CLOSE
トップ > 社会 > 八王子市役所職員の交通費不正受給問題 原因は徒歩でも行ける特殊な交通事情か

八王子市役所職員の交通費不正受給問題 原因は徒歩でも行ける特殊な交通事情か

pic pic

八王子市の公式Xより

東京都八王子市は23日、市役所に勤務する職員が通勤手当を不正に受給していた事実を発表した。報道によると職員108人が徒歩などで通勤しているのにも関わらず交通費を申請しており、約900万円を超える不正受給が確認できたという。

中には2019年4月から24年9月までの期間に不正受給をしていて、491,778 円に達する職員もいた。八王子市は事態を重く見ており、不正受給を行っていたとされる部長ら11人は停職や戒告処分、19人が訓告、58人を厳重注意としている。

同ニュースは翌日24日頃からネットでも取り上げられており、徐々に広がりを見せている。SNSなどでは「財源が税金なのを忘れているのか?」「信じられない額だ」「厳正に対処してほしい」という声が多数挙がっている。一方、今回の八王子市役所の問題が明るみになったことで、「八王子市の知られざる交通の特殊さ」も注目されたという。

八王子市役所は八王子市元本郷町にある。最寄り駅はJR西八王子駅となっているが、利用者からは「非常にアクセスしづらい市役所」という不満が以前からあったという。西八王子駅はターミナル駅であるJR八王子駅から高尾方面へ一駅進んだ先にあり、さらに西八王子駅からも徒歩で20分という距離にあるのだ。

利用者は西八王子駅からバスに乗って市役所へ向かうことになる。一方で20分歩くことが苦にならない人は、バスに乗らず歩きで市役所に向かう人も多いという。そのため、市役所に勤める職員も雨の日などはバスを利用しても、晴れの日などはバスには乗らず、歩きで通勤していた可能性が高い。

八王子市は東京都でもトップクラスの面積を持つ地域であるため、交通事情に関しては他の地域よりも特殊な事情がありそうだ。

関連記事

タグから探す


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグいま話題のキーワードはこちら!