search
とじる
トップ > スポーツ > リアルジャパン 初代タイガーマスク勝利を収めるも精彩を欠く。その背景にあったものは?

リアルジャパン 初代タイガーマスク勝利を収めるも精彩を欠く。その背景にあったものは?

 21日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園ホール大会で、初代タイガーマスクが“元祖虎ハンター”小林邦昭との「伝説の一戦」をよみがえらせ10年ぶりに激突し勝利を収めた。しかし、初代タイガーはサマーソルトなど度重なる技の失敗に加え、脱水症状も起こすなど内容的には精彩を欠いた。およそ3週間で15kgの減量という過酷なトレーニングで万全のコンディションだったはずだが…。初代タイガーに一体何が起こったのか?
 およそ10年ぶりとなる虎ハンターとのライバル対決。気合満点で試合に臨んだ初代タイガーだったがどこかおかしい。
 19日の本紙の取材では大好きなスイーツを完全に断ち、小林からも要求されていた大幅減量に成功。全盛期に近い動きも復活させたはずだったが、こ日の試合ではサマーソルトキックの着地に失敗し、逆に小林にスライディングキックで場外に落とされ、DDT、ソバットからフィッシャーマンズスープレックスを食らうなど苦戦を強いられた。最後も伝家の宝刀タイガースープレックスを決めたものの、ブリッジが崩れてホールドできず。強引に回転エビ固めで3カウントを奪ったが、快勝の内容とはいえなかった。

 試合後には脱水症状も起こしていたことを明かした初代タイガー。この日は103kgの体重で試合に臨んだが「本当は105、106kgの体でやりたかった」「2、3週間で15kg痩せたものですから」など弁明。急激な減量を嘆いたが、この日の初代タイガーが本来の動きを出せなかった理由はもうひとつあった。
 なんと、絶食に近い急激なダイエットによるあまりの空腹に絶えかねて試合当日の控え室で「釜飯、チャーハン、スパゲティー、それと大量の水を…」とフードファイターも真っ青の暴飲暴食をしてしまったというのだ。本来であれば、試合に臨むにあたって必要最低限の炭水化物を取る予定だった初代タイガーだが、最後の最後で誘惑に負けてしまった。まさにリバウンドが敗戦だったというわけだ。「試合前にたくさん食べすぎたのが…」と初代タイガーも反省の言葉を口にしていた。
 ことし12月には鈴木みのるとのシングル再戦を目指してリベンジを狙う初代タイガー。因縁の鈴木戦を再び実現すべく「“野生の虎”に戻せる相手は誰かということで選ばれたんですが…」(リアルジャパン関係者)とかつてのライバル小林戦に臨んだのだが、勝利を収めたとはいえ多くの課題を残す結果となった。
 鈴木へのリベンジを果たすためには食べ物の誘惑を断ち切ることが急務だが…。初代タイガーが伝説の猛虎に戻り、性悪男にリベンジを果たせる日は来るのだろうか。

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ