1回戦で浜田福子を2R判定2-0で破ったしなしは、決勝戦ではSACHAIと対戦。試合序盤こそバックを取られ苦戦する場面もあったものの、SACHIの腕に狙いを定めると、執拗なまでに狙い続けて1R2分58秒、ついにクラッチする腕を伸ばし切って腕十字を極めると、セコンドのタオル投入で勝利を決めた。
2006年8月には同じDEEPの舞台での女子ライト級初代王者決定戦で渡辺久江に格闘家デビュー以来初めて敗れ、王座戴冠を逃しているだけに、今回の勝利は喜びも大きかった様子。セコンドの青木真也と抱き合い、「念願のベルトを獲ることができて本当にうれしい」と涙した。
名実ともに格闘技界の女王となったしなし。今後のさらなる飛躍が期待される。