スポーツ
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スポーツ 2018年05月21日 15時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「キラー・トーア・カマタ」なぜか心に残る“流血大王”
決して超一流ではなく、特にファンだったわけでもないのに、なぜか後々まで心に残る…プロレスファンならそんな選手が何人かいるに違いない。キラー・トーア・カマタも、そんな愛すべきレスラーの1人と言えそうだ。 4月の『レッスルマニア34』でWWE王座に挑戦するも敗れた中邑真輔は、その試合後、王者のAJスタイルズに対して強烈なローブローを放ち、突然のヒールターンをアピールしてみせた。 「中邑の敗戦は残念でしたが、その一方で悪役への転向を歓迎する声は多いのです」(プロレスライター) WWEにおけるベビーフェイスのトップは基本的にアメリカ人であり、日本人の中邑が善玉のままだと、どうしても2番手以下にならざるを得ない。しかし、ヒールであればトップも望めるというのがその理由だ。 「ベビーのトップとの抗争になれば、メインイベントに起用される機会も増えるし、王座挑戦で念願のタイトル獲得も夢ではなくなるわけです」(同) そのあたりのヒールの役割について、日本プロレス史でいえば(中邑とはレスラーとしてのタイプは異なるが)カマタが顕著な例ではないだろうか。 1978年、全日本プロレスに初参戦したカマタは、ジャイアント馬場の持つPWFヘビー級王座に挑戦すると、反則裁定ながらもこれに勝利(カマタの執拗な反則攻撃に怒った馬場が暴走して反則負け)。初代王者の馬場が、それまで38回にわたり防衛を続けてきたベルトを奪って、2代目王者となった。 カマタは全日に登場する前、国際プロレスのマットに上がっており、ラッシャー木村の持つIWA王座に5回挑戦しながら一度もこれを奪うことはなかった。カマタの戦歴は決して超一流とはいえず、見た目や名前が東洋人を思わせながら、実際はそうではないという胡散臭さに満ちていた。 そんなカマタが馬場から看板タイトルを奪ったことは、当時のプロレスファンに大きな衝撃を与えた。しかし、これはカマタが悪役であるがゆえの必然の成り行きでもあった。 '76年に新日本プロレスから引き抜いたビル・ロビンソン、これに同王座を禅譲するための“橋渡し役”として、ヒールのカマタが必要だったのだ。 「ロビンソンは国際マットで外国人エースとして活躍し、新日でも猪木と60分ドローの名勝負をみせた。そんな超一流選手を獲得するにあたり、全日(馬場)が金銭面以外に王座などアングル上の優遇を条件に加えたことは想像に難くない。とはいえ、格下と見なしていた猪木と引き分けた相手に馬場が負けるわけにもいかず、苦肉の策でカマタを間に挟むことになったのでしょう」(スポーツ紙記者) では、なぜカマタだったのか? 「この当時、全日の悪役といえばアブドーラ・ザ・ブッチャーが絶対的な存在でしたが、前年('77年)暮れの『世界オープンタッグ選手権』でザ・ファンクスと抗争が勃発しており、そちらに専念させたい意向があった。そこで新たなヒール外国人として、ブッチャーと似たタイプのカマタに白羽の矢が立ったというわけです」(同) つまり、カマタのPWF王座戴冠は、馬場からロビンソンへの王座移行の中継ぎに加え、新たなヒール外国人の売り出しという2つの意味があったわけだ。 さらに、ブッチャーのパートナーだったザ・シークだが、52歳('78年時点)と高齢でパフォーマンスが落ちていた。また、米国デトロイト地区でのプロモーター業との兼ね合いからスケジュール調整が困難で、その代役に当てる考えもあっただろう。 しかし、そうした配慮がありながらも、PWF王座戴冠以降にカマタが主役級に取り上げられたのは、ディック・マードックとの対立アングルぐらい。あとはブッチャーのパートナー役や“谷間”の王座挑戦など、便利屋的なポジションに収まっていた。 アメリカでは“日系ヒール”として人気を集めたものの、日本人からするとその最大の売りの部分が、どうしてもインチキ臭く映ってしまったことは大きなマイナスであった。 また、アメリカで人気を博したブッチャーとの抗争が、日本ではパートナーとなったために再現できなかったことも痛かった。 なお、トーアを「東亜」、カマタを「蒲田」から取った名前だと思っているファンも多いようだが、実はこれは誤り。トーアの英語表記は「Tor」で、これは「巨大な岩山」の意味。カマタは本名の「カマカ」を、日系人っぽいイントネーションに直したものである。 風貌や名前にまとわりつくいかがわしさから観客の苦笑いを誘うこともあったが、良くも悪くもそのインパクトは強く、後年に思わぬ格好で注目を集めることとなる。 '87年の引退から2年後、『とんねるずのみなさんのおかげです』の人気コーナー『仮面ノリダー』で、石橋貴明が怪人トーア・カマタ男を演じたのだ。 高視聴率のバラエティーによりカマタは再び脚光を浴び、番組への招聘プランも持ち上がったという(カマタの体調不安から実現しなかった)。とんねるずの番組もこの3月で終了し、まさに「昭和は遠くなりにけり」ということか…。キラー・トーア・カマタ1937年3月9日〜2007年7月23日(70歳没)。米国ハワイ州出身。身長183㎝、体重140㎏。得意技/地獄突き、ダイビング・ボディプレス。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年05月21日 12時20分
「なにが面白いのかねえ」張本氏、“世界で一番過酷な400メートル走”に心ない一言で炎上
20日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が北海道大倉山ジャンプ台を下から登るレースに出場した選手に心ない一言を浴びせ、批判を受けた。 番組では「最も過酷な400メートル走」と題し、北海道・大倉山ジャンプ競技場を下から走って駆け上がり、そのタイムを競う「レッドブル400」を取り上げる。参加者は厳しい傾斜をもろともせず、下から上へと走り、ゴールすると精根尽き果てたように横になった。 さらに、女子の部では、昨年の世界選手権で優勝したという田中ゆかり選手が独走し、それを高村貴子選手がキツイ傾斜のなか懸命に追い上げていく様子が放送され、ゴール付近でついに逆転。そのままゴールし、新王者に輝いた模様が流れた。僅かな時間だったが、その過酷さやデッドヒートを制した高村選手の頑張りは十分に伝わるものだった。 ところが、これを見た張本氏は「なにが面白いのかねえ」と一言。冗談のつもりだった模様で、その後、張本氏はまずいと思ったのか、すかさず、「あっぱれ」。ゲストの高橋慶彦氏も「参加者全員にあっぱれ」をあげ、「カープのキャンプを思い出したね。坂登りばっかしでした。気持ちは良くわかります」と理解を見せる。 関口宏も「それをまた挑むんだからね。プロ野球選手はやらざるを得ないわけでしょ」と褒め、高橋氏も「やりたくはない」とコメントし、チャレンジ精神に賛辞を送った。なお、張本氏は、この件についてコメントをしなかった。 思わず口が滑ってしまったと思われる「なにが面白いのかねえ」発言だが、ネットユーザーからは大ブーイング。「野球以外のスポーツを語るな」「一生懸命競技に打ち込んだ人に失礼だ」「こんな言われ方をするなら取り上げるな」など、非難が殺到することになった。 この日の放送では、日本大学アメリカンフットボール部内田正人監督の振る舞いを厳しく糾弾し、視聴者から支持を得た張本氏だったが、そのすぐあとに、ほかのスポーツについて「つまらない」と吐き捨て。この事実に、失望する人もいた。 様々なスポーツを取り上げている『サンデーモーニング』「週刊ご意見番コーナー」。多種多様な競技を放送するのは結構だが、選手へのリスペクトは、どのような競技でも忘れてほしくない。
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スポーツ 2018年05月20日 17時30分
“世界の獣神”ライガーが築いてきたスーパーJr.の歴史。ライガーの優勝回数は?
先日、今年の新日本プロレス『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』(BOSJ、5月18日開幕)の展望記事を書いたところ、昨年で同リーグ戦からの卒業を宣言した獣神サンダー・ライガーに対して「寂しい」「ずっと出てもらいたかった」など、今年の不出場を惜しむ声が多く寄せられた。 私がスーパーJr.を会場で見るようになったのは、BOSJの前身となる『第2回トップ・オブ・ザ・スーパージュニア』(TOSJ)の決勝戦(1991年4月30日、両国国技館)から。3年ぶりのTOSJで出場メンバーがほぼ一新された中、第1回大会にも出場した保永昇男が、第1回大会後にリバプールの風になり生まれ変わった獣神サンダー・ライガーと好勝負を展開した。開幕前はダークホースと見られていた保永が第2回大会を制し、新日本ジュニア内の勢力図を一変させた。 TOSJは第4回まで続いた。1994年にはジュニアヘビー級のオールスター戦『スーパーJカップ』(1994年)が成功。他団体から選手を招聘しようとBOSJに名称変更し、現在まで継続開催されている。 当初はライガーをジュニアの盟主とするために考えられたスーパーJr.。ライガーはTOSJ第3回大会で、凱旋帰国したばかりのエル・サムライを決勝で破り初優勝。Jカップ優勝を逃した直後に開催された第1回BOSJでは決勝に進出。大阪府立体育会館(当時、現エディオンアリーナ大阪)で開催された決勝戦で、みちのくプロレスで大阪出身のスペル・デルフィンと対戦した。デルフィンはライガーとのハーフマスク、デルイガーとして登場し、ライガーをアウェーな雰囲気に持ち込んだが、ホスト役としての意地を見せて好勝負を制した。その後は第8回大会(2001年)に同じ大阪で、田中稔を破り3度目(TOSJ時代を含む)の優勝を飾っているが、意外なことにライガーの優勝はこれが最後だった。 BOSJに名称を変更してからは、エル・サムライやケンドー・カシンとともに、金本浩二、大谷晋二郎、高岩竜一らとジュニア世代闘争を繰り広げた。この時期は新日本ジュニアの若い選手が台頭し、ワイルド・ペガサス、2代目ブラック・タイガー、ディーン・マレンコら好敵手たちがアメリカマットに主戦場を移した。ライガーの存在は当初描いていたのとは違う形で、ジュニアの盟主になっていった。それでもライガーは向上心を保ち続けた。他団体や海外マットへ積極的に乗り込んだり、鈴木みのるがプロレス復帰を決断するきっかけとなったパンクラスに参戦するなど、ジュニアの盟主から世界の獣神にまで上り詰めたのだから大したものだ。 スーパーJr.ではライガーと闘うために参戦した選手も数多くいる。飯伏幸太、KUSHIDA、アメリカン・ドラゴン(ダニエル・ブライアン)、初代えべっさん、カレーマン(クリストファー・ダニエルズ)、最近ではPAC、リコシェ、ウィル・オスプレイもライガーと同じブロックに入り、レジェンドに触れた。今でもスーパーJr.に出場したい選手が世界中から絶えないのは、スーパーJr.からWWEにステージアップした選手が多いのも理由のひとつかもしれないが、やはり“世界の獣神”ライガーが20年以上に渡って築いたリーグ戦というのも大きいのだろう。 ライガーがいないスーパーJr.ではあるが、ライガーはきっと実況席で大はしゃぎしながら、スーパーJr.をファンと一緒に楽しむことだろう。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.9】
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スポーツ 2018年05月19日 12時00分
カーリング・藤澤五月をメロメロにした山口剛史の“女子力”とは…
チョー可愛いカーリングの藤澤五月ちゃんをメロメロにしたSC軽井沢の男子メンバー、山口剛史選手(33)の意外な秘密がいま明かされる。「そだね〜」で一気に知名度を上げたカーリング女子のLS北見が、4月27日までワールドツアー『ハンプティーズ・チャンピオンズカップ』に参戦したが、4戦全敗で大会を終えた。その敗因には藤澤五月選手(26)の存在がある。ベストメンバーに藤澤選手の名前がなかったからだ。 「平昌五輪銅メダリストとしてはかなりヤバいが、同情すべき点はある。スキップの藤澤がいなかったからです。藤澤はミックスダブルス(男女混合)の世界大会にまわり、5位入賞。彼女がいれば、まったく違う展開になっていた」(体協詰め記者) しかし、この先もLS北見はベストメンバーを揃えられないかもしれない。藤澤選手が混合ダブルスに出場する割合が増えそうなのだ。 「藤澤の“強奪”に成功したのは、SC軽井沢の男子メンバー、山口剛史(33)。彼をひと言で表すと、個性の固まりといったところでしょう」(関係者) 山口選手は女子選手に人気があるとされ、「五輪金メダルではなく、カーリングをメジャーにすること」と公言する一方、プライベートではアロマに詳しく、試合会場ですれ違った女子選手も、「何? いい匂い!」と、山口選手を振り返るほどだという。 「ヨガやゴルフ、ピラティスといった、いかにも女の子が喜びそうなことに精通している。北見のメンバーもこの女子力の高さには勝てないようで、主将の本橋麻里は、『いい匂いがした方に、だいたいアイツがいる』と話している。藤澤の混合大会への派遣を許したのも他ならぬ本橋。しかし、試合会場でも男子より女子と話している方が長く、ファンから嫉妬の声が聞こえてくると同時に、藤澤を奪われたメンバーもやきもきしている様子です」(同) そんな山口選手に周囲が付けたアダ名が“ツヨ姉”。 「藤澤&ツヨ姉コンビで、カーリング観戦のお客さんが増えました。ただ、この2人の混合出場が増えれば、北見は慢性的な戦力ダウンに陥る。新メンバーを探すのか、本橋が再び氷上に立つかは決まっていないが、目下、北見にとって最大の敵はツヨ姉かもしれません」(スポーツ紙記者) カーリングのストーンのようにスーッと警戒をかいくぐって五月ちゃんの心の的に近づいていった山口選手の“女子力”には脱帽しかない。
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スポーツ 2018年05月19日 06時40分
「アレでアップアップでしょ?」“オリの斬り込み隊長”宮崎が初回からチャンスメイクを演出!
▽17日 ZOZOマリンスタジアム千葉ロッテ 3-6 オリックス 観衆 13,813人8回戦 オリックス5勝3敗 開幕から全試合で起用してきた高卒4年目の宗佑磨が、太ももに強い張りを訴えて16日に登録抹消。軽症ではあるものの、万全を期したという。代わりに福良淳一監督が期待する「斬り込み隊長」宮崎祐樹が昇格した。オリックスの元気印で昨年、交流戦シーズン序盤にかけて大ブレイクした外野手だ。 「打率の数字はいいけど、あまり打席に立ってないからね」 試合前、宮崎に.342というファームでの高打率について尋ねると、控えめな回答が返ってきた。宮崎は「(ファームで)特に変えたということはない。日によって感覚を合わせて考えて。一打席、一打席考えながら立つようにしてます」と続けた。ファンから期待が集まっていることに関しては「応えられるように頑張ります」と頼もしげだった。 一番センターでスタメン出場した宮崎は初回、プロ初登板、初先発となるロッテ・渡邊啓太の初球を叩きセンター前へ運んだ。「1球目から行くと決めていた。あれで(相手は)アップアップでしょ?」という。積極的に打ちに行くと決めていたようだ。その後、無死満塁とチャンスを広げるが、この日も“オリの主砲”ロメロら主軸は大ブレーキ。宮崎は第三打席でも二死からヒットを放ち、二番の“シンデレラ・ボーイ”西野真弘も続いてチャンスメイクしたが、“マッチョマン”吉田正尚が倒れ得点にはつながらなかった。 宮崎は「数少ないチャンスをモノにするために、ファームでやってきた。米村コーチとかファームの人たちも喜んでくれていると思う」と手応えを口にし、「これで記事作れるでしょ?」と笑わせた。 首脳陣からは守備に難があると見られており、この日も3打席で交代した。昨年と同様、主に試合中盤までの起用になりそうだ。福良監督はチャンスメイクした宮崎と西野を称賛する一方で、チャンスに1本出ない主軸に対して「あれでは先発の西(勇輝)がかわいそう」と嘆いた。 この日は8回に“オリの神童”山本由伸がワイルドピッチで同点に追いつかれ、直後の9回に“オリの男前”小田裕也が勝ち越し打を放ちチームに勝利をもたらしたが、勝ち星が消えた開幕投手・西にとっては歯がゆい思いだっただろう。指揮官は連勝の喜びを口にはせず、主軸への苦言を繰り返していた。 3連敗からの2連勝で、借金を「3」まで減らした。19日からは“もうひとつの本拠地”ほっともっとフィールド神戸で、首位・西武と2連戦を行う。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年05月19日 06時30分
エンゼルスを困らせている大谷の無邪気さ
大谷翔平(23)は「自分の価値」が分かっていないようだ。 5月13日(現地時間)、「投手・大谷」が今季6回目の先発マウンドに上った。チームはサヨナラ勝ちをおさめたが、翌日の地元紙はエンゼルスのマイク・ソーシア監督を痛烈に非難していた。「なぜ、大谷を途中で代えたんだ、と。交代させるタイミングではなかったと伝えていました」(米国人ライター) 大谷は7回途中(6回1/3)、被安打3、奪三振11、先頭バッターをファールフライに打ち取ったが、次打者に四球を出した場面で交代が告げられた。この時点でのスコアは「1−0」。エンゼルスが勝っていた。しかし、二番手投手が大谷の出した走者の生還を許し、同点。大谷の4勝目も消えてしまった。「大谷がマウンドを下りるとき、スタンドもざわついていました。でも、翌日の地元紙がここまでソーシア監督を叩くとは思いませんでした」(前出・同) 理由は、いくつかある。 前イニングの6回、大谷は無死二塁のピンチを背負ったが、ここでギアを挙げ、最後は三振で切り抜けたのだ。この6回のピッチングのインパクトが強すぎたため、7回での途中交代が「消極的」と映ったのだ。まして、大谷の4勝目も消えてしまったのだから、ロサンゼルスタイムズなどの地元紙も文句の一つも言ってみたくなったのだろう。「今、米国では『リアル二刀流』が観てみたいとの声も聞かれるようになりました。打者として出場し、途中からマウンドに上るとか…」(特派記者の一人) エンゼルスの所属するアメリカンリーグは、投手が打席に立たない指名打者制だが、ルール上は可能だ。大谷人気が盛り上がっているわけだが、こんな声も聞かれた。本人にその自覚がないというのだ。「彼は本拠地球場からクルマで10分ほどのところにあるマンションに住んでいます。4月半ばだったかな、球団に『相談がある』と彼が言ってきたんです」(関係者) 大谷は「自転車を買いたい」と言った。目的は球場までそれで通いたいからだそうだ。球団は「パニックになるからやめてくれ」となだめたが、大谷は口をとがらせたまま。また、現在は球団が雇った日本の栄養士やMLBに長く携わった現地コックが大谷の食生活をサポートしているのだが、「ボクにも(料理が)できますか? 教えてください」 と言って、調理に加わろうとするという。 微笑ましいエピソードではあるが、慣れない包丁捌きで指を切ってしまったら、プレーにも影響が出かねない。「日ハム時代も、大谷への単独取材は禁止されていました。厳密に言うと、球場に出入りする際の『ぶら下がり』がNGでした。大谷は失言をするようなタイプではありませんが、球団も気を配ってきました」(ベテラン記者) エンゼルスが懸念しているのは、米オールスター戦。このまま行けば、大谷の出場は間違いないだろう。MLBは打者か投手の一方ではなく、二刀流での出場を”予定”している。そこで「リアル二刀流」が実現すれば、全米の野球ファンが興奮するだろう。「エンゼルスに事前の相談があるかどうかが問題。球宴で指揮を執る監督は所属チームに出場投手の登板予定を確認し、後半戦に負担をかけないよう配慮しますが、野手に関しては試合展開で不慣れな守備位置に入ってもらうケースもゼロではありません。打者・大谷が『投げてくれ』と、突然言われることだって十分に考えられます」(前出・特派記者) スターの自覚のない大谷なら、二つ返事でマウンドに向かうだろう。大谷の飾らない人柄に好感を持つ米メディアも少なくないが、エンゼルスはソーシア監督へのバッシング記事を見て、「オトナの立ち振る舞い」を教える必要性を感じていたそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年05月18日 21時40分
今夏、ロウのスーパースターがなにわにやって来る!WWE大阪公演決定!
世界最大のプロレス団体WWEは、6月の東京公演に続いて8月31日に大阪公演『WWE Live Osaka』をエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開催すると発表した。大阪公演は約1年ぶりとなる。 昨年は中邑真輔が凱旋し、AJスタイルズも参戦。スマックダウン勢が大阪のWWEユニバース(ファン)を熱狂させた。今年の大阪公演は、ロンダ・ラウジーの参戦が目玉の一つだ。ロンダは北京五輪柔道銅メダリストで元UFC女子バンタム級王者として世界的に知名度が高い。今年4月の『レッスルマニア』でデビュー戦し、カート・アングルとオリンピックメダリストコンビを組み、トリプルH&ステファニー・マクマホン夫妻に勝利した。今回はWWEスーパースターとして初来日が決定した。 日本時間の15日に放送された「ロウ」で、NBCユニバーサルのレッドカーペットにロウ女子王者、ナイア・ジャックスとロンダが登場する姿が放映された。ナイアは「ロウ女子王者としてあなたに挑戦したい」とロンダを次期挑戦者に逆指名した。ロンダは戸惑いながらもナイアと握手を交わして逆指名を受けると、ツイッターで「この挑戦は思っていたより早く実現したけど、準備万端よ」と意気込んだ。これで日本時間6月18日のPPV『マネー・イン・ザ・バンク』で行われるデビュー2戦目はタイトルマッチになった。今回の大阪公演に向けても期待が高まる。 他にも元新日本プロレスのフィン・ベイラーをはじめ、ローマン・レインズ、ブラウン・ストローマン、セス・ロリンズ、ケビン・オーエンズ、サミ・ゼイン、ブレイ・ワイアット、ボビー・ルード、ジンダー・マハル、サーシャ・バンクス、アレクサ・ブリス、ナタリア、そしてロンダが登場する。ロウ女子王者のナイア・ジャックスも来日。WWEのロウを代表するスーパースターがベルトを巡り抗争を繰り広げるであろう。昨年と同じく真夏の夜のなにわは“夢の夜”になるはずだ。 チケット争奪戦は必至だが、“なんばから3分で行けるニューヨーク”を今年も体感しておきたい。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年05月18日 21時10分
カイリ・セイン最新情報、元新日本&ドラゲーのリコシェが大舞台に登場!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間の17日、ファームブランド「NXT」を世界配信した。元プロレスリング・ノアのKENTAことヒデオ・イタミ、元ドラゴンゲートの戸澤陽、元新日本プロレスのプリンス・デヴィットことフィン・ベイラー、そして中邑真輔やアスカもWWEデビューの舞台はNXTだった。ベイラー、中邑、アスカはNXTの男女王者となりスターダムにのし上がった。ロウやスマックダウンに昇格したときには、スーパースターの風格を漂わせていた。 “ネクストアスカ”の座を狙う元スターダムの宝城カイリことカイリ・セインは、因縁あるレイシー・エバンスの試合に現れた。レイシーは対戦相手のブランディ・ローレンを圧倒し、右パンチ一発で沈めて快勝。ローレンは誇らしげにリングを降りたが、突然カイリが現れレイシーを襲撃した。カイリは前回の試合後、レイシーにノックアウトされていた。カイリはレイシーをリングに放り込むと、コーナートップから必殺のインセインエルボーを狙った。しかし、レイシーは何とかこれを回避。カイリは望遠鏡を覗き込むポーズで会場を沸かせた。カイリはより高みを目指すためにも、レイシーとはしっかりとした形でケリをつけておく必要があるだろう。 日本でも強い人気を誇っているリコシェも登場。リコシェは昨年、新日本プロレスとの契約が満了し、古巣ドラゴンゲートでも数試合“サヨナラマッチ”を行った。この日はNXT王座の次期挑戦権を懸けて、ベルベティーン・ドリームと対戦した。“ハイフライヤー”リコシェはその高い身体能力で攻め込むも、ドリームはリコシェの動きを研究してきたのか巧みに決定打を回避。好勝負を展開した。しかし、そこに突然ラーズ・サリバンが会場に現れ、試合に乱入して2人を襲撃。「ベルトは俺のものだ」と叫びながら2人をKOし、大ブーイングを浴びながら試合をノーコンテストに終わらせた。 ただ、リコシェが次期NXT王者に最も近いことには変わりはない。日本中を沸かせたリコシェの能力を世界中にアピールし、ベルトを奪取してもらいたい。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年05月18日 17時50分
もつ煮だけじゃない!ZOZOマリンに新“海鮮”グルメが登場し早速長蛇の列!
ZOZOマリンスタジアムの球場メシと言えば、外野民なら間違いなく『サンアロハ』(外野バックスクリーン裏付近)の「もつ煮」か「もつライス」を真っ先に思い浮かべるだろう。近年は球場外で販売していた『スマイルデリ』のガパオ風ライスも人気だったが、今シリーズはまだ登場していない。 そんな中、千葉ロッテマリーンズ球団は17日のオリックス戦から『Food Court Chiba(フロア2、内野中央Cゲート付近)』で新メニューの販売を開始した。千葉県船橋市で獲れるホンビノス貝を使ったガーリックバター風味の酒蒸しだ。飲食担当者いわく「ホンビノス貝は千葉ブランド水産物にも認定されており、今注目の食材」だと言う。 担当者は「ホンビノス貝を特製ガーリックバターで濃厚な味付けに仕上げました。ZOZOマリンスタジアムが海の近くに面していることを意識した、他の球場にはない新たなマリン名物の一品として考えました」とメニュー考案の動機を語る。「千葉県産の食材にこだわった、お店の自信作をぜひご賞味ください」とPRしている。井上晴哉内野手も「これ、いいですね!ガーリックバター風味なのが、なおさらいいですね」と絶賛。「荻野貴司選手も貝が大好きなので、喜ぶと思います。ぜひこれを食べながら試合観戦を楽しんでいただければ」とコメントした。 ホンビノス貝が注目され始めたのは、約10年前から。地元の漁獲量は10年前と比べ、8倍と増えたとのこと。通称“白ハマグリ”とも呼ばれ、ハマグリとは異なり一年中獲れる。価格もお手頃だ。さまざまな料理にも活用されており、ホンビノス貝は船橋漁港の“救世主”となっている。サイズは大小まちまちだが、大きいものは歯ごたえを楽しむことができ、小さいものは身がふっくら柔らかい。 『Food Court Chiba』では5年前からホンビノス貝の酒蒸しを販売。隠れ人気メニューとして一部のファンはビールのおともにしていたが、これまではあまり有名ではなかったという。球団は地元が誇るソウルフードが、日の目を見ないのはもったいないと味付けを変更し、新商品を開発した。 『Food Court Chiba』の担当者は「風が強い日が続くと、貝が育たず小さくなる。その時は貝の量を少し増やしています。また、ホンビノスの漁は手作業。暑い日が続くと漁師さんが暑さにやられてしまい、漁獲量が減ってしまわないか毎年不安だったりしています。そういった背景も知っていただきながら、ぜひ食べていただきたいと思います」とアピールしている。 球団関係者によると、開発のきっかけは「軽いノリ」だという。「ZOZOマリンスタジアムと言えば海。ならば貝を売れば、シアトル・マリナーズのセーフコ・フィールド名物のバッタのように名物になるかもしれないと思った。話題性重視で飲食担当に無理矢理作ってもらいました」という。 これからビールがおいしいシーズンに突入するだけに、ホンビノス貝はZOZOマリンの球場グルメの救世主になるかもしれない。取材・文 / 謎の増田写真提供 / (C)千葉ロッテマリーンズ
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スポーツ 2018年05月18日 17時45分
4位転落の阪神タイガース…戦犯ロサリオにファンが大ブーイング
17日に甲子園球場で行われた阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズ7回戦は、6−3でベイスターズの勝利。タイガースは連敗となり、カード負け越し。借金も2つとなり、4位に転落した。 試合で目立ったのが、外国人選手の明暗だ。DeNAは同点の5回、元阪神大和の二塁打でチャンスを作ると、ソトがタイムリーヒット。さらに、ロペスがリードを広げる2ランホームランを放ち、試合を優勢にすすめる。ロペスは9回にも貴重なホームランを放っており、まさに「助っ人」にふさわしい活躍を見せた。 一方、全く試合に貢献できなかったのが阪神の4番ロサリオ。この日も4打数ノーヒットで、3試合連続の「タコ」に。外角の逃げる変化球に空振りを続ける状態が続いており、繰り返される「同じシーン」に阪神ファンのフラストレーションは頂点に達する。 さらに、一塁の守備でもまずいプレーを連発。ファンから「スタメンから外せ」「もういい加減にしてくれ」など怒りの声が。また、ロサリオの年俸は単年契約の推定3億4000万円と、球団の歴史でも類を見ない高額なだけに、「コスパが悪すぎる」と憤るファンも。怒りは大きく、「ロサリオ」がTwitterのトレンドに上がるほどだった。 ちなみに、決勝タイムリーを放ったDeNAソトの3500万円とは倍以上の開き。チームを引っ張るロペスも2億3000万円と推定されており、ロサリオとは1億円以上の開きがある。ファンが怒るのも、無理はないだろう。 現在のところ金本知憲監督は、ロサリオをスタメンから外す気はないようで、「徐々に気候が暖かくなれば打ち出すのではないか」と感じているよう。しかし、3連覇を狙う広島がペナントレースを抜け出しつつあるうえ、これから分の悪いパ・リーグと戦う交流戦が始まるだけに、「そろそろ見切りをつけるべきなのではないか」との声が根強い。 「阪神の低迷は決してロサリオのせいだけではありませんが、現状はほとんど打てない状況が続いており、戦犯になっている感は否めない。 勉強熱心で真面目なため、なんとかしてやりたいという監督の親心もあるのでしょうが、同じ打てないなら大山あたりの若い選手を使ったほうがマシでしょう。 それこそ、このまま成績が出ないのなら、元巨人で独立リーグ栃木ゴールデンブレーブスの村田修一や昨年までロッテなどでプレーしたペーニャあたりを獲得してみてはどうか、という声も出ているくらいです。 ただし、一年目の前半戦サッパリでも我慢して使ってもらい、その後ホームラン王に輝いた日本ハム・レアードのケースもあります。金本監督は、それを狙っているのかもしれません。守備力が全然違いますが…」(野球関係者) 現在のところ、3億4000万円の実力を見せられていないロサリオ。今後その評価をV字回復させることができるだろうか。文・佐藤俊治
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リアルジャパン 初代タイガーマスクの佐山が15kgのダイエットに成功。逆虎狩り葬を予告した
2007年09月20日 15時00分
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HERO'S 前田日明SVがミノワマンに喝! 「合コン禁止指令」が発動した
2007年09月19日 15時00分
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リアルジャパン “元祖虎ハンター”小林邦昭がオッパッピーな覆面狩り予告
2007年09月19日 15時00分
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WAVE 桜花由美がエヴァンゲリオン化!
2007年09月19日 15時00分
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2007年09月18日 15時00分
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2007年09月18日 15時00分
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NEO 松尾が絶対王者を破って新王者に。新時代の到来を宣言
2007年09月18日 15時00分
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スポーツ
HERO'S いよいよ復活する神の子。KID争奪戦がぼっ発!
2007年09月16日 15時00分
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スポーツ
HERO'S 柴田がトースター片手に下克上
2007年09月16日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス オンリーワンな義足レスラーがVMをムーンサルト葬予告
2007年09月16日 15時00分
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スポーツ
HERO'S ケンカマッチ必至。マヌーフとシウバが一触即発
2007年09月16日 15時00分
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スポーツ
ケンドーコバヤシがハッスル参戦か?
2007年09月15日 15時00分
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スポーツ
ハッスル モンスター・ボノが大暴れ。M軍が番組ジャックを予告
2007年09月15日 15時00分
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スポーツ
HERO'S ハリトーノフが“極秘任務”を遂行!?
2007年09月15日 15時00分
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スポーツ
T-1 二見社長が高田総統にケンカ状
2007年09月15日 15時00分
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スポーツ
ハッスル ボノが秘密の一部が明らかに。驚がくの能力とは
2007年09月14日 15時00分
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スポーツ
ハッスル H軍に超強力助っ人登場。新戦力はアノ人物にソックリ
2007年09月14日 15時00分
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スポーツ
ハッスル 小池栄子も登場!? 新婚の坂田亘が大ハッスル
2007年09月14日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分