飲まされた。ここは“トラの意地”を見せておきたいが、NPBには一軍登録できる外国人選手は「4人まで」とのルールがある。メッセンジャーが先発した翌日に、その登録を抹消して梁ヒョン種と入れ換えるとしても、10日間は再登録できなくなる。 「メッセンジャーはタフなので、中5日の登板も可能です。もちろん、リリーバーの呉昇桓を10日間も外すことはできません」(トラ番記者) メッセンジャーは最多勝と奪三振を、呉昇桓はセーブ王のタイトルを獲得した。マートンは首位打者、ゴメスも打点王に輝いた。この助っ人の優秀さが12億円強というアンバランスなチーム総年俸の図式も作ってしまったが、韓流2人を獲得できたとしても、二軍戦の勝率を上げるだけだろう。 「トラは今季、外国人選手の6人制を想定しています。故障などの際、緊急獲得してもビザ取得で約1カ月のロスが出る。球団創設80周年を是が非でも優勝で飾るためには、そのロスを防ぐ必要があるんです。オフの間、外国人選手の代理人が阪神に売り込みに来ていました」(同) まさに外国人パラダイス。費用対効果は悪そうだが、オリックスにナメられたままでは伝統球団のメンツにも関わってくる。和田監督は「ちょっと療養」というわけにはいかないのだ。
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スポーツ 2015年02月20日 16時40分
2015年12球団戦力分析 『混セ&パ2強』説は本当か!?(DeNA編)
中畑清監督は就任4年目にして、初めて口にしたのが「手応え」。確かに、投打ともに人材は揃いつつある。とくに先発スタッフは、12勝の久保康友を筆頭に、井納翔一(11勝)、モスコーソ(9勝)、山口俊(8勝)と計算が立つ。ベテラン・三浦大輔もキャンプ初日からいきなり80球を投げ込み、健在をアピールしている。三嶋一輝、柿田裕太、ドラフト1位・山崎康晃、トライアウトからの復活を目指す東野峻もいる。この東野が輝きを取り戻せば、山崎を救援にまわすことも可能だ。 近年、『左投手不足』が課題とされてきたので、中畑監督はドラフト4位・福地元春を早い時期から実戦テストしてくるだろう。同2位の石田健大は左肩違和感のため、二軍スタート。福地を見た心証だが、スピードよりも重さを感じさせるボールを投げていた。社会人時代、走者のいない場面でもセットポジションで投げてきたが、面白いクセも見られた。 軸足となる『左足』を軽く曲げてから、右足を挙げる。彼なりの“投球リズム”だと思うが、クイックモーションのとき、その両足の動きは小さくしなければならないので、球速、球質が変わらないかが『合否ポイント』になりそうだ。 福地にやってもらわなければ、DeNAの左の救援は「岡島秀樹(前ソフトバンク)、林昌範のベテラン」をアテにしなければならない。ベテラン左腕・高橋尚成は先発で調整していた。ひょっとしたら、福地がキーマンになるのではないだろうか。 中畑監督のコメントで、気になる点が1つある。「1番・梶谷、4番・筒香」発言だ。この2人の成長が勝敗を左右するのは必至だが、2人とも外野手である。昨季同様、梶谷が右翼、筒香が左翼を守ると思われるが、残るセンターのレギュラーを成長著しい桑原将志、俊足の荒波翔、下園辰哉が争うことになり、一発のある多村仁志、松本啓二朗、若手の関根大気の使いどころも難しくなる。 キューバの至宝・グリエルの来日日程は未定(18日時点)。『一塁・ロペス(前巨人)、三塁・バルディリス』でスタートし、状況を見ながら、この3人の外国人選手を使い分けていくことになりそうだ。 興味深いのが、正遊撃手争い。昨季、DeNAはリーグワーストの116失策を記録したが、遊撃手の山崎憲晴(12個)、白崎浩之(11個)の2人がチームの1、2位という始末。ドラフト3位の倉本寿彦(24=日本新薬)が連日、バットでもアピールしている。フリー打撃で東野からバックスクリーン直撃弾を放ったのは既報通りだが、山崎、白崎も守備練習に相当な時間を割いていた。白崎は打力を買われて1位指名された選手だ(12年ドラフト)。倉本が長打力なら、白崎は広角に打ち分ける素質がある。白崎の打撃は「我慢して実経験を積んでいけば開花する」というのが、周囲の評価だ。中畑監督は白崎にもチャンスを与えたいと思っているはずだが、勝ちにこだわるのなら、打撃面でもアピールしている倉本を使ってくるだろう。 DeNAの開幕カードは原巨人。次カードはV候補の緒方広島。この6試合を勝ち越せば、波に乗れるはず。DeNAのキャンプは明るい。「今年こそ」という期待感を選手たちも持っているような印象を受けた。グリエルの来日が遅れても、序盤戦を乗り切れそうだ。
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スポーツ 2015年02月20日 16時30分
こりゃアカン! 阪神球団創設80周年で心中する韓国投手(1)
春季キャンプも中盤に差し掛かったころ、阪神タイガースが“二つの事件”に直面した。 2月15日の朝、和田豊監督が体調不良で病院へ…。原因は持病の高血圧−−。その一報に報道陣は慌てふためいたが、球団上層部が一笑に付した。 「今朝起きたとき少しふらついたそうです。もともと血圧が高めなので、万一に備えてです」 大事に至らなかったのは何よりだが、球団創設80周年のメモリアルとなる今季、優勝、日本一が必須となる重圧は並大抵ではない。まして、トラはオフの補強で全敗している。血圧が上がるのも無理はない。 「急きょ、編成担当者を沖縄に残すことになりました」(球界関係者) 一軍は2月25日に宜野湾キャンプを切り上げ、高知県安芸市に移動する。球団スタッフもその予定だったが沖縄に残り、同24日と26日に“緊急調査”をしなければならなくなった。対象は2人の韓流左腕だ。 和田監督を悩ませているのは、先発投手の頭数が足りないこと。能見、藤浪、メッセンジャー、岩田の4人までは計算が立つものの、それ以降の先発要員は「投げてみなければわからない」(阪神OB解説者)状況だからである。 「1人目は、広島カープとの練習試合に登板する韓国・起亜タイガース所属の梁ヒョン種(ヤン・ヒョンジョン=26)投手。梁は昨秋、ポスティングシステムによる米球界挑戦を試みました。最速154キロ、リーグ2位の16勝を挙げた左腕に対し、応札球団はあったものの、起亜は突如態度を一変。落札金があまりにも低過ぎるとし、一度は認めた米球界行きを取り消しました。もうひとり、SKワイバーンズの金廣鉉(キム・グァンヒョン=26)投手もパドレスとの入団交渉まで進みましたが、現地の評価が予想していた以上に低く、交渉決裂となりました」(米特派記者) 梁ヒョン種の応札金額は非公開だが、金廣鉉の獲得のためにメジャーリーグ側が提示した最高応札金は、パドレスの200万ドル(約2億3000万円)。韓流左腕のポスティングといえば2012年オフ、ドジャースと契約した柳賢振(リュ・ヒョンジン=27)のケースが思い出されるが、その入札金は2574万ドルで、金廣鉉は1ケタ少ない。 「金廣鉉は北京オリンピックで好投、'09年WBCの韓国代表メンバーでもあります。メジャーリーグが入札制度の上限金を設けているのは日本に対してだけ。とはいえ、柳賢振のような大型契約に発展する韓流左腕は、しばらく出現しないでしょう」(同)
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スポーツ 2015年02月20日 15時00分
日本のバラエティー番組出まくりでヤンキース球団が警戒する田中将大バッシング
メジャーリーガー田中将大投手(26=ヤンキース)の2年目が、いよいよスタートする。田中は2月21日から始まるバッテリー組のキャンプに備えているが、今季は居心地の悪さを感じることになりそうだ。 「米メディアの最大関心事は、田中が復活できるかどうかということ。ラリー・ロスチャイルド投手コーチが、田中を徹底管理するとメディアに対して語っています」(米特派記者) 昨季、田中は右ヒジ靱帯の部分断裂に苦しみ、不本意なシーズンを送った。ロスチャイルドコーチは「彼は良い冬(オフのトレーニング)を過ごした」ともコメントしていたが、一番怖いのは“再発”だ。 「田中が日本でバラエティー番組に出まくっていたことは米国ファンにも伝えられています。大体、米国ではアスリートはバラエティー番組には出ません。従って、田中のオフの過ごし方に疑問を呈する声もファンから聞かれました。そういった批判的な声を払拭する意味もあって、ロスチャイルドコーチは『良いオフを送った』と話したのでしょう」(同) 完全復活ができれば、瞬く間に批判は消えるだろう。しかし、田中は186億円を投じて獲得した“VIP”でもある。本来ならば、1年目から十分な結果を残さなければならないポジションにいた。 「けがはアクシデントなので大目に見てもらえましたが、バラエティーに出ていたことで“即、結果”の空気が強まりました」(米国人ライター) ファンも注目する中、ロスチャイルド投手コーチが密着する目的は、復活のサポートだけではない。右肘故障の再発、もしくは完治しても本来とは程遠いピッチングしかできないのであれば、批判を最小限に抑えるため、マイナー調整も辞さないつもり。その判断役も託されたのだ。 「大型契約を交わさなければ、手術とリハビリの猶予も与えられたんですが」(前出・特派記者) 今季は黒田博樹もイチローもいない。バラエティーリーガーと野次られなければいいが…。
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