6位となった球団はオリックス(11勝18敗1分)で、その勝率は.379(小数点第一位は四捨五入、以下同じ)。ここ10年間で勝ち越しは3回、負け越しは7回。3連敗も2度喫してしまった。球団にとってもファンにとっても不完全燃焼な成績に終わっている。
西武(14勝16敗)とロッテ(14勝16敗)は、勝率.467でともに同率4位にランクイン。また、その内訳も勝ち越し4回・負け越し6回と共通している。なお、ロッテに関してはここ4年の間負け越しが続き、昨年は3連敗を食らうなど、近年はGW3連休に良いイメージを持っていない様子がうかがえる。
Aクラス圏内となる3位に入ったのは楽天(15勝15敗)で、その勝率は.500。10年間で勝ち越しが5回・負け越しは5回だ。加えて3連勝・3連敗が一度もない。良くも悪くも安定した成績を残している。とはいえ、3連休のうち1日は確実に勝ち試合を見ることができると考えれば、ある意味ファンに優しい球団であるのかもしれない。
勝率.517という数字で2位に入ったのは日本ハム(15勝14敗1分)。実は過去10年間においては勝ち越し(4回)より負け越し(6回)の方が多いのだが、2009年と2017年に3連勝を記録し、ギリギリのところで楽天をかわした。
今回のランキングで見事トップに立ったのはソフトバンク(21勝7敗2分)で、その勝率は.750と驚異の7割越え。勝ち越し8回・負け越し2回・3連勝3回と、どの部門においてもセ・パ両リーグトップの数値を叩き出している。GW3連休において、最もファンを満足させている球団と言えるだろう。
以上がパ・リーグ6球団の過去10年におけるGW祝日3連休の勝率ランキングである。果たして、今年の3連休で各球団の勝率はどのように変動するだろうか。