スポーツ
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スポーツ 2018年05月23日 21時40分
KUSHIDAが指折りに苦戦も連覇を誓う!新日本スーパージュニアの熱は地方大会へ
新日本プロレス『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』▽22日 後楽園ホール 観衆 1,720人(満員)優勝候補筆頭と言われながら初戦を落とした前年度覇者のKUSHIDAと、マーティー・スカルの2人が早くも2戦目で激突した。この試合を落とせば優勝戦線から早くも後退してしまうだけに、どちらにとっても負けられないカードである。 後から入場したKUSHIDAが身に着けているドッグタグをいつものように客席に投げ入れると、スカルが回収し、KUSHIDAとちょっとした追いかけっこ状態に。場内は試合前からKUSHIDAコールにスカルの怪鳥ポーズの鳴き声が交互に飛び交っており、これに2人も“乗っかる”形となった。これで試合開始のゴングが鳴るまで少し時間がかかった。 試合は、格闘技系のサブミッションにトリッキーな動きを主体とするKUSHIDAと、ヘビー級相手にも通用するパワーとテクニック、そして指折りをはじめとした関節技を持つスカルが好勝負を繰り広げた。2人はお互いの領域に踏み入れながらも、隙あらば自分のペースに持ち込もうと駆け引きを繰り返した。 スカルは実況席で解説を務めていた獣神サンダー・ライガーにアピールしてからロメロ・スペシャルにトライ。ファンのハートを掴んだ。3度目はロコモーション式でロメロ・スペシャルを披露してみせた。そんなスカルに対して、KUSHIDAはトップロープからアームホイップで投げながら腕ひしぎ逆十字固めを決めるなど、KUSHIDAならではの立体的な関節技を披露して対抗していく。 トップロープからの攻撃にこだわるKUSHIDAは、トップロープでアームロックを狙うが、指を1本ずつ外して脱出したスカルは「ポキッ」と指折り。悶絶の表情を浮かべながらリングに落ちたKUSHIDAだが、起き上がるとスカルに飛びついて雪崩式DDTを放った。再びアームロックを決めようとしたが、指折りのダメージでロックできずに断念した。しかしKUSHIDAは気合いを入れ直すと、スカルの左腕にキック。そして一気にバックトゥザフューチャーで畳み掛けカウント3。KUSHIDAが接戦を制した。一方のスカルは2連敗を喫した。 指を気にしながらインタビュールームに現れたKUSHIDAは「マーティ・スカル、恐るべし」とスカルの強さを称賛。続けて「やっと1勝目。Aブロックの公式戦も全部見てますよ。オスプレイの充実ぶり、ACHの躍動感。Bブロックだってもちろん、SHOがあんなに盛り上げてたから、ふざけんな、負けてらんねぇと」と他試合から刺激を受けた様子だ。 「なかなか後楽園の中日は席が埋まらない。KUSHIDA対ボビー・フィッシュ、KUSHIDA対アレックス・コズロフをやったこともあった。だけどようやく完売になって、ここから地方都市。全部タイトルマッチ級、決勝戦級の試合をする所存です」と一戦一戦に全力を尽くすと誓う。「2連覇。もう1回俺は、あの決勝戦の空気を味わいたい」と優勝宣言した。 KUSHIDAが言う通り、この日の大会ではSHOがクリス・セイビンに金星とも言える勝利を収めている。試合後のインタビュールームでSHOは「この公式戦、今決まっている試合は俺はメインイベント0試合だよ。メインはねえんだよ」と恨み節。「でも優勝決定戦、まだメインイベント決まってねえだろう?奇跡を起こしてやる。最後にマイクで俺がずっと前から言いたかったことを言ってやる」とまくし立てた。 新日本プロレスは6月3日、A・B両ブロックの公式戦最終戦(後楽園大会)は得点状況を見て試合順を決定する予定。翌4日の後楽園大会で開催する決勝戦はメインイベントとすると発表している。 今年のスーパージュニアは、両ブロックともに2試合を終えた時点で、近年の中で最も高い熱量を見せてくれている。地方のファンもきっと「来年も行こう」と思える闘いが見られるはずだ。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年05月23日 21時20分
エル・デスペラードと高橋ヒロムが後楽園を揺るがす大激闘!新日本スーパーJr.
新日本プロレス『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』▽22日 後楽園ホール 観衆 1,720人(満員)「俺のほうがヒロムより強かった!」 Bブロック公式戦2戦目が行われたこの日、最後にマイクを握って締めたのは高橋ヒロムとの大激戦を制したエル・デスペラードだった。 ヒロムの奇襲から始まったこの試合、序盤の闘いの場は主に場外だった。ヒロムはデスペラードを南側の観客席まで連れ出すと、南側の真ん中にある長い通路を全力疾走し、低空のドロップキックを放った。これを受けたデスペラードは豪快に吹っ飛び、場内は割れんばかりの大ヒロムコール。デスペラードのマスクを掴みながら、リングに戻りマスク剥ぎなど戦前にヒロムが挑発していた「正体暴き」の実践を試みた。 しかし、一瞬の隙を突いて形勢が逆転。今度はデスペラードがヒロムを場外に落とすことに成功すると、ノータッチトペコンヒーローをすさまじいスピードで決めてみせた。さらにデスペラードはヒロムを北側に連れ、客席を仕切る鉄製の柵に投げ付けると、記者席のテーブルに打ち付け、パイプ椅子で殴打。この当たりは非常に強く、客席からは悲鳴にも似た声が聞こえた。 リングに戻ってからはハイレベルな攻防も見られたが、とにかく両者の打撃は力強かった。ヒロムのテクニックに対して、デスペラードがラフ殺法でかわす場面ひとつ取っても、それは苦しまぎれから出したものではない。ヒロムを痛めつけるために出したと分かるものだった。 そんな2人の闘いに後楽園のファンが熱狂しないわけがない。耳をつんざくほどのヒロムコールとデスペコールが、試合が終わるまで響き続けた。ここ数年のジュニアの日本人対決では一番の盛り上がりと言っても過言ではないだろう。 最後は、レフェリーの隙を突き、デスペラードがヒロムの急所を殴打。そして必殺のギターラ・デ・アンヘルを放った!ヒロムが奇跡的に返したのに対し、ここが勝機と見たデスペラードは瀕死のヒロムにトドメとばかりにピンチェ・ロコを決め、勝利を収めた。最後の最後で2人のキャリアと経験の差を見たような気がした。デスペラードはドラゴン・リーとともに2連勝。 試合後、デスペラードはマイクを握り「答え合わせしてやってもいいぞ!お前、(正体が)分かるっつっただろ?じゃあ、もう隠したってもう意味ねぇもんな」。そう言うと自らのマスクに手をかけた。 しかし…「んなワケねぇだろ!いつもいつも自分たちのハッピーエンドになると思うなよ。これが現実だ」とデスペラードは言い放ち、倒れたままのヒロムと観客を挑発した。 若手に抱えられながらインタビュールームに現れたヒロムは「変わんねぇな」とだけ残して控室に戻った。2人の物語はここから本編に突入するのかもしれない。 しかし終盤、お互いに気力でエルボーを打ち合っていく姿には心を打たれた。かつて獣神サンダー・ライガーや、ワイルド・ペガサスが見せてきたスーパージュニアの世界を感じることができたのは、第1回から見ている者にとっては大きな喜びである。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年05月23日 18時00分
横綱稀勢の里「引退」はすでに徳俵の上! 休んでも続く“いばらの道”
横綱稀勢の里、7場所連続休場! これは“タイムアウト寸前の休場表明”と角界筋は見ている。 前売り券はあっという間に完売。懸賞の申し込みも史上最多の2200本を超すなど、相変わらず人気の大相撲夏場所が、5月13日から東京・両国国技館で始まっている。その出場している力士の中に、またしても横綱稀勢の里(31)の名前がなかった。初日の2日前に左大胸筋の怪我が治りきらないと、休場届を提出したのだ。 これで稀勢の里の休場は7場所連続となり、16年前の貴乃花と並んで横綱最長となった。これに稀勢の里の置かれている状況の厳しさがにじみ出ている。 「先場所も全休しているだけに、稀勢の里は、『夏場所はなんとしても出場する』という強い気持ちでいたのは確か。でも、稽古でなかなか思うような結果が出ない。そのため、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は、『次回に賭けよう』と休場を勧めたが、肝心の稀勢の里がウンと言わない。それで時間がかかり、休場届の提出がギリギリになってしまったというのが実情。本人に代わって休場を発表した田子ノ浦親方は、『苦渋の決断。もう一度、強い横綱として出てくれるように(一緒に)一生懸命、頑張っていきたい』と、涙をこぼしながら話していました」(担当記者) ここで気になるのが、「じゃあもう一度、時間をかけて調整し直したら、あの横綱に駆け上がった前後の強さが戻ってくるのか」ということだ。今回も十分に治療し、途中からの参加だったが、春巡業からしっかり稽古を積んできた。しかし、夏場所前の稽古は散々。相手が上り坂とはいえ、格下の栃ノ心には11番取って2勝9敗といいようにやられ、元大関の琴奨菊にも6勝10敗と負け越した。 「どうして相撲を組み立てたらいいか、分からずに苦しんでいる」 稽古を見たNHK解説者の舞の海秀平氏は、こうクビをひねっていた。およそ相撲になっていないのだ。 「一度痛めた大胸筋は元には戻らない」という情報もあり、もう稀勢の里が以前の強さを取り戻すのは難しいと見るべきなのか。 おそらく、このことを一番分かっているのは本人だ。だからこそ、玉砕覚悟で出場にこだわり、最悪の事態に備えて貸していた持ち株の「荒磯」も取り戻した。 「この休場は、引退をひと場所延ばしただけ」 稀勢の里「引退」の二文字はすでに徳俵の上に乗っかっている。そう見る関係者は多い。休んでも続くいばらの道――。
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スポーツ 2018年05月23日 17時40分
那須川天心が矢沢永吉の“聖地”ハマスタで初の始球式「たまアリより広かった」
横浜DeNA 対 中日▽22日 横浜スタジアム 観衆 28,682人 22日、横浜スタジアムで行われた『Cygames スペシャルナイター』DeNA対中日7回戦の試合前に、“格闘技界の神童”の異名を持つキックボクサー・那須川天心が自身初の始球式に臨んだ。 これは現在、天心をサポートするCygamesとのつながりから実現したもの。天心はDeNA主催試合を全試合生中継しているAbemaTVでレギュラー番組を持つ。今回の起用は適任だったと言えるだろう。 始球式が決まってからは「野球はいちばん苦手」と語っていた天心だが、ライトニング・レフトからどんな球を投げるのか注目を集めていた。試合開始の約2時間前に球場入りした天心は、「好きな数字」という背番号44に『TENSHIN』の名前をプリントしたベイスターズの特製ユニフォームを着用。ブルペンでピッチング練習してからグラウンドに現れた。 天心は「何か、みんなが見てるような気がしますね」と落ち着かない様子。「シャドーしようかな」と普段とは違うグローブをはめながらシャドーボクシングを披露した。オープニングセレモニーの後、DeNAのナインが定位置に着いてから、ウグイス嬢に促され天心がマウンドに向かった。 スタンドからは「天心決めたれ!」「天心頑張れ!」などと声援を受けた。天心は投げる直前にトリケラトプス拳をマウンド上で決めると、ドラゴンズファンからも歓声。超満員のハマスタ全体の心を掴んだ。しかし天心が投じた一球は、無情にもワンバウンドしてキャッチャーミットへ。 中日の先頭打者で昨年のセ・リーグ新人王・京田陽太が空振りをしたのと同時に天心はマウンドで思わず座り込んでしまったが、一塁側ベンチ前でDeNAのラミレス監督からグッドサインを送られ、天心も笑顔で応えていた。 「全然ダメ。魔物がいましたね。初心者が来る場所じゃないです」 登板後の囲み会見では反省を口にしていたが、「(横浜スタジアムは)さいたまスーパーアリーナよりも広かったです。あと、たくさんの人が自分のことを知っててくれて嬉しかったですね」と笑顔。天心は矢沢永吉の曲を入場テーマにしている。矢沢のライブの聖地でもある横浜スタジアムから天心は刺激を受けた様子だ。 「キック界でもこういうスタジアムがあればいいなと思いました。キックスタジアムがあればもっと格闘技界もまとまるのかなと」 タイでは野外スタジアムでムエタイの試合を開いている。天心はキック専用のスタジアムを作ることを目標にすれば格闘技界も同じ方向性になると持論を展開した。 そんな天心にとって超えなければならない大会が1ヶ月後に迫っている。約8,000人を収容する6.17RISE幕張メッセ・イベントホール大会だ。 「絶対KOで勝ちます。これから追い込みをかけていきます」 幕張メッセ大会では、“過去最強の相手”ロッタンとの大一番がメインイベントに組まれている。ロッタンは2月にスアキムに勝利。同じく“過去最強の相手”と言われた相手に圧勝し、ストップ・ザ・天心に名乗りを上げた。 ここまで破竹の30連勝と“不敗神話”を継続している天心だが、所属ジムの会長でもある実父・弘幸氏は「確かに今まででいちばん強いけど、スアキムよりはやりやすい相手」とロッタンの印象を語る。 「次はちゃんと投げたい」 会見の中でリベンジを口にすることを忘れないあたりが、負けず嫌いな天心らしい。この日のハマスタの反応を見る限り、天心の知名度が上がって来ているのは明らか。最近ではプロ野球界でも、生年月日が1日違いの“オリックスの神童”山本由伸ら、天心の試合を見る若い選手が増えてきている。今後もこのような企画を続け、日本の格闘技を広げていってもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年05月23日 17時30分
メッセンジャーの好投で決断!金本阪神が「5人目の外国人選手」獲得へ
22日のヤクルト戦、阪神の先発・メッセンジャー(36)がチームの危機を救った。6回3失点、初回一死から四球を与えたように、走者を背負う場面も続いたが、威力のある直球とスライダー、フォークなどを織り交ぜ、粘りのピッチングを見せてくれた。 そのメッセンジャーが国内FA権の取得条件を満たしたことは既報通りだが、来季から「外国人枠」ではなく、“日本人選手扱い”となる。つまり、来季から5人の外国人選手を一軍ベンチに入れることができるのだ。「新外国人選手は先発タイプ? いや、2人目の大砲タイプを獲得するかもしれない」(球界関係者)“5人目の助っ人”が必要かどうかは、シーズン終了後に判断すればいい。それが投手なのかもチーム成績を分析してから決めればいいのだが、阪神首脳陣はすでに方向性を見出していた。大砲タイプの話は本当のようだ。「内部では、ロサリオ(29)の不振で持ちきりです。年俸3億4000万円というお高い買い物でしたし、渉外担当だけではなく、金本(知憲=50)監督自ら映像を見て獲得を決めました。『やってくれる』と期待していたので…」(前出・同) 不振についてだが、技術的な原因もないわけではない。しかし、首脳陣の認識のなかには“独自の分析論”もあった。「4番を予定して獲得した選手。一人だから他球団のスコアラーに(苦手コースを)徹底的に分析されたのではないか、と」 大砲タイプを同時期に2人獲得すれば、相手バッテリーの攻め方も散漫になるのではないかというわけだ。「福留、糸井の年齢的な懸念も重なっていると思います。期待した若手が伸び悩んだままなので、外国人野手の2人体制という作戦は間違っていません」(在阪記者) だが、若手の育成を優先させるべきとの意見も根強く、「外部補強は必要最低限に」との声も聞かれた。どういうわけか、期待された若手は2年続けて活躍できない。「台湾プロ野球に良い選手がいるからね。17年シーズンまで2年連続打率4割、17年三冠王と突出したバッターがいるんです。阪神はすでに現地調査を開始しています。メジャースカウトも視察していて、千葉ロッテ、埼玉西武、福岡ソフトバンクなども熱心だと聞いています」(特派記者) WBC日本代表が台湾選抜チームと壮行試合を行った17年2月、楽天・則本からバックスクリーンへの特大アーチを放ったワン・ボーロン(24)のことだ。好選手であることは間違いないが、ロサリオも韓国球界を経て阪神入りしている。韓国プロ野球と日本の力量差、その韓国よりも「下」と目される台湾で活躍中と言われても、NPBでは同じような活躍はできないだろう。 しかし、「5人目の外国人選手は大砲タイプ」説をそのままワン・ボーロンの獲得に結びつける声もないわけではないが…。 また、ロサリオの起用法についてこんな声も聞かれた。「過去2年も大砲タイプの外国人選手を獲得しています。彼らが活躍できなかったのは言うまでもありませんが、金本監督は早い時期に見切りをつけ、二軍に降格させました。でも、ロサリオに対しては我慢して使い続けています。どんな心境の変化があったのか…」(前出・プロ野球解説者) 韓国球界在籍中、ロサリオは夏場から調子を上げる傾向にあった。「覚醒」を待っているのかもしれないが、「移籍交渉の過程で、出場を約束させられたのではないか?」と勘繰る向きもないわけではない。後者だとしたら、5人目の外国人選手を獲るよりも、交渉のやり方を見直すべきだろう。 6月13日、親会社・阪急阪神ホールディングスの株主総会が開かれる。近年は金本体制を温かく見守る株主も多かったが、ロサリオの覚醒が遅れれば、今年は大荒れとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年05月23日 11時40分
暴走するメディアに「せめてルールは守って」 日大アメフト部“加害選手”会見で視聴者から批判噴出
22日に行われた日大アメフト部“悪質タックル”問題に係る加害選手の会見。発覚以降大きな波紋を広げている問題とあって、会見には数多くのメディアが詰めかけたが、その報道姿勢に視聴者が疑問を持ったようだ。 日本記者クラブを舞台に、“代理人の弁護士による経緯の説明”・“加害選手による陳述書の読み上げ”・“質疑応答”という流れで進められた今回の会見。壇上には、加害選手と共に“特例”という形で弁護士が同席していたのだが、その弁護士は冒頭で「ずっとアップで撮るようなことは避けていただきたい」とメディア各社に対して配慮を求めていた。 しかし、このような言葉とは裏腹に、メディアの多くはその後加害選手をアップで放映。中には、前述の弁護士の発言直後から一貫して加害選手をアップし続けているメディアも見られた。 他にも、会見後半の質疑応答に関しては、あらかじめ「質問は1人1個でお願いします」と司会が口にしていた。それにも関わらず、1番手で質問した記者がいきなり4個の質問を乱発。これが引き金を引いてしまったのか、その後も各社は質問を連発し、多いところでは1人で8個もの質問をぶつけるメディアも見られた。 こうした“ルール無用”の報道姿勢にうんざりしていた視聴者は多いようで、ネット上を見ると「終始どアップは悪意ありすぎでしょ」「くだらない質問を連発するな」「せめてルールは守ってくれよ…」といった批判が噴出している。 世間から大きな注目を集める問題とあって、少しでも取り上げる内容を増やしたいという各メディアの思惑もあることだろう。ただ、この問題の当事者はあくまで日大の“一学生”であり、政治家や芸能人など、公の人間ではない。こうしたことを考えると、今会見の様子を視聴者が“やりすぎ”と捉えらえるも致し方ないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月22日 17時40分
「今年こそメッセをオールスターに!」阪神・メッセンジャーに高まる“オールスター初出場”の機運
7月13・14日に開催される今年のプロ野球オールスター戦。この夢の舞台に出場する選手が選ばれるファン投票の受付が今日から始まった。投票締切となる6月17日まで、ファンたちは各々の“推し”選手に票を投じることになるのだが、今年はその清き1票を阪神の先発投手であるランディ・メッセンジャーに投じようという動きが広まっているようだ。 2010年から数えて、今年が9年目(球団の外国人史上最長)のシーズンとなるメッセンジャー。昨年までの在籍8年間で84勝(年平均10.5勝)を記録し、過去には最多奪三振(2013・2014年)や最多勝(2014年)も獲得した阪神のエース右腕だが、意外にも昨年までオールスターに選出されたことは無い。 2010年から昨年までのファン投票の結果を見てみると、昨年の3位以外は全て得票数トップ10圏外。また、ファン投票以外の選出方法である選手間投票や監督推薦でも、メッセンジャーは選出外の憂き目に遭っている。 「オールスターに出場したい」という思いを、これまでも度々メディアの前で口にしてきたメッセンジャー。その右腕をぜひ夢の球宴に出してあげたいという声は大きいようで、ネット上では、「今年こそメッセをオールスターに!」、「何卒メッセンジャーに投票をよろしくお願いいたします」といった有志による“選挙活動”が広く展開されている。 ただ、こうした機運の高まりがメッセンジャーに“当確”ランプを灯してくれるとは限らない。昨年ファン得票数1位の菅野智之(巨人)や話題性抜群の松坂大輔(中日)など、ファンの票を広く集めそうな他球団の“対抗馬”にどこまで太刀打ちできるかは未知数だ。 また、昨年のファン投票では、メッセンジャーの他に藤浪晋太郎(6位)、能見篤史(8位)といったチームの同僚たちもトップ10入りを果たしている。こうした票の食い合いは今年も避けられないだろう。 6月25日に予定されているファン投票最終結果発表。待つのは悲願の初出場か、それとも――。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月22日 17時30分
大関昇進“目安”の33勝目をマークした栃ノ心 今後の注目点は両横綱との戦い
21日に9日目となる取組が行われた大相撲5月場所。前日まで8連勝と“大関取り”へ驀進中の関脇・栃ノ心はこの日、平幕・大栄翔との一番に臨んだ。 立ち合い、右を差すと同時に左の上手も掴んだ栃ノ心。これで大栄翔を完全に組み止めると、そこから吊り上げながら土俵際へ追い込み、最後は寄り切りで勝負あり。その取組時間は10秒いくかどうかという、一方的な“完勝劇”で今場所無傷の9連勝を飾った。 この勝利により、1月場所からの勝ち星の合計が大関昇進の目安である“33勝”に到達した栃ノ心。ただ、今年の1月場所での番付が平幕だったことから、この日の9勝目を以って大関昇進が確定したとは言い難い。 事実、解説者の北の富士勝昭氏は場所中のテレビ・ラジオ解説において、度々「12勝なら文句無し。内容次第では11勝でも昇進はあり得る」という旨の発言をしており、ネット上でも同じような意見を持つファンは多い。今後はどれだけ成績を上乗せ出来るかが焦点となるだろう。 今日行われる10日目から千秋楽まで、6名の力士との取組が控えている栃ノ心。中でも注目すべき点は、やはり、白鵬・鶴竜の2横綱との戦いだ。これまで白鵬とは25回、鶴竜とは24回戦っている栃ノ心だが、白鵬には25戦全敗。鶴竜に対しては先場所勝利を収めているものの、通算成績は2勝22敗とこちらもかなり分が悪い。 仮に両横綱に敗れたとしても、その他の力士に全勝すれば最終成績は13勝2敗。場所後の大関昇進は濃厚だろう。しかし、現在その両横綱を星の差1つで抑えて優勝争いのトップに立っていること、また、大関昇進“以降”のことを考えると、今までと同じように易々と勝ち星を献上するわけにはいかない。 6日目の豊山戦では攻め込まれる場面が目立ったものの、この取組以外は終始安定した相撲が取れている栃ノ心。今場所の状態ならば、勝機は十分にあるだろう。これまで辛酸を舐めさせられてきた横綱陣と、今こそ雌雄を決する時だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月22日 06時45分
「清宮選手の初登場に合わせただけ」ロッテ謎の魚が“清宮効果”に便乗して幕張帰還!
「ついに謎の魚が幕張沖に漂着しました」 千葉ロッテマリーンズの球団関係者が興奮した口調でそんな連絡をしてきた。 ロッテのキモカワキャラクター謎の魚は、開幕したチームをよそに南へ泳ぎ続けて、呑気に各名所を巡りながら、PLM(パシフィック・リーグ・マーケティング)のオファーを受けて、11日に台湾に漂着。12日に行われた中華職棒大聯盟・Lamigoモンキーズ対富邦ガーディアンズ(桃園国際棒球場)の試合前のイベント『YOKOSO 桃猿』に出演し、チアグループのラミガールとともに日本では見たこともないハッスルパフォーマンスを披露。現地ファンから大絶賛された。 幕張に漂着した謎の魚と話をしたという球団関係者は「台湾ではいろんなことをやらされたとボヤいてましたが、かなりウケが良かったことに気を良くしてました」とのこと。自分勝手で自由かつ球団も制御不可能なのは相変わらずのようだが、本人が予告していた20日過ぎに幕張へ帰ってきた。しかし、なぜこのタイミングになったのか?ずっと引っかかっていたのだが、それに関しても球団関係者が直接話を聞いて仰天したという。 「それが日本ハムの清宮(幸太郎)選手がウチに初めて登場予定の22日に合わせたと言うんですよ。これにはさすがというか何というか…。清宮選手に失礼がなければ良いのですが、清宮効果に便乗しているのは明らか。計算高い男です」 なんと、清宮がZOZOマリンスタジアムに初登場する日に合わせて、謎の魚もマリンに今シリーズ初登場を狙っていたというのだ。ひょっとしたら清宮が一軍昇格するまで、わざわざ各地を巡りマリン登場をジラしていたのかもしれない。清宮昇格後、パ・リーグの各球場では昨年、国内ラストイヤーを予想して、先発登板日は特にパ・リーグのレインメーカー的な大旋風を起こした“大谷翔平効果”にはまだまだ及ばないものの、日本ハム戦の集客が増える傾向にあり、“清宮効果”は少しずつ出てきている。これはこのあと交流戦が行われるセ・リーグの球場でも見られるはずだ。しかし、今回の謎の魚の策略は、清宮にホームランが飛び出せば謎の魚が初登場したインパクトは逆に全く消えてしまうリスクを伴っている。 謎の魚は「みなさん、お待たせしました。ダービーウィークに合わせて満を持して登場することを決めましたディープインパクト産駒の謎の魚です。グフフフ。決して、5月22日に発売開始となる私のボブルヘッド人形に合わせて登場するような大人の事情ではありませんので、あしからず。ファイターズ清宮幸太郎選手のZOZOマリンスタジアム初登場に合わせただけです。グフフフフ」と何やら含みを持たせたコメントを出しているのだが、先日、マリーンズストア内をのぞいたところ、謎の魚のグッズコーナーが昨年に比べてかなり広がっており、アイテム数も増加。売り上げも好調だそうで、謎の魚のコメントにもあるようにボブルヘッド人形や、カステラなど今後も続々と謎の魚グッズが販売されるという。 「悔しいですけど、良いタイミングで帰ってきましたね」と最初は興奮気味に話していた球団関係者も最後は笑っていた。22日の日本ハム戦では試合前の17時30分頃にまずビジョンで第1形態が登場。第2形態は昨年と同じく5回裏終了後グラウンドに登場する予定だ。果たして台湾でよりパワフルになった謎の魚は“清宮効果”の便乗に成功するのか?マリン初登場に期待が無駄に高まるのは、きっと私だけ…だろう。取材・文 / 謎の増田(謎の魚番記者)写真提供 / (C)千葉ロッテマリーンズ
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スポーツ 2018年05月22日 06時30分
オリックス担当記者が分析、“マッチョマン”吉田正の一発で交流戦前に借金返済を!
オリックスが4試合と変則だった先週の試合を、3勝1敗と勝ち越して借金を再び2つ縮めて「3」にまで持ち直した。西勇輝に直接の白星が付かず、山岡もまた勝つことが出来なかったが、新外国人左腕アルバースは安定感のあるピッチングを継続中で、ルーキーの田嶋は早くも5勝目を達成した。打撃陣は相変わらず湿りがちだが、ちょっとした入れ替えが功を奏した1週間だった。▼5月15日〜20日 オリックス成績【対千葉ロッテ 富山アルペンスタジアム】5月15日○アルバース 7-2 石川歩●【対千葉ロッテ ZOZOマリンスタジアム】5月17日○山本由伸(先発は西勇輝) 6-3 内竜也(先発は渡邉啓太)【対埼玉西武 ほっともっとフィールド神戸】5月19日●山岡泰輔 0-7 多和田真三郎○5月20日○田嶋大樹 3-0 榎田大樹●※42試合19勝22敗1分け。首位・西武とは7ゲーム差のパ・リーグ4位。 先週は地方の富山から始まった1週間。オリックスはオープン戦も含めて4試合目のロッテ戦先発となるアルバースを、2週続けてカード頭に投入。首脳陣の期待に応えたアルバースは6回を3安打、無四球、1失点と好投。打線も宗佑磨のタイムリー、T-岡田の4号ソロなど奮起。アルバースはロッテ戦無傷の3連勝。対戦防御率も1.59と今後もロッテキラーとして、ロッテ打線の前に立ちはだかることになりそうだ。移動日を1日挟んで千葉では、好投を続けながらも、なかなか勝ち星に繋がらない西がまたまた好投。1点リードで7回を投げ終えると、球数が99球だったことや中5日での登板だったことを考えて、福良監督は8回から継投へ。しかし、2番手“オリの神童”山本由伸が、球のキレは良かったものの、変化球が暴投になり失点を許してしまう。最終回に小田裕也の勝ち越し打でチームは勝利を収めたが、福良監督は「きょうは序盤ですよ!あれじゃ西が可哀想だ」と序盤のチャンスを何度も生かせなかった打線の主軸に対して、勝ち試合にしては珍しく強い口調で苦言を呈した。 「宮崎は良かったですね。西野も昨年から取り組んでることが形になってきた」 そんな福良監督が野手陣の中で評価したのは、先週から昇格した宮崎祐樹と西野真弘の2人。宮崎は、富山で活躍した宗が太ももに強い張りを感じ移動日に抹消されたため、急遽千葉から合流。西野はカード頭から不振のマレーロと入れ替わった。宮崎は昨年も春先から交流戦にかけて1番センターとして起用され、低迷していた打線に風穴を開ける役割を果たしており、監督からは「斬り込み隊長」と命名されていた。17日の試合では、1番宮崎が3打数2安打、2番の西野が3打数3安打とチャンスメイクを作り機能している。19日の西武戦からは中島宏之との入れ替えで、後藤駿太が今シーズン初昇格。後藤は「今回のチャンスはしがみつく」と闘志を燃やしていた。宮崎や後藤のライバルとなる“正センター”の宗は軽症のため、短期間で復帰を果たす見込み。この“ワンチャン”を活かせるかどうか…宗が戻ってきたのと同時に、武田健吾も含めた真の競争が繰り広げられるはずだ。 週末に神戸に戻って行われた首位・西武との2連戦。初戦の山岡は今回も序盤は惚れ惚れするぐらいの完璧なピッチングを披露するも、5回に先頭の森友哉に2塁打を打たれ、3塁まで進まれると自身の暴投で先制を許してしまう。これで心の何かが切れたのか、メヒアに1発を食らってこの回なんと4失点。監督は「5回は山岡のひとり相撲だった」とバッサリ斬られていたが、打線は西武先発の多和田を相手に完封負け。これでは山岡を責められない。2戦目は先週楽天に敗れたルーキーの田嶋が「流れを変えるために」と登場曲をオープン戦から使ってきた欅坂46の「エキセントリック」から「ガラスを割れ!」に変更し、マウンドへ。田嶋はデビュー以来、ベストピッチングともいえる7回を109球、4安打、6三振、無失点の内容で降板し、由伸と増井が無失点リレーで、主砲ロメロの1発を含む3点を守って田嶋に5勝目をプレゼントした。田嶋は「二桁勝利」をひとつの目標にしており、そこにはある“強い思い”も抱いている。交流戦前に半分達成できたのは、田嶋にとってもチームにとっても大きい。 22日からは最下位・楽天3連戦(仙台2試合、東京ドーム1試合)と、5位・ロッテ3連戦(ほっと神戸2試合、京都1試合)の計6連戦が交流戦前最後の公式戦として行われる。交流戦前に借金を返済するには、この6連戦を5勝1敗(引き分けを考えない場合)の好成績が条件となるが、下位チーム相手なだけに,ここはしっかり連勝をして、返済してもらいたいところ。特に先週3連敗を喫した楽天にはキッチリとお返しをする必要がある。今週のキーマンは7試合連続安打を更新中ながら、5月4日のソフトバンク戦以来、ホームランが出ていない“マッチョマン”吉田正尚である。7試合連続安打更新中にもかかわらず、一発がなかなか出ないため、正尚が打っている印象は薄いのは気の毒な話だが、それぐらい正尚に対しては,ホームランに対する期待値が高い。昨年からグッズでもチームで1番の売り上げを記録しており、グッズ関係者は「今年も正尚選手が断トツですよ」と正尚人気に期待を寄せている。これを聞いた正尚は「活躍しなきゃいけないですね」とファンの期待を自分の胸に叩き込むように話しながらグラウンドに走っていった。 デビューから腰痛に悩まされた正尚だが、今年はケアをしっかりしながら、開幕から全試合に出場している。「正尚が1年間いたら…」ファンや関係者はこの2年間そんな妄想をずっと抱いてきた。しかし、いちばんそれを望んでいたのは吉田正尚本人であるのは言うまでもない。セ・リーグの投手陣が試合前から嫌がるような大爆発を今週の6連戦で見せてほしい。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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