スポーツ
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スポーツ 2018年05月28日 18時00分
アンダーウエアは5mmまで スキージャンプのウエア、極寒の中厳しいルールに耐えていた
平昌五輪・スキージャンプに出場した、小林陵侑と伊藤有希が共に27日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に出演。「スキージャンプは超寒い!」と銘打たれたコーナーで、自らが競技中に着用する“薄すぎる”ウエアについて語った。 極寒の中で競技を行う選手たちにとって、なくてはならないのがスキーウエア。しかし、1998年の長野五輪と比較すると、現在使用されているウエアの薄さは3mmほど薄くなっているという。また、ウエアの重さで体を浮かせるといった不正行為を防止するため、競技に臨む際には全身7か所の測定も義務付けられているとのこと。 また、スキーウエアの中に着用するアンダーウエアに関しても、現在は“半そで・短パン・厚さ5mmまで”という細かな規定が定められている。これも競技の公平性を保つための、大事なルールであるという。 ただ、こうしたルールを紹介する最中、番組進行役の永島優美アナウンサーは「中はもうちょっと厚手の物を着たりとかはできないんですか?」と疑問を口にし、番組MCの浜田雅功も「見つかることあんの?いちいち脱いでチェックされるわけじゃないでしょ?」とこれに続いた。確かに人の目につかない部分であれば、もう少し防寒対策の余地があっても不思議ではない。 しかし、そのチェック体制は想像以上に厳重なようで、質問を受けた小林は「実は僕失格になったんですよ。昨シーズンに」と明かしている。スパッツが下がるため紐で結んでいたところ、その紐が厚いことを理由に失格処分の憂き目にあったという。ルールの厳しさを物語るこのエピソードに、疑問をぶつけた浜田も「かわいそうやな」と同情の声を上げていた。 屋外の気温が氷点下−10度を下回ることもしばしばの“極寒”が、数多くの選手を苦しめた先の平昌五輪。スキージャンプにおいても、各国の選手が寒さに身を凍らせる場面が散見されたが、もしかしたら今回番組で紹介されたような“薄すぎる”ウエアにもその一因があったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月28日 18時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「川田利明」独自の価値観を示したデンジャラスK
全日本プロレス四天王の一角として、極限の闘いを繰り広げてきた川田利明。新日本プロレスからハッスルまで、対外試合においても“名勝負製造機”と称されるほど、いくつものドラマを見せてくれた。 1990年代の全日本を支えた川田は、当時、トップの証しである三冠ヘビー級王座を3度(三沢光晴らノア勢分裂後を含めると計5度)獲得している。しかし、故障などから長期政権を築くには至らず、小橋建太戦での引き分け防衛があったのみ。 白星での防衛成功となると、最初の戴冠からおよそ9年後、武藤敬司社長体制下の2003年に、5度目の三冠王者として迎えたドン・フライとの一戦まで待たねばならない。なお、その後は天龍源一郎や橋本真也らを相手に計10度の防衛を重ね、これは現時点における三冠王座の歴代最多防衛記録となっている。 「川田による一連の三冠防衛ロードは、四天王時代と比べてファンからの注目度は下がっていたものの、見応えのある試合が多かった。中でも、最初のフライ戦は格闘色が濃かったために、当時の全日ファンから批判的な声も上がりましたが、川田の持ち味がいかんなく発揮された好勝負だったと思います」(プロレス記者) その前年にPRIDEで行われた高山善廣とフライの死闘がベースにあったのか、顔面パンチの応酬とサブミッションの攻防が繰り広げられる中、最後は川田が渾身のストレッチ・プラムで、レフェリーストップ勝ちを収めている。 川田による格闘系の試合ということでは、'97年に全日のリングで行われた最初の高山戦も、半分ガチンコの“不穏試合”と一部では噂されている。 UWFインターナショナル、キングダムを経てフリーとなり、全日に参戦した高山に対して、川田の方から「最初の10分はキングダムスタイルで来い」と伝えたといわれ、その結果、掌打やヒザ蹴り、サブミッションで川田が一方的にやられる展開となった。 「最後は言わゆる本来のプロレスに戻って、格上の川田が勝利を収めましたが、格闘スタイルだとやはり普段から稽古している高山に一日の長があった。手足の長さからして全然違うのだから、打撃では勝負にならないのは当然のことです。ただ試合開始早々、あごにカウンターの掌打をくらって実質KOされていながら、それでも心を折らずにアマレス流のタックルで反撃を試みた川田のファイティングスピリットも相当なものだ、と言えるのではないでしょうか」(同) そんな川田が、'04年に旗揚げされたファイティングオペラ『ハッスル』への参戦を決めたことに、驚かされたファンもきっと多いことだろう。 無骨にして寡黙、四天王時代にはマイクアピールすらめったにすることのなかった川田が、マイクどころか幕間の寸劇にまで登場し、インリン様と闘い、江頭2:50を相手に「もの申す!」と本家さながらのパフォーマンスを繰り広げた。 もちろん「そんな川田は見たくない」「川田は金で魂を売った」と、批判的な声も聞かれたが、当時、経営難にあった全日ではファイトマネーの遅延もあり、ハッスル参戦において金銭面の動機も確かに大きかっただろう。 しかし、一方で「川田は全日時代からリングを下りると、饒舌で陽気だった」との評もあり、お笑い好きでダチョウ倶楽部ら芸人との交流もあったという。 つまり、全日における求道者的ふるまいも、ハッスルでのエンターテインメントも、川田にとっては“自己演出”という点で、同質のものだったわけである。 それが証拠に、前述のインリン戦は'05年7月15日に行われたが、その3日後にはノアの東京ドーム大会のメインイベントで、5年ぶりとなる三沢戦に臨んでいる。のちに川田自身がインタビューで「インリン戦が終わるまで三沢戦に集中できなかった」と語っており、つまり川田の中ではインリン戦も三沢戦も、等しく“大一番”であったのだ。 川田の性格的な部分を指して「変人」「自分勝手」とする声は、近い関係者からも聞かれるところである。三沢が全日を離脱する際、川田を誘わなかった原因の一つに「全日副社長だった川田が、会社運営や若手の指導に関わろうとしなかったことがある」という話も、妙に説得力がある。 しかし、社会人としては不適格者なのかもしれないが、他を顧みずに一意専心した結果が、“名勝負製造機”とまで称されたプロレスを作り出したのだろう。 「三沢さんがリング禍で亡くなったことで、プロレスへの情熱を失った」という川田は、居酒屋経営に専心しているが、今では別人のように筋肉が落ちてしまった。だが、これは全盛時のパンプアップされた体が、人並み外れた鍛錬によって作られていた証拠だとも言えよう。 川田のキャラクターや肉体は、絶え間ない努力と試行錯誤の末に生み出されたものであり、その意味においては、四天王プロレスもハッスルも大きく異なりはしないのだ。川田利明(かわだ・としあき)1963年12月8日生まれ。栃木県出身。身長183㎝、体重105㎏。得意技/パワーボム、ジャンピング・ハイキック、ストレッチ・プラム
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スポーツ 2018年05月28日 17時40分
14年目の交流戦「セ・リーグが弱い本当の理由」
「パ高セ低」、それがプロ野球・交流戦の傾向だ。2005年に導入された交流戦は、今年は14年目を迎える。セ・リーグ側は交流戦で勝ち越したのは、09年だけ。セ6球団は交流戦を「鬼門」と位置づけており、「できることならば、やりたくない」 とボヤいている。 セ・リーグは本当に弱いのか? 交流戦が導入された05年以降、日本シリーズを制したセ・リーグチームは3球団だけ。07年の中日と09年、12年の巨人がそうで、巨人がシリーズ連覇に失敗した13年以降にいたっては、全てパ・リーグチームが日本一に輝いている。 13年以降、日本シリーズのリーグ別勝利数だが、パ・リーグ20勝、セ・リーグ9勝。交流戦はシーズン中なので、「この時期はたまたま優勝チームの調子が悪かった」との言い訳も立つ。しかし、真剣勝負の日本シリーズでもここまで差が開くとなれば、「セ・リーグとパ・リーグの実力差はある」と言わざるを得ないだろう。「昨年の交流戦では、巨人がドロ沼の連敗街道にあって、非常に苦しんでいました。15年もDeNAは、交流戦前は首位だったのに、3勝14敗1分けと大きく負け越し、ペナントレースも最下位で終了してしまいました。同年、中畑清監督(当時)は責任をとって辞任し、『交流戦がなかったら…』とファンは悔やみました」(スポーツ紙記者) セ・リーグ球団のスタッフに「敗因」について聞いてみた。個人的な見解と前置きしたうえで、「ピッチャーの差」と答えていた。「パ・リーグは指名打者制、つまり、ピッチャーは打席に立ちません。セ・リーグの投手は打席に立たなければならないので、マウンドで自軍の打順を考えながらピッチングをしてしまうんです。これは習性ですね。前イニングで、自軍の攻撃が6番バッターで終わったとします。『このイニングを投げたら、次の攻撃で9番の自分に打席がまわってくる。ここで代打、このイニングで交代だな』と考えてしまうんです」 通常シーズンで打順がまわってこないパ・リーグの投手は、「投げること」に専念する。こうしたシーズンの過ごし方がレベルアップにつながっているのだという。 また、セ・リーグ出身のプロ野球解説者は「配球の傾向」も挙げていた。「セ・リーグは全体的に3ボールカウントになって粘られたら(ファールが続く)、四球で歩かせて仕切り直そうという考えが浸透しています。走者がたまった後、パ・リーグのバッターはフルスイングしてくるので大量得点のビッグイニングになってしまう」 ここでも指名打者制が影響している。セ・リーグの投手は打席に立つ。自身がインコースのエグイところに投げれば、打席に立ったときに「お返し」を食らう。自身がお返しを食らわなくても、自軍の主力バッターが必要以上の内角攻めに合う。パ・リーグの投手は打席に立たないので、「お返しがどうの」ということは基本的に考えない。 したがって、パ・リーグの投手も内角を攻める割合が多くなる。バッターも厳しい内角攻めを当然と受け止めており、自ずと対戦のレベルも上がっているというわけだ。 こうした関係者の証言を検証してみると、セ・リーグも指名打者制の導入を考えたほうが良いのかもしれない。セ、パ両リーグを経験した投手出身のプロ野球解説者がこう言う。「セ・リーグは投手が打席に立つので、犠打を使う場面が多い。内野守備のディフェンス・サインはセ・リーグのほうが細かく、奥行きも深いと思います」 そもそも、交流戦が導入されたのは、パ・リーグ側の経営難を救うためだった。導入前年の04年は近鉄とオリックスの合併騒動に揺れ、当時、巨人人気による地上波のテレビ放映料を得ていたセ・リーグ側が手を差し伸べたのだ。初期の目的は、完全に果たされたと言っていい。 交流戦の導入によって、球宴、日本シリーズの稀少価値が下がった。交流戦の期間中、プロ野球の興行収益が大きく上るということもない。交流戦そのものの在り方が問われているが、「セ・リーグ、頑張れ」の声がパ・リーグ球団のファンからも聞こえているくらいだから、それなりの関心を持たれているのだろう。セ・リーグが強くならないと、交流戦が飽きられてしまうだけだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年05月28日 17時30分
オリックス担当記者が分析、吉田正の一発と繋ぐ打線が機能!首位と5.0差で交流戦へ!
オリックスが好調だ。借金完済こそ逃してしまったが、5月15日以来、3つのカード勝ち越しもあり、7勝3敗の好成績。交流戦前に首位・西武とのゲーム差を5.0差と前週より縮めるなど、いよいよパ・リーグ首位も射程範囲内に入ってきた。先週は投げる方では“エース”金子千尋がようやく今季初勝利をあげ、“マッチョマン”吉田正尚にホームランが戻ったことが大きな原動力になっている。▼5月22日〜27日 オリックス成績【対東北楽天 楽天生命パーク宮城】5月22日○アルバース 10-0 池田隆英●5月23日○金子千尋 5-2 美馬学●【対東北楽天 東京ドーム】5月24日●西勇輝 1-4 岸孝之○【対千葉ロッテ ほっともっとフィールド神戸】5月25日○澤田圭佑(先発は松葉貴大) 9-5 涌井秀章●5月26日●山岡泰輔 3-6 ボルシンガー○【対千葉ロッテ わかさスタジアム京都】5月27日○山本由伸(先発は田嶋大樹) 3-2 シェッパーズ(先発は土肥星也)※48試合23勝24敗1分け。首位・西武とは5ゲーム差のパ・リーグ4位。 先週の試合で最もシビれたのは25日のロッテ戦。今季初先発の松葉が3回でKOされるも、「繋ぐ意識」を強く持った打線が爆発し、ロッテのエース涌井を相手に4点差をひっくり返してみせた。花火ナイト開催で平日にもかかわらず、多数詰めかけた神戸のファンにはこれ以上ないプレゼントだった。「ありがとうございます!」 今季初勝利をあげた翌日、祝福の言葉を送ると金子はニッコリと微笑みながら応えてくれた。「全試合勝つつもりで投げている」金子にとって、開幕からここまで勝ち星がつかなかったのは、かなり悔しかったに違いない。試合後は自身に対する不甲斐なさを口にすることも少なくなかった。今回は試合数の都合もあって登録を抹消し、一軍に帯同を続けながら調整をした上での勝利なだけに、喜びもひとしおだろう。先発陣は西と山岡に先週も勝ちがつかなかった。山岡は前週と同じような崩れ方をしたので不安が残る。一方、新外国人左腕アルバースはチームトップの6勝(1敗)と計算できるピッチャーになってきた。リリーフ陣では、澤田が24日の試合では打たれてしまったが、25日の試合ではその後のミラクル劇を呼び込むナイスピッチングを見せるなど、好調をキープしている。セットアッパーの黒木、山本やクローザーの増井も安定した投球を見せており、セ・リーグ打線をどうねじ伏せるか注目だ。 打線では,前週で指摘した吉田正尚に一発が戻ってきた。先週6試合の成績は打率.400(20-8)、本塁打2、打点9という好成績。27日現在、通算打率は.283まで上がり、本塁打7、打点は29を記録。出塁率も.365と上昇中。これに現在.289の得点圏打率が上がっていけば、他球団にとってはさらに脅威で厄介な選手になるのは間違いない。 また、1、2番を任されている宮崎祐樹と西野真弘もバットがかなり振れており、途中守備交代などで宮崎と交代する小田裕也も含めた3人はしっかりと役割を果たしている。宮崎は打率.321、本塁打2、得点圏打率1,000!。西野は打率.281、得点圏打率.500!。小田は打率.400、出塁率が438といずれも好成績。出塁率はルーキーの福田周平も.500とチャンスに強いことから、代打での起用が多い。 「今年からプロのボールに慣れたのか、見えるようになったんですよ」 とにかく今年の大城滉二はピッチャーに球数を投げさせている。いわゆる下位にいながらも、いやらしいバッターに成長した。39試合に出場し、打率は.252だが、出塁率と得点圏打率で3割を超えている。福良監督は「大城は強い球に対応できる」ことを評価。安達了一との下位打線は機能したら止まらないだけに、交流戦でも期待したい。 29日から開催されるセ・リーグとの交流戦だが、最初はナゴヤドームで中日ドラゴンズとの3連戦。中日は初戦に松坂大輔を先発させると明言している。オリックスはそのままアルバースが行くことが考えられるが、松葉の2週連続先発の可能性は極めて低い。そのため、西を6月1日の巨人戦初戦に回して、中日の3戦目をファームから誰かを上げる可能性がある。もちろんその中にはディクソンも候補に含まれているとのこと。 現在、ファームで調整中のマレーロや中島宏之にも交流戦には戻ってきてもらいたい。2010年以来、ご無沙汰している交流戦優勝だが、2年で1クールにまとめられてしまったとはいえ、毎年健闘はしているので、そろそろ今のチームへの勲章として、交流戦優勝という「アレ」が見たい。そして、西と山岡には是非交流戦で勝ち星を稼いでもらいたいもんだ。山岡は巨人側が避けなければ6月2日の京セラドーム大阪で、高校の広島大会決勝を争った田口麗斗との先発対決が予想される。山岡は「まったく気にならないし、相手にしない」と田口との対決をバッサリ斬っていたが、世間的な注目度を集めるとなれば話は変わってくる。昨年東京ドームの巨人戦で勝利し大喝采を浴びた山岡が、再び京セラで大喝采を浴びることができるのか?今週いちばんの注目カードである。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年05月28日 17時20分
交流戦前のセ球団のボヤキ「清宮クン、試合に出て!」
交流戦には「当たり」と「外れ」があるらしい…。今年の「当たりクジ」は、北海道日本ハムファイターズだ。「清宮(幸太郎=19)と絡めば、間違いなくチケットが売れます。何とか、清宮が出場してくれたら…」(セ球団職員) 人気の清宮と絡むことでセ・リーグ球団は商売になると思っている。しかし、試合に出て、それも、スタメンで出場してもらわなければならない。そうなると、指名打者制(=DH制)の使える対戦でなければならない。「日ハムの主催ゲームとなるセ球団の試合は、阪神、中日、ヤクルト。巨人、広島、DeNAは自分たちの主催なのでDH制は使えません」(スポーツ紙記者) セ・リーグとパ・リーグが“リンクして興行を行う”交流戦は、2015年以降、試合数が「1チーム 6カード」に縮小された。1カード3連戦で、たとえば、日本ハムと巨人の試合は、「今年が巨人なら、来年は日本ハム」というスタイルになった。 そして、パ・リーグ球団の主催ゲームではDH制が使えるが、セ・リーグ球団の主催ゲームでは使えない。ピッチャーが打席に立たなければならないのだ。「昨年、一昨年は『当たり』とされていたのが、広島と絡むことでした。カープ女子の言葉に代表されるように、広島は全国区の人気となり、チケットの売上げも上々でした。今年は清宮と絡みたいというわけです」(前出・セ球団職員) ここで、問題となってくるのは、DH制。清宮は打撃成績を落としており、好機に打席がまわってきても代打を送られることもあった。セ・リーグの9人制でのゲームとなった場合、スタメン落ちの可能性も高い。そこで、DH制なら、清宮がスタメン出場してくる可能性も高いので、セ・リーグ球団は日本ハム主催が有り難いと思っているのだ。 もっとも、日本ハム主催なら、セ球団側は直接の収益にはならない。しかし、こんな声も聞かれた。「清宮がプロ初アーチを放った翌日の5月10日、スポーツ新聞の一面は清宮一色でした。清宮との対戦に『プラスアルファ』があれば、テレビ放映料が入ってきます」(ベテラン記者) プロ野球中継が地上波のゴールデンタイムで放送されていたひと昔前、その主役は巨人だった。当時の「1試合1億円」という放映料は望めないが(推定)、「主催チーム6、ビジター4」なる分配の割合があったという。 また、仮に中日が松坂を日ハム戦にぶつけてくれば、新旧・平成の怪物対決となり、巨人がエース菅野を出し、DeNAで筒香との本塁打共演という”演出”がされれば、セ球団側は「清宮人気」の恩恵を受けられると捉えていた。まだ19歳、それもプロ一年目の選手に営業面での期待を掛けるのは、NPB全体が「新しいスターの到来」を望んでいるからだろう。「メジャーに挑戦した大谷翔平の人気を再認識させられました。午前、昼間のワイドショーでは大谷の登板する試合の様子をリアルタイムで紹介しています。日本のプロ野球界にも新しいスターが誕生しなければ、メジャーリーグに飲み込まれてしまう」(前出・同) DH制のルールで日ハムと対戦する阪神、中日、ヤクルトはチャンスである。だが、清宮を封じ込めて自軍の投手を全国区のスターにするくらいの気構えがなければ、「当たり、外れがどうの…」というボヤキは、永遠に解消されないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年05月28日 12時30分
張本氏、サッカーは興味なし?イニエスタの神戸加入に「へーあっそう」と気のないコメント
27日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が司会の関口宏やゲストの黒木知宏氏に意見を全否定されるシーンがあった。 番組では、26日のプロ野球6試合の模様が取り上げられる。VTRを見た張本氏は「パ・リーグは西武1強」と断言。しかし、実際は2位の北海道日本ハムが26日終了現在で2ゲーム差に迫っており、「1強」とは言えない状況。 その話を聞いていたゲストコメンテーターの黒木氏は不思議そうな顔をしたのち、「パ・リーグに関して言いますと団子状態ですよね」と張本氏の意見を全否定する。関口も「詰まってきた」と指摘した。 続いて、セ・リーグの話題になると、張本氏は「やっぱり広島でしょう」と発言。そして、「交流戦は広島が強いんだ、また」と指摘。関口が「交流戦に強いチームってなんなんですか?」と質問すると、「そりゃ、攻・走・守揃っているから」と指摘。 すると、関口が「そりゃまあ、交流戦じゃなくたって強いですよね」と返すと、張本氏はしどろもどろで「いやまあ、だから相手がね、わずかな短期間ですから…。そんな屁理屈言われたら困るわ。ヘヘヘ、ちょっと」と苦笑いをしながら切り捨てた。 この日は、このほかにもボクシング井上尚弥選手が1ラウンドでKOしたニュースについて、張本氏が「パンチが強い」と断言。これについて、コメンテーターの寺島実郎氏が「こめかみにヒットして効いた」「相手が減量に苦労した」などと詳細な解説を加え、張本氏は形なしに。 いじけてしまったのか、レアルマドリードがUEFAチャンピオンズリーグを三連覇した話題では、「あっそ。国内しか関心がない」とコメント。イニエスタが神戸でプレーする件についても、「へー、あっそ、へー」とだけ発し、コメントせず。 さらに、大谷翔平投手の話題では、コーチとして5年間指導した黒木氏にコメントを丸投げ。黒木氏は「あれくらいはやるだろうと思っていたと思う。ボールを飛ばす、速く投げることにとにかく長けている」と指摘。 黒木氏は「(大谷は)トレーニングをしっかりやりますね。暇があったらトレーニング。そういうことを勉強する。必ず野球に繋がることしかやらない。浮いたこともしない」と絶賛。張本氏は常々「大谷は練習不足」と指摘してきたが、黒木氏はそれを全面的に否定するコメント。この日の張本氏は、自分の発言をほぼ全否定された形となった。 3089安打、504本塁打、1676打点と、プレーヤーとしては文句のつけようがない成績を残している張本氏だが、コメンテーターとしては頭が固く、野球以外のスポーツについては知識が乏しいといわざるをえず、炎上が続いている。 張本氏の自由奔放なコメントについては、亡くなった大沢啓二さんのように、諌めていく、あるいはやんわりと否定するような対応が必要かもしれない。
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スポーツ 2018年05月28日 08時39分
人気に火が付きそうな渦中のあの人が“主演”のホモビデオ
このところ、連日各メディアで大々的に報じられているのが、アメリカンフットボールの定期戦で、日大の選手が関学大の選手にルール無視の悪質タックルをくらわせた問題。 宮川泰介選手(20)にタックルを指示したとされる、同大アメフト部の内田正人前監督(62)と井上奨前コーチ(29)は渦中の人物となってしまったが、ここに来て掘り返されているのが、井上前コーチのホモビデオ出演疑惑問題だ。 「13年に『フライデー』(講談社)で報じられたが、出演者の1人が日大アメフト部のOBだとして問題になっていた。大学在学中の現役時代に小遣いほしさから出演していたようだが、同誌は実名を伏せ、顔にはモザイクをかけていたが、出演者を直撃。当時、その出演者は『事実無根です』と回答していたが、ネット上で画像が拡散。井上前コーチであるのではないかと噂されることになる」(ワイドショー関係者) そのビデオのタイトルは「筋肉.children(ミスチル) イノセントな筋肉青年達が大人のワールドへ」。 どこかで聞いたことがあるようなフレーズだが、そのパッケージで白いブリーフ姿で見事な筋肉美をさらしているのが井上前コーチと思われるイケメン。 どうやら、すでに廃盤作品となってしまっているようだが、同作のDVDがネットオークション「ヤフオク!」に出品中。 定価は8000円で6980円で出品。27日の午後11時半ごろまで出品終了となるが、同日午後5時過ぎの時点でなんと18万1000円まで価格がはねあがってしまっているのだ。 一体、いくらで落札されるかが気になるところだが、今後、マニアがこぞって探す“お宝作品”になりそうだ。
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スポーツ 2018年05月27日 21時40分
プロレス界のイニエスタ、クリス・ジェリコが内藤哲也から“10度目”のIC王座奪還予告
今年の新日本プロレス1.4東京ドーム大会にクリス・ジェリコが参戦することが明らかになったときのプロレス界の反応は大きかった。こんなことを書くとサッカーのファンに怒られてしまうかもしれないが、サッカー・スペイン代表でバルセロナから日本のヴィッセル神戸に完全移籍したアンドレス・イニエスタと同じくらいの衝撃とインパクトがあったように思う。 ジェリコは契約上、フリーではあるが現在でもWWEのスーパースターリストに名を連ねる。新日本に出場した後もWWEマットに大物レジェンドとして上がっている。イニエスタは34歳でまだまだ働ける時期。今年48歳を迎えるジェリコはベテランではあるが、年商600億企業のWWEで活躍を続けているだけに、ジャンルは違えどスター性ではイニエスタに決して劣っていない。プロレスファンとして、そう勝ち誇っておく。 ジェリコは5.4福岡国際センター大会で内藤哲也を客席から急襲した。6.9大阪城ホール大会で新日本マットに再登場することが決定したジェリコは22日にも姿を現した。この日は後楽園ホールで『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』が開催されていたが、内藤哲也のタッグマッチが終わると、場内が暗転。場内のスクリーンに上半身裸で自撮りをしているジェリコが映し出された。 ジェリコは「ナイトーサン、俺に対するコメントを読んでオマエの気持ちはよく分かった。オマエが新日本、そしてプロレス界の主役なのは認めてやる。だが、俺に言わせれば……このマヌケな亀だ」と内藤を酷評した。 ジェリコは「マヌケな亀はクリス・ジェリコというスーパースターを目にして全く動けずショックを隠せなかった。オマエに群がってるバカなファンどもと同じリアクションだ。オマエを叩き潰してインターコンチのベルトを奪ってやる。ベルトは必要ないんだろ? 俺はトランキーロではいられない。6月9日、『DOMINION』で俺のヤバさをオマエに教えてやる」と宣言した。 「6カ月間、クソ生意気なオマエを潰すチャンスを待ちわびていたぜ」と対戦が待ちきれない様子のジェリコ。「ロス・インゴベルナブレス・デハポンなどクズの集まりだ。俺が10度目のインターコンチネンタル王座に輝く」とジェリコはほくそ笑んだ。「オマエは俺よりも優れたレスラーだと言ってたな?そのとおり、オマエが新日本の“主役”で間違いない。だが、ポッと出てはすぐに消えていく、他のクソレスラーどもと何も違わない。俺はクリス・ジェリコ“アルファ”だ。世界最高のスターだ」と勝ち誇った。 「だから日本まで、オマエを潰しに行ってやったんだ。ミスター・メインイベントさん。オマエは何年かかっても俺のようなスターにはなれない。だが、俺のおかげでオマエも晴れて有名人だ。俺のおかげで名前が売れただろ。そして『DOMINION』で俺に潰されてもっと有名になれるぞ」とジェリコは不気味に笑った。 「インターコンチのベルトを俺によこせ。バカな日本人にはもったいない。ベルトの価値を高めてやるぜ。ナイトー、分かったか?余計なことを言わなければよかったと後悔させてやる。6月9日『DOMINION』を楽しみにしてるぜ。F●●K FACE!」…そう一気にまくし立てると映像が終わり、場内に明かりが戻った。 ジェリコの映像を寝転がりながら見ていた内藤は、大の内藤コールに包まれる中、マイクを握ると「暗転するもんだから、てっきり襲撃に来るのかと思ったぜ」ととぼけた。だが、ジェリコから漂う大物感を誰よりも楽しんでいたのは内藤本人だった。 内藤は「まあ、彼もオクパード、忙しいんだろうね。こんなちっぽけなメッセージを送ってくるほうも送ってくる方だけど、流すほうも流す方なんじゃないの?」と肩をすくめる。「だって、今はジュニアの祭典、『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』の真っただ中だぜ?」とジュニアヘビー級の選手に配慮。そして「クリス・ジェリコ、そしてこのVTRを流した新日本プロレス、こんなときこそまさに、トランキーロ!あっせんなよ!カプロン!」と場を締めてみせた。 バックステージでも「大阪城ホールが大事なのは分かるけど、ここで流すのは…」と苦言を呈しつつ「彼の口からベルトというのが出てきた。彼がほしいって言うんだったらじゃあ、懸けようよ。懸ける意味はあるね」とタイトル戦を正式に受諾した。 ジェリコは10度目のインターコンチ(IC)王座の奪還を予告していた。WWEが管轄しているIC王座を9度も戴冠しており、WWEと新日本をスレスレなところでリンクさせ、内藤の気持ちをグッと引き寄せたあたりはさすがである。 自由人と知られるジェリコなだけに、6.9大阪城大会の内藤戦の勝敗にかかわらず、6月29、30日に両国国技館で開催されるWWE日本公演にも“いつものように”登場することも十分考えられる。“プロレス界のイニエスタ”クリス・ジェリコは常に“おいしい”場所を探りながら、スーパースターの道を歩み続けている。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.10】写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年05月27日 06時30分
オリックス人気企画『Bs夏の陣』10年目はダイヤモンドユニで7年ぶり勝ち越しを目指す
「ダイヤモンドのように輝けるよう、頑張ります」 ダイヤモンドをモチーフにした柄がプリントされた斬新なデザインのユニフォームに袖を通し発表会見に現れた吉田正尚は、照れ笑いを浮かべながらもダイヤモンドと勝利をしっかり絡めてコメントしてみせた。 ファンに大人気の『夏の陣』シリーズは今年で10年目を迎える。過去9年の戦績とユニフォームをまとめてみた。『Bs大坂夏の陣』対戦カードとユニフォームカラー、戦績2009年 対千葉ロッテ 赤 1勝2敗2010年 対福岡ソフトバンク 赤 0勝3敗2011年 対福岡ソフトバンク リベンジレッド 3勝0敗2012年 対千葉ロッテ レジェンドレッド 1勝1敗1分け2013年 対埼玉西武 シャイニングレッド 1勝2敗※球場は全て京セラ『Bs夏の陣』対戦カードとユニフォームカラー2014年 対埼玉西武、対千葉ロッテ(京セラ・ほっと神戸) ストリームブルー 1勝4敗2015年 対ソフトバンク、対東北楽天、対千葉ロッテ(ほっと神戸・京セラ) 地球柄 1勝4敗2016年 対北海道日本ハム、対埼玉西武(京セラ) 宇宙柄 2勝3敗2017年 対北海道日本ハム、対ソフトバンク(京セラ) ファイティングレッドのデジカモ柄 2勝2敗通算成績12勝21敗1分け このイベントは、2009年シーズンに「昨今ブームである『戦国時代』の世界観を使い、西軍をオリックス・バファローズ、東軍を千葉ロッテマリーンズに置き換え、”野球”という形に変えた戦(いくさ)で、大坂夏の陣を再現する」ことをコンセプトに据えて始めたもの。「熱い夏の大坂のイメージを再現するため、京セラドームを真っ赤なユニフォームで赤く染め上げ」ようとした。 2009年は、当時契約していた外国人選手の名前を「変更」。ローズを「狼主」、カブレラを「亜力士」、ラロッカを「羅六華」とそれぞれビジョンに表記させる徹底ぶり。『戦国時代』とのコラボレーションを楽しむ企画を展開し、ファンの心を掴んだ。 2014年からはタイトルから『大坂』を削除し、神戸でも特製ユニフォームを着て試合するようになった。しかし、2016年からは日程的な問題や、屋外球場の神戸では雨天中止のリスクもあったことから、タイトルはそのままにしつつ、再び京セラのみで開催するようになった。 前売り券にユニフォームの特典が付くこともあってファンにとっては一番の人気企画だが、戦績は悪い。勝ち越したのは3連勝した2011年のみ。昨年は勝ち越しに王手をかけたが、最終日に敗れてしまい五分の成績に終わっている。 今年は8月7日(対埼玉西武)から12日(対千葉ロッテ)まで『東軍』2チームと対戦する。「夏の陣」シリーズ初の6連戦だ。担当者の話によると、昨年採用したファイティングレッドは「原点回帰の意味もあった」とのこと。今年は10周年を記念した企画や、グッズの販売も計画しているという。 今年のダイヤモンド柄は、宇宙柄以来の斬新な柄。久々に『攻めるオリックス』をアピールした形になったが、ファンの間では“予想通り”賛否両論が飛び交っている。肝心な選手はどう思っているのか気になり、何人かの選手に話を聞いてみたが、選手からは批判的な言葉は皆無。若い選手からは「中途半端なものを着るぐらいなら、これぐらい振り切った方がいい」、「カッコイイと思います。これならスタンドから見ても分かりやすい。ロッテみたいにスタンドを白一色で埋めてもらいたいですね」といった前向きな声が聞かれた。 10周年の夏の陣。やはり勝ち越さなければ、いくら柄が格好良くても縁起のいいユニフォームにはならない。毎年「選手に格好いいユニフォームを着てもらいたい」と熟慮を重ねるスタッフの期待に応えるためにも、オリックスナインの活躍が期待される。今年は“追加公演”を望む声が聞こえるぐらいの快勝劇を見せ、優勝争いに向けて勢いをつけてもらいたい。取材・文 / どら増田写真提供 / (C)オリックス・バファローズ
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スポーツ 2018年05月26日 14時00分
イチロー次期兼任監督で西武・菊池雄星が来季マリナーズへ
“二刀流”大谷翔平の活躍で日本人選手の株が急騰する中、注目を集めているのが母校・花巻東高校の先輩・菊池雄星投手(26)だ。マリナーズが「イチロー監督」を見据え「菊池獲得」との情報が流れている―。 パ・リーグの首位をひた走る西武特急にあって、唯一気がかりなのがエース菊池雄星投手の動向だ。開幕から破竹の5連勝を飾りながら、5月6日に「左肩の機能低下」を理由に登録を抹消されたからだ。 菊池は2015年オフに、球団から「3年連続2ケタ勝利とチーム優勝を達成したら、ポスティングによる移籍を認める」の言質を得ている。'16年が12勝(7敗)、'17年にも16勝(6敗)を挙げ、今年にリーチがかかっていた。それを考えるとあまりにも“タイミングの悪い故障”と言える。 しかし、この若武者を気の毒に思う球界関係者は少ない。試合には出ないが、二軍でじっくり調整を続けているからだ。 昨年、最速158キロを記録したストレートが150キロしか出ていない。この球速減退が機能低下となったようだが、これは「来季のメジャー転進に備え、今年から取り組んでいるツーシームの影響」と見る向きは多い。「まだ完成度が低いため、ファームで調整している」(スポーツ紙記者)という情報も。 いずれにせよ、西武・辻発彦監督は6月1日の阪神との交流戦で菊池を一軍復帰させる青写真を描いている。4月までに5勝し、5月はお休みして、6月から再始動。よくよく考えると、この軌跡は、足首の故障で登板を回避してオフのメジャー転身に備えた高校の後輩、大谷の昨シーズンとそっくりなのだ。 「菊池の2ケタ勝利はもはや確実。これに優勝の置き土産が加われば、球団はポスティング移籍を認めざるを得ない。おそらく、菊池の代理人となる人物が来季のメジャー登板に備えて、無理をさせないよう肩をセーブさせているのではないだろうか。今季フル稼働して20勝しても、来季にその反動で肩やヒジの異変で投げられないのも困るし、入団時の身体検査で引っ掛かり契約金を下げられるのも痛い、と」(同) その菊池獲得にどこよりも興味を示しているのが、ア・リーグ西地区のマリナーズ。大谷が所属するエンゼルスとは直接のライバル。そしてロースター枠から外され、事実上の引退をして生涯契約を結んだイチロー(44)が在籍するチームでもある。 選手起用しないにもかかわらず、マリナーズがイチローを球団会長付特別補佐としてチームに帯同させているのは、実はここに狙いがある。 「来季の開幕戦を東京ドームで開催するからです。相手はアスレチックス。大谷がプレーするエンゼルスが相手なら大入り満員が確実だが、所属する日本人選手がマリナーズの岩隈久志だけでは興行的に不安が残ります。それでも開幕戦を日本で行うのは、それなりの勝算があればこそ。西武を日本一に導き、鳴り物入りでマリナーズ入りする菊池のお披露目の場にしようとしているのです。その橋渡し役が、イチロー球団会長付特別補佐という構図です」(大手広告代理店) 菊池獲得が成就した場合の論功行賞が「イチローの現役復帰」だ。日本開幕戦限定で現役に復帰させ、「日米の引退試合」にするというシナリオである。そうなれば、日本球団とのオープン戦も含め、プラチナチケットになるのは確実だ。日本開幕戦後、イチローを再び球団会長付特別補佐に戻らせ、チームに帯同させながら菊池をアテンドする―。 「そこから次のステップを始めるのでしょう。実はイチローには、菊池獲りが成功すれば、“次期監督”の椅子が約束されているという情報もあります」(スポーツ紙MLB担当記者) そんな裏舞台があるから、イチローは日本の古巣、オリックスからの帰還要請にも応じなかったのだ。 それに加えて日本球界復帰に大反対なのが弓子夫人。イチローとチチローこと父親の宣之さんの不仲はつとに有名だが、その一番の原因が「嫁問題」だという。 チチローは、イチローのDNAを残そうと孫を望んだが、2人には子供がいない。イチローが8歳も年上の弓子さんと結婚したことが不満で、それがいまだに尾を引いているというのだ。 そこでイチロー夫妻が見出した結論が「生涯マリーナーズ」であり、菊池と連動したシアトル強奪だ。来季で28歳になる菊池は大谷と違い、「25歳以下の外国人選手の年俸制限」にもひっかからない。年俸700万〜800万ドル(7億7700万円〜8億8800万円)で8年契約といった大型契約が見込める。これは今の大谷の10倍以上の金額で、花巻東の先輩としてのメンツも保てる。 「マリナーズ入りすれば、大谷と“花巻東対決”が数年は続き、興行的にも十分潤う。それを見据えてのイチローのマリナーズ監督プラン」(同) 監督に就けば、選手起用は思い通り。ヤクルト時代の古田敦也監督よろしく「代打オレ」作戦で、持論だった“50歳まで現役”を具現化しようという腹。 こちらも今流行の“二刀流”が実現するわけだ。
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