目つぶしやバッティング、極め付けは最終Rに起きたレスリング行為などに内藤は「ボクシングを汚された」と一夜明けてもなお怒りが収まらない様子だった。
前夜の対戦を冷静に振り返っていた内藤だったが、怒りの導線に火がついたのは今後の防衛ロードについて、亀田家の長男・興毅と対戦する可能性の可否についての質問が飛んだ瞬間だった。「ぶっちゃけ、昨日みたいになるなら、もう亀田家とはやらない」と完全拒否の姿勢を見せた。
対戦拒否の理由は明快だった。「何よりも自分の身体が心配」。文字通りのケンカマッチとなり、まともなボクシングの試合ができなかったことに対して憤りを感じていた。
さらには「亀田家のやっていることが認められたらダメでしょう。見ている人はこれでお金が稼げるんだって思ってしまう」と語り、近いうちにJBCに、反則行為についての説明を自ら行うことを明かした。
世論は興毅との頂上決戦を求めているが、内藤は拒否の姿勢を示した。