立会人を務める予定だったアントニオ猪木は所用のために欠席。代わって宮戸優光GMが姿をみせると、これに小川が激怒。「なんでお前がいるんだ。猪木さんが来るというからこっちは来てやったんだ」と言い放ち、さらにラフな格好で会見場に現れた高山の胸ぐらをつかみ「お前、なめてんのか。どけっ」と力まかせに引き寄せた。
帝王・高山は手を出さずに大人の対応を見せるも、怒りは押し殺せず「この格好はお前にはちょうどいいんだよ」と応戦。2人は激しくにらみ合い、一触即発の緊迫した事態となった。小川の弟子の澤田敦士や宮戸GMが両者の間に入り事なきを得たが、怒りが収まらない小川は「3日の試合、覚えておけよ」とわめき散らしてIGF事務所を後にした。
改めて会見を行った高山は、小川のようにスーツを着用しなった理由について、「そういうレベルの人との試合ではない」と暴走王を完全に見下す。
さらに、プロレスラー小川直也の実力に疑問符をつけた。「柔道家としては凄い人だったと思う。ただ、リング上では常にクエスチョンマークがつく。ダメとはいわない。でもスゲエとも思わないし。なんだあれは? というクエスチョンだよね。その答えを見つけるための戦いかもしれない」
ここまでコケにされれば、小川の怒りが増幅するのは明らか。11・3JCBホールでの両者の一騎打ちは、この日の会見同様大荒れの展開になりそうだ。
なお、Xと発表されていた、初代タイガーマスク&藤原喜明と対戦する藤波辰爾のパートナーはウルティモ・ドラゴンに決定した。