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1軍の厳しさに直面する日本ハム・清宮 今後はどうなる?

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清宮幸太郎

 9日のオリックス戦でプロ初となる本塁打を放ち、同時に“デビュー戦から7試合連続安打”というプロ野球記録も樹立した清宮。早くもその才能が開花したように見えたが、その後は一軍投手の攻めに苦しんでいる。

 清宮が前述の本塁打を放ったのは、この試合の第1打席。相手投手・ディクソンが投じた初球を振りぬき、ライトスタンドへ放り込んだ。大きな注目を集める俊英が放ったこの一打はマスコミ各社に大きく報道され、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)に至っては同日に2000本安打を達成したソフトバンク・内川聖一よりも多くの時間を清宮に充てるほどだった。

 しかし、そこから13日のソフトバンク戦・第3打席までバットから快音は聞かれず、その結果19打席連続無安打と打って変わって不振に。また、この間に三振を9つ記録していることも今後に向けての不安材料となっている。

 こうした状況を考えると、当然ながらまだまだ取り組むべき課題が多い様子。今後清宮をどのように起用していくか、栗山監督にとっては悩みどころだろう。

 5月2日に1軍初出場を果たした清宮は、ここまで一塁・左翼・DHのポジションを経験している。チームにはそれぞれのポジションにおいて中田翔・近藤健介・アルシアというレギュラー格の選手がいるのだが、その内近藤とアルシアは怪我の為現在1軍登録抹消中。そのため、ここまで清宮の起用に対する障壁は無かった。

 しかし、近藤・アルシアともに怪我の程度は軽く、そう遠くないうちに両選手ともに一軍に戻ってくることが予想されている。ここまで11試合に出場し、打率.175・1本塁打・1打点という成績の清宮が、この両選手を押しのけてスタメンを張ることができるのかという点には、さすがに疑問符を付けざるを得ない。

 人気や知名度だけでは、なかなか通用しないプロ野球の世界。清宮が一軍に生き残るためには、とにもかくにも結果が必要だろう。18歳のゴールデンルーキーは、どのようにしてこの苦境に立ち向かっていくのだろうか。

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