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【DeNA】今年のルーキーは個性派揃い!?高級マットレスに抱き枕…お気に入りグッズ持っていざ入寮!

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上茶谷大河・知野直人

 ベイスターズ期待のルーキー達が年明け間もない6日と7日、希望を胸に「青星寮」に入寮した。

 ルーキー達はそれぞれ“お気に入り“や“こだわり“の品を持参して入寮するが、その一部を報道陣に公開するのが恒例となっている。未知のルーキーの隠れた一面を垣間見ることができる最初の機会ということで、楽しみにしているファンも多い。ここではそれぞれの持ち物チェックをしてみたい。

 “真面目”な一面を見せたのが、ドラフト2位指名の伊藤裕季也(立正大)だ。言わずと知れた名将・野村克也氏の著書「野球論集成」を持参。感想は「新鮮だった。相手ピッチャーの考え方など、しっかり考えるようになった」とのことで、立正大の坂田精二郎監督から、春のリーグ戦に贈られてから、既に2回繰り返し読んだとのこと。セールスポイントのバッティングと甘いマスクの他に、“知性”も併せ持つようだ。

 仲間との絆を大切にするタイプは3位指名の大貫晋一(新日鐵住金鹿島)。職場の仲間、30〜40人のエールがビッシリと書かれたのぼりを持って入寮。これは鹿島を離れる際に、サプライズで渡されたそうで、「感動した。部屋に飾ります」と、嬉しそうに語った。中には先輩の“飯は俺がおごる”のユニークな一文もあり、前職場でも人気者であったであろうとの想像が容易につく。

 ドラフト1位・上茶谷大河投手(東洋大学)と、6位・知野直人内野手(新潟アルビレックスBC)は、睡眠に関わるグッズを持参した。

 上茶谷は東京西川の高級マットレスを背負って登場。東洋大学の同級生、甲斐野央(ソフトバンク・ドラフト1位)に「縄文時代モノ?」といわれたペラペラで固いマットレスに別れを告げ、「甲斐野は知らないが同じモノ」に買い替えたと笑顔で明かした。「大学では2〜3人部屋だったので、ひとり部屋は変に寂しい」と語ったが、新しい睡眠の相棒を得て、いい新生活のスタートが切れそうだ。

 知野が持参したのは“抱き枕”。中学1年から使用し、カバーを代えてまで愛用しているこだわりの一品。「ニトリのこれが一番フィットする。姉貴にもらったリラックマの長いのは最悪だった」と、唯一無二の存在と語った。フォトセッションでは、頬は枕に付け足を絡めて“いつも寝ているポーズ”も披露。サービス精神溢れるルーキーの掴みはOKだった。

 高卒の3人も、なかなかユニーク。4位・勝又温史(日本大学鶴ヶ丘高)はウクレレ、5位・益子京右(青藍泰斗高)は書道道具、育成1位・宮城滝太(滋賀学園高)はプロテインと、バラエティに富んでいる。

 去年のルーキー達は、1位の東克樹こそ“土屋太鳳”のサイン色紙と異彩を放っていたが、他の選手はスパイク、グラブ、バットやボールなど、野球にちなんだ物が多かっただけに、今年のルーキーのユニークさが際立つ。彼らはグラウンドでも“個性”を出せるのか!?既に始まっている新人合同自主トレから注目していきたい。

取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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