この番組では、バカ殿様からテキーラショットを次々とすすめられるのが恒例のくだりとなっていた。浜田、松本人志ともに下戸の2人は、志村扮するバカ殿にやられっぱなしであった。
だが、今回の浜田は負けてはいない。番組冒頭に白塗りなしのニセモノのバカ殿様として登場し、志村の本名を用いて「康徳は死にました」と話した。これは90年代末に流行した「志村けん死亡説」をネタにしたものでもあろう。ネット上でも、「不謹慎だけどこれは笑う」「この小ネタ挟んでくるか」「最初から飛ばすな」といった声が聞かれた。
続いて、本物の志村が現れると、ハリセンでどつくなど暴れっぱなしであった。志村は「芸能界で、俺のこと殴れるの、お前だけだぞ!」と怒り気味だった。それでも見事な掛け合いが見られたといえるだろう。
これを受け、ネット上では「浜ちゃんは誰とでも絡めるのがいいね」「ここはぜひとも、次は松ちゃんが来てほしいわ」といった声が聞かれる。
『バカ殿』は毎年お正月の恒例番組となっている。かつては、ゴールデンタイムの放送にもかかわらず、人間すごろくで裸の女性が登場するなど「エロ番組」として知られた。現在はエロい要素は薄れたとはいえ、浜田は志村から「帰れ」と言われると、女性を一人連れ去るシチュエーションを見せた。
ネット上では「こういう遊びの要素があるのがいいね」「いつまでもバカをやっていてほしいわ」「『いいとも』の最終回で、とんねるずとダウンタウンが共演した時、松ちゃんが『ネットが荒れる』といったけど、この並びは荒れないよな」といった声が聞かれた。やはり、「バカ殿」はいまだ日本のお正月に欠かせない番組なのかもしれない。