アントニオ猪木氏のデビュー60周年メモリアル大会として開催される今大会。タイガー・エンペラーは2004年にメキシコマットに現れその後、プロレスリング・ノアにスポット的に参戦していた。2代目タイガーマスク(故・三沢光晴氏)をオマージュした選手として、タイガー・スープレックス'04や、プロト・タイガー・ドライバーなどインパクトのある必殺技を使用していたが、2006年を最後にリングからは姿を消している。同じくメキシコマットに現れたキング・リーとは通じるものがあるかもしれない。ここに現在でも軽量級戦線の前線に立っているヒートが加わるのだから、このチームはかなり強そうだ。
当日出場する天山広吉、小島聡も含めて、大谷、高岩、吉江は新日本プロレスを退団したものの“第三世代”と言われる世代で、猪木氏との関わりはある。当日、彼らの試合を見て猪木氏が何を感じるのか気になるところ。まだまだ動きにキレがある大先輩のヒロ斎藤が加わり、どんな化学反応が生まれるのだろうか。懐かしさの中に新鮮さを秘めたカードである。また小鹿の欠場に伴い百田光雄は大矢剛功といぶし銀のシングルマッチをオープニングで行うことも発表されている。
(どら増田)