「法廷に登場した石川被告の太りっぷりにはビックリ。ノシノシと法廷に現れる姿は貫禄がありました。傍聴席に知り合いがいるのか、時折、特定の席を見て微笑んでいましたよ」(傍聴ライター・高橋ユキ氏)
しかし、罪状認否では全て認めた上で「3人に対して、本当に申し訳なく思ってます」と謝罪を述べたという。
石川被告は当時、義父母、義兄、夫、長女、長男との7人暮らし。事件の日、ティッシュを燃やして玄関に放ったことから火災が発生。夫の和男さん(当時36)、長女の心愛(ここあ)ちゃん(同7)が焼死、義兄の典宏さん(同42)は2階の窓から飛び降りた際、頭を強く打ち死亡した。
裁判では放火の他、長男への傷害罪、娘が入院していた病院への放火という器物損壊罪でも起訴されていたが、長男への仕打ちは聞くに堪えないものだった。
「生後5カ月だった長男の左腕を自ら折り、病院へ連れて行きました。虐待を疑った医師はこの長男を入院させますが、石川被告が見舞いに来るたび骨折を繰り返したため、乳児院に預けられていたのです」(同)
夫との関係も複雑。『mixi』で知り合い結婚したが、仲はぎくしゃくしていたという。
「また関係者の調書によれば、娘が発達障害なのではないかと悩んでいたといいます。犯行を家族に打ち明けた時『独りで寂しかったの』と泣きじゃくったそうです」(同)
石川被告は“鬼母”か、それとも“育児ストレス”が招いた結末だったのか。判決は30日に言い渡される。