今月9日、ツイッターを通して男性ファン2人に暴行を受けたことやその事件にメンバーが関わっていたことを告発していたNGT48の山口真帆は冒頭から姿を見せることはなく、「休演では?」といった噂も囁かれていた。
山口の告発後、運営側が対応しなかったことについて少なからず批判も集まっていたが、公演ではオープニングから事件に触れることなく進行。
ファンからは「普通に始まったけどなんの説明もないの?」「この中に何食わぬ顔して事件主導してた子がいると思うとぞっとする」「ひどすぎる。付いていけない」といった声が殺到し、「無事3周年を迎えることができました」というメンバーの言葉に不信の声も噴出していた。
その後、開始から約20分後に行われたMCでもメンバーが騒動に触れることはなかったものの、約45分後には柏木由紀とともに山口が登場。ユニット曲『てもでもの涙』を披露した。
その後のMCで山口は「このたびはたくさんお騒がせしてしまって誠に申し訳ありません」と謝罪。大きく頭を下げた山口は、「先日もお伝えした通り、私にも守りたいものがあったから、このような形でみなさまに伝えることになってしまったことも、お世話になってる方々たちにも迷惑をかけることになってしまったこと、本当に申し訳なく思っております」と時折涙声になりつつ話していた。
また、山口はAKSとも話し合ったことを明かし、「これがきっかけとなってまたNGT48が新しい方向に向かえるように、私もチームGの副キャプテンとして努力したいと思います」とコメント。「引き続きNGT48の応援をよろしくお願いします」と再び大きく頭を下げると、ファンの引き止める声の中、ステージから捌けていった。
しかし、この謝罪についてネットからは「なんで被害者の山口真帆さんが謝らなければならないの?」「見てて涙が出てきた。どんな気持ちで謝ったんだろう…」「運営怖すぎる。守ってあげなきゃいけない子をなんで矢面に立たせるの?」という批判が殺到。
各メディアの取材にもノーコメントを貫いていた運営側より先に山口に謝罪させるという事態に対し、バッシングが過熱している。
その後は滞りなく公演が進行していったが、山口以外のメンバーが騒動に触れることや、運営側が公演中に謝罪することはなく、ファンからはいまも不信の声が集まっている。