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昨年の年収は見栄を張って30万円 R-1ぐらんぷり 優勝は三浦マイルド

 伊藤ハムでアルバイト。1日8時間。ハムを売って、時給は870円−−。

 ピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり 2013』を制した三浦マイルドの、これまでのおもな収入源はバイトだった。芸暦は、11年。これまでは、同期の友近やムーディ勝山、モンスターエンジン・西森らに大きく水を開けられ、昨年の芸人としての年収は、「見栄を張って30万円」。

 『R-1』には、初年度の02年から毎年挑戦していたが、最高位は09年のサバイバルステージ(敗者復活戦)。ところが、今年は、初の決勝舞台で初優勝。Aブロックトーナメントでは、広島弁をフリップネタにして圧勝。ファイナルステージでは、大学時代に警備会社でバイトをしていたときに出会った「ニシオカさん」のダメ人間ぶりを表す迷言をあげ、Bブロック覇者のヒューマン中村、Cブロック覇者のアンドーひであきを退けて、満票優勝を成し遂げた。

 勝利者インタビューで、優勝賞金500万円の使い方を問われると、「母に半分渡して、無理のない範囲で社会貢献で寄付をして、あと、後輩と旅行に行きたい」と、元プロボクサー・坂本博之が設立した「こころの青空基金」に寄付をする意外な一面も見せた。女手ひとつで育ててくれた母には、「今も(芸人として)認められてない。これでようやく認められた。喜んでもらえました」と白い歯を見せた。

 いっぽう、本年度は、昨年の準優勝をきっかけに大ブレイクしたスギちゃんと、前田敦子のものまねで人気沸騰中の女芸人・キンタロー。による“新旧直接対決”も注目されていた。大会後、スギちゃんは三浦の優勝を、「新鮮というのは強い。去年(の自分)もそう。同じスタイルで勝てるほど、R-1は甘くない。ワイルドよりマイルドな時代かもしれない」と、コメントと肩をオトした。

 また、芸歴わずか1年で晴れ舞台に立てたキンタロー。は、「次に向けてステップアップして、精進していきたい」と初々しくコメント。大会を機に、スギちゃんとキンタロー。が男女の関係になる可能性も噂されていたが、「その気はあった。でも、体の相性もありますから」とスギちゃんが言えば、キンタロー。は、「まずはベッドの上で♪フライングベッド♪」と、持ちギャグでしっかり締めた。

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