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新日本プロレス 棚橋弘至が永田裕志を破って新王者に。フェロモン王者の誕生だ!

 新日本プロレスのエース“フェロモンボディ”棚橋弘至が第二次政権を発足させた。
 これまで使用していた白いロングスパッツから一転、ストロングスタイルの象徴、黒いショートタイツで登場した棚橋。「この方がセクシーだから」。フェロモン全開の棚橋は黄色い声援を味方につけて躍動した。
 試合は30分を超える激闘となった。グラウンドの攻防で静かな立ち上がりだったが、10分過ぎに場外で永田の垂直落下式ブレンバスター、顔面へのジャンピングニーと非常な攻撃を立て続けに被弾してスイッチが入った棚橋。

 反撃のエルボーをたたき込みスリングブレイド。間髪入れずジャーマンスープレックスでブン投げたが、逆にナガタロック2で返されてしまった。一進一退の攻防。終盤にはエクスプロイダー、バックドロップを立て続けに食らいグロッキー状態に陥ったが、ドラゴンスープレックスで逆襲した。
 最後は伝家の宝刀ハイフライフロー3連発で3カウント奪取。ゴング前こそ野太い「ナガタ」コールに会場を支配されたが、終わってみれば会場全体が黄色い「タナハシ」コールに包まれていた。
 実に31分5秒の熱戦を制し、半年ぶりに王座に返り咲いた棚橋。試合後は「すべてオレが何とかする」とファンに約束した。さらにブロック・レスナーが持ち逃げしてしまったことから現在はカート・アングルが所持する3代目ベルトについても言及。「レスナーとの闘いをつくったのはオレ。取り返すのもオレだと思う」。IWGPのベルト統一構想が視野にあることも明らかにした。

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