スポーツ
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スポーツ 2018年05月25日 17時30分
オリックス5割復帰ならず!イニエスタが現れた東京ドームで、楽天・岸に完投負け
▽24日 東京ドーム東北楽天 4-1 オリックス 観衆 44,297人12回戦 オリックス5勝6敗1分け この日の午後、都内でJ1ヴィッセル神戸への完全移籍を発表した、サッカー元スペイン1部バルセロナでスペイン代表の世界的なスーパースターMFアンドレス・イニエスタが、試合前の東京ドームに、神戸と同じく楽天が運営している東北楽天ゴールデンイーグルスを激励するためサプライズ来場。イニエスタが紹介され、三木谷浩史オーナーとともにマウンドに向かうと、楽天ファンだけではなく、レフト外野スタンドをびっしりと埋めたオリックスファンからもどよめきと歓声が起こっていた。 イニエスタは小さな女の子から花束を受け取ると、スタンドに手を振りながら大歓声に応えて、一塁側ベンチで梨田昌孝監督ら楽天ナインとの記念撮影を終えると嵐のように過ぎ去って行った。 東京ドーム内にイニエスタショックが残る中、年に1度の東京ドームでの楽天主催試合がプレーボール。オリックスは西勇輝、楽天は岸孝之が先発し、西は4回まで1四球を出しただけのノーヒットピッチング。岸も5回まで初回の先頭打者、宮崎祐樹に打たれた1安打ピッチングと試合は投手戦になった。しかし5回、西は1死のあと内田靖人に四球を与えると、続く岡島豪郎に左中間を破るタイムリーツーベースを打たれてしまい先制を許すと、田中和基にもタイムリーを打たれこの回2失点。8回には1死1塁の場面で、ペゲーロにヒットを打たれた際に打球を避けた影響で、右ひざに違和感を訴えて無念の降板。2番手の澤田圭佑が渡辺直人に2点タイムリースリーベースを打たれてしまい、西の自責は4点に。 ここまで3連勝で「1」に縮めた借金を返済したいオリックス打線だったが、7回にロメロのツーベースから、T-岡田がタイムリーを放ち何とか岸から1点を取るのがやっとというほど、最後まで岸を攻略することが出来ず、僅か4安打、無四球の岸に完投負けを喫してしまった。西は(2勝)5敗目。5割復帰に失敗したチームの借金は「2」に逆戻りした。 試合後、インタビュールームに現れた福良淳一監督は「西は良かった。8回だけですね。(足の違和感は)打球が当たったとき(7回に田中の打球を足で止めようとした)から少し感じてたと言ってました。(たくさんのオリックスファンが詰めかけていたが)岸が良かっただけに、西もがんばったんですけどね。打線も西ががんばっていたので何とかしたかったですね」と西の好投を称えながらも、岸のピッチングにあっぱれという表情を浮かべていた。 西は試合終了後、自分の足で長い東京ドームの通路を歩いて宿舎に向かう姿が見られ、「前半はテンポよく投げることができた。相手投手がよかっただけに、何とか最後まで投げきりたかった」と最後まで投げられなかった悔しさをコメントしている。 また、この日の早朝、元球団本部長で、常務取締役連盟担当の村山良雄氏が、間質性肺炎のため72歳で死去。現役時代からいちばんお世話になったという福良監督は「残念です。最後にお会いしたのは先週の16日。お見舞いに伺ったんですけど、そのときはまだお話ができたので、いろんな話をしました。チームのことを心配されていたので、感謝しかないですと伝えました」と故人を偲んだ。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年05月25日 14時00分
「よっ、待ってました」貴乃花親方のおとぼけ審判が新名物になる?
新大関・栃ノ心(30)誕生で連日、両国国技館に歓声が鳴りやまない。5月13日から始まった大相撲夏場所も、いよいよ大詰めだ。 土俵上の優勝争いとは無縁なところでもう一つ、場内に熱い拍手が沸き上がる。3月末の新職務分担で審判部に配属された貴乃花親方(45)が花道に現れ、土俵下の審判席に着席する時だ。 昨年11月に始まった一連の騒動の責任を問われたほか、理事選にも落選して理事から5階級も降格。現在は一番下のヒラ年寄で、大相撲界の序列は83番目。かつてはナンバー3の部長まで務めたことがあるが、目下、審判部でも最下位で、入場する時の序列も一番後ろ。 まさに屈辱の場面だが、ファンの視線はまだまだ温かい。初日に登場した時も、「よっ、待ってました! 貴乃花」と掛け声とともに大きな拍手が起こり、騒然となった。 貴乃花親方が審判を務めるのは、平成25年九州場所で当時の伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が病気で休場し、その代理を務めて以来、およそ4年半ぶり。初日、目の前で愛弟子の貴ノ岩や貴源治が土俵にあがり、気の揉める場面もあったが、幸いにも2人とも快勝。土俵下の貴乃花親方は無表情を装いながらもどこかホッとした表情で、そのあと幕内の取組のビデオ係も務め、9時間にも及ぶ勤務を無事に終えた。 「特に変わったことはありません」 淡々と話し、足早に国技館をあとにした貴乃花親方。 ただ、気になる動きもあった。5日目、三段目の取組で初めて正面に座り、物言いがつき説明係を務めた時のことだ。この日は2度も物言いがつき、2度目の軍配差し違えの説明では、 「西方力士に軍配があがりましたが、東方力士の勝ちにします」と、明らかに手抜き。 「なんで(軍配が)変わったのか、理由が分からない。ちゃんと説明しなさいよ」 こんな痛烈なヤジも飛んだのだ。このやる気がないような説明に、同じ一門の阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は次のようにカバー。 「これから修正していくでしょう」 とはいえ、この異常な人気といい、どこか気合いの入っていない態度といい、任命した八角理事長としては気になるところ。 “おとぼけ貴乃花親方”の存在が大相撲の新たな名物となりそうだ。協会としては痛しかゆしというところだろう。
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スポーツ 2018年05月25日 06時30分
日本代表 30日にガーナ戦 何よりも求められる勝利
サッカー日本代表はワールドカップ(W杯)ロシア大会前の最後の国内公式戦として、ガーナ代表戦(30日、神奈川・日産スタジアム)を迎える。 今なお、前監督のハリルホジッチ氏の訴訟問題が報じられている。監督交代の影響が残る中、ファンの日本代表への信頼は揺らいでいる。大会そのものに対する関心が薄れているファンも少なくないだろう。本大会直前であるにもかかわらず、選手選考にまつわる憶測などがピッチ外か聞こえてくる。■あくまでも代表チームとして勝利を それでも、W杯がいつの時代も夢の舞台であることに変わりはない。ここに至る経緯がいかなるものであれ、サッカーファンであれば自国の代表チームには少なからず愛情を持っているのではないだろうか。 代表チームは今月21日から千葉県内でガーナ戦へ向けた合宿を開始した。連日、国内外から選手が合流し調整を行っている。 23日に合流を果たした槙野智章(浦和レッズ)は「自分のアピールというよりも、チームがうまくいくためにやるべきことをやる」(日本サッカー協会ホームページから)と、今回の合宿に向けて意気込んだ。監督交代後の初の合宿となり、各選手のコンディションはバラバラだが、目指すべきゴールは選手27人全員にとって同じだろう。 最終メンバー決定を控えるテストマッチとは言え、選手たちにはとことん勝負にこだわってトライしてもらいたい。監督交代劇につながったと言われる3月の欧州遠征の2試合や、大敗を喫した昨年12月の韓国戦のイメージがいまだに脳裏から離れずにいる中で、多くの雑音を払拭する必要がある。青いユニフォームが勝利する姿は、本大会直前に最も見たいものだ。■ガーナ戦に挑む西野朗監督への期待 指揮を執るのはワールドカップに挑む2人目の日本人監督となる西野朗監督だ。2016年から日本サッカー協会技術委員長としてチームを見続けてきている。今回は「緊急登板」となったが、決して悲観的な要素ばかりではない。 1996年にアトランタ五輪監督を率いた際には、グループリーグを通してさまざまな意見を主張する若き選手たちを束ねた。最強と呼ばれたブラジル、そしてヨーロッパの雄・ハンガリーから勝利をもぎ取ることができたのは、勝つことだけを目指し自らの信念を貫いた結果とも言える。 西野監督にとってあの時以来の日の丸を背負うことになるガーナ戦は選手のパフォーマンスを引き出すのが先決ではある。それとともに、西野監督自身の覚悟と勇気を感じさせる試合になること、さらにはわずか1試合とはいえロシアへ向けてのチームの方向性を見出せる試合になると信じたい。 5月30日、日本代表対ガーナ代表。この試合は日本サッカーの未来と可能性を大きく変える試合となりえる。そしてそのカギを握るのは紛れもなく西野監督の勝負師としての手腕だ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2018年05月24日 19時00分
有言実行男、高須院長…顔出し謝罪会見に臨んだ日大・宮川選手への支援を約束
連日マスコミで話題になっている日本大学アメフト部の悪質なタックル問題。先日、関西学院大学のクォーターバックを負傷させた日大の宮川泰介選手が謝罪会見を行ったが、これを見た美容外科「高須クリニック」の院長、高須克弥氏が自身のTwitterで、宮川選手の力になりたいと持論を述べた。 22日に行われた会見では、「指示があったにしろやってしまったのは自分」だと、あくまでも自身の非であると話し、「これからアメフトを続ける権利はない」と述べた宮川選手。記者からの誘導ぎみの質問にも真摯に答える姿に感銘を受けた人も多かったが、高須氏もTwitterで「僕は正直者が好きです。そんなにアメフトが好きなのに辞めざるをえない宮川選手が本当に気の毒です」と同情。そして、「僕のできることなら何でもお力になろうと思います」と支援することを約束した。 また、顔を出して会見に臨んだことも評価しており、「顔を出して謝罪した彼を僕は高く買います。高須グループがほしい人材です」とラブコール。また、高須氏は自身の友人であるボートレース振興会の小高幹雄会長も宮川選手を称賛していて、採用を争う可能性があると明かしていた。 高須氏のツイートを受けて、世間からは「心強い応援!」「是非高須さんから連絡をとってほしい」と期待の声が挙がっているが、実際これまでにも高須氏はリオデジャネイロオリンピックで資金難に苦しんでいたサッカーナイジェリア代表に資金援助をしたり、被災などの支援も、すると決めたらすぐに行う有言実行男なのだ。宮川選手には「海外の大学進学への資金の援助はどうか」とユーザーから提案されていたが、「彼が望むなら全面的に支援を約束します」と答えていた。 23日には、宮川選手の会見を受け、もう一方の当事者である内田正人前監督と井上奨コーチが会見を開き、「タックルは自分の指示ではない」と答えていた。しかし、高須氏はその記事に注目することを忘れず、Twitterで記事を引用して「へえ」と呆れ気味にコメント。この騒動の動向は今後も見守っていく姿勢が伺えた。 行動力には多くの前例がある高須氏だが、今回も“何か”してくれることを見守りたい。記事内の引用ツイートについて高須克弥の公式Twitterよりhttps://twitter.com/katsuyatakasu
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スポーツ 2018年05月24日 18時00分
本田圭佑 日本代表とサイドビジネスの“二刀流”を危ぶむ声
本田圭佑(31)は退団を表明している所属先のメキシコ・パチューカを離れ、5月3日に帰国。翌日から日本国内で自主トレを再開させた。 「当初はJリーグへの復帰も噂され、帰国前もアメリカを拠点に精力的に練習を続けていました。西野朗・日本代表新監督は本田を代表に復帰させ、彼を軸に攻撃陣を編成すると見られています。本田自身にもその話は届いているはずで、だから張り切っているんじゃないでしょうか」(スポーツ紙記者) アメリカに立ち寄った目的は、練習のためだけではない。“カネのニオイ”もプンプン漂わせていた。 「ロシアでのワールドカップ後、本田は事業を拡大するようなんです」(同) 本田は2015年からオーストリア3部チームの経営に参画している。自身が立ち上げた会社を介してだが、同チームからは'18年の契約終了を持って撤退し、その後はアメリカ2部相当のUSLに属するオレンジカウンティSCと“提携”していくという。 「本田が経営に参加したクラブは、これだけではありません。'17年にはカンボジア、ウガンダのクラブ経営にも参画しており、オレンジカウンティで4クラブ目。海外のサッカー専門誌でも、本田がサッカービジネスに関心を寄せているという話が何度か掲載されました」(専門誌記者) そして本田の練習をサポートしたのが、このオレンジカウンティだった。だが、問題はロシアW杯後。本田は同大会で活躍して海外ビッグクラブからのオファーを待つつもりだが、それはあくまでも選手としての話で、同時に自身の出資会社の事業も拡大していく予定。 「選手と実業家の“二刀流”というわけですが、最初は信頼関係を築いていた前代表監督のハリルホジッチ氏にも、最近では冷メシを食わされていた。サイドビジネスに熱中する様子を見て、切り捨てられたという見方もあります」(ベテラン記者) 日本代表として存在感を見せなければ、ビジネスの世界でも同じ結末が待っていそうだ。
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スポーツ 2018年05月24日 17時45分
ネット上は賛否両論 イニエスタ参戦で急遽浮上したJリーグ“外国人枠規定”の変更
多くのサッカーファンが、今か今かと正式発表を待ち望んでいるアンドレス・イニエスタのヴィッセル神戸入り。世界的名手のJリーグ参戦は、リーグ規則にも影響を及ぼすことになるのかもしれない。 23日、Jリーグが加盟クラブに対し、外国人選手枠の規定改正を検討すると伝えたことが一部スポーツ紙によって報じられた。また、報道の中ではその理由について、“ヴィッセル神戸のチーム状況によるもの”という旨の内容も伝えられている。 Jリーグの公式サイトに記載されている「2018明治安田生命J1・J2・J3リーグ戦試合実施要項」には、「登録することができる外国籍選手は、1チーム5名以内とする」「試合にエントリーすることができる外国籍選手は、1チーム3名以内とする。ただし、アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手については、1名に限り追加でエントリーすることができる」という記述がある(「Jリーグ提携国」と定められている8か国は対象外)。 今回の当事者であるヴィッセル神戸の所属選手を見てみると、外国籍選手が3名(ポドルスキ、レアンドロ、ウェリントン)、AFC加盟国籍選手が2人(チョン・ウヨン、キム・スンギュ)という陣容になっている(タイ国籍のティーラトンはJリーグ提携国につき対象外)。この面々の中にイニエスタが加わるとなれば、選手起用・編成を巡りチームが頭を悩ませることになるのは想像に難くない。 こうした状況を鑑みて、規則の改定に動き始めたと目されるJリーグ。これを受けて、ネット上は「まっとうな改革だと思う」「そんなことしたらスタメンから日本人選手が駆逐されるだろ」「一長一短、難しいところやね…」といった声が挙がっている。また、中には「いきなり撤廃じゃなく、まずは枠の緩和から様子見しようよ」「複数の日本人選手の起用を一緒に義務付けてみては?」といった提言をする人も。 賛否両論の様相を呈している今回の一件。Jリーグがどのような方向で話を進めていくか、今後も要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月24日 17時30分
【DeNA】夜のハマスタで勝てない…”外弁慶”ベイスターズ
●横浜DeNAベイスターズ0-8中日ドラゴンズ○<5月22日 横浜スタジアム> ベイスターズ先発は飯塚悟史。今季は5回先発し好投はするものの、未だ未勝利。今回こそと意気込んだゲームだったが、ビシエドに先制、大島にも連発。計3本のホームランを浴び、5回4失点で敗戦投手に。東京ドームで爆発し、復調したかと思えた打線も、40歳山井大介の前に沈黙。散発の4安打で完封負けを喫した。 今年のベイスターズは、本拠地横浜スタジアムで分が悪い。通算成績は19勝19敗2分の勝率5割ちょうどだが、ハマスタとなると7勝11敗1分と4つの負け越し。 この日、「また負けかぁ」、「今年はホント弱いね」、「結構来てるのに、勝ち試合見てないんだよ」、と嘆くサラリーマンファンを見かけた。それもそのはず、横浜スタジアムのナイターに限っては、なんと2勝しかあげられておらず、負けは8つを数える。4月19日以来勝ち星から遠ざかり、現在引き分けを挟み5連敗中。平日の仕事帰りに野球観戦を楽しむサラリーマンやOLには、ストレス発散の場になっていないのが現実。 また嘆きの矛先は、この日4タコも終わった筒香嘉智に向き「全く打たないねぇ」と愚痴る。今年筒香のハマスタでのホームランは4月14日のデーゲームの1本のみで、打点もたったの6だ。ナイトゲームでの打率は.167と「夜に弱い男」では、サラリーマンファンの印象がいいはずがない。 横浜スタジアムは関内駅のすぐ近く、いわゆる官庁街に位置する。DeNAが買収した後、最初に球場に呼び込もうとしたのは、近くの企業に勤めるサラリーマンとOLだった。その戦略が功を奏し、今ではほぼ毎試合満員で、チケットはプラチナ化している。観客は多様化したが、平日のナイターはまだサラリーマン層が少なくない。会社の仲間で観戦する場合、野球を見たことがない人を誘って来ることもあるだろう。ライトな層でも認知度の高い”日本の4番”筒香の豪快なホームランは、何よりも盛り上がる。 大勢のファンで青く染まる本拠地横浜スタジアム。最近はSTAR SIDEと呼ばれる3塁側も、ベイスターズファンが多勢を占める。星空の下、スカッと勝つナイスゲームを魅せ、仕事で疲れた企業戦士たちに、うまいビールを飲ませてあげて欲しい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年05月24日 12時00分
日大アメフト部・内田前監督と井上コーチが記者会見も「責任逃れ」「謝罪になっていない」と批判殺到
23日、『文春オンライン』(文藝春秋社)が、日本大学アメリカンフットボール内田正人前監督が試合後取材陣に語ったとされる「自供テープ」の存在を報じた。 同サイトによると、そのテープは関西学院大学との定期戦後、囲み取材を受けたときのもの。その中で、ボールを持っていない選手に対するタックルについて、「あのくらいはラフプレーにならない」「宮川(泰介選手)はよくやった」などと発言したという。 さらに、反則については、「ミスしちゃダメよ、反則しちゃダメよという簡単なんですよ」と話し、「内田がやれって言ったって(記事に書いても)良いですよ、全然」などと、自らの指示であることを口にしたと報じた。 この報道を受けた内田前監督と井上奨コーチが、23日午後8時から緊急記者会見を開催。冒頭で2人が謝罪すると、井上コーチが「この件は私の未熟な指導、未熟な人間性で起ったことだと思っております」とコメントする。 記者から「誰が指示したのか」という質問が向けられると、内田前監督は「タックルをしろと、そういうようなことを、信じてもらえないと思うのですが、私からの指示ではございません」と、改めて「指示」を否定した。 井上コーチはこの件について、「監督から僕にクォーターバックを怪我させてこいというような指示はございませんでした。私は宮川選手に対してクォーターバックを潰してこいと言ったのは真実です」とコメント。 記者から「昨日の宮川選手の会見で、井上コーチから『クォーターバックを潰しに行くと監督に言いに行け』と指示されたと言っていた。宮川選手が嘘をついているということですか?」と水を向けられると、指示は事実であると認めた上で、宮川選手が2日前から試合メンバーから外れていたことを明かし、 「彼が試合に出ることについて、『そういう気持ちで行きます』と、『クォーターバックを潰してきます』ということを監督に言って、覚悟を決めて欲しいなということで、『クォーターバックを潰してこい』と言いました」 と、コメント。あくまでも「そのような覚悟で」臨むように試合をする意味だったと強調し、「怪我をさせる」という旨ではないとした。 これについては、内田前監督も「ルールを守ることが原則」とし、「その中で、発奮させるためにコーチは選手に愛情を持って、親身になって選手たちを育てるというのが毎日の練習でございます」と発言した。 そして、宮川選手を反則1プレー目で交代させなかったことについては、「ボールを見てしまいまして、プレーを見ていないというのが正直なところです。あっと気がついたときには、あれよあれよと次のプレー次のプレーになっていた」とコメント。「見ていなかったので代えられなかった」ということのようだ。 この後も、記者から指示の真意などが質問されたが、井上コーチは過激な表現になったことを反省したものの、あくまでも「思い切っていけ」ということで、怪我をさせろということではないと主張。 内田監督も「ルールの中で」が前提だという主旨の発言を繰り返し、あのプレーは宮川選手の判断でやったものだということをやんわりと主張し続ける。 『週刊文春』上に反則を容認するような音声データが公開されたことについては、「資格没収も含めて『僕の責任』。批判は僕が受けようと、僕が僕が悪いんですということを前面に出す、良くはないんですけど、悪者に徹したいと。選手を守らなくてはいかんと、それが第一に思ったこと」と釈明。 また、「ビデオを見ないと、どの程度ひどかったかわからなかった」とし、事態をしっかりと把握していなかったためとも述べる。井上コーチには、記者から「怪我をさせろと言ったのか」と質問が飛んだが、「怪我をさせろと言ったかどうかは覚えていない」とした。 アメフトを辞める意志を示した宮川選手に対しては、井上コーチが「フットボールをやってほしい」、内田監督が「部に戻ってきてほしい」と発言し、競技引退の撤回を促した。 記者会見の様子を見たネットユーザーからは、「言い訳会見」「謝罪しているように見えて責任逃れをしている」などの厳しい指摘が。また、内田前監督が井上コーチを全く守らなったこともあり、「井上コーチに責任を丸投げしている」という批判もあった。 また、質問を続ける記者に対し、司会者が「交代してください」「あと少しにしてください」と凄み、終了時間を巡って記者と揉めるシーンもあり、「謝罪会見になっていない」という批判も多かった。 日大アメフト部には、今後、関東学生アメリカンフットボール連盟から処分が予定されており、部の存続を危ぶむ声が上がっている状況。 日大としてはそれを避けようと会見を開いたのだろうが、今回の会見はネットユーザーの反応を見る限り厳しく、「燃料投下」を口にする声が多く、厳しい処分は避けられそうにない。
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スポーツ 2018年05月24日 06時45分
ヒデオ・イタミが戸澤陽との日本人対決を制し、ノア時代以来のヒール転向か?
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間23日、軽量級ブランド『205 Live』を世界配信した。 先週の放送で、ブライアン・ケンドリック&ジャック・ギャラハーと対戦した際、仲間割れしてしまったヒデオ・イタミと戸澤陽の「オリエンタルコンビ」。ファンは仲間割れの原因がヒデオにあると判断したのか、ヒデオに大きな「ノーリスペクト」コールを浴びせていた。 仲間割れを受けて、今週はヒデオと戸澤の日本人対決がメインイベントに据えられた。2人が現在の205 Liveに欠かせないスーパースターであることがうかがえる。試合前にヒデオは「戸澤はもともと好きじゃないし、何で俺にパートナーが必要なんだ?」とタッグ結成に不満を抱いていたことを明らかにした。戸澤は「ヒデオはレジェンドだから尊敬していたが、ヒデオは俺に対してリスペクトがない」と不信感をあらわにした。 試合は、現在新日本プロレスで開催されている『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』をほうふつとさせる一進一退の好勝負に。ヒデオがコーナートップから豪快にファルコンアローを決めれば、戸澤はヒデオにトペ・スイシーダを決める。しかし、セントーンを狙った戸澤を寸前でかわしたヒデオは、顔面めがけて串刺しドロップキック2発を決めると、最後はドラゴンスリーパーの体勢からヒザを叩き込んで3カウント。ヒデオが戸澤との日本人対決を制した。 ヒデオはファンから冷たい声を受けたからか、ふてぶてしい表情を浮かべながら戸澤を痛めつける場面もあった。今後は本格的にヒールの道を歩み始めるのではないだろうか。プロレスリング・ノアに所属していたKENTA時代は、反体制派のヒールユニット、ノー・マーシーのリーダーを務めていた。ヒールに対する免疫もあるだろう。WWEでは3年後輩の中邑真輔も活躍している。ヒデオにはかなりの刺激、危機感があるはずだ。 ヒデオは2014年7月のWWE大阪公演(舞洲アリーナ)のリング上で、あのハルク・ホーガンが立ち会いのもとWWEの契約書にサインした。入団時のVIP度は中邑よりもヒデオのほうがはるかに上だった。ヒデオがヒール転向となれば戸澤にとっても自身の明るいキャラクターをよりアピールするチャンスになる。今回の日本人対決は数年後に振り返ったとき、大きなターニングポイントになるかもしれない。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年05月24日 06時30分
AJ対中邑4度目のWWE王座戦はWWE史上最も過酷なルールを中邑が選択!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間23日、主力ブランドのスマックダウンをマサチューセッツ州ウースターで開催した。 今週の注目は、先週AJスタイルズに勝利した中邑真輔だった。2人は日本時間6月18日に開催される次回PPV『マネー・イン・ザ・バンク』(MITB)での対戦が決定している。4度目のWWE王座戦の“試合形式を決める権利”を獲得した中邑真輔が、どんなルールを選択するかに注目が集まった。 リング上で対峙した両者。AJは明らかにイライラしている様子で、中邑に「試合形式を言え」と迫る。すると中邑は「試合形式はピローファイト(枕投げ)だ」とふざけると、AJのいら立ちは頂点に達した。「条件なんてどうでもいい。どうせお前は俺に勝てない。MITBで会おう」とまくし立てリングを後にしようとした。 すると中邑がAJに殴りかかり、場外乱闘が勃発。中邑はパイプ椅子でAJを殴打しダウンさせると、必殺のキンシャサを叩き込む。中邑は大の字になっているAJスタイルズに、自ら10カウントを取ってKO勝ちをアピール。さらに実況席のテーブルの上に立つと「ラストマン・スタンディング・マッチ」と一言告げて退場した。 ラストマン・スタンディング・マッチとは、抗争が激化している選手同士が完全決着を付けることを目的に行われる試合形式。WWEでは1999年に初めて取り入れられた。通常のプロレスルールにあるフォール、ギブアップでの決着はなく、ダウンして10カウント以来に起き上がれない…つまりKOされない限り決着しない。WWEの中でも最も過酷なルールと言われている。もちろん全ての反則やリングアウトなど、ダウンカウント以外のカウントもない。AJと中邑は“急所攻撃合戦”を繰り返しているが、急所攻撃からダウンカウントが数えられることも十分に考えられる。 WWEでラストマン・スタンディング・マッチはこれまで20試合が行われているが、引き分けだった試合も4回ある。これは両者KOもしくは、レフェリーが両選手ともに試合続行不可能と判断したことから生じたものだ。前回のノーDQマッチに続き、2人にとっては未知なるルール。どんな試合になるのか?そして今度こそ完全決着するのか?4度目のWWE王座戦に注目だ。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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ゼロワンMAX 日高郁人が師匠に野放しにされて王座奪還に黄色信号
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