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こりゃアカン! 阪神球団創設80周年で心中する韓国投手(1)

 春季キャンプも中盤に差し掛かったころ、阪神タイガースが“二つの事件”に直面した。

 2月15日の朝、和田豊監督が体調不良で病院へ…。原因は持病の高血圧−−。その一報に報道陣は慌てふためいたが、球団上層部が一笑に付した。
 「今朝起きたとき少しふらついたそうです。もともと血圧が高めなので、万一に備えてです」

 大事に至らなかったのは何よりだが、球団創設80周年のメモリアルとなる今季、優勝、日本一が必須となる重圧は並大抵ではない。まして、トラはオフの補強で全敗している。血圧が上がるのも無理はない。
 「急きょ、編成担当者を沖縄に残すことになりました」(球界関係者)

 一軍は2月25日に宜野湾キャンプを切り上げ、高知県安芸市に移動する。球団スタッフもその予定だったが沖縄に残り、同24日と26日に“緊急調査”をしなければならなくなった。対象は2人の韓流左腕だ。
 和田監督を悩ませているのは、先発投手の頭数が足りないこと。能見、藤浪、メッセンジャー、岩田の4人までは計算が立つものの、それ以降の先発要員は「投げてみなければわからない」(阪神OB解説者)状況だからである。
 「1人目は、広島カープとの練習試合に登板する韓国・起亜タイガース所属の梁ヒョン種(ヤン・ヒョンジョン=26)投手。梁は昨秋、ポスティングシステムによる米球界挑戦を試みました。最速154キロ、リーグ2位の16勝を挙げた左腕に対し、応札球団はあったものの、起亜は突如態度を一変。落札金があまりにも低過ぎるとし、一度は認めた米球界行きを取り消しました。もうひとり、SKワイバーンズの金廣鉉(キム・グァンヒョン=26)投手もパドレスとの入団交渉まで進みましたが、現地の評価が予想していた以上に低く、交渉決裂となりました」(米特派記者)

 梁ヒョン種の応札金額は非公開だが、金廣鉉の獲得のためにメジャーリーグ側が提示した最高応札金は、パドレスの200万ドル(約2億3000万円)。韓流左腕のポスティングといえば2012年オフ、ドジャースと契約した柳賢振(リュ・ヒョンジン=27)のケースが思い出されるが、その入札金は2574万ドルで、金廣鉉は1ケタ少ない。
 「金廣鉉は北京オリンピックで好投、'09年WBCの韓国代表メンバーでもあります。メジャーリーグが入札制度の上限金を設けているのは日本に対してだけ。とはいえ、柳賢振のような大型契約に発展する韓流左腕は、しばらく出現しないでしょう」(同)

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