球場での売り上げが主な収入源である各球団にとって、GWはまさにかきいれ時。一人でも多くのファンに満足してもらい、願わくばその後も“リピーター”となってもらいたいところだろう。
来場したファンを満足させる一番の方法は、何といってもチームの勝利だ。では、セ・リーグ6球団はこの祝日3連休で、過去にどのような戦績を残しているのだろうか。過去10年の成績を計算し、ランキング形式で発表していきたい。
まず同率5位となったのが中日(11勝18敗1分)とヤクルト(11勝18敗、1試合中止)で、勝率はともに.379(小数点第一位は四捨五入、以下同じ)。中日は過去10年で勝ち越しがわずか2回、ヤクルトは勝ち越しを4回記録したが、3連敗も3度喫していることが苦戦の要因となっている。
4位に入ったのは広島(13勝17敗)で、残した勝率は.433。“鯉のぼりの季節までは強い”という俗説もある広島だが、GW3連休に限ればイメージとは違って苦戦していることが明らかとなった。
Aクラスとなる3位には、阪神(16勝13敗、1試合中止)が勝率.552でランクイン。一昨年までは13勝13敗、1試合中止で勝率はちょうど5割だったが、昨年3連勝を飾ったことにより「貯金生活」をスタートさせている。
近年力を付けてきているDeNA(17勝12敗1分)は、勝率.586で2位に。名称が変わった2012年以降は6年間で12勝を記録するなど、昨今のチームの勢いがGW3連休の戦いにも良い影響を与えているようだ。
そして、栄えある1位に輝いたのが巨人(20勝10敗)でその勝率は.667。セ・リーグで最多となる7度の勝ち越し、そして3度の3連勝を飾った戦いぶりはさすがの一言だ。
以上が過去10年のGW3連休におけるセ・リーグ各球団の勝率である。なお、パ・リーグ6球団については、稿を改めて発表したいと思う。