新日本
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スポーツ 2020年02月27日 10時50分
新日本プロレス11大会の開催中止を発表、内藤対ヒロムは“幻”に…
新日本プロレスは26日夜、同日に発表された、新型コロナウイルス感染拡大による政府からのイベント中止・延期要請並びに、ここ数日の状況を鑑み、また、ウイルスの感染拡大の収束に向けた判断として、3月15日までに予定されていた11大会を中止すると発表した。26日の沖縄・沖縄県立武道館大会は開催された。中止になる大会は次の通り。『旗揚げ記念シリーズ』3月1日 茨城・リリーアリーナ(水戸市民体育館)3月2日 福島・ビッグパレットふくしま『旗揚げ記念日』3月3日 東京・大田区総合体育館『ニュージャパンカップ2020』3月4日 東京・後楽園ホール3月7日 愛知・愛知県体育館3月8日 兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)3月9日 高知・高知県民体育館3月10日 岡山・ジップアリーナ岡山3月12日 東京・後楽園ホール3月13日 東京・後楽園ホール3月14日 千葉・幕張メッセ国際展示場・7ホール 3.3大田区大会で決定していた内藤哲也と高橋ヒロムのIWGP最強対決も流れ、春の最強戦士決定戦『ニュージャパンカップ2020』もトーナメント開催そのものを見直さなければならないだろう。新日本の親会社であるブシロードグループは、木谷高明取締役(新日本プロレスオーナー)が陣頭指揮のもと、在宅勤務や時差通勤を早期に導入。新型コロナウイルス対策を打ち出していた。グループが開催する公演やイベントは中止または延期となり、ブシロードグループの女子プロレス団体スターダムも、3月14日までの大会、イベントを中止とし、3月8日の東京・後楽園ホール大会は無観客試合での開催を発表したことで話題になった。 今回の新日本の発表を受けて、木谷高明オーナーは自身のツイッターを更新し、「新日本プロレスに関してはなるべく口を出さないてきたが」と前置きをした上で、「ファンの立場としても言うが日本全国のライブ、スポーツが中止になる中、ワールドと言うプラットフォームを持つ新日本プロレスが3月3日の創立記念日に無観客試合をやり、全国のファンに勇気と希望を与えるべきではないのか?巌流島を思い出せ!」「誤解されては困りますが何も試合だけに拘っている訳では有りません。折角の創立記念日、ワールドで過去の名勝負を見せ解説したり、戦うはずだった選手をゲストに呼んだ番組をやったりする事も出来ます。他のスポーツ等が発表した後にしれっと中止だけ発表するのでは余りにも工夫が無い。残念です」と今回の決定に対して自論を展開。最後は「私の各種働き掛けも足らなかったと反省しています」「無観客に対する反対意見が多くて驚いています。でも石を投げたから波紋(お客様の反応)が起きました。お騒がせして申し訳有りませんでした」と綴っている。 新日本は3月15日以降も、3月20日、21日に新潟・アオーレ長岡大会2連戦、3月31日には東京・両国国技館大会とビッグマッチを控えているが、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えない限りは、こちらも流動的と言わざるを得ないだろう。日本プロレス業界最大手の決断は、他団体にも大きな影響を与えそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月26日 22時30分
マスターズ獅龍欠場でタイガー・エンペラーが14年ぶりに復活!
武藤敬司プロデュース、プロレスリングマスターズは2.28東京・後楽園ホール大会に参戦予定だった獅龍、グレート小鹿が負傷のため欠場し、タイガー・エンペラー、大谷晋二郎が参戦すると発表した。タイガーはキング・リー&ヒートとドリームトリオを結成。大谷は高岩竜一とのZERO1タッグで、ヒロ斎藤&吉江豊と対戦する。 アントニオ猪木氏のデビュー60周年メモリアル大会として開催される今大会。タイガー・エンペラーは2004年にメキシコマットに現れその後、プロレスリング・ノアにスポット的に参戦していた。2代目タイガーマスク(故・三沢光晴氏)をオマージュした選手として、タイガー・スープレックス'04や、プロト・タイガー・ドライバーなどインパクトのある必殺技を使用していたが、2006年を最後にリングからは姿を消している。同じくメキシコマットに現れたキング・リーとは通じるものがあるかもしれない。ここに現在でも軽量級戦線の前線に立っているヒートが加わるのだから、このチームはかなり強そうだ。 当日出場する天山広吉、小島聡も含めて、大谷、高岩、吉江は新日本プロレスを退団したものの“第三世代”と言われる世代で、猪木氏との関わりはある。当日、彼らの試合を見て猪木氏が何を感じるのか気になるところ。まだまだ動きにキレがある大先輩のヒロ斎藤が加わり、どんな化学反応が生まれるのだろうか。懐かしさの中に新鮮さを秘めたカードである。また小鹿の欠場に伴い百田光雄は大矢剛功といぶし銀のシングルマッチをオープニングで行うことも発表されている。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月26日 11時00分
新日本、今年のニュージャパンカップは1回戦から好カード連発!
新日本プロレスは25日、3月4日に東京・後楽園ホールで開幕する春の最強戦士決定戦『ニュージャパンカップ2020』(NJC)のトーナメントを発表した。今年は32選手が出場し、3月21日の新潟・アオーレ長岡大会で優勝決定戦を行う。優勝した選手には、3月31日に東京・両国国技館大会で、内藤哲也が保持しているIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネタル両王座への挑戦権が与えられる。組み合わせは次の通り。▼3.4東京・後楽園ホール Aブロック真壁刀義 対 ジェフ・コブ石井智宏 対 トーア・ヘナーレ矢野通 対 チェーズ・オーエンズコルト・カバナ 対 バッドラック・ファレ▼3.7愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ) Bブロックオカダ・カズチカ 対 ジェイ・ホワイト永田裕志 対 鈴木みのるジュース・ロビンソン 対 アレックス・コグリンデビッド・フィンレー 対 タンガ・ロア▼3.8 兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館) Cブロック棚橋弘至 対 タイチ飯伏幸太 対 ザック・セイバーJr.マイキー・ニコルス 対 SANADAウィル・オスプレイ 対 鷹木信悟▼3.9 高知・高知県民体育館 Dブロック天山広吉 対 YOSHI-HASHIカール・フレドリックス 対 KENTA小島聡 対 EVIL後藤洋央紀 対 高橋裕二郎▼3.10 岡山・ジップアリーナ岡山2回戦2試合 Aブロック▼3.12東京・後楽園ホール2回戦2試合 Bブロック▼3.13東京・後楽園ホール2回戦2試合 Cブロック▼3.14 千葉・幕張メッセ国際展示場・7ホール2回戦2試合 Dブロック▼3.16 富山・高岡テクノドーム3回戦1試合 Aブロック▼3.17 埼玉・熊谷市立市民体育館3回戦1試合 Bブロック▼3.18 静岡・ツインメッセ静岡 北館3回戦2試合 Cブロック、Dブロック▼3.20新潟・アオーレ長岡準決勝2試合(Aブロックの勝者 対 Bブロックの勝者、Cブロックの勝者 対 Dブロックの勝者)▼3.21新潟・アオーレ長岡優勝決定戦 注目は3.7愛知大会と3.8尼崎大会だろう。3.7愛知大会では、1.5東京ドーム大会で対戦する可能性があったオカダとジェイによる因縁対決が実現。2人とも1日でも早い“復権”を目指しているだけに、負けたら脱落のトーナメントを1回戦で消えるわけにはいかない。また、こちらもしばらく休戦していたものの因縁深い永田とみのるが久々にシングル対決。かつては東京ドーム大会の目玉カードだった黄金カードがNJCの舞台で蘇る。ジュースとフィンレーはお互いが勝ち進めばパートナー対決が実現するが…。そして、3.8尼崎大会ではIWGPタッグ王座を奪取したばかりの棚橋&飯伏を襲ったタイチ&ザックがそれぞれ同ブロックに。棚橋はタイチと、飯伏はザックと1回戦で対戦する。棚橋はタイチがヘビー級転向後1発目の試合を2年前のNJCで対戦しているが、棚橋が一蹴している。しかし、今年に入ってからタイチはオカダと大激戦を演じるなど、棚橋を視界に捉える位置まで来ている。タイチはここで勝ってタッグ王座の挑戦権をもぎ取りたいところ。尼崎大会は他にもヘビー級に転向したブリティッシュヘビー級王者のオスプレイと、NEVER無差別級王者の鷹木のシングルも実現。昨年のスーパーJr.の決勝カードが、ヘビー級という舞台を変えてライバル関係が再燃する。3.9高知大会では、中西学引退ロードでEVILから直接フォールを奪った小島が、EVILとのシングル対決で第三世代の意地を見せる。 1回戦から潰し合い必至の今年のNJC。果たして、内藤の前に対峙するのは誰だ?(どら増田)
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スポーツ 2020年02月25日 11時00分
棚橋弘至&飯伏幸太がIWGPタッグ王座“一発獲り”で早速包囲網
21日に行われた新日本プロレス東京・後楽園ホール大会で、棚橋弘至&飯伏幸太が、タマ・トンガ&タンガ・ロアのG.o.Dが保持するIWGPタッグ王座に初挑戦した。 1月の東京ドーム大会終了後、シングルのタイトル戦線から一時的に離れてしまった棚橋と飯伏にとって、“新たなテーマ”を何処に向けていくのか注目されていたが、ドーム大会翌日の大田区総合体育館大会で、2人は当時IWGPタッグチャンピオンチームだったジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーとチームを結成し、G.o.D率いるバレットクラブと対戦。試合後、棚橋が「飯伏とはタッグも面白い」とコメントし、飯伏も「(プロレスを広める)方法は一つじゃない」と語り、シングルだけではなくタッグにも興味を示したことが始まりとなっている。 先シリーズのアメリカツアーでは、飯伏が病気のため欠場したものの、棚橋は挑戦に向けた“種まき”をし続けた。このツアーでは、G.o.Dがジュース組からIWGPタッグ王座を取り戻し、9日の大阪・大阪城ホール大会では、リターンマッチを主張するジュース&フィンレーとともに、棚橋と復帰を果たした飯伏もチャンピオンチームを挑発。新日本はまず棚橋&飯伏に挑戦権を与えた。 新日本本隊の日本人タッグチームで最後に同王座を巻いたのは、2017年3月の天山広吉&小島聡が最後。G.o.Dは天山&小島と並ぶ6回戴冠という同王座最多戴冠記録を更新中。IWGPタッグ王座の顔になりつつある。シングルでの実績は十分な棚橋&飯伏だが、タッグとなると違って来る。棚橋は真壁刀義や柴田勝頼、オカダ・カズチカらライバルたちとこれまでドリームタッグを結成してきたが、戦績には恵まれていない。しかし、飯伏の棚橋を慕う気持ちが、タッグとして必要な阿吽の呼吸に繋がり、G.o.Dのラフ&パワー、そして連携に苦しみながらも、2人は声を掛け合いながらこれを凌ぎ、飯伏がタマにカミゴェを見舞うと、場外のタンガとマネージャーの邪道をプランチャで排除。その隙に棚橋がハイフライフローを決めてカウント3。棚橋&飯伏が見事、一発獲りに成功している。 約15年ぶりに同王座を戴冠した棚橋は「飯伏!やっと本隊にベルトが戻って来たな」と、しばらく無冠状態だった新日本本隊にベルトをもたらせたことを喜ぶと、「俺たちは永遠に防衛するから!」と生涯防衛宣言。最後に「愛してまーす!」で締めようとしたところ、背後から鈴木軍のタイチとこの後楽園ホール4連戦では試合が組まれていないザック・セイバーJr.が2人を襲撃。次期挑戦者に名乗り上げた。棚橋&飯伏がこのベルトを巻いたことで、外国人選手のイメージが強かったIWGPタッグ王座戦線が新展開に突入する可能性は極めて高い。そのためにも、棚橋&飯伏には長期政権を期待したいところだが、いきなり曲者を相手にすることになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月24日 22時30分
新日本『旗揚げ記念日』内藤哲也と高橋ヒロムの師弟対決が実現!
新日本プロレスは3月3日に旗揚げの地である東京・大田区総合体育館で『旗揚げ記念日』を開催する。例年は旗揚げ記念日である3日6日に開催されてきたが、今年は3日前倒して行われることになった。 「防衛したらあの男の名前を出しますよ」 9日の大阪・大阪城ホール大会で行われたKENTAとのIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルのダブル選手権試合を前に、「あの男」の存在をチラつかせていた内藤哲也。内藤は大流血の中、KENTAとの死闘を制すと、「あの男」こと高橋ヒロムをリングに呼び込んだ。内藤とヒロムはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの同志であり、ヒロムはIWGPジュニアヘビー級チャンピオン。内藤が2本のベルトをリング上に並べると、ヒロムもジュニアのベルトをその横に並べた。棚橋弘至対プリンス・デヴィット、オカダ・カズチカ対ウィル・オスプレイなど、旗揚げ記念日ではヘビー級とジュニアヘビー級の同門チャンピオン対決が行われてきた歴史がある。 対戦を迫った内藤に対して、ヒロムは練習生時代、内藤に声を掛けてもらったことや、海外遠征前に「お前が帰ってきたら師弟対決やろうぜ」と言ってくれたエピソードを明かした上で、「やるに決まってるじゃないですか」と対戦を受諾。両者はこれがシングル初対決となる。ヒロムは「IWGPヘビー級王者に勝てるIWGPジュニアヘビー級王者」を目指しており、ヒロムが欠場中にヘビー級選手を相手に白星を積み重ねていたオスプレイを高く評価していた。 「勝ったら挑戦権利証をください」 ノンタイトルマッチとして対戦カードが正式に決定した際、菅林直樹会長にこのような直訴をしたヒロムは、このチャンスを全力で掴みに行く考えだ。内藤は「彼が欲しいのはIWGPヘビー級だけかもしれないですけど、彼が『ベルトを欲しい』と言うのであれば、僕はタイトルマッチでもいいなと。昨日のリング上のやり取りが終わった後、『これはもしかしたらノンタイトルじゃなく、タイトルマッチになるのかな』なんて思ったんですけどね。タイトルマッチじゃないことは少し残念ではありますが、シングルマッチで闘えることには変わりないので、正式にはタイトルが懸かってないですが、僕はタイトルマッチのつもりでいきます。もし負けたら彼に2本のベルトを渡しますよ」とタイトル戦と変わらぬ気持ちで闘うことを明らかにしている。 内藤が育てた高橋広夢は、高橋ヒロムというモンスターに成長し、内藤の前に対峙する。名勝負になるのは間違いない。チケットは既に完売。最高の舞台で師弟対決を堪能したい。(どら増田)
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社会 2020年02月23日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★カルロス・ゴーンは海外逃亡を後悔する
最近、報道が少ないようだけど、レバノンに逃亡した(カルロス)ゴーンさんは大丈夫なのかね? 俺は年末年始にヨーロッパ旅行をしていたから、ゴーンさんが逃亡したことは海外で知った。日本では「保釈金が安かった」「日本の保釈ルールが国際基準とズレてる」という報道も多かったけど、海外メディアでは「犯罪者が逃亡した」という扱いで、ゴーンさんを厳しく批判していた。 実はどこの国も同じような企業犯罪や脱税事件があって、犯人が国外逃亡するケースはよくある話なんだよ。だから、各国政府からしてみたら、逃亡というのは重罪だし、絶対に許さない。こういう逃走犯を許してしまうと、自分たちが抱えている事件でも、犯人を同じように逃してもいいじゃないかということになってしまうからね。 それに、ゴーンさんがいくら会見を開いて「日本の司法が悪い」「自分が外国人だからひどい扱いを受けた」と自分の正当性を主張しても、だったらなんでそれを日本で主張しないんだ、ということになる。日本での犯罪だから、日本の法律とぶつからないといけないのは、国際的にも当たり前の考えなんだよ。 それでも海外逃亡を成功させたゴーンさんは「してやったり」とか思ってるのかもしれない。だけど、逃亡によって彼は、もっと危険な状況を招くことになると思う。 まず、レバノンの内情がよくない。反政府デモが頻繁に起こってるし、金融危機も起きている。どんなに銀行に預金があっても週に数百ドルしか現金が下ろせないみたいじゃねーか。そんな経済状況が悪いところに金持ちが逃げてきたら、国民だっていい感情を持たないよ。そもそも、政府や関係者はゴーンさんを受け入れてはいるけど、彼が持ってるカネ目当てなのかもしれない。★ゴーンはカネ持ってるだけの“小柄なおじさん” まして中東情勢は不安定だから、犯罪組織に誘拐されて人質になってしまう危険性もある。ゴーンさん、箱に入って逃亡できるぐらい小柄なんだから、段ボールにでも入れて運び出せば、簡単に誘拐できるだろ? 悪い人たちからしたら、最高の獲物だよ。 タイミング悪く世界情勢もキナ臭くなってるから、政治的な面で利用される可能性もある。その辺のことを考えたら、ゴーンさんは日本にいるときよりも確実に危ない状況に身を置いていることになる。 だから、今の状態は1年も持たないと思う。ゴーンさんに、何か危険なことが起きる気がするね。 そしたら、また逃げないといけなくなるけど、たとえうまく逃げられたとしても、表に出たら狙われる危険性があるから、身を隠して生活しないといけない。ゴーンさんはもう肩書もないし、会社も国も守ってくれない。ただカネだけ持ってる“小柄なおじさん”でしかないんだから。 日本だとそんな危険もないし、保釈中であればしっかりしたマンションに住めて好きなメシだって食えてたのにな。さすがにゴーンさんも、逃亡したことを後悔するときが来ると思う。 そしたらまた箱に入って、日本に帰ってくるんだろうな。********************************************蝶野正洋1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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スポーツ 2020年02月23日 17時00分
2.28後楽園でアントニオ猪木氏メモリアルセレモニー開催へ!
武藤敬司プロデュース・プロレスリング・マスターズは、28日の東京・後楽園ホール大会全試合終了後に『燃える闘魂60周年メモリアルセレモニー』を開催すると発表した。 同大会は武藤の師匠である猪木氏のデビュー60周年を記念した大会となっており、猪木氏の来場が決定。メインイベントでは、武藤、藤波辰爾、藤原喜明の猪木チルドレンに、新日本プロレスの天山広吉、小島聡、そしてかつてnWoスティングのリングネームでも活躍したスーパーJが with蝶野正洋として対戦する。他にも、越中詩郎、AKIRA、吉江豊、高岩竜一、ヒロ斎藤、大矢剛功ら、新日本で猪木氏と関わりがあった選手が多数出場するほか、日本プロレスで一緒だったグレート小鹿や、猪木氏の師匠である故・力道山氏の次男、百田光雄も参戦する。 最近では、新日本のオカダ・カズチカが気になる人として、リング上で「アントニオ猪木」と叫ぶなど、猪木氏の周辺が賑やかになってきている。猪木氏もトークショーなどのイベントを始め、自身が創設した新日本にも獣神サンダー・ライガー氏や、タイガー服部氏の引退セレモニーにビデオメッセージを寄せるなど、精力的な活動が目立っている。昨年、腰を手術した関係で、体調面が不安視されていたが、力強さも戻ってきており、今大会ではどんなことを語るのか注目したい。 また、メモリアルセレモニーでは、どんなサプライズが待っているのだろうか。引退した選手も含めると、猪木氏の弟子は各方面で多数活躍している。師匠の晴れ舞台に、かつて新日本マットで闘いを繰り広げた選手たちが集結したら豪華なメンバーが揃うが、どうなるのか。武藤の人脈を考えると、猪木氏の好敵手だった外国人選手の来日にも期待したいところ。当日は後楽園ホールに「元気ですかー!!」という猪木氏の声が響き渡るはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月23日 08時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ケンドー・ナガサキ」ケンカ最強伝説とともに天に召された“剣道鬼”
ケンドー・ナガサキの名で知られる桜田一男は、レスラー仲間からケンカ最強と評され、日本プロレス時代には、新日本プロレスに移籍する大城大五郎を“裏切り者”と、リングでボコボコにしたという。 本場アメリカに渡ってもその度胸と技量で第一線を張り、世界最高峰のNWA王座に挑むなど各地で活躍している。※ ※ ※ 今年1月12日、「ケンドー・ナガサキ」こと桜田一男が亡くなった。死因は不明だが、亡くなる1週間ほど前までは元気な姿を見せていたという。 不整脈を理由に現役を引退し、心臓にペースメーカーを埋め込んでいたというから、そのあたりの不具合によるものであったか。 SWS旗揚げに参加した1990年以降はケンドー・ナガサキの名で通していたため、そちらの印象が強いかもしれないが、以前には「ミスター・サクラダ」などいくつかのリングネームを使い分けていた。 全日本プロレスにおいては、’82年にフリッツ・フォン・エリックからの刺客と称し、覆面レスラーの「ドリーム・マシーン」として外国人サイドで参戦。ブルーザー・ブロディのタッグパートナーを務め、ジャンボ鶴田や天龍源一郎とはシングルマッチでも対戦している(どちらも敗戦)。 なお、当時の桜田は、活動拠点こそアメリカであったが所属は全日であり、全日側が外国人選手招聘の経費を節減するために、このような起用をしたものと思われる。 全日退団後、’85年の新日参戦時には、素顔で「ランボー・サクラダ」を名乗っている。「この頃、アメリカではすでに顔面ペイントのケンドー・ナガサキとして活躍していましたが、当時の新日は選手大量離脱で苦境のさなか。日本陣営に加えることも考え、あえて怪奇派を避けたのでは?」(プロレスライター) ただし、ランボー名義ではさほどインパクトを残せず、また同年末にUWF勢が復帰して日本人選手が増えたこともあり、改めてケンドー・ナガサキとして参戦することになる。 実はケンドー・ナガサキというリングネームは、先にイギリス人レスラーが使用していたものであった。その初代は剣道の面を模したマスクをかぶり、オリエンタル・ギミックで60年代に人気を博したという。 この初代ケンドー・ナガサキは、’68年に一度だけ国際プロレスへ来日参戦しているが、このときは「ミスター・ギロチン」と名乗っていた。 本国イギリスでは“長崎の原爆で負った顔面のケロイドを隠すためにマスクをかぶっている”との触れ込みで、さすがに日本では不謹慎だと団体側が抗議したともいわれる。「桜田は正式に2代目を襲名したわけではなく、無断借用だったようです。初代のことを知っていたアメリカのプロモーターに勧められたもので、ド迫力の顔面ペイントと落ち武者スタイルも、やはり同じプロモーターが、ザ・グレート・カブキの人気にあやかって提案したものでした」(同)★圧倒的余裕から垣間見える実力 怪奇派の東洋人レスラーとしてアメリカではそれなりの知名度を得たものの、新日では特段目立ったところがなく、桜田を“中堅ヒール”と認識しているファンも多いだろう。「大きな体で外国人選手と互角に渡り合い、UWF勢のキック攻撃も真っ向から受けきるなど、桜田自身は随所に能力の高さを見せていたのですが、いかんせんタッグパートナーのミスター・ポーゴがしょっぱすぎました」(同) アメリカでの試合映像を見ると、ポーゴもそこそこいい動きをしているが、新日マットでは完全に精彩を欠いていた。コンビを組んでいた桜田にすれば、割を食った格好である。「ポーゴは新日の新弟子時代、早々に逃げ出しています。そのことがトラウマとなって本領発揮できなかったのでしょう」(同) インディー団体に活動の場を移してからの桜田は、さすがの存在感を発揮していたが、晩年に挑戦したバーリトゥード戦で秒殺負けしたことにより、“ケンカ最強伝説”にミソを付けてしまった。「とはいえバーリトゥード初戦では、ジェラルド・ゴルドーの実兄で空手家のニコ・ゴルドーに、スタンドでの裏アキレス腱固めで勝利している。たいした練習もせず、40代後半の初挑戦だったことを思えば立派なことです」(同) 実のところ桜田自身はバーリトゥード戦に乗り気ではなく、最初に勝利した後も「ケンカともプロレスとも違う」とややネガティブなコメントを残している。それでも所属していた大日本プロレスのグレート小鹿社長(当時)に頼まれ、次戦に挑んで苦杯を喫してしまった。 振り返ってみればバーリトゥード戦だけでなく、マスクマンも顔面ペイントも桜田自身が望んだことではなかった。周囲に望まれたことをなんでも引き受けてしまうのは、見方を変えれば「どうにでもなるさ」という強者ならではの余裕のあらわれである。 そうした視点で改めて桜田のプロレスを見返すと、確かに余裕のようなものが端々に見えるようで、「最強伝説というのもあながち嘘ではなさそうだ」という気持ちにもなってくる。ケンドー・ナガサキ**************************************PROFILE●1948年9月26日〜2020年1月12日(71歳没)。北海道網走市出身。身長188㎝、体重120㎏。得意技/パイル・ドライバー、ペンデュラム・バックブリーカー。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2020年02月21日 17時50分
「これがプロレスだ!」新日本、鷹木信悟とSHO&YOHが防衛!
新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD』▽20日 東京・後楽園ホール 観衆1,353人 新日本プロレス後楽園大会4連戦の2日目が20日、同所で開催された。この日は、メインイベントでNEVER無差別級選手権試合、セミファイナルでIWGPジュニアタッグ選手権試合と、最近の新日本が後楽園で2大タイトルマッチを行うのは異例なことである。 まず、第4試合で行われた中西学のファイナル後楽園ホールIIでは、前日に鈴木軍を破った中西率いる第3世代の勢いが止まらず。この日は、中西の好アシストから、小島聡がEVILにラリアットをズバリと決めてカウント3。なんと、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンからも勝利を収め、第3世代の健在ぶりを猛アピール。小島はEVILを挑発していることから、両者のシングルマッチが組まれる機運が一気に高まった。第5試合では、21日に行われるIWGPタッグチャンピオンチームのG.o.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)と、挑戦する棚橋弘至&飯伏幸太が、最後の前哨戦として、8人タッグマッチで激突。タマがジュース・ロビンソンにベルトで殴打し、ロアがフォール勝ち。試合後も棚橋&飯伏をベルトでKO。棚橋&飯伏にとってはタイトル奪還に暗雲が立ちこめた。 セミファイナルでは、IWGPジュニアタッグチャンピオンチーム、ロッポンギ3K(SHO&YOH)が、田口隆祐&ロッキー・ロメロの監督タッグの挑戦を受けた。ロッキーはロッポンギ3Kの創設者であり、2人にとってはマネージャー的な存在だったが、田口が「ユー・アー・プレイヤー!」と口説いたことで今回の一戦が実現した。ロッキーは「ショー!シバクゾコノヤロー!」とSHOを挑発。ロッポンギ3Kの手の内は全て知っているだけに、ロッポンギ3Kにとってはやり難い相手となり、かなり苦しめられたが、試合は26分を超える好勝負に。ファンから粘るロッキーに声援が送られていたが、最後は連携技ストロングXが決まり、SHOがロッキーから3カウント。ロッポンギ3Kが防衛に成功すると、最後はノーサイド。また見てみたい試合である。 メインイベントでは、すっかりヘビー級の風格が出てきたNEVER無差別級王者の鷹木信悟に、“Mr.NEVER”石井智宏が挑戦。石井からすれば「俺に勝ってからチャンピオンを名乗れ」といったところだろうか。この試合のテーマは、ヘビー級に転向したどんなレスラーもぶつかってきた石井の堅すぎる壁に、鷹木がどこまで対応出来るのかだった。しかし、心配する方が野暮だったということが、試合が始まってすぐに気づく。石井の激しい打撃に対して鷹木は怯む場面もあったが、しっかりと応戦していった。やはり鷹木のパワーは尋常じゃない。ヘビー級に転向しさらに進化を続けているのだ。最後は鷹木式GTR。そして後頭部へのラリアットからパンピングボンバーを決めるも、これをカウント2で返されると、最後の力を振り絞り、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンが決まってカウント3。乱打戦に終止符が打たれた。27分を超える死闘だった。 試合後、鷹木は「石井の野郎、アイツとことんぶっ飛んでんな。過激すぎだ。全部強烈で、ホント痛いけど、終わってみれば気持ちのいい痛みだな」と試合を振り返ると、「今の魂と魂のぶつかり合い。これがプロレスだ!まだまだこんなもんじゃねえからな。さらに、このベルトの価値を高めてとことん暴れ狂うからな。これからも暴れ龍のごとく駆け上っていくぞ!」と叫んで大会を締めた。ジュニア時代のライバルだったウィル・オスプレイが、ブリティッシュヘビー級王座を獲得したとともにヘビー級転向を宣言しており、「ベルトの価値を高めるためなら誰とでもやる」スタンスの鷹木の周りには、挑戦者候補がたくさんいる。石井という超えるべき壁を乱打戦で越えてみせたことで、ここから鷹木信悟が描いているNEVERロードを見ることが出来るだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月20日 11時40分
長州、武藤、馳、カブキが集結!タイガー服部ラストレフェリー
新日本プロレス『タイガー服部レフェリー引退記念大会』▽19日 東京・後楽園ホール 観衆1,600人(満員) 新日本プロレス後楽園ホール大会4連戦の初戦が19日、『タイガー服部レフェリー引退記念大会』として開催された。 服部レフェリーは、セミファイナルとメインイベントに登場。セミファイナルでは、新日本本隊&CHAOSとバレットクラブの8人タッグを裁き、試合後、服部レフェリーを襲撃しようとした邪道&外道を急所蹴りで一蹴すると、場内は大歓声に包まれ、メインイベントへ。メインではCHAOSのオカダ・カズチカ&石井智宏&後藤洋央紀と、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也&鷹木信悟&SANADAの試合を裁いた。石井とはWJ、新日本と行動をともにした仲。公式試合のラスト3カウントはSANADAが後藤から奪っている。 試合後、ロスインゴ勢とグータッチをすると、オカダがリングに寝て服部レフェリーが3カウントを入れる。棚橋弘至ら本隊とともに、今年1月に引退した獣神サンダー・ライガー氏が放送席からリングインし労うと、ここからがサプライズタイム。一緒にアメリカをサーキットしたザ・グレート・カブキ氏、ジャパンプロレス、新日本、WJで一緒だった馳浩氏、そして長州力氏、さらに武藤敬司まで登場。馳氏と長州氏の古巣・新日本マット登場は久々で、響めきが起こっていた。 話題のツイッターで、服部レフェリーの本名である「正男」と、頻繁につぶやいていた長州氏は「ミスター・トランプ」と言って場内を笑わせ、「正男!長い間お疲れ様でした」とずっと自身と行動をともにしてくれた服部レフェリーを労うと、服部レフェリーは涙を抑えられず。続いて、天龍源一郎氏がビデオメッセージを寄せて、長州氏が全日本プロレスから新日本にUターンする際、亡くなられたジャイアント馬場さんが「残って欲しい」と話していたエピソードを公開。服部レフェリーは「長州を裏切れないよ」とこれを断ったという。最後に引退試合を始め、平成の大一番を裁いたアントニオ猪木氏からもビデオメッセージが寄せられている。 サンキュータイガーコールが送られる中、服部レフェリーは「今日はコロナという不気味なものに負けないで、これだけの人が来られて、本当に感謝しております」と感謝の気持ちを口にした。引退の10カウントゴングの際には、亡くなられた盟友のマサ斎藤さんの写真がビジョンに映し出され、服部レフェリーのプロレス生活にピリオドが打たれた。その後、本隊&CHAOSによる胴上げが5回行われ、レフェリーとしては異例の豪華な引退セレモニーは終了した。 外国人担当として、外国人選手にも愛された服部レフェリー。今後は後輩のレフェリーたちが受け継いで行く。(どら増田)
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「どうなるかわからない」棚橋弘至とオカダ・カズチカ、オカダ凱旋後“初の”握手!
2018年10月30日 06時15分
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スポーツ
新日本11.3大阪で英国の王座を懸け対決、石井智宏と鈴木みのるが危険すぎる前哨戦!
2018年10月29日 21時45分
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新日本マットで完全復活を目指すのは棚橋だけじゃない!小島聡の肉体から溢れる思い
2018年10月28日 21時15分
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プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ディック・マードック」日本を愛した気まぐれな天才
2018年10月25日 22時00分
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女子プロレス団体を中心に12団体が協力!Rayさん追悼興行の第1弾カード発表!
2018年10月25日 06時15分
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馬場、猪木、ファンクスと死闘!アブドーラ・ザ・ブッチャーが来年2月日本で引退
2018年10月24日 21時45分
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平成最後のプロレスオールスター戦!来年2月にジャイアント馬場追善興行開催!
2018年10月24日 21時15分
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来夏のファイナルマッチへ向けて…長州力の革命戦士最終章が12.28後楽園から始まる!
2018年10月22日 21時45分
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「まだやりたい思い出の選手はいる」藤波辰爾と対戦のカネックが33年振りに握手!
2018年10月22日 21時15分
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棚橋弘至が描く美意識の高いプロレスとは?1.4ドーム観客動員4万人突破へGO ACE!
2018年10月19日 21時15分
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レイ・ミステリオが中邑真輔に完勝!新日本マットへの“ネクスト”は?
2018年10月18日 21時45分
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新日本 “吉田効果”でヤングライオンが熱い!ロッポンギ3Kとレジェンドタッグに初白星
2018年10月18日 21時15分
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プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「越中詩郎」愚直に闘い続けるド演歌ファイター
2018年10月18日 17時00分
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新日本ジュニアタッグリーグ開幕!ロスインゴ“新戦力”鷹木信悟がケタ外れのパワー発揮
2018年10月17日 21時15分
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棚橋弘至3年ぶりのドームメイン復帰で完全復活に王手!貫いた「俺のプロレス」
2018年10月14日 21時15分
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藤波辰爾がかつてのライバル“仮面の魔豹”カネックと30年ぶりに対戦!谷津嘉章も参戦
2018年10月12日 21時15分
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里村明衣子に続いて紫雷イオも準々決勝進出!WWE『メイ・ヤング・クラシック』
2018年10月11日 21時15分
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8月にオカダ・カズチカと対戦のレイ・ミステリオがWWE復帰!中邑真輔とシングル戦
2018年10月10日 21時45分
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ロスインゴ新メンバーは元ドラゲー鷹木信悟!内藤と57年会&浜口ジム“繋がり”で!
2018年10月09日 21時45分