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巨人若手台頭の裏にゴジラのアドバイスあり 松井信者増加で原監督のクビが寒い?

 原巨人の開幕オーダーは純国産打線になりそうだ。
 2年目のレスリー・アンダーソン(32)の左肘の回復が遅れているせいもあるが、大田泰示(24)が一皮むけたおかげでもある。
 「2月15日の紅白戦で放ったバックスクリーン右への大本塁打は、ネット裏にいた長嶋茂雄終身名誉監督も唸っていました」(現地記者)

 現時点では左翼を亀井、中堅に大田、右翼が橋本という外野布陣が予想されている。内野も一塁へ阿部慎之助(35)がコンバートされ、日本人選手一色となった。以前から自前の日本人選手で打線を編成するプランを抱えていた原辰徳監督(56)には待望の布陣だろう。しかし、アンダーソンが怪我で出遅れているように、ベテランの阿部や村田修一(34)には全試合出場を続けると故障が懸念される。
 「巨人の内野はレギュラーがコケると、一気に戦力ダウンする危険性を秘めています。たとえば、三塁の村田(修一=34)か、一塁の阿部(慎之助=35)に何かあったら、打線は破壊力を失います。そうなれば新人の岡本和真(18)が大抜擢される可能性すらもある」(同)

 主力の故障で岡本に早期一軍デビューのチャンスが巡ってくるとなれば、レギュラー奪取目前の大田も加えて、若手中心の編成になる。坂本勇人(26)以来の生え抜きの台頭は原監督の願いだった。だが、大田と岡本の台頭に関しては手放しでは喜べないという。
 「大田、岡本はゴジラ松井に心酔しているというか…」(球界関係者)

 次期監督候補と言われて久しい松井秀喜氏(40)が巨人キャンプを訪問したのは、2月3日。今回は背広で登場したように臨時コーチではなく、表敬が目的だった。しかし、同日の昼食休憩の時間に、松井は二軍練習場まで足を運び、岡本のフリー打撃を視察した。それも、ゲージ後ろまで近づいて、だ。
 その後、岡本に対し、松井は身振り手振りを加え、熱心に何かをアドバイスしていた。
 「何を話したかって? ヒミツです」

 岡本は取り囲む記者団を煙に巻いたが、昨季に同様の指導を受けた大田も同じような対応を見せている。松井氏と何かを話した後に、「松井さんにも『ノーコメント』と言われたので、ナイショです」と、内容は明かしてくれなかった。
 「松井は大田に技術的なアドバイスを昨春に送っており、それが昨季終盤戦での活躍に繋がったと見る声もあります」(前出関係者)

 技術的なアドバイスはしたかもしれないが、1年を通じてチームに帯同するわけではないので、細かい技術指導はしていないという。しかし、短い会話のなかにも大田を変貌させた要素はギッシリ詰まっていたようで、ゴジラと対面後の岡本も明らかに表情が変わってきた。
 「12日の二軍紅白戦で岡本は守備でミスをしました。プロとして恥ずかしい落球でしたが、全然気にしていなかった。入寮時の取材では記者団との受け答えもまともにできなかったのに、いまではしっかり自分のペースで練習できています」(同)

 松井のアドバイスで気持ちに余裕が生まれたのかもしれない。そのせいか、巨人若手のなかにもゴジラ信者が増えつつある。
 大田が活躍すれば、的確なアドバイスを送るゴジラ松井の存在も再クローズアップされるだろう。今年契約最終年を迎えた原監督の胸中は…。

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