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女子プロレス団体を中心に12団体が協力!Rayさん追悼興行の第1弾カード発表!

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©︎Ray追悼興行実行委員会

 悪性の脳腫瘍と闘病の末、8月30日に亡くなった女子プロレスラーRayさんの追悼興行が開かれる。生前、Rayさんと親交が深かった吉田万里子、コマンド・ボリショイ、GAMIが発起人になる形で、Ray追悼興行実行委員会を組織。11月30日に『Ray追悼興行』を新木場1stRINGで開催すると発表された。

 この大会には、アイスリボン、PURE-J女子プロレス、息吹、プロレスリングWAVE、我闘雲舞、センダイガールズプロレスリング、SEAdLINNNG、Marvelous、ワールド女子プロレスディアナといった女子プロレス団体をはじめ、Rayさんが上がっていた超戦闘☆プロレスFMW、WNCも協力を表明。23日にはREINA女子プロレスも協力すると発表した。現時点で協力団体は12となっている(プロモーション含む)。Rayさんと絡みがあったフリーの女子選手や団体として協力関係にない女子選手も個人として出場するという。

 実行委員会は23日に第1弾カードを発表。スペシャル6人タッグマッチとして、バンビ(K-DOJO)&チェリー(フリー)&佐藤綾子(ディアナ)対DASH・チサコ(センダイガールズ)&松本浩代(フリー)&大畠美咲(WAVE)のカードが組まれた。この試合は吉田が主宰、プロデュースしていた若手選手育成をテーマにした大会『息吹』プレゼンツだ。この試合の特別レフェリーは『息吹』のレギュラーだった南月たいよう(SEAdLINNNG)が務める。南月は引退してしまったが、Rayとはかつてベルトを争った好敵手だった。適任と言えるだろう。

 2003年9月に我闘姑娘の舞台で「零」のリングネームでデビューしたRayさんは、デビューからマスクを被るという、女子プロレスでは珍しいミステリアスなレスラーだった。しかし、持ち前の空中殺法や数々のトリッキーかつスピード感のあふれるプロレスと、マスクの中から見えるきれいな瞳、ファンサービスの際に見せる笑顔は多くのファンの心をつかんでいた。

 2007年に『息吹』を運営するエスオベーションに移籍すると、リングネームをRayに改名。『息吹』の大会数が少なかったこともあり、覆面レスラーで“飛べる”Rayの存在は女子プロレス界において貴重な存在だった。ここから他団体から引っ張りだこの選手へと成長していった。現在WWEで活躍しているASUKAとも対戦している。

 2011年にフリーを経て、我闘姑娘時代の仲間がいるアイスリボンに移籍。アイスリボンに移籍してからも他団体で引っ張りだこの状況は変わらず、REINAでは初代CMLL-REINAインターナショナルジュニア王座の初代王者になり、念願のメキシコ遠征も実現。新日本プロレスと業務提携していることで有名なメキシコの老舗団体CMLLマットに登場している。

 2012年5月にアイスリボンを退団。その後はJWP(現PURE-J)でLEONとのマスクウーマンタッグを中心に活動。REINAにも継続参戦し、LEONとREINA世界タッグ王座も奪取するなど、精力的な活動を続けた。2014年8月にはアントニオ猪木が代表を務めていたIGFの北朝鮮大会にも出場している。

 2016年2月17日、都内で会見を開いたRayは自身の左目の視床付近に悪性の脳腫瘍が見つかり、グレード(ステージ)3であること、摘出が困難な状態であることを衝撃告白。闘病生活に入り「経過が順調」と報じられたこともあったが、再びリングに上がることはできなかった。なお、デビューからマスクウーマンだったこともあり、本名、年齢は非公表。

 笑顔が似合う華やかな選手だっただけに、明るく楽しい追悼興行に期待したい。

取材・文 / どら増田
写真 / ©︎Ray追悼興行実行委員会

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