スポーツ
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スポーツ 2018年05月04日 06時42分
今後の巻き返しはあるか J1下位に軒を連ねるJリーグ“オリジナル10”の5クラブ
2月24日に開幕し、熱戦が続いているJリーグ。サンフレッチェ広島(9勝1敗1分・勝ち点28)が首位を快走し、FC東京(7勝3敗1分・勝ち点22)・川崎フロンターレ(6勝2敗3分・勝ち点21)が追いかける優勝争いが盛り上がっている一方で、歴史あるクラブが下位に低迷する事態が起こっている。 4月28、29日にかけて行われた前節終了時点でのJ1順位を見ると、13位の横浜F・マリノス(3勝5敗3分・勝ち点12・得失点差−2)を筆頭に、14位に浦和レッズ(3勝5敗3分・勝ち点12・得失点差−2)、15位に鹿島アントラーズ(3勝5敗3分・勝ち点12・得失点差−5)、16位にガンバ大阪(3勝7敗1分・勝ち点10)、そして最下位の18位に名古屋グランパス(2勝8敗1分・勝ち点7)と、Jリーグ発足時の加盟クラブ“オリジナル10”の面々が軒並み下位に低迷している。 また、前節では上記5チームのうち、3チーム(鹿島・浦和・名古屋)がそれぞれ敗北を喫した。勝利した2チーム(横浜FM・G大阪)に関しても、その勝ち点はそれぞれ鹿島・サガン鳥栖(16位・2勝7敗2分・勝ち点8)といった下位のチームから得たもので、苦しい状況が続いていることに変わりはない。 シーズンは残り23試合。この期間に状況を改善できなければ、各チームに“降格”の二文字が迫ってくることになる。もし仮に降格ということになれば、名古屋が2016年以来2年ぶり2回目、G大阪が2012年以来6年ぶり2回目、そして浦和は1999年以来、19年ぶり2回目の屈辱を味わうことになる。 ちなみに、残る横浜FMと鹿島の2チームはJリーグ発足以降、現在に至るまでJ2に降格した経験がない。今シーズンを“史上初の降格を味わった年”としてクラブ史に刻んでしまうことだけは何としても避けたいところだろう。 Jリーグ黎明期から存在し、その全てが優勝経験を持つなど確かな足跡を残してきた今回の5クラブ。苦境が続く中、名門の底力を見せることはできるだろうか。
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スポーツ 2018年05月03日 17時45分
【DeNA】野球だけじゃないよ!GWはハマスタ「Family Ballpark」で楽しも
☆今年は「謎解き」 横浜DeNAベイスターズは、ゴールデンウィークの5月4日〜6日(読売ジャイアンツ戦)に、「Family Ballpark 2018」を開催する。主に家族連れをターゲットとした様々なイベントが目白押しで、毎年好評を得ている。 今年の目玉企画は「リアル謎解きゲーム〜スターマンが新球団設立?!謎解き入団トライアウト〜」を5月5日と6日の2日間開催する。これは試合後の横浜スタジアムグラウンドにて謎を解き明かすほか、“打つ”・“守る”・“走る”などの野球体験をしながら、横浜に設立される新球団『横浜DeNA ベイスターマンズ』に入団すべくミッションをクリアしていく、DeNAベイスターズにとっても初めての新企画。ファミリーならずとも、カップルでも楽しめそうなイベントになりそうだ。☆過去のFamily Ballpark 大好評だったのは「ハマスタキャンプ」。これはグラウンドにテントを張り、一夜を過ごす企画。各年度によって内容も様々で、夕飯には青星寮カレーや、レストラン&9(アンドナイン)のメニューが提供され、暗闇の中、ランタンを持ってのバックヤードツアー、天体観測に、リアル野球盤など、普段は観戦するだけのスタジアムで非日常を体験できた。実際参加した子どもの中には、この体験を学校で発表し優秀作を受賞したそうだ。 その他、大道芸や、移動水族館、移動動物園も実施された年もあり、いずれも好評だ。特に大型ビジョンで映画を楽しむ「グラウンドシネマ」はほぼ毎年企画されている人気イベント。人工芝に寝ころびながら「モンスターズインク」や「ミニオンズ」などを観戦することができた。今年も6日に人気野球アニメ「メジャー2(セカンド)」のダイジェスト版が上映される。なおこの時期は、デーゲーム時は汗ばむような天候になる時もあるが、日が暮れると意外と肌寒いので、一枚上着を持参することをオススメ。☆GWはハマスタで! 毎年楽しい企画で、ハマスタとの「心の距離」を狭めてきたベイスターズ。特にGWのFamily Ballparkでは、野球を楽しむにはまだ難しい小さな子どもたちの心に「ハマスタは楽しい」との思い出を残すことができている。6年前に始まったこの企画。これをきっかけに野球観戦が趣味になった子どもたちも少なくないはず。長期的ビジョンでファンを増やすことにも成功している。 5日と6日はデーゲーム。お父さんお母さんは爽やかな気候の中、ベイスターズオリジナルビール片手に野球観戦を、思う存分楽しんで欲しい。 お父さんは飲みすぎに、お母さんは日焼け止め忘れないで下さいね。取材・文 / 萩原孝弘写真提供 / (C)横浜DeNAベイスターズ
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スポーツ 2018年05月03日 17時30分
黄金ルーキー・清宮の早期昇格で囁かれる“オトナの都合”
黄金ルーキー・清宮幸太郎(北海道日本ハムファイターズ=18)が一軍に昇格した。オープン戦は絶不調だった。というよりも、「プロはそんなに甘くない」と“勉強する期間”にもなったようだ。限局性腹膜炎で緊急入院し、復帰後15試合で4本塁打を放つなど、急ピッチで仕上げてきた。清宮の潜在能力の高さは本物だった。しかし、「早すぎるのでは?」と、今回の一軍昇格に首を傾げる声も聞かれた。「日ハムの首脳陣からすれば、予定通りだと思います。4月25日からの本拠地(札幌ドーム)での連戦、もしくは次に本拠地での連戦が始まる5月2日が有力視されていました」(ベテラン記者) たしかに、5月2日からの楽天戦でベールを脱ぐ。しかし、「本拠地での一軍デビュー」が予想されていたということは、栗山英樹監督(57)以下首脳陣は黄金ルーキーにふさわしい華々しい舞台を検討していたわけだ。球界の将来を背負って立つ大物だ。そういう親心も分からなくはないが、見方を変えれば、「実力以外にも昇格させなければならない理由」があったとも解釈できる。 打者出身のプロ野球解説者がこう言う。「木製バットの使い方が分かってきたんだと思う。金属バットで試合に出ていた高校時代よりも、バットを引く位置が深くなっていました。木製のほうが飛ばないのは当然なんですが、金属バットと同じ飛距離を求め、余計な力が入りすぎていた。木製バットでもタイミングが合えば、スタンドインするんだと分かり、スムーズにバットが出るようになった」 技術的な進歩もあったようだが、こんな指摘も聞かれた。 「今年10月、U−23の野球・国際試合が開催されます(ニカラグア)。指揮を執る稲葉篤紀監督(45)は、プロアマ混成チームで戦うNPB事務局の提案を受け入れていますが、そうなると、プロ側の誰を連れて行くべきかという選手選抜が難しくなります。将来性、かといって、一軍経験の少ない23歳以下ではアマチュア側にナメられてしまう。厄介なのは、その国際大会の日程ですよ。プロ野球はクライマックスシリーズ、日本シリーズの真っ最中なんです」(球界関係者) 東京五輪にもつながる国際大会とはいえ、完全な一軍戦力となっている23歳以下は送り出せない。たとえばの話、プロ2年目でブレイクしたDeNAの投手・京山将弥(19)を貸してくれと稲葉監督が言ったら、ラミレス監督は「ちょっと待ってくれ」となるだろう。巨人も今年22歳になる岡本和真の選出を迫られたら、「戦力ダウンだ!」と怒るはずだ。そこで、清宮が急浮上してきたというわけだ。 「今季は一軍のスピードに適応できれば、来季以降ブレイクすると日ハム首脳陣は踏んでいます。国際試合を経験させるのも将来のため、現時点で清宮には一軍のレギュラー選手を弾き出すまでの力はありません。かといって、プロアマ混合チームに一軍経験のない選手を出すのは、アマチュア野球の要人に対し、失礼だし…」(前出・同) 今回の一軍昇格は“箔付け”でもあるようだ。もっとも、日ハムがこのままクライマックスシリーズに進出し、清宮が戦力になっていれば、国際試合選出を躊躇うだろう。一軍経験、あるいは戦力としてアテにされ、選出辞退のどちらに転んでも、清宮の箔付けになるのは間違いない。 「チームは北広島市に本拠地を移転させることをすでに発表しています。当初はガッカリする札幌市民の声ばかりでしたが、昨今では、『札幌市と北広島で見積もり合戦をさせた』と批判的な意見も伝えられています」(地元メディア) 好感度の高い清宮を札幌でデビューさせることにも、それなりの意味があったらしい。ベンチ裏では「オトナの都合」ばかりが聞こえてくるが、ホームランを狙って打てる10代は稀少だ。雑音の聞こえないところで、大きく育ててもらいたい。
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スポーツ 2018年05月03日 06時45分
かきいれ時のGW祝日3連休 過去10年の各球団の勝率は?【セ・リーグ編】
5月に入り、世間はゴールデンウィーク(GW)真っただ中。5月3日から始まる祝日3連休(憲法記念日・みどりの日・こどもの日)に各地で開催されているプロ野球の試合にも、多くのファンが足を運んでいることだろう。 球場での売り上げが主な収入源である各球団にとって、GWはまさにかきいれ時。一人でも多くのファンに満足してもらい、願わくばその後も“リピーター”となってもらいたいところだろう。 来場したファンを満足させる一番の方法は、何といってもチームの勝利だ。では、セ・リーグ6球団はこの祝日3連休で、過去にどのような戦績を残しているのだろうか。過去10年の成績を計算し、ランキング形式で発表していきたい。 まず同率5位となったのが中日(11勝18敗1分)とヤクルト(11勝18敗、1試合中止)で、勝率はともに.379(小数点第一位は四捨五入、以下同じ)。中日は過去10年で勝ち越しがわずか2回、ヤクルトは勝ち越しを4回記録したが、3連敗も3度喫していることが苦戦の要因となっている。 4位に入ったのは広島(13勝17敗)で、残した勝率は.433。“鯉のぼりの季節までは強い”という俗説もある広島だが、GW3連休に限ればイメージとは違って苦戦していることが明らかとなった。 Aクラスとなる3位には、阪神(16勝13敗、1試合中止)が勝率.552でランクイン。一昨年までは13勝13敗、1試合中止で勝率はちょうど5割だったが、昨年3連勝を飾ったことにより「貯金生活」をスタートさせている。 近年力を付けてきているDeNA(17勝12敗1分)は、勝率.586で2位に。名称が変わった2012年以降は6年間で12勝を記録するなど、昨今のチームの勢いがGW3連休の戦いにも良い影響を与えているようだ。 そして、栄えある1位に輝いたのが巨人(20勝10敗)でその勝率は.667。セ・リーグで最多となる7度の勝ち越し、そして3度の3連勝を飾った戦いぶりはさすがの一言だ。 以上が過去10年のGW3連休におけるセ・リーグ各球団の勝率である。なお、パ・リーグ6球団については、稿を改めて発表したいと思う。
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スポーツ 2018年05月03日 06時30分
かきいれ時のGW祝日3連休 過去10年の各球団の勝率は?【パ・リーグ編】
過去10年のGW祝日3連休(憲法記念日・みどりの日・こどもの日)における、プロ野球球団の勝率とはいったいどうだったのだろうか。稿を改めた今回は、パ・リーグ6球団の勝率ランキングを6位から順に発表していきたい。 6位となった球団はオリックス(11勝18敗1分)で、その勝率は.379(小数点第一位は四捨五入、以下同じ)。ここ10年間で勝ち越しは3回、負け越しは7回。3連敗も2度喫してしまった。球団にとってもファンにとっても不完全燃焼な成績に終わっている。 西武(14勝16敗)とロッテ(14勝16敗)は、勝率.467でともに同率4位にランクイン。また、その内訳も勝ち越し4回・負け越し6回と共通している。なお、ロッテに関してはここ4年の間負け越しが続き、昨年は3連敗を食らうなど、近年はGW3連休に良いイメージを持っていない様子がうかがえる。 Aクラス圏内となる3位に入ったのは楽天(15勝15敗)で、その勝率は.500。10年間で勝ち越しが5回・負け越しは5回だ。加えて3連勝・3連敗が一度もない。良くも悪くも安定した成績を残している。とはいえ、3連休のうち1日は確実に勝ち試合を見ることができると考えれば、ある意味ファンに優しい球団であるのかもしれない。 勝率.517という数字で2位に入ったのは日本ハム(15勝14敗1分)。実は過去10年間においては勝ち越し(4回)より負け越し(6回)の方が多いのだが、2009年と2017年に3連勝を記録し、ギリギリのところで楽天をかわした。 今回のランキングで見事トップに立ったのはソフトバンク(21勝7敗2分)で、その勝率は.750と驚異の7割越え。勝ち越し8回・負け越し2回・3連勝3回と、どの部門においてもセ・パ両リーグトップの数値を叩き出している。GW3連休において、最もファンを満足させている球団と言えるだろう。 以上がパ・リーグ6球団の過去10年におけるGW祝日3連休の勝率ランキングである。果たして、今年の3連休で各球団の勝率はどのように変動するだろうか。
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スポーツ 2018年05月02日 21時30分
棚橋弘至41歳、最後のIWGP挑戦?3年3ヶ月ぶり8度目の戴冠なるか?
新日本プロレス『レスリングどんたく2018』の2日目、5.4福岡国際センター大会のメインイベントで、オカダ・カズチカのIWGPヘビー級王座に挑戦する棚橋弘至。棚橋が同王座に挑戦するのは、2016年1.4東京ドーム大会以来2年4ヵ月ぶり。同王座を手放してからは実に3年3ヵ月が経過した。 棚橋ももう40代。新日本プロレスのために酷使し続けた肉体はボロボロだ。しかし、棚橋は「新日本プロレスの中心に戻る」と、諦めることなく闘い続けてきた。なぜならば闘いの先には必ず“IWGPヘビー級王座”が見えてくると信じていたからだ。 「必ず真ん中にまた戻りますので、見ててください」 2016年のG1クライマックス最終日。大会終了後、荷物をまとめた棚橋は帰り際、マスコミ一人一人に力強く話しかけながら握手をしていた。あれから数えても1年9ヵ月も時間が経っている。普通なら心が折れてしまうところだ。今年の2月に1ヵ月の長期欠場をし、体のケアと肉体改造をして臨んだ『ニュージャパンカップ2018』でも決勝でザック・セイバーJr.に敗れ「やはり棚橋はもうIWGPに挑戦できないのか?」と思われたが、棚橋は諦めなかった。ザックを相手に同王座を防衛し、防衛記録を棚橋と並ぶ最多の11回に伸ばしたオカダの前に現れたのは、棚橋だった。 「次、オレしかいねぇだろ?」 これを逃したら再び挑戦する機会はめぐってこない。棚橋はそれぐらいの気持ちでオカダの前に立ったに違いない。棚橋の諦めない気持ちの集大成がこの言葉に詰まっていたように思えた。もちろんオカダに断る理由はない。かつて「今世紀の名勝負数え唄」とも言われた、新日本プロレスの「黄金カード」が5.4福岡大会で2年4ヵ月ぶりに実現することとなった。 今シリーズの各会場で連日繰り広げられている前哨戦では、オカダが強さを見せつけている場面が目立ちがちではある。ただ、棚橋の円熟味を増したインサイドワークも節々に見られる。なかなか言い表しづらいが、棚橋からは“安心感”のようなものを感じるのだ。現在の新日本マットの傾向を見ると、今回勝てなければ棚橋にとって最後のIWGP挑戦になる可能性はあるかもしれない。ただ、どちらが勝つにしても棚橋とオカダの闘いに終わりはないように思う。なぜなら新日本プロレスという団体が元来持っている“闘い”が2人の間にはしっかりと根付いているからだ。5.4福岡大会のIWGP戦が名勝負になるのは間違いない。取材・文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年05月02日 17時30分
打線低迷のトラに囁かれる「天敵」の復帰論
「アノ人」の再登板が検討されつつある…。 首位広島との連敗を止め、昨季3戦3敗と苦手にしていたDeNA・今永を打ち崩した。この2試合(4月30日、5月1日)を見る限り、打線は上向きのようである。しかし、チームを勢いづけるまでには至っていない。「昨年オフから金本(知憲=50)監督が課題に挙げていたのは、投手陣の再整備でした。とくに先発陣は計算の立つ投手の頭数が少ない。そこをどう補っていくかをキャンプのテーマにしていましたが、頼りにしていた打線がこのザマです。勝率5割をキープできているのは、投手陣の踏ん張り」(在阪記者) “投高打低”の予兆はあった。今年のオープン戦だが、阪神打線はチーム打率2割2分5厘で12球団ワーストだった。金本監督はペナントレース本番を迎え、1、2番を代えるなど、打線を“プチ変更”しながら、今日まで戦ってきたが、その効果はナシ。チーム打率2割3分3厘はリーグ5位、総本塁打13、総安打数180、打点74、盗塁7はリーグワーストだ。懸念材料だった投手陣がリーグトップの防御率なのだから、「打線で負けている」と言わざるを得ない(5月1日時点)。 この打線をどう発奮させるかが、ペナントレースの行方を決めそうだ。そこで、急浮上してきたのが、「アノ人」の存在だ。二軍監督を外され、オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザーに転じた掛布雅之氏(62)のことである。「昨季まで二軍監督でしたが、若手の底上げに関して一定の成果が見られたということで、現場を離れました。まあ、ここまでは表向きの話。金本監督と意見衝突もあったらしく…」(球界関係者) 大きく取り沙汰されたことはないが、金本政権には「フシギな傾向」もある。頭角を現した若手が2年続けて活躍できないのだ。北條、原口、高山、中谷、大山…。糸原は奮闘しているが、昨季は故障で終盤戦を休んでいる。先の関係者が、高山と大山を指して、こう指摘する。「高山の一昨年の打率が2割7分5厘、大山の昨季の打率が2割3分7厘。今年は高山、大山とも2割を切っています(5月1日時点)。ルーキーイヤーがキャリアハイというのはおかしい」 つまり、金本監督や打撃担当コーチの指導法に問題があるのではないか、というわけだ。「二軍監督だったころの掛布氏は、若手が自分から率先して練習するようにならなければ意味がないとし、時には放任するような練習日も設けました。金本監督は自主性による甘えを懸念していました」(前出・同) 若手の台頭と打撃陣の開花に貢献した掛布氏の現場復帰が検討されても決しておかしくはない。 「掛布氏の今の肩書が意味シンです。オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザーって、何をするのか? 本社要人によれば、チーム編成などについて、オーナーが氏に直接意見を求めることもあるとのことです。本社の株主総会も近づいてきましたし…」(ベテラン記者) 掛布氏は野球中継の解説席にも復帰した。金本采配を批判するような言動はないが、若手が2年続けて活躍できない真相は分かっているはず。坂井信也オーナーを始め、球団経営に関わっている本社要人は、この株主総会でチーム低迷に関する批判ができるのがもっともイヤだという。金本監督が「打線低迷」の現状を打破できなければ、株主総会からも掛布氏へのラブコールが飛び出すかもしれない。
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スポーツ 2018年05月02日 06時45分
プロ野球、先発完投の価値とは
4月28日に行われた巨人対ヤクルト戦で、巨人先発の菅野智之が2安打完封で今季3勝目を挙げた。これで菅野は2勝目となった8日前の阪神戦に続き、9回を投げ切った。開幕から2連敗を喫したものの、昨シーズン、セ・リーグ最多となる6度(4完封)の完投を記録したエースは健在。今年も変わらぬ頼もしい姿を見せた。■過去と現在の完投への捉え方は 昨今、各球団の得意な継投パターンを表現する『勝利の方程式』というフレーズが当たり前のように聞かれるようになり、反対に先発ピッチャーのタイプを表す『先発完投型』という言葉は耳にしなくなってきた。 投手の分業化がより顕著になり、中継ぎ投手の貢献度を評価する「ホールド」が記録として制定されたように、リリーフ投手の役割が細分化されているのが現代のプロ野球だ。試合数も増え、バッティング技術も向上したことから、先発投手が一人で投げ切ることは確実に減ってきている。1シーズンで二桁の完投を記録したのは2013年の金子千尋(オリックス・10完投)が最後となり、リリーフ投手の登板数が70試合を超えることも珍しくなくなった。 何人の投手を起用しようと、チームの勝利こそが唯一無二の目的であることに変わりはない。だが、先発ピッチャーにとって一試合を投げ切ることの意味は、過去も現在も大きい。ヤクルト戦の試合後インタビューで菅野は「常に完封する気持ちで投げている。一回でも多く投げるつもりでいる」とキッパリ。満面の笑みで力強く語ったその表情は充実感に満ちあふれていた。■マウンドを守り抜く姿が与える影響も 同じく巨人の山口俊も4月、2度の完投勝利を果たした。17日のDeNA戦では14個もの三振を奪い、チーム一番乗りの完投で連敗を止めている。巨人は投打がかみ合わず開幕からしばらく黒星が続いていたが、山口、菅野のピッチングでチームが勢いを取り戻し、連勝につながったと言っても過言ではないだろう。チームの完投数4は4月終了時点で12球団最多。また複数の投手が複数回、完投勝利を複数回記録したのも、現時点のセ・リーグで巨人だけだ。 先発投手が完投すると、もちろん救援陣は休める。それだけではない。テンポ良く試合が進むし、観ている側にも緊張感が伝わり、回を追うごとにファンの熱量は増していく。エース同士の投げ合いであればなおさらだ。 相手打者に合わせて投手を変える戦術的な継投が毎試合繰り返される今日。しかし、先発ピッチャーが最終回、最後のアウトの瞬間までマウンドに立つ姿を頼もしく感じるのはチームメイト、そしてファンも同じで、やはり特別な眼差しを送ってしまう。そのまばゆい光景がプロ野球の醍醐味の一つであることは間違いない。(佐藤文孝)
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スポーツ 2018年05月02日 06時40分
高橋監督が「4番岡本」を躊躇うロッカールームの上下関係
ゴールデンウィーク最初の対戦カード、対東京ヤクルトも連勝で飾り(4月30日時点)、由伸巨人は2位に浮上した。チームが息を吹き返したのは打線爆発によるものだが、その打線について、チーム内外から「批判」が出ているという。「岡本(和真=21)の扱い方ですよ。思い切って、4番にしろとの声が絶えないんです。でも、高橋(由伸=43)監督は首を縦に振ろうとしません」(球界関係者) 目下、4番はマギー(35)が務めている。昨季本塁打王のゲレーロ(31)でスタートしたが、坂本勇人(29)を1番に置く攻撃的な打順に変更した際に「3番・ゲレーロ、4番・マギー、5番・岡本」とし、以後、好調を保っている。「4番・岡本」の進言は、“期待の声”でもあるようだ。阿部慎之助(39)に衰えが隠せなくなって以来、巨人は助っ人に4番を託すことが多くなってきた。プロ4年目でようやく覚醒した”生え抜きの大砲”を4番打者として、「もっと成長させろ」というわけだ。 プロ野球解説者の一人が岡本の起用について、こう説明する。「高橋監督は岡本の開幕スタメンを決めかねていました。岡本に関しては求めているものが大きいというか、オープン戦も辛口の評価をしていました。ベテランの阿部の調子が上がってこなかったのもあって、渋々、開幕スタメンを認めたようなもの」 どちらかといえば、高橋監督は優柔不断なほう。決断を迫られると、失敗したときのリスクを先に考えてしまうという。「4番・岡本」はチーム内からも進言があったそうだ。それでも、生え抜きの4番誕生に二の足を踏む理由は、単なる優柔不断ではないという。「フルシーズンを乗り切るだけの精神力があるかどうかが問題なんです。高橋監督はこの先、岡本は不振に喘ぐときが必ず来ると見ています。それを岡本がどう乗り切るのかもありますが、4番から外さないほどひどいスランプだったら、打撃不振と『4番失格』の二重の精神的ショックを受けます。それを乗り越えられるだけの精神力を持っているのかどうか…」(前出・プロ野球解説者)「巨人の4番」なる重責は、経験した者でなければ分からないそうだ。高橋監督は経験者として、岡本は時期尚早と見ているのかもしれない。もっとも、「4番昇格」を推す関係者からは「試練として経験させるべき」との声も聞かれたが…。「高橋監督は『4番岡本』の準備を始めていると思います。ロッカーの位置ですよ」(前出・関係者) 岡本のロッカーは、阿部のすぐ隣だという。 試合前はもちろん、試合後も阿部から岡本に話し掛け、色々と教えているそうだ。「前任の原監督の時代、阿部のロッカーはベテランの大道(現ソフトバンクコーチ)や故・木村拓也氏のすぐ近くでした。彼らが阿部に色々とアドバイスをしていました。今も阿部がチームリーダーとして一目置かれている存在になったのは、『ロッカールームで学ぶ時期』が知ったからです」(前出・同) 技術的なアドバイスだけではなく、立ち振る舞いや言動に関する”お小言”もあるそうだ。好機で打てなかったときに「下を向くな」、その反対に得点に絡む安打を放ったとき、ガッツポーズを見せても良い場面といけない場面がある。それらを認識することは、遠回りに見えても、チームの中核選手たる心構えにつながっていく。阿部はかつて自身が学んだことを岡本に伝えているのだろう。 そんなロッカールームの位置を決めたのは高橋監督だ。岡本の4番昇格が時期尚早だとしたら、高橋監督はベテラン阿部のお墨付きが出るのを待っているのかもしれない。
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スポーツ 2018年05月02日 06時20分
未来への一歩となるか 日本相撲協会・八角理事長が臨時理事会に関する談話を発表
角界の伝統である“土俵上での女人禁制”に対し、批判が相次いでいる。4月28日に開かれた臨時理事会の後、日本相撲協会は八角理事長が発表した談話を同協会の公式サイトにアップした。 談話では「(1)舞鶴市での不適切な対応について」、「(2)宝塚市長に土俵下からのあいさつをお願いしたことについて」、「(3)ちびっこ相撲で女子の参加のご遠慮をお願いしたことについて」の3点について言及した。 (1)では舞鶴市長が土俵上で倒れ、周囲が救命措置にあたった際に「女性は土俵に上がらないで」と行司が注意したことについて言及。「大相撲は、女性を土俵に上げないことを伝統としてきましたが、緊急時、非常時は例外です。人の命にかかわる状況は例外中の例外です」と述べて謝罪した。 (2)については、女性を土俵に上げない理由として「第一に相撲はもともと神事を起源としていること、第二に大相撲の伝統文化を守りたいこと、第三に大相撲の土俵は力士らにとっては男が上がる神聖な戦いの場、鍛錬の場であること」と改めて「土俵」を定義付けた。一方「この問題につきましては、私どもに時間を与えていただきたくお願い申し上げます」とも述べており、今後は外部からの意見も取り入れていく方針であることを示唆した。 (3)のちびっこ相撲については、今年の春巡業で「子供がけがをしたとの訴え」が2件あったと報告。いったんちびっこ相撲そのものを休止するとした。今後については「けがをしない安全なちびっこ相撲を考えて、再開をめざします。合わせて、女子の参加についても再検討いたします」とのことだ。 協会は談話を通し、謝罪しながらも協会の考えを示した。ネットでは「対応としては十分」、「腰を据えて取り組んでくれれば」と評価する声があった一方、「信用できない」、「どうせ口だけで何もしないんでしょ」と批判する声もまだまだ根強い。 談話で言及した諸問題への対策が実行されるかも含め、まだまだ時間をかけて協会を見守っていく必要がありそうだ。
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LLPW 第4代新社長に遠藤美月が就任。レスラースカウトキャラバン開催か
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WAVE 女子プロ新団体旗揚げ。およそ2年ぶりに復活したエース桜花由美が涙の船出
2007年08月27日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス レジェンド軍に新戦力投入? 獣神サンダーライガーが不気味な予告
2007年08月27日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス パイレーツ・ムタ光臨で極悪ムタが復活の予感
2007年08月27日 15時00分