○ ドジャース 12 - 6 カージナルス ●
<現地時間8月5日 ドジャー・スタジアム>
ドジャースの大谷翔平選手(31)が5日(日本時間6日)、本拠地でのカージナルス戦に「1番・指名打者」でフル出場。2安打含む3出塁3得点の活躍でチームの大勝に貢献し、メジャー通算1000安打まで残り1本に迫った。
過去の対戦で8打数4安打と得意にしている元巨人のカージナルス先発・マイコラスと2打席対戦。初回の第1打席は1ボール2ストライク後の高め直球を捉え、打球速度108.3マイル(約174)の痛烈な打球は右中間への二塁打となった。続くベッツの遊ゴロの間に三塁へ進むと、3番・フリーマンの中犠飛で先制の生還。メジャートップを独走する103得点目を記録した。
2-2の同点に追いつかれた直後の2回の第2打席は一死一、二塁の好機だったが、低めのチェンジアップを打たされ遊ゴロ併殺。4回の第3打席は二死無走者で2番手右腕・スバンソンと対戦し空振り三振に倒れた。
2点リードで迎えた7回の第4打席は、イニング先頭で4番手右腕のフェルナンデスと対戦。ここは一度もバットを振らずストレートの四球で一塁へ歩くと、続くベッツの打席で今季16盗塁目となる二盗を決めた。一死後、4番・マンシーの右前適時打で6点目となる生還。ドジャース打線はその後もつながり一挙5得点のビッグイニングとした。
再び先頭だった9回の第5打席は、ボテボテのゴロが三塁内野安打となり2試合ぶりのマルチ安打をマーク。三進後、またもフリーマンの中犠飛でダメ押しとなる11点目のホームを踏み、これが今季105得点目となった。
この日は4打数2安打、1四球1盗塁3得点の働きで打率は.276、OPSは.981にアップ。これでメジャー通算999安打ととなり、イチロー氏(3089安打)、松井秀喜氏(1253安打)に次ぐ、日本選手3人目のメジャー通算1000安打に王手をかけた。
ドジャース打線はマンシーとT.ヘルナンデスが、それぞれ2本塁打含む4安打4打点を記録するなど打線が爆発。本拠地で大勝し再び貯金18とした。
一方、大敗したカージナルスは再び借金1。3回5失点KOのマイコラスは9敗目(6勝)を喫し、「5番・中堅」でフル出場したヌートバーは4打数2安打で出場7試合ぶりのマルチ安打をマークし、打率は.230、OPSは.708となった。