右の画像は、前回の記事でもご紹介した「アルゲンタビス・マグニフィセンス」という巨大鳥の標本模型写真である。
ご覧の通り、ありえないほどに大きな鳥である。左下の外人紳士と比べてもその大きさはかなりのもので、軽く10メートルは超えているだろう。まさに小型飛行機並みである。
実はこのアルゲンタビス・マグニフィセンスこそが巨大鳥『サンダーバード』の正体ではないか? と推測されているのだ。
確かに襲われたのは少年とは言え、足で人間を掴み空へはばたくくらいに大きな鳥ならば、このくらいの巨体はないと難しいだろう。
さて、前述の通りこの写真は復元された模型であるが、アルゲンタビス・マグニフィセンスは実在した鳥であり骨が数種類発見されている。
もっとも、大きさに関しては諸説あるが少なくとも2〜3メートルは超えていると推測されている。
巨大鳥で全身の骨格が見つかり、実在が確認されているのは「モア」である。
モアはダチョウをさらに大きくしたようなフォルムで、18世紀までニュージーランドで生きていた(16世紀という説もある)という。
18世紀にはまだ写真技術は発達していないため、写真こそ残っていない(フェイクのような写真は出回っている)が残された骨や伝承などから存在が確実となっている。
そう、巨大鳥は割と最近まで生きていたのである。
近頃、話題になったダイオウイカをはしりに、現在日本では巨大生物に注目が置かれている。
海や陸だけではなく空の巨大生物が見つかる日も近いのかもしれない。
(山口敏太郎事務所)