ロウでは、WWE殿堂者で“レジェンド”のハルク・ホーガンが登場。今月2日に76歳で亡くなった“ミーン”ジーン・オーカーランド氏を追悼した。WWEやWCWで実況、インタビュアーとして活躍したオーカーランド氏を偲んで追悼10カウントのゴングが鳴らされると、続けて長く親交のあったハルク・ホーガンがリングに登場した。
ホーガンは「“ミーン”ジーンはWWEユニバース(ファン)のみんなを大いに楽しませた。彼はいないがここにいる。愛しているぞ」と自身のハートを指し示し、追悼の言葉を送ると会場からは“サンキュー・“ミーン”ジーン”コールがわき起こった。またホーガンは“あの頃”を思わせるマイクパフォーマンスを再現。ホーガン流の感動的な追悼にユニバースは感動していた。ホーガンがWWEに登場したのは、昨年11月に開催したPPV 77クラウン・ジュエル』以来となる。
スマックダウンでは、US王者ルセフがリングに登場すると「先週、俺の愛する妻ラナが中邑のせいで怪我をした。中邑は一線を越えた。すべての骨を折って潰してやる!」と制裁を宣言。そこへ映像で登場した中邑は「あの怪我は俺ではなく、お前のせいだ」と先週の映像を見せ「ルセフ、お前がラナを怪我させたんだ」と反論した。
憤慨したルセフがバックステージの中邑を探しに行くと、中邑は機材ケースを使って不意打ちで襲撃。中邑はハイキックで倒れたルセフに罵声を浴びせると、最後はダメ押しのキンシャサでルセフを大の字に沈め、US王座再奪取をアピール。次回PPV『ロイヤルランブル』で両者の再戦が組まれることになりそうだ。WWEとの再契約問題が難航しているという話もあるが、これで『ロイヤルランブル』までの参戦は確定した。
スマックダウンのメインでは、アスカのスマックダウン女子王座への挑戦権を懸けて、ベッキー・リンチ、シャーロット・フレアー、カーメラが3ウェイ戦で激突した。試合は終盤の必殺技を巡る攻防で、シャーロットのフィギュア・エイトをカットしてディスアーマーを決めると、これをカットしたカーメラをベッキーが再びディスアーマーで捕らえて大穴のベッキーがタップ勝ち。王座挑戦権を獲得した。
試合後、王者アスカがリングに登場すると、ベルトを見せ付けながら「これはワシのもんじゃ」とベッキーをにらみつけた。『ロイヤルランブル』に向けて対戦ムードが盛り上がっている。
『ロイヤルランブル』は日本時間28日に開催される。
文・どら増田
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