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芸能ネタ 2018年12月03日 12時20分
ミキがM-1“ジャニーズネタ”でファン賛否 過去にナイツも苦しんだ“忖度”とは
2日、漫才師No.1を決める大会『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)が開催。既報の通り、霜降り明星が決勝ラウンドに進出した和牛、ジャルジャルを下して初の栄冠に輝いた。 そんな中、敗者復活で勝ち上がった兄弟コンビ・ミキの漫才が物議をかもしている。彼らが披露したネタは、弟の亜生が、兄・昴生の履歴書をジャニーズ事務所に送った……というもの。 その中で、「ジャニーズグループに欠員が出ている」と発言したミキ。この件について、ネットでは「爆笑だった」との声がある一方、ジャニーズファンからは「ネタにしないでほしかった」「苦しい」と賛否両論だった。 「女子高生に対して強制わいせつをした疑いで書類送検されたTOKIOの元メンバー・山口達也氏、パニック障害で休業しているSexy Zoneの松島聡やKing&Princeの岩橋玄樹など、確かに今年、活動を休止したタレントは多くいました。正直、ジャニーズファンは良い意味でも悪い意味でも反応しすぎてしまう面はある。ネットでは、そうしたことを意識せず“タブーに挑戦した”という声も散見されました」(芸能ライター) “タブー”という意味では、『M-1グランプリ2008』でナイツが“SMAPネタ”を最終決戦で披露したことがある。この時は、オードリーとNON STYLEに票が分かれ、3位となった。 後に審査員を務めていたダウンタウン・松本人志は、自身がレギュラー出演していたラジオ番組『放送室』(TOKYO FM)で、「いわゆる“ジャニーズネタ”は、悪い風潮で、客から“イジっていいの?”って空気が流れる。客も(面白いと)分かっているけど、“後で怒られるんちゃうん?”って」と語っていた。 「ミキは、ネタの中で小さい頃の夢で“SMAPに入りたい”とも発言。揶揄したわけでもないですし、逆にSMAPファンからは“名前を出してくれてありがとう”との声が多くありました。同時間帯にAbemaTVで、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が『7.2 新しい別の窓』を放送していたのも大きかったと思います」(同上) 見事“タブー”にも負けず、笑いをかっさらい4位に食い込んだミキ。彼らが来年M-1に挑戦するかは不明だが、ミキの爆発力を持つ漫才を心待ちにしているファンも多いだろう。一部の声に委縮せず、また面白いネタを披露してほしいものだ。
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芸能ネタ 2018年12月03日 12時15分
関口宏の外国人選手への発言が物議 張本勲氏も同調し、ネットで「ヘイトスピーチでは」の声も
2日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、関口宏が外国人差別と取られかねない発言を行い、一部から怒りの声が上がっている。 番組では、2018年のプロ野球個人タイトル獲得者とベストナイン選手をフリップで紹介。セ・リーグMVPの丸佳浩選手(広島東洋カープ)、パ・リーグの山川穂高選手(西武ライオンズ)らが紹介されると、いつもは厳しい張本勲氏も納得の声を上げる。 さらに、最多勝や最多奪三振などセリーグの投手タイトルを総ナメにした菅野智之投手(読売ジャイアンツ)についても、「群を抜いている」と称賛した。 問題発言をしたのは関口。セリーグの打者部門(首位打者・最多本塁打・最多打点)を中日・ビシエド、横浜DeNA・ソト、ヤクルト・バレンティンが獲得したことに触れ、 「これがいけませんじゃないですか。セリーグは全部外人ですよ。これはどうにかならんですか」とコメント。ゲストの荻原次晴氏は、苦笑いを浮かべる。 張本氏も「いやあ良くないね。パ・リーグは全部日本の選手だから。頑張らないと」と日本人選手にエールを送るも、外国人選手が打撃3部門を独占する状況について、「良くないこと」という見方を示した。 関口の「外人」発言について、ネットユーザーからは「コンプライアンスがわかっていない」「今の時代、外人と発言するのは不適当」などと怒りの声が。また、外国人選手が打撃3部門を独占したことを「良くない」とした関口・張本両氏についても、「外国人であろうと日本プロ野球で活躍しているのだから祝福するべき」「日本人頑張れというエールならわかるが、『良くない』とは許せない」「外国人労働者が増える中でこんなこと言っていいの?」「ヘイトスピーチでは?」など、怒る人が続出している。 『サンデーモーニング』内では、差別やヘイトスピーチを厳しく糾弾している関口が、「外人」「外国人選手がタイトルを取ることは良くない」などと発言することに違和感を覚える人は多く、中には「ヘイトスピーチを糾弾したいのではなく、特定の民族に対する逆風発言を嫌っているだけなのでは」という声もあるほどだ。 本人としては思わず出た言葉なのだろうが、不適切といわざるをえない。
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芸能ニュース 2018年12月03日 12時10分
あゆ、サングラスで紅葉? インスタ写真にツッコみ殺到で『FNS歌謡際』出演に注目集まる
歌手の浜崎あゆみが自身のInstagramを更新し、ツアーで訪れた広島での一コマを綴った。 広島は浜崎にとって「ツアーで数え切れないほど来させてもらっている」街だそうだが、これまで時間をかけて回ったことはないようで、「初めてゆっくり歩けたことに感動…まだまだ知らないことがたくさんあって嬉しい」と感激。そして、紅葉をバックにした自身のショットを掲載した。 これを受け、ネット上では広島に住んでいると思われる人たちから「広島好きみたいで嬉しい」との声が挙がったが、一方で、浜崎が投稿した写真がサングラスをかけて紅葉を見ているような姿に見えるため、「せっかくの紅葉なら、そのサングラス外して本当の色を楽しめばいいのに」という批判も。また、浜崎のこの日のファッションは大き目のジャケットにほっそりとした足が見えるものなのだが、「修正とか加工酷すぎ」と加工を疑う人も多かった。 「浜崎さんは12月5日に放送される『2018 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に出演することが決まっているのですが、毎回インスタでの写真が加工ではないかと疑う人達からは『加工無しの体型を見るのが楽しみ』『歌謡祭で脚の細さが本物か検証しないと』という声が聞こえ、別の楽しみ方を見つけている人も多いようです。確かに、浜崎さんのインスタは加工をしているのではないかと思う写真も多いですが、それは浜崎さんに限ったことではない。多くの芸能人がそうですし、今では一般人の中でも写真を加工するのは当たり前です。それなのに叩かれてばかりでかわいそうな気もしますね」(芸能記者) しかし、浜崎が『2018 FNS歌謡祭』に出場することで注目されているのはこれだけではない。 「浜崎さんは、歌謡祭で宇多田ヒカルさんの『Movin' on without you』を歌うことを発表していますが、浜崎さんの歌唱力で宇多田さんの歌が歌えるのかとネット上では批判を浴びています。しかし一方で、難しい宇多田さんの歌を選んだことで『メンタルがすごい』という称賛もありますね。いずれにせよ、注目度は高そうです」(前出・同) 相変わらず、話題が絶えない歌姫である。記事内の引用について浜崎あゆみの公式Instagramよりhttps://www.instagram.com/a.you/?hl=ja
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社会 2018年12月03日 12時00分
「耳がジンジンしたから」奇妙な犯行動機で69歳の男がスーパーの商品の袋に鎌で穴を開ける
東京都日野市のスーパーで10月、グラニュー糖や塩などの商品14袋に鎌で穴を開けるなどしたとして、69歳の男が威力業務妨害の疑いで11月末に逮捕された。店内の防犯カメラに商品の袋に穴を開けている男の様子が映っており、事件後、スーパーの従業員が他に被害がないか商品の安全点検を強いられたという。被害に遭った商品の総額は5000円弱。取り調べに対し、男は「このスーパーの食べ物で、耳がジンジンしたからやった。パンを買って食べたら体調が悪くなったので、個人的な恨みでやった」と容疑を認めている。 この事件に対して、ネットユーザーからは「耳がジンジンって何?」「パンを食べたせいで体調が悪くなったなら、普通に文句を言えばよかったのでは」「なんにせよ、店にとっては迷惑極まりない犯行」と、男の犯行と供述内容への疑問の声が多数上がっていた。また、「なんらかの病気なのではないだろうか」「正直、正常な状態の人間とは思えない」「こうした事件を起こす人の脳内ってどうなっているんだろう」といった、男の異常性に言及する声も見られた。 今年6月7日、千葉県市川市の大型スーパーで、陳列されていたハンバーガーを手に取って指で穴を開けている様子が防犯カメラに映っていたことから、自称無職の67歳の男が偽計業務妨害の疑いで千葉県警行徳署に逮捕された。男は5月27〜30日にかけて、食品売り場のワゴンで特売されていた、少なくとも6個のハンバーガーの袋に指で穴を開け、売り物にならないようにした。スーパーでは4月上旬から、カップ麺やヨーグルトのフタ、サンドイッチの袋に穴が開けられる被害が相次ぎ、6月4日に被害届を出していた。男は容疑を認めたものの、動機に関しては「自分でも言葉ではうまく言えない」と供述したという。 こういった犯罪を起こす人間は、なんらかの原因で、自分自身でも感情のコントロールをすることができなくなっていた可能性がある。再犯防止のためにも、その後のケアを行ってほしいところだ。文/浅利 水奈
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芸能ニュース 2018年12月03日 11時55分
ベッカムに水原希子、吉沢亮、RADWIMPSも! ディオールのメンズショーに豪華メンバー集結
11月30日、都内で『ディオール メンズプレフォール2019コレクション』が開催。来日中のデイビット・ベッカムはじめ、ケイト・モス、ベラ・ハディッドら豪華メンバーが会場に足を運び、報道陣のフォトコールに応じた。 キム・ジョーンズ(Kim Jones)が手掛ける2019年プレフォールコレクションが発表され、メンズのショーが会場で行われたが、会場には有名モデルや俳優らが次々に訪れ、豪華絢爛。そんな中、ベッカムは報道陣の前に姿を現すと、終始ご機嫌。「サンキュー、サンキュー」と愛想を振りまきながら、カメラマンらのリクエストに丁寧に応えた。 海外勢に対し、日本勢も吉沢亮はじめ、三代目 J Soul Brothersの登坂広臣など、旬のイケメン俳優や文化人がずらり。岡田健史、窪塚洋介、RADWIMPSの野田洋次郎、秋元梢、本木雅弘の息子のUTA、DISH//の北村匠海、竜星涼、ケンブリッジ飛鳥、emma、村上隆らが登壇。また、水原希子も背中をあらわにしたセクシーで大胆なドレスで登場。会場の話題をさらっていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ネタ 2018年12月03日 11時50分
レイザーラモンRG、カルロス・ゴーンネタで新境地?『R-1』優勝へ向け本気のコスプレ
一人芸ナンバー1決定戦『R-1ぐらんぷり2019』の「やります会見」が11月30日、都内で行われ、昨年の覇者である濵田祐太郎はじめ、ゆりやんレトリィバァ、紺野ぶるま、河邑ミク、霜降り明星(粗品、せいや)、トレンディエンジェルのたかし、ジャッキーちゃん、レイザーラモンRG、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、しゅんしゅんクリニックPらが出席。本大会への意気込みを語った。 前年覇者の濱田は登壇後、さっそく凱旋漫談を披露したが、今大会への出場を問われると、「今回は出場はしないでおこうと思います」とこれを否定。「目標があって、もう何段階か上に行きたいんです。次は審査員として参加できるよう活躍したい」と不出場の理由を説明。一方、濱田と対照的に優勝へ前向き宣言したのはレイザーラモンRG。この日はカルロス・ゴーンを模倣したカツラと衣装で登場し、「アルロス・ゴーンです」と自己紹介すると、ブルゾンちえみのネタを拝借しつつ、決めの部分では「50億!」と数字を変えて決めポーズ。「ネタはすでにもう3つくらいできています」と優勝へ意気込んだ。 トレンディエンジェルのたかしは、昨年ルシファー吉岡にネタを作ってもらっていたと明かし、「今年は(出場しない)濱田君にネタを作ってもらいます」と他力本願なコメント。昨年2回戦敗退のしゅんしゅんクリニックPは壇上で持ちネタの「ヘイヘイドクター」を披露。「優勝してクリニックを開業したい」と闘志むき出し。河邑は「男性のお客さん、わたしの顔じゃなく、ネタをちゃんと見てほしい」と可愛いアピール全開で客席へ微笑みかけると、「優勝したいです」とこちらも大会制覇に意欲を燃やしていた。(取材・文:名鹿祥史)
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社会 2018年12月03日 07時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★日産で起きたクーデター
11月19日に東京地検特捜部が、金融商品取引法違反の疑いで、日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏と同社代表取締役のグレッグ・ケリー氏の2人を逮捕した。ゴーン氏は、直近5年間の報酬を総額50億円と有価証券報告書に記載していたのに、実際は2倍の100億円を受け取っていた。 逮捕を受けて、20日の東京株式市場では、日産の株価が5%強下落。理由の一つは、ゴーン氏なきあとの経営への不安だ。ゴーン氏は、’99年の入社直後に日産リバイバルプランを発表し、当時2兆円以上あった有利子負債をたった4年でゼロにする奇跡を起こしたことで、その経営力が高く評価されている。ただ、ゴーン氏が行った経営改革は、工場の閉鎖・売却、2万人を超えるリストラ、そして下請けの半分を切り捨てるコストカットであり、取り立てて目新しい戦略ではなかった。だから、ゴーン氏がいなくても日産はやっていけるだろう。 もう一つの理由は、日産が上場廃止になる懸念だ。実際、’04年に西武鉄道が有価証券報告書の虚偽記載を理由として上場廃止になっている。上場廃止で、資金調達に行き詰まった西武鉄道は、ハゲタカファンドのサーベラスからの出資を仰ぐ羽目になり、一時は経営権を奪われかけた。ただ、日産が上場廃止になる可能性は低いだろう。今回の逮捕は、周到に準備されたクーデターとみられるからだ。 その証拠に、ゴーン会長に逮捕状が執行される前に、日産はゴーン氏解任のための取締役会を開くと発表している。同時に日産側は、ゴーン氏の犯罪を告発した内部通報者が罰せられないよう、検察当局と司法取引をしている可能性が高いのだ。そうした点を考えると、ゴーン氏にすべての責任を負わせて、日産は上場継続ということで、東証と話がついている可能性も高いのではないだろうか。 問題は、ゴーン氏がなぜ、こんな犯罪に手を染めたのかということだ。最大の理由は、彼の高額報酬に対する世間の批判が強いからだろう。ゴーン氏が会長を務めるフランスの自動車メーカー、ルノーの株主総会では、ゴーン会長の報酬が9億を超える高額であることが問題になり、54%の株主が報酬案に反対した。結果、ゴーン氏は報酬の一部削減に追い詰められたのだ。 ただ、ゴーン氏の直近の報酬は、日産7億円、三菱自動車3億円、ルノー9億円と、3社合計で20億円近くに達している。これまでの経歴を考えると、ゴーン氏の手元には100億円以上の資産が残っているだろう。そんな大金持ちが、なぜ犯罪に手を染めてでも、裏金のような形で報酬を増やそうとしたのか。 もちろん、最大の要因は、彼が長年権力を握り続けたこと。長期の権力は、必ず腐敗するのだ。ただ、もう一つ重要なことは、お金は持ちすぎると、“お金中毒”という病気にかかってしまうということ。100億円もお金があれば、孫の代まで全員が遊んで暮らせる。それでも、不正な形で、お金を増やそうとするのは、お金中毒になると、お金を増やすことでしか、幸福を感じられなくなってしまうからだ。 今後、中毒患者の発生を防ぐためにも、企業の役員に億単位の報酬を支払うアメリカ型経営は、そろそろ抜本的に見直した方がよいのではないだろうか。
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スポーツ 2018年12月03日 06時15分
『札幌大谷』が高校野球・神宮大会で優勝した当然の理由とは
「えっ、マジか?」田中将大投手の妻・里田まいの母校でもある『札幌大谷』が明治神宮野球大会・高校の部で優勝したから世間はビックリした。 11月9日から13日にかけて行われた明治神宮野球大会・高校の部で、一度も甲子園に出場したことがない創部10年の札幌大谷(北海道代表)が快挙を成し遂げた。同大会は来春のセンバツ甲子園の試金石と呼ばれ、優勝校は自動的にセンバツ内定となる。「北海道代表が神宮大会を制したのは、ヤンキースの田中将大投手のいた駒大苫小牧の'05年以来です」(取材記者) 奇妙な縁はさておき、同校の勝因には秘密があるという。「他の中高一貫校とは異なり、中学の野球部も硬式球を使っているんです。一般の中学野球部は軟式球を使いますが、同校は硬式球を導入し、実戦経験を積んできているのです」(同) 中高6年をかけての“硬式指導”が実を結んだというのだ。スポーツライターの美山和也氏が補足する。「甲子園強豪校には、中学野球部の軟式出身者よりも、硬式のクラブチーム出身者が多いんです。札幌大谷の野球部は“私設硬式クラブチーム組織”に所属し、大会にも出場してきました」 中学時代から硬式ボールを扱えば、軟式野球出身者より高校で有利になるのは当然のことだ。「“私設クラブチーム”ではなく“学校単位”での加盟となれば、学校の部活動を統括する連盟が問題視するかもしれません」(前出・取材記者) 高野連も、一部の一貫校のそうした活動を知らされている。中体連にも報告されていたが、その是非は棚上げにされているという。「私立中学が私設硬式クラブチーム組織に加盟することに問題はないはず。今後、中学でも硬式が主流になるのは必至で、高野連はどう考えるのか」(美山氏)硬式野球部を持つ私立中学は同校だけではないが、全国制覇した以上、「高校野球を見据えた中学野球部の在り方」について、今後の議論を呼びそうだ。
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社会 2018年12月03日 06時00分
多発する信じがたい状況での万引き 専門家に聞く「窃盗のための窃盗」とは
11月下旬、万引き事件の報道が相次いだ。まず、21日に、スーパーで食材23点を万引きしたとして、兵庫県警宝塚署は窃盗の疑いで、同県川西市に住む無職・48歳の女を逮捕した。逮捕容疑は同日午後0時半ごろ、宝塚市内のスーパーで、肉や野菜、豆腐など23点を盗んだ疑い。同署によると、女は代金約7千円を支払わずに、持参した3つのエコバッグに食材を入れて持ち出したとみられる。女は当時、約20万円を所持していた。調べに対し、女は「むしゃくしゃして取った」と容疑を認め、所持金については「いつもこれぐらいは持っている」と話したという。 20万円という所持金がありながら、7千円分の食材を万引きしてしまうというのは、理解しがたい。そこで、なぜ女が万引きをしてしまったのか、『万引き依存症』https://www.amazon.co.jp/dp/4781617050/ref=cm_sw_r_cp_apa_slO.Bb0X4QMM1の著者であり、大森榎本クリニック精神保健福祉部長斉藤 章佳(さいとう あきよし)氏に話を聞いた。「大量の食料品を万引きしている場合は、その背景に摂食障害がある可能性が高いです。摂食障害がある万引き依存症者は、盗みたいものを盗むというよりは、過食嘔吐するために盗むという、目的と手段が逆転した異常なケースが多いです。『むしゃくしゃして取った』というのは、盗品を過食嘔吐してそのむしゃくしゃした感情を解消しようとしていたのかもしれません」 今回の事件の女に摂食障害があったのかどうかは判明していないが、女が健康な精神状態だったとは確かに考えにくい。今月ほかに起きた万引き事件として、24日の午後6時ごろ、沖縄県警刑事部の警部・39歳の男が子どもと買い物中に、サングラスなど8点(約1万円相当)を万引きして現行犯逮捕されたというものがあった。また、27日、静岡県富士市内のスーパーマーケットで食料品12点(約2千円相当)を万引きしたとして、県立富士宮東高校の非常勤講師・53歳の男がこちらも現行犯逮捕されている。どちらも社会的に“お堅い”職業であり、警部の男に至っては、子どもとの買い物中という、信じがたい状況での万引きだ。この件に関しても、斉藤氏に話を聞いた。 「警察官や教員による万引きにしても、重大な法的リスクや職を失う可能性があったり、十分に商品を購入できるだけのお金を所持していたりするのに、万引きを繰り返すという、この状況でやってはいけないだろうという場面で万引きをしてしまう『不合理性』や『反復性』が、まさに万引き依存症(クレプトマニア)の特徴だといえます。万引き依存症の場合、ストレスの対処行動として万引きを繰り返すうちに常習化し、やがて特定の状況や条件下になるとそのスイッチ(トリガー)が入り、対象商品を欲しいわけでもないのに万引きしてしまうというケースが多々あります。この場合は、自己使用のためや、金銭的価値のために万引きをするということではなく、『窃盗のための窃盗』というスリルやリスクを求めて万引きを繰り返すという病的な状態に耽溺しています」 はたして、3つの事件の加害者たちは万引き依存症だったのだろうか。真相はわからないが、どの事件からも、万引き犯のイメージにありがちな「貧困から仕方なく」といった印象は受けない。「窃盗のための窃盗」が万引きを行った原因の可能性だというのは、まさに現代社会の闇を感じさせられる。他人事だと思わずに、万引きという社会問題に向き合っていくことが今の社会には求められているのかもしれない。
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社会 2018年12月03日 06時00分
田中角栄「名勝負物語」 第三番 石原慎太郎(2)
颯爽として国政の場に登場した石原慎太郎は、3年後の昭和46年(1971年)6月の総選挙に、それまでの参院議員を辞めてクラ替え出馬、衆院議員に転じた。参院議員では、将来、目指す首相の座は難しいことを知ったようである。いわゆる“タカ派集団”の「青嵐会」を結成したのは、衆院議員に転じたその翌年のことだった。 一方の首相の座についた田中角栄は、世論の「今太閤」「庶民宰相」の声のもと、早々と「日中国交正常化」に踏み切ると同時に、「日本列島改造論」を推し進めた。しかし、この改造計画は第4次中東戦争による原油価格の高騰などでかげりが生じ、金脈・女性問題を報じられたことから、約2年半で首相退陣を余儀なくされることになった。 その頃の石原は、「青嵐会」をバックに、自信満々、まさに怖いものなしの勢いであった。当時の自民党担当記者の弁が残っている。 「発言も誰はばからずの態で、田中角栄は『ポンチ絵(マンガ)の典型的な成り上がり』とこき下ろされていた。クソミソだった。同様、他の大物政治家も一刀両断だった。一方の田中といえば、内心は頭にきていただろうが、青嵐会もそのうち下火になるとにらんで、表向きは一切の反論はしなかった。『青嵐会の連中は、オレがオレがの奴ばかり。これでグループがもつわけがない』と言っていた。政権の座を降りた田中は、ひたすら派閥の引き締めと拡大に腐心。影響力温存に躍起だった」 その頃、石原は『文藝春秋』に「君 国売り給うことなかれ―金権の虚妄を排す―」と題する論文を発表、田中を評して「人間としても政治家としても、金権以外はない。彼はインプットの狂ったコンピューターつきのブルドーザーだ」(要約)とまで言い切っていた。その論文発表から約半年後、今度は衆院議員を辞職、東京都知事選出馬を決めることになるのである。 当時の現職都知事は革新系、無党派層から圧倒的支持の高かった“お茶の間の経済学者”美濃部亮吉であった。自民党が時に「3選」目となるこの美濃部の牙城を崩すのは、並みの候補ではとてもかないそうもなかった。首相だった三木武夫、幹事長の中曽根康弘は、同じ学者の一橋大学の都留重人学長などに打診したものの、“美濃部人気”にみな尻込み、候補は二転三転した。結局、白羽の矢が立ったのは知名度では群を抜く石原だった。前出の自民党担当記者の続きの弁。 「石原擁立に熱心だったのは、とくに気心が合っていた中曽根幹事長だった。万が一、敗退したときは、中曽根が責任を持って石原の国政復帰の道をつくるとの“密約”もあったとされた。石原が出馬を決断したのは、いくら田中角栄批判をしても、田中の党内影響力は落ちないことでのやんぬるかなの気持ちの一方、権力志向もうかがわせた人物だけに、大都市東京のトップの座も悪くないとの思いもあったのでは、とみる向きもあった」★石原、人生初の挫折 じつは、この石原の都知事選出馬に際し、田中との間に“微妙な話”が残っている。あれだけ田中を批判、嫌っていた石原が、出馬のあいさつに密かに田中のもとを訪れていたというのである。「一度は角さんにあいさつに行ったほうがいい」との、中曽根の助言によるものだったというのがもっぱらである。 大学卒業と同時に田中事務所に就職、以後、田中が病魔に倒れるまで秘書として務めた朝賀昭の言葉を借りた『角栄のお庭番 朝賀昭』(講談社・中澤雄大著)では、朝賀が鬱憤を交えて、次のように言っている。 「(石原は)当時、田中事務所のあった砂防会館の裏口からやってきた。あれほど『金権政治家』と批判していたにもかかわらず、背に腹は替えられないということか、オヤジ(田中)さんに人目につかないように支援を申し入れに来たのだった。一方、オヤジさんは、『おお、よくぬけぬけと来たな』などということは絶対に言う人ではなかった。むしろ懇ろに応対し、気持ちよく帰ってもらうような気遣いの人だ」(要約) 石原との面談も、こうした中で行われたとしている。ここに出てくる「支援」が選挙資金の援助を意味するのか、また、それが現実にあったのかは当事者しか分からない。田中は誰に対しても、資金援助をしたことを口にする人物ではなかったし、石原もその辺は明らかにしていない。このときの「支援」が資金援助だったことは想像に難くないが、これは“藪の中”というよりほかはない。 さて、都知事選の結果は、30万票の大差をつけられて石原が敗北した。石原、時に42歳。人生の“黒星”を味わったことのない「スター」の初の挫折と言ってよかった。このときの心境を、石原は『青春の条理に殉す わが都知事選奮戦記』(『文藝春秋』昭和50年6月号)で、次のように記している。「かつて田中角栄氏と闘ってきたときに口にした、田中氏を倒すのも美濃部氏を倒すのももともと国のためという、極めて素朴な判断に還って私はこの選択を行なったのだ。その闘いを終えた今、成果は別にして、私は一人の政治家として、一人の男として、あるいは私個人の感傷かも知れぬが、ひとつの責任を果たし得た満足の感慨でいる」 自信家であっただけに、人生初の“黒星”の悔しさが滲み出ていた一文でもあったのだった。(文中敬称略/この項つづく)**********************************************小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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