本業のビジネスを通して社会に活力を与え、社会貢献に寄与したビジネスリーダーに贈られる本アワード。今回は、秋元氏と幻冬舎の見城徹社長を特別審査員に迎え、ネクシィーズグループの近藤太香巳社長兼グループ代表、NewsPicksの佐々木紀彦CCO、ビームスの設楽洋社長(ビデオ出演)らが受賞した。
授賞式終了後、秋元氏×佐々木氏、見城氏×近藤氏の組み合わせでそれぞれトークセッションがスタート。
秋元氏は、ソーシャル経済メディアの「NewsPicks」の読者であることを明かし、佐々木氏を称賛。一方、佐々木氏は「ネット空間だけでいろんなことをやる流れは完全に終わりつつあると思っています」と言い、人と人との交流の場をどう増やすかがこれから大事になると力説。「そういう意味では秋元さんがAKBで劇場を作られて、それから広げられたモデルは、我々の何年も先を見ている」と語った。
佐々木氏が「映像では、どういう番組を作ればいいのか」と質問を投げかけると、秋元氏は「一番は“誰も観ないだろうな”と思うメディアを作るべき」と話す。最大公約数のためのものを作れば作るほど人は離れていくとし、今のテレビ番組は「視聴率を上げるために、視聴者が観たいものを作りすぎて、行き止まりに来ちゃっている」と分析した。
かつて秋元氏が参画していた『オールナイトフジ』(フジテレビ系)を引き合いに出し、「(同番組の話をした時に)“お前も観てんの?”“髪の長いのかわいいよね”ってすごく盛り上がる。秘密を共有できた時に人は伝播していく」と持論を述べ、佐々木氏をうならせた。
先日、NGT48のメンバー・山口真帆がファンから暴行を受けたとして、大々的にニュースに取り上げられてからは初の公の場であったが、秋元氏の口から説明や謝罪などはなかった。