同大会は武藤の師匠である猪木氏のデビュー60周年を記念した大会となっており、猪木氏の来場が決定。メインイベントでは、武藤、藤波辰爾、藤原喜明の猪木チルドレンに、新日本プロレスの天山広吉、小島聡、そしてかつてnWoスティングのリングネームでも活躍したスーパーJが with蝶野正洋として対戦する。他にも、越中詩郎、AKIRA、吉江豊、高岩竜一、ヒロ斎藤、大矢剛功ら、新日本で猪木氏と関わりがあった選手が多数出場するほか、日本プロレスで一緒だったグレート小鹿や、猪木氏の師匠である故・力道山氏の次男、百田光雄も参戦する。
最近では、新日本のオカダ・カズチカが気になる人として、リング上で「アントニオ猪木」と叫ぶなど、猪木氏の周辺が賑やかになってきている。猪木氏もトークショーなどのイベントを始め、自身が創設した新日本にも獣神サンダー・ライガー氏や、タイガー服部氏の引退セレモニーにビデオメッセージを寄せるなど、精力的な活動が目立っている。昨年、腰を手術した関係で、体調面が不安視されていたが、力強さも戻ってきており、今大会ではどんなことを語るのか注目したい。
また、メモリアルセレモニーでは、どんなサプライズが待っているのだろうか。引退した選手も含めると、猪木氏の弟子は各方面で多数活躍している。師匠の晴れ舞台に、かつて新日本マットで闘いを繰り広げた選手たちが集結したら豪華なメンバーが揃うが、どうなるのか。武藤の人脈を考えると、猪木氏の好敵手だった外国人選手の来日にも期待したいところ。当日は後楽園ホールに「元気ですかー!!」という猪木氏の声が響き渡るはずだ。
(どら増田)