持主は同社の37歳の社長で盗難されていたことに気付き、被害届を出していた。盗んだポケモンカードは売却済みであり、それらはすべて生活費などにあてていたという。
ポケモンカードは通称「ポケカ」とも呼ばれ、ゲームソフト「ポケットモンスター」を題材にしたカードゲームとして、1996年から発売されている。現在は日本を含め世界の約93カ国および地域で販売されており、最近では8月にマクドナルドがハッピーセットのおまけにポケモンカードを付けたところ、カード目当ての客が殺到し、トラブルに発展した。
今回の福岡県の事件は、37歳の社長と32歳の社員のポケモンカードを巡るトラブルであり、ネットでは「いい歳してポケモンカードって」「子どものけんかじゃないんだから」といった声も少なくない。だが、盗難されたカードは合計で18万円にも達し、高額な価値のあるカードだけに、被害届が受理されたとみられる。
ポケモンカードは30年近くの歴史を持ち年々価値が上昇してきた。これまでもポケモンカードを巡る事件は強盗や盗難を含めて数多く発生している。20代、30代までの大人たちは幼少の頃からとてもなじみの深いコンテンツである。つまり「高額ポケモンカードを巡るトラブル」は子どもだけではなく大人の問題でもあるのだ。
レアカードはもはや「財産」に等しい価値のあるポケモンカード。今後もカードを巡る事件やトラブルは増加していくことが予想される。