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社会 2018年12月15日 12時00分
元徴用工裁判で三菱重工も敗訴 韓国をつけ上がらせる国内勢力
またも韓国の「元徴用工裁判」で日本企業が敗訴した。今度は三菱重工業で、先の新日鉄住金に続く予想通りの判決だが、同種の裁判は12月以降も続き、今後は“なりすまし”さえ出現しかねない状況だ。 「大日本帝国時代の日本は、朝鮮も台湾もほぼ基本的に同じ方針で統治し、日本本土と同水準の近代国家へと導いています。しかし、今や“反日”の韓国、“親日”の台湾と、真逆です。これはやはり、両国の歴史教科書によるところが大きい。現在、台湾の中学生は新渡戸稲造、磯英吉、八田與一を三大恩人として学んでいます。同時期、朝鮮では野口遵らが世界最大級のダム発電所を建造。これを利用してチッソ肥料が製造されて工業化が進んだばかりか、野口自身、資産を朝鮮人子弟の教育に充て、多くの優秀な若者が東京帝大などで学んだのです。こうした人々によって“漢江の奇跡”と呼ばれる経済発展が成し遂げられたのですが、韓国はこのような歴史を一切無視しているのです」(朝鮮半島ウオッチャー) この“漢江の奇跡”の原資は、日韓基本条約によって支払われた無償3億㌦、有償2億㌦の援助金だ。これは、当時の韓国国家予算の2倍以上に相当する。 そもそも、同条約締結に際し、日本は「徴用工への補償を個別に行いたい」と申し入れたが、当時の朴正熙政権は一括での補償を求め、徴用工らへの賠償は韓国政府が責任を持つことになった経緯がある。 だが、朴政権は援助金を個人への賠償には回さず、インフラ投資などに使ってしまい、賠償の原資を食ってしまった。だから今回の判決は二重払いの要求、タカリとさえ言えるのだ。 それなのに、新日鉄や三菱重工に対し、韓国大法院(最高裁)の判決を受け入れるように訴える勢力も、日本国内に存在するのだ。11月30日付の琉球新報は〈韓国元徴用工判決 加害の歴史に向き合って〉と題した社説を掲載。同日、日本で訴訟を支援する“市民団体”が、都内の三菱重工本社前で謝罪と賠償支払いに応じることを求める申し入れを行い、そのまま同社近くのJR品川駅前の街頭で「日本による強制連行は事実」などと訴えるチラシを配布した。 「こうした“自虐史観”を持つ人々の意見も無視はできないが、結果的に韓国をつけ上がらせることになる」(前出・ウオッチャー) 困ったもんだ。
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芸能 2018年12月15日 06時30分
志村けんに気に入られる芸人、千鳥・大悟、ナイナイ・岡村、ハライチ・澤部に共通するものとは?
11日放送の『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ)に志村けんがゲスト出演。サプライズとして、親交の深い千鳥・大悟が登場し、志村の知られざる一面を暴露した。 収録前日も飲んでいたというほど、仲が良い2人。関係性はここ1〜2年で築き上げられたと言い、志村は「まず俺の方がネタを見て好きになった」と語る。漫才を目の前で見てみたいと自分の番組に呼んだ志村は、収録後、酒好きで知られる大悟を「今度飲みに行こう」と誘ったという。 2人で飲む時は、ほとんどが仕事の話と語る志村に対し、大悟から「女の話もしますやん」とツッコミが。「お前が言うならオレも言うぞ!」と反撃があると、「ワシは家庭があるぞ」と制していた。 ちなみに千鳥としては、単独ライブの中で若手芸人や人気俳優らと“大悟魂”という芝居形式のコントを披露している。これは、毎年行われている舞台“志村魂”のパロディーである。このように大悟は志村との関係性を生かして、うまく笑いに昇華させているのだ。 同じよしもとで言えば、ナインティナインの岡村隆史も志村とは親交が深い。岡村は公に「二代目バカ殿をやりたい」と宣言しており(志村自身も、岡村を“二代目志村けん”に指名している)、正月恒例特番『志村&鶴瓶のあぶない交遊録』(テレビ朝日)での『英語禁止ボウリング』では、笑福亭鶴瓶らと共に軽妙なやりとりを毎年披露している。 「“アイーン”のギャグは、もともと声を出すものではありませんでした。バッファロー吾郎Aが楽屋で“アイーン”とふざけて言っていたものを、岡村が志村の前で披露したのが始まりです。志村はレギュラー番組がなくなり、“死亡説”が出た時期もありましたが、その後、人気も回復。このギャグで、ミニモニ。とコラボし『アイ〜ン体操』というシングルも出しました」(芸能ライター) では、なぜこの2人は志村に気に入られているのだろう。 「かつてレギュラー番組で共演していたハライチの澤部佑にも共通することですが、“かわいげ”があるところでしょう。大悟とは酒好きな面がピッタリ合い、岡村は若手の頃から志村を慕っていた。澤部と飲みに行く際には、彼をイジり倒し、澤部からツッコまれると大笑いしているそうです」(同上) 志村が好きになる芸人は、本人がネタやキャラクターを気に入り、親交が深くなることが多いようだ。今後も、志村と飲みに行くことが増えていくであろう大悟のエピソードトークにも期待したい。
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アイドル 2018年12月15日 06時00分
台湾のAKB48姉妹グループ、新体制でエース候補が不在の裏事情 中華圏進出は限界?
12月8日に、台湾・台北を活動拠点とするAKB48の海外姉妹グループ「AKB48 Team TP」が現地でイベント『COOL JAPAN FEST 2018』に出演し、3曲を披露した。「AKB48 Team TP」は、11月11日にAKB48から移籍した阿部マリアを含め、選抜メンバー12名を発表。デビューシングルは12月下旬に発売となる。 AKB48の台湾姉妹グループと言えば、今年3月に「TPE48」が活動をスタートさせたばかり。2011年に結成が発表され、2014年から2018年2月にかけてメンバーオーディションを行い、38人が1期生としてお披露目されていた。しかし、5月にTPE48の運営を担当する台湾企業がメンバーやスタッフの給料、番組の制作費、合わせて1100万円以上が支払われていなかったことが発覚。そのため、AKB48を運営する株式会社AKSが、7月にライセンス契約を解除。「AKB48 Team TP」という新グループを立ち上げるに至ったのだ。 ここ数カ月、激動の道をたどっているAKB48 Team TPだが、12月に発売されるニューシングルの12人選抜メンバーの中に、12歳・本田柚萱の名前がなかったことが話題となっている。本田は、TPE48結成時から“エース候補”として期待されており、今回「干されたのではないか」とファンは噂しているという。 本田は、12月9日に自身のインスタグラムで、体調不良で活動休止すると電撃発表している。「健康上の理由で、AKB48 Team TPの活動をしばらくお休みすることになりました。お医者さん、会社の方、家族と相談して、治療に専念することを決めました」と報告。「大事にしてください」「復帰待ってるよ」など、ファンからは応援と心配の声が殺到した。チームメイトの阿部マリアもツイッターで「かわいい子には旅をさせろっていいますし」「かわいい末っ子の帰りをみんなで待ちましょう」とエールを送った。 日台ハーフである本田は、日本語、中国語、英語の三カ国語を操るトライリンガル。6月16日に行われた『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙』では惜しくも圏外だったが、TPE48の中で立候補資格を得たメンバーの1人だった。総選挙終了後、HKT48・指原莉乃、SKE48・松井珠理奈、AKB48・向井地美音ら人気メンバーが、SNSで本田とのツーショット写真を公開し、注目が集まり“これから運営側が推していくメンバー”だと予感させていた。人気メンバーからの猛プッシュもあり、日本での知名度が上がり、“TPEのエースになるのでは”と目されていた。 だが、本田はAKS主導のAKB48 Team TPになったとたん露出が減り、立ち位置はセンター周辺から端に追いやられた。そして、今回の休養発表。これは、運営体制が移行された際に、本田と運営側との間で何らかのトラブルがあったのではないかと言われている。ファンからも「このまま活動辞退になる可能性高い気がする」と心配する声や、「こんなに可愛い子が台湾で活動しているのがもったいない。AKB48に移籍してきたらいいな」と”本家”移籍を期待する声も上がった。 AKBグループでは、2012年に結成した中国・上海のSNH48も、無断で姉妹グループを作り、2016年にAKSがライセンス契約を解除している。その1年半後、「AKB48 Team SH」の結成が発表され、12月3日に中国デビュー。しかし、SNH48に比べると現地での知名度は上がっていない。中国の人気SNS「Weibo」の公式アカウントフォロワー数は、SNH48が730万人を誇る一方で、AKB48 Team SHは25万人しかいない(12月10日時点)。SNH48は、現地の旧正月前日に放送される、視聴者10億人以上を誇る“中国の紅白”こと「春節聯歓晩会(春晩)」に出演。すでに現地のトップアイドルと言われるまで知名度を上げていた。そのため、中国のネット民から「AKB48 Team SHは偽物っぽい」と揶揄する声も上がっている。 現在、AKBグループのプロデュサーである秋元康氏は、中華圏進出を諦め韓国をターゲットに方向転換していると言われている。HKT48の宮脇咲良や矢吹奈子など人気メンバーにホームのグループを休業させてまで参加させている、日韓合同グループ「IZ*ONE」(アイズワン、10月デビュー)に力を入れていくようだ。記事内の引用について本田柚萱の公式インスタグラムより https://www.instagram.com/h.yuzuka_akb48teamtp阿部マリアの公式ツイッターより https://twitter.com/abemaruchan
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スポーツ 2018年12月15日 06時00分
球団買収に失敗!千葉ロッテが「存続」を勝ち取った裏事情
球界再編ということは、なさそうである。 大手ファッション通販サイト『ZOZO TOWN』を運営する前澤友作社長がプロ野球チーム保有の夢を「いったん断念することにしました」と報告した(12月11日)。今年7月、自らのツイッターで「プロ野球球団を持ちたい」と”願望”を語っていた。千葉ロッテマリーンズの本拠地球場のネーミングライツ権をすでに購入していること、そして、同社長が郷里・千葉県への強い愛着が持っていることもあって、各メディア、ファンは「ロッテ球団を買収か!?」と大騒ぎとなった。 月旅行のための開発費50億ドル(約5600億円)の支援、アーティストら9人を同行させるための旅費約9億ドルの支出の公約。今年9月の壮大な夢の発表もあっただけに、プロ野球球団の買収は時間の問題とも目されていた。ケタ違いのスケールからしても、今回の“挫折”には疑問が残る。 パ・リーグに詳しいプロ野球解説者がこう言う。 「来季、ロッテ球団は『ロッテオリオンズ』誕生から数えて、50周年のメモリアルを迎えます。関連企業や地元企業には、2、3年前から『大々的にイベントを仕掛けていく』と伝えていました。だから、球団買収の噂を向けられたとき、球団関係者が激昂したんですよ」 前澤社長は意味シンなこともツイートしていた。<複数の球団オーナー様や野球関係者様との面会を通し、球団保有の可能性を探ってきましたが、近々での球団保有はいったん断念することにしました> 球団買収の話を持ちかけ、断られていたようだ。「前澤氏に対し、12球団が申し合わせて無下にしたような情報も交錯しています」(球界関係者) 12球団の関係者には失礼な話になるが、資金力豊富で野球好き、地元愛の強い起業家が参画してくれれば、プロ野球界は今以上に盛り上がるだろう。NPBの関係者も分かっていたはずだ。球団オーナーに迎えられないとしても、プロ野球興行を盛り上げるための協力関係は築けたはずだが…。 「プロ野球界に新規参入するにあたって、読売新聞主筆・渡辺恒雄氏に挨拶したのかどうかが重要になるとも言われています。渡辺氏は巨人オーナーの職を退いて久しいですが、存在感は今も健在なので」(前出・同) 渡辺氏は92歳とご高齢だ。政財界にも広いネットワークを持ち、オーナー時代にはドラフト制度、フリーエージェント、国際試合などの改革案も牽引してきた。酔った勢いでの失言、暴言もあったが、今も強い権限持っているとする話はマンザラでもないようだ。 NPB関係者によれば、渡辺氏は野球協約を完全に暗記しているという。オーナー会議で強いイニシアティブを握っていたのは、「野球協約の…」と、具体的に論じることができたからだそうだ。後にも先にも野球協約を暗記していたオーナーは渡辺氏だけだという。「プロ野球の世界は閉鎖的で、新参者を受け入れにくい傾向にあります。04年の球界再編時、IT企業やインターネット関連の事業者が『新しい企画』を訴えましたが、聞いている側はオジイチャンたちばかりでした」(ベテラン記者) 前澤氏は「シーズンオフ後に球界へ提案するためのプランを作ります」とも綴っていた(直後に「シーズン後」に修正)が、閉鎖的な世界の息苦しさを痛感していたのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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芸能 2018年12月14日 23時00分
ユーチューブ登録数も374人…泰葉1、2分おきの「闇ブログ」連続投稿でもう限界か
泰葉が最初にワイドショーでスポットライトを浴びたのは、もう11年前の2007年のことだ。同年11月に落語家の春風亭小朝と離婚したのだが、その際に元夫に放った「金髪豚野郎」というフレーズは、いまだに古びることなく生き続けている。 それは、もちろん言った当人・泰葉がいまだに「現在進行形」で世間を騒がせているからである。婚約者のイラン人男性との2度にわたる破局を報告したり、箱根にある高級ホテルの宿泊代100万円を踏み倒そうとしたり。元マネージャーの自宅へ脅迫状と包丁、犬のフンを送りつけて脅迫したとして、書類送検されるなど常に攻撃的な一面が明らみになっている。だが、最近、そんな彼女のメインの活動場所であるブログがどうも妙な方向へ向かいつつあるというのだ。どういうことなのか? 「今月1日には、尊敬する建築家・隈研吾氏の作品を紹介し、『木に宿り生活するリスの気持ちになりたいな』とつぶやいてみたり、また11日にはフィギュアスケート・紀平梨花選手の凱旋帰国を、『林家のり平さん』という落語家が凱旋帰国したと勘違いしたそうです」(芸能ライター) そんなほほえましい報告をしていた泰葉だったが、13日更新分からいきなり雰囲気が激変したのだ。「最悪な私」というタイトルで始まる文章で、「私は最悪 人間じゃない」「自分ばかりを責めています」「ここから抜けたい」など心の叫びをぶつけたことを皮切りに、以降1〜2分おきに連続投稿。14日も同じように朝からずっとネガティブな文章を書き殴っている。 約1年前に開設された「泰葉チャンネル」では、本業である歌が聞けると待ち望み、374人がチャンネル登録した。だがそれもいまだに更新がない。いずれにしても彼女が再びいつもの日常をつづる姿に戻ってくれることを祈りたい。
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スポーツ 2018年12月14日 22時00分
非業の死を遂げた名力士 「剣晃(小結)」
入門前の力士が優等生だったという話は、あまり聞かない。たとえば九重親方(元大関千代大海)は地元の大分では名うての不良少年だった。入門するときも、師匠の先代九重(元横綱千代の富士)の前にパンチパーマの金髪姿で現れると、「その頭を何とかしてこい」 と追い返されている。 ただ、そんな悪ガキほど、入門後は別人のように真面目でひた向きに努力し、出世も早い。それだけ角界では入門してからの教育やしつけが厳しいのだ。関取になっても憎まれ役や暴れん坊のイメージが抜けないのは、よほどの大物か、反骨者と言えるだろう。 そんな「ヒール(悪役)」の役を一手に引き受けて土俵狭しと暴れまくり、突然、原因不明の奇病にかかって現役中に没したのが、平成のひとケタ台に活躍した元小結の剣晃(本名・星村敏志)だった。 剣晃は、昭和42年6月27日、大阪府守口市で生まれた。2歳のとき、繊維関係の仕事をしていた父親が亡くなり、母親の智恵子さんの手で育てられている。中学時代は柔道をやり、中学の先輩だった先代高田川親方(元大関前の山)に、「柔道よりも相撲が面白いぞ。どうだ、力士にならないか」 と声をかけられたのをきっかけに、いったんは高校に進学したものの、1年で中退して入門した。 初土俵は昭和59年九州場所。入門前、荒んだ生活を送っていたことは、見るからに不健康そうな青白い顔が雄弁に物語っていた。そのため、部屋の行司で間もなく立行司の式守伊之助に昇格が決まっていた式守勘太夫(当時・木村和一郎)が、「これからはこれが一番だ」 と、“健康”の字をもじって“剣晃”という四股名を付けた。しかし、大相撲界では「剣は折れる」と言われて嫌がる傾向がある。「その四股名はやめとけ」 先代の高田川親方はこう言って反対。しかし剣晃は、「いや、せっかく和一郎さんが考えてつけてくれたんですから」 と主張し、亡くなるまで変えようとはしなかった。このときからすでに自分の健康に不安を感じていたのかもしれない。 最高時で身長194センチ、体重145キロと均整の取れた体つきで、得意は左四つ。しかし、右四つでも突っ張って取れるなどの器用さもあり、出世スピードはまずまず。入門して8年目には十両、翌年の平成4年名古屋場所には入幕を果たした。 剣晃が、たとえ相手が横綱、大関だろうと容赦なく顔に張り手を浴びせるなどヒールぶりを発揮し、悪役ぶりを強く印象付けたのは、その3年後の平成7年。とりわけ、名古屋場所は圧巻だった。★横綱貴乃花に張り手攻勢 まず3日目。大関昇進を目指す関脇武双山に、立ち合い、強烈な張り手を見舞い、たじろいだところを左四つから右上手投げで快勝。すると、翌日の横綱貴乃花にも。「顔を出してジッとしていたので、『あれっ、張っていいのかな』と思って張っただけだよ」 こう振り返ったように、またまた激しい張り手攻勢。残念ながら最後に寄り切られて負けたものの、勝負がついた後、貴乃花がムッとした表情でにらみつけると、こう言ってにらみ返した。「チクショー。もう1回、やりたいのかよ」 この場所、こんなふうに暴れまくって11勝をあげた剣晃。7日目に横綱曙からあげた金星などが高く評価され、初三賞の殊勲賞を獲得した。「(受賞の)インタビューでは声が出なかったよ。緊張したのかな。賞金はパーッと使います、と言うとヤバいかな」 こう言って笑い飛ばしている。 この名古屋場所の1つ前にあたる夏場所、さらに次の秋場所の計2回、西小結に昇進。いずれも負け越したが、これが自己最高位になった。 このとき28歳。まさに脂が乗りきったときだ。しかし、好事魔多しのたとえ通り、その足元には不気味な病魔が忍び寄っていた。 前兆は、新小結の夏場所中のことだった。40度を超す高熱に見舞われたのだ。 剣晃は、かねてから健康には人一倍、神経を使っていた。「セロリやアスパラガスなどの青汁がいい」 そう聞くと、巡業先にまで青汁製造機を持ち込み、毎日、ドンブリ1杯ずつ飲んでいた。また、周りの力士たちにも勧めていた。 にもかかわらず、この突然、襲ってきた発熱に剣晃は恐れおののき、急いで病院に駆け込んだが、いくら調べても原因が分からない。しかも、これ以降もしばしばこの発熱に見舞われ、さらに貧血、体重の減少までみられるようになったのだ。平成9年春場所には、140キロ台を維持していた体重が120キロ台まで急降下している。 だが剣晃は、休場はせず、気力で土俵に上がり続けた。 当時の剣晃の様子を兄の隆志さんが振り返っている。「不思議なことに、場所が近づくと熱が下がるんです。でも、10日目すぎになるとまたぶり返し、場所が終わるとそのまま病院に直行して入院、という繰り返しでした」 大相撲界のヒールが、これしきのことに負けるワケにはいかないと、自分に言い聞かせていたのかもしれない。平成9年夏場所も高熱と闘いながら、東前頭11枚目で8勝7敗と勝ち越している。 ただ、その気力もここまでだった。この場所後、剣晃は故郷である大阪市内の病院に入院し、二度と退院できなかったのだ。次の名古屋場所で相撲協会に提出された休場届には、「不明熱、汎血球減少症」という、素人には判断のつかない病名が書かれていた。 これは、血液の機能が低下する白血病の一種で、日本にはまだ剣晃を含めてたった4例しか発病例がなく、そのうちの2人はすでに死亡しているという、奇病中の奇病だった。もちろん、治療法などは確立していない。「残念ですが、息子さんは助かりません」 入院して間もない時期に、母親の智恵子さんは、こんな非情の宣告を受けている。★「母ちゃん、もう眠りたい」 どうして剣晃はこんなやっかいな死病にとりつかれたのか。のちに智恵子さんはこう話している。「発病した原因は最後まで分かりませんでした。ある担当医は『足に打った痛み止めの注射が体内でおかしな化学反応を起こした』と言うし、別の医者は『血液内にウイルスが入り込んだ』って言うんです。亡くなったとき、担当医に『非常に発病例が少ないので、今後の医学界のためにもぜひ解剖させて欲しい』と言われましたけど、それだけはお断りしました。本人も、力士はきれいな体を見せるのも大事な仕事の一つ、と言って、体にメスを入れるのを嫌がっていましたから」 ただ、剣晃は最後の最後まで生きる希望を捨てなかった。「オレの本当の病気はなんなんだ。もう一度、社会復帰できるのか、できないのか。親には言わずに、オレにだけ、本当のことを言ってくれ」 このように医師に迫り、死後、枕元のカバンには、血液に関する医学書がずっしり入っていたという。 しかし、病魔は容赦なく剣晃の体を蝕んでいった。入院時、ふさふさだった力士のシンボルであるマゲも、たび重なるステロイド剤の投与ですっかり抜け落ち、最後は丸坊主だったという。 そして、平成10年春場所3日目の3月10日午前11時50分、ついに剣晃は永眠した。直接の死因は肺出血だった。享年30。 最後の出場から9カ月。番付は西前頭6枚目から幕下の東55枚目まで降下していた。 亡くなる直前は体のありとあらゆるところを痛がり、そばにあるものを掴んでは投げつけていたというが、最後に智恵子さんにこう言って目を閉じたという。「母ちゃん、もう眠りたい」 このヒールの急死は、春場所中の力士にも大きなショックを与えた。高田川親方は息を引き取った15分後に病室に駆け付けて号泣。「治るものだと思っていたので、思い出なんて思い出せないよ。将来、部屋を継いでもらいたかったのに、こんなに若くして逝くなんて…」 かつて思い切り顔を張られたことがある貴乃花も往時を振り返った。「若い衆のときから稽古をつけてもらい、思い出もいっぱい。あの強烈な張り手はこらえるのが精いっぱいだった」 取組後、しんみりと語った貴乃花は、翌日、敷島に敗れて休場に追い込まれている。相撲ライター・大川光太郎
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芸能 2018年12月14日 22時00分
意外? 上戸彩が“平成のCM女王”をゲットできた理由
テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニターが13日、平成30年間の各年の「タレントCM起用社ランキング」を発表し、女性部門で最も多くの年間1位を獲得したのが、6度の年間女王に輝いた女優の上戸彩だった。 女性部門では、平成前期は宮沢りえ、牧瀬里穂、鈴木杏樹の3人が2度の女王に輝き、小泉今日子、観月ありさ、鈴木蘭々なども1位を獲得。中期は飯島直子が4度の1位を獲得。それ以降、菊川怜、仲間由紀恵、篠原涼子の3人が2度の女王に。AKB48が勢いを増すに連れ、その後、大島優子、板野友美&篠田麻里子が1位を獲得していた。 しかし、上戸は平成16年から27年までの長期にわたって6度も1位に輝き、“平成のCM女王”の称号を手にした「もともと、CM女王になるような女優陣はそこそこの売れっ子で、それなりのギャラを支払わなければ、なかなかCMのオファーを受けてくれなかった。ところが、上戸の事務所はトップの“鶴の一声”で決まるので、ギャラよりもメディアでの露出が優先。そのためには多数のCMに出演することを重要視していた。そのため、低めのギャラでもCMのオファーを受けたところ、次から次にCMが舞い込んだ。上戸の後輩の武井咲や剛力彩芽らも同じ戦略を貫いた」(広告代理店関係者) 戦略が見事にハマり、武井は平成25(2013年)に17社でCMの女王をゲット。 しかし、その前年にCM女王をゲットした板野と篠田はなんと20社でCM女王を分け合った。 「AKBのメンバーの場合、“相場”をかなり下回るギャラだったし、勢いがあったのでどんどんCMが入っていった」(同) 上戸はまだCMで見かけるが、もはや板野と篠田はなかなかCMで見かける機会がなくなってしまった。
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芸能 2018年12月14日 21時40分
「眠いだけで疑われる」インパルス堤下、昨日で仕事納め? 悲惨な境遇を語る
12月13日深夜放送の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)において、若手芸人を招いた「岡-1グランプリ」が行われた。出演者は兄弟漫才コンビであるミキの兄昴生、インパルス堤下敦、東京ホテイソン、四千頭身であった。 特にインパルス堤下は謹慎明けとあって、岡村に「眠そうだけど大丈夫か?」と初っ端からツッコまれていた。「深夜の生放送」は普通に眠かったかもしれない。 堤下は自らの体験をもとにフリップネタを用意してきており、「満員電車の中で堤下? 本当に存在しているんだと驚かれる」「風邪薬飲むとあいつおかしいと思われそうなので気合か漢方で治す」「眠いというだけで疑われる」「何もしていないのに太る」といった自虐ネタを披露した。現在は実家で生活しているようで、「眠い」と言うと実の父親から「大丈夫か?」「また飲んでいるのか?」と怒られているようだ。 特に最大の自虐ネタは「今日で仕事納め」なるものであろう。お笑い芸人にとって年末は書き入れ時といえる。だが、堤下はヒマな年末年始を過ごさざるを得ないようだ。さらに、岡村は追い打ちをかけるように「奥さんも喜んでるんちゃうんか?」と振ると、堤下はすかさず「別れたんだよ。この声は届かないんだよ」と再び離婚した自虐ネタで返し、笑いを誘っていた。 この日の放送では、番組の名物コーナー「インパルスコンパルス」でもらえるノベルティグッズである手鏡を岡村が堤下にプレゼントする場面も見られ、番組のコアなリスナーにとっても喜ばしい展開となった。 これを受け、ネット上では「これはなかなかの神回だったな。こういうチームプレーもたまには見たい」「岡村さん、堤下をイジりつつも後輩芸人に対する愛情が感じられていいね」といった声が聞かれた。堤下には先輩芸人の期待を裏切らない活躍を見せて欲しいものだ。
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芸能 2018年12月14日 21時30分
ほっしゃん。『おニャン子』“ガチオタ”時代のエピソードが「気持ち悪〜い」
お笑い芸人の星田英利(元・ほっしゃん。)が先ごろ、『おニャン子クラブ』の“ガチオタ”時代のエピソードを語った。 2005年に『R-1ぐらんぷり』で優勝し、俳優としては12年放送のNHK連続テレビ小説『カーネーション』などで活躍。16年には自身のインスタグラムで芸能界引退を宣言し、後に撤回した騒動でも話題になった星田。現在は吉本興業の俳優部に移籍しているが、芸人としても活動は続けているという。 そんな星田が12月1日放送の『特盛よしもと! 今田・八光のしゃべりジャングル』(読売テレビ)に出演。ゲストに元『おニャン子』の渡辺美奈代と息子の愛弥が出演していたことで、必然的に『おニャン子』の話題に。 渡辺は『おニャン子』時代のビデオ等は全く持っていないが、夫はセットなどで購入し、密かに鑑賞していると明かした。 それを受けて公式ファンクラブ『こニャン子クラブ』に入っていたという星田は、「今でも持ってますよ」と“おニャン子愛”を激白。当時は渡辺満里奈、渡辺美奈代の“ダブル渡辺”がツートップの大人気で、高校の夏休みに東京の代々木第一体育館で行われた『おニャン子』のファイナルコンサートにも行ったという。 親衛隊のハッピを作って友だちと2人で行った星田は、「夜行列車の時間があるので最後まで見れずに、代々木体育館の植え込みに穴を掘ってハッピを埋めた。2人で『青春終わったな』と言うて、『やめんな、やめんな』って泣きながら走った」と振り返った。 MCの今田耕司は「何十年後かに気持ち悪いやろな。土の中からハッピ出てきて、何やコレみたいな」と笑顔でツッコミ。 最近は政治的なツイートばかりの星田にも、こんなピュアな時代もあったらしい。
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芸能 2018年12月14日 21時20分
むしろ厄介な事態に? 寛大な判決を受けた高橋祐也被告に待ち受ける“報復”とは
今年9月に東京都渋谷区の自宅で覚せい剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた、女優の三田佳子の次男・高橋祐也被告の判決公判が13日、東京地裁で開かれ、懲役2年6か月、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役2年6か月)の判決が言い渡されたことを、各メディアが報じている。 起訴状によると、高橋被告は9月9日ごろ、東京都渋谷区の自宅で覚せい剤を使用したとされ、11月29日の初公判の際、高橋被告は「間違いありません」と起訴内容を認めて、即日結審していた。 報道をまとめると、判決公判で東京地裁は、「寂しさや不安から逃れるために使用するなどした動機に、酌むべき事情はない」と指摘。その一方で、「専門施設に入所するなどして、二度と覚せい剤に手を出さないと述べている」などとしたという。 最後に裁判官が高橋被告に対し、「覚せい剤を使わない日を、1日1日積み重ねてもらわないといけないと思います。そのために、あなたの環境をどう整えるのか、自身で考えてください」と語りかけると、高橋被告は「はい」と答えて一礼したというのだが…。 「高橋被告本人にあまり罪の意識は感じられない様子だったとか。おそらく、今後も両親から金銭的なサポートを受けて、“ぬるま湯”の中で生活していくだろう。悪い仲間との縁は切れていないはず。前回の逮捕で実刑判決を受けて刑務所暮らしには懲りているはずだが、果たして5年の間“クスリ断ち”できるかどうか」(週刊誌記者) 高橋被告をめぐっては、先日、高橋被告に覚せい剤0.1グラムを3万円で受け渡した疑いで、覚せい剤取締法違反(譲渡)の容疑で住所不定の会社役員の男性が逮捕されていたが、かなりヤバイ事態に発展しそうだというのだ。 「薬物事犯で逮捕された場合、売人の名前を白状するのはご法度といわれています。今後、高橋被告には逮捕された男性の仲間から何らかの“報復”がありそう。刑務所暮らしにはならなかったにもかかわらず、厄介な問題を抱え込んでしまったようです」(同) 刑務所暮らしの方が安全だったかもしれない。
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総選挙特番で際立ったジャーナリスト・池上彰氏のガチンコぶり
2012年12月18日 11時45分
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ペニーオークション問題で話題のあのタレントの画像にブラ?
2012年12月18日 11時45分
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リタイア、遅刻、セクシー… AKB48 卒業を発表した河西智美の事件史
2012年12月18日 11時45分
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第2回AKB48紅白対抗歌合戦 篠田麻里子の紅組が勝利
2012年12月18日 11時45分
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レジャー
ハッシーの地方競馬セレクション(12/19)「第63回全日本2歳優駿(JpnI)」(川崎)
2012年12月18日 11時45分
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社会
違法風俗店の家宅捜索情報漏らし、現職警官3人とOBを書類送検
2012年12月18日 11時45分
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社会
60歳無年金時代が到来! 死を待つだけの老後難民の実態(4)
2012年12月18日 11時00分
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社会
テレ朝が着々進める本社機能集約計画 注目は『原宿コロンブスビル』の処理
2012年12月18日 11時00分
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社会
橋下徹の天敵・丸山和也[参議院議員]が吠えた「暴走・維新は終わった!」(2)
2012年12月18日 11時00分
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スポーツ
【全日本女子プロボウリング選手権大会】姫路麗がパーフェクトゲーム達成で優勝!
2012年12月17日 16時00分
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芸能
ヒミツの薔薇園(42) ‘13年のミュージカルスター
2012年12月17日 15時30分
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芸能
バッファロー吾郎・竹若 宮迫さんよりベルセルクは面白い
2012年12月17日 15時30分
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トレンド
船岡咲 新作のテーマはお手伝い
2012年12月17日 15時30分
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トレンド
里中あやが新作DVD発売記念イベントを開催
2012年12月17日 15時30分
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トレンド
佐藤梨菜ちゃんが ファーストイメージDVDを発売
2012年12月17日 15時30分
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スポーツ
カブス入りした藤川球児 ライバル出現で抑え役担えるか?
2012年12月17日 15時30分
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芸能
『レコ大』の司会交代で改めて浮上するTBSの冷酷な経費カット
2012年12月17日 14時00分
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芸能
佐々木希 なぜか“なりたい顔”ベスト3にはいらなかった絶世美女
2012年12月17日 14時00分
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その他
飲む前に読む! 忘年会シーズン後悔しないための「二日酔い」の予防と対処法(1)
2012年12月17日 12時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分