スポーツ
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スポーツ 2018年05月24日 18時00分
本田圭佑 日本代表とサイドビジネスの“二刀流”を危ぶむ声
本田圭佑(31)は退団を表明している所属先のメキシコ・パチューカを離れ、5月3日に帰国。翌日から日本国内で自主トレを再開させた。 「当初はJリーグへの復帰も噂され、帰国前もアメリカを拠点に精力的に練習を続けていました。西野朗・日本代表新監督は本田を代表に復帰させ、彼を軸に攻撃陣を編成すると見られています。本田自身にもその話は届いているはずで、だから張り切っているんじゃないでしょうか」(スポーツ紙記者) アメリカに立ち寄った目的は、練習のためだけではない。“カネのニオイ”もプンプン漂わせていた。 「ロシアでのワールドカップ後、本田は事業を拡大するようなんです」(同) 本田は2015年からオーストリア3部チームの経営に参画している。自身が立ち上げた会社を介してだが、同チームからは'18年の契約終了を持って撤退し、その後はアメリカ2部相当のUSLに属するオレンジカウンティSCと“提携”していくという。 「本田が経営に参加したクラブは、これだけではありません。'17年にはカンボジア、ウガンダのクラブ経営にも参画しており、オレンジカウンティで4クラブ目。海外のサッカー専門誌でも、本田がサッカービジネスに関心を寄せているという話が何度か掲載されました」(専門誌記者) そして本田の練習をサポートしたのが、このオレンジカウンティだった。だが、問題はロシアW杯後。本田は同大会で活躍して海外ビッグクラブからのオファーを待つつもりだが、それはあくまでも選手としての話で、同時に自身の出資会社の事業も拡大していく予定。 「選手と実業家の“二刀流”というわけですが、最初は信頼関係を築いていた前代表監督のハリルホジッチ氏にも、最近では冷メシを食わされていた。サイドビジネスに熱中する様子を見て、切り捨てられたという見方もあります」(ベテラン記者) 日本代表として存在感を見せなければ、ビジネスの世界でも同じ結末が待っていそうだ。
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スポーツ 2018年05月24日 17時45分
ネット上は賛否両論 イニエスタ参戦で急遽浮上したJリーグ“外国人枠規定”の変更
多くのサッカーファンが、今か今かと正式発表を待ち望んでいるアンドレス・イニエスタのヴィッセル神戸入り。世界的名手のJリーグ参戦は、リーグ規則にも影響を及ぼすことになるのかもしれない。 23日、Jリーグが加盟クラブに対し、外国人選手枠の規定改正を検討すると伝えたことが一部スポーツ紙によって報じられた。また、報道の中ではその理由について、“ヴィッセル神戸のチーム状況によるもの”という旨の内容も伝えられている。 Jリーグの公式サイトに記載されている「2018明治安田生命J1・J2・J3リーグ戦試合実施要項」には、「登録することができる外国籍選手は、1チーム5名以内とする」「試合にエントリーすることができる外国籍選手は、1チーム3名以内とする。ただし、アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手については、1名に限り追加でエントリーすることができる」という記述がある(「Jリーグ提携国」と定められている8か国は対象外)。 今回の当事者であるヴィッセル神戸の所属選手を見てみると、外国籍選手が3名(ポドルスキ、レアンドロ、ウェリントン)、AFC加盟国籍選手が2人(チョン・ウヨン、キム・スンギュ)という陣容になっている(タイ国籍のティーラトンはJリーグ提携国につき対象外)。この面々の中にイニエスタが加わるとなれば、選手起用・編成を巡りチームが頭を悩ませることになるのは想像に難くない。 こうした状況を鑑みて、規則の改定に動き始めたと目されるJリーグ。これを受けて、ネット上は「まっとうな改革だと思う」「そんなことしたらスタメンから日本人選手が駆逐されるだろ」「一長一短、難しいところやね…」といった声が挙がっている。また、中には「いきなり撤廃じゃなく、まずは枠の緩和から様子見しようよ」「複数の日本人選手の起用を一緒に義務付けてみては?」といった提言をする人も。 賛否両論の様相を呈している今回の一件。Jリーグがどのような方向で話を進めていくか、今後も要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月24日 17時30分
【DeNA】夜のハマスタで勝てない…”外弁慶”ベイスターズ
●横浜DeNAベイスターズ0-8中日ドラゴンズ○<5月22日 横浜スタジアム> ベイスターズ先発は飯塚悟史。今季は5回先発し好投はするものの、未だ未勝利。今回こそと意気込んだゲームだったが、ビシエドに先制、大島にも連発。計3本のホームランを浴び、5回4失点で敗戦投手に。東京ドームで爆発し、復調したかと思えた打線も、40歳山井大介の前に沈黙。散発の4安打で完封負けを喫した。 今年のベイスターズは、本拠地横浜スタジアムで分が悪い。通算成績は19勝19敗2分の勝率5割ちょうどだが、ハマスタとなると7勝11敗1分と4つの負け越し。 この日、「また負けかぁ」、「今年はホント弱いね」、「結構来てるのに、勝ち試合見てないんだよ」、と嘆くサラリーマンファンを見かけた。それもそのはず、横浜スタジアムのナイターに限っては、なんと2勝しかあげられておらず、負けは8つを数える。4月19日以来勝ち星から遠ざかり、現在引き分けを挟み5連敗中。平日の仕事帰りに野球観戦を楽しむサラリーマンやOLには、ストレス発散の場になっていないのが現実。 また嘆きの矛先は、この日4タコも終わった筒香嘉智に向き「全く打たないねぇ」と愚痴る。今年筒香のハマスタでのホームランは4月14日のデーゲームの1本のみで、打点もたったの6だ。ナイトゲームでの打率は.167と「夜に弱い男」では、サラリーマンファンの印象がいいはずがない。 横浜スタジアムは関内駅のすぐ近く、いわゆる官庁街に位置する。DeNAが買収した後、最初に球場に呼び込もうとしたのは、近くの企業に勤めるサラリーマンとOLだった。その戦略が功を奏し、今ではほぼ毎試合満員で、チケットはプラチナ化している。観客は多様化したが、平日のナイターはまだサラリーマン層が少なくない。会社の仲間で観戦する場合、野球を見たことがない人を誘って来ることもあるだろう。ライトな層でも認知度の高い”日本の4番”筒香の豪快なホームランは、何よりも盛り上がる。 大勢のファンで青く染まる本拠地横浜スタジアム。最近はSTAR SIDEと呼ばれる3塁側も、ベイスターズファンが多勢を占める。星空の下、スカッと勝つナイスゲームを魅せ、仕事で疲れた企業戦士たちに、うまいビールを飲ませてあげて欲しい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年05月24日 12時00分
日大アメフト部・内田前監督と井上コーチが記者会見も「責任逃れ」「謝罪になっていない」と批判殺到
23日、『文春オンライン』(文藝春秋社)が、日本大学アメリカンフットボール内田正人前監督が試合後取材陣に語ったとされる「自供テープ」の存在を報じた。 同サイトによると、そのテープは関西学院大学との定期戦後、囲み取材を受けたときのもの。その中で、ボールを持っていない選手に対するタックルについて、「あのくらいはラフプレーにならない」「宮川(泰介選手)はよくやった」などと発言したという。 さらに、反則については、「ミスしちゃダメよ、反則しちゃダメよという簡単なんですよ」と話し、「内田がやれって言ったって(記事に書いても)良いですよ、全然」などと、自らの指示であることを口にしたと報じた。 この報道を受けた内田前監督と井上奨コーチが、23日午後8時から緊急記者会見を開催。冒頭で2人が謝罪すると、井上コーチが「この件は私の未熟な指導、未熟な人間性で起ったことだと思っております」とコメントする。 記者から「誰が指示したのか」という質問が向けられると、内田前監督は「タックルをしろと、そういうようなことを、信じてもらえないと思うのですが、私からの指示ではございません」と、改めて「指示」を否定した。 井上コーチはこの件について、「監督から僕にクォーターバックを怪我させてこいというような指示はございませんでした。私は宮川選手に対してクォーターバックを潰してこいと言ったのは真実です」とコメント。 記者から「昨日の宮川選手の会見で、井上コーチから『クォーターバックを潰しに行くと監督に言いに行け』と指示されたと言っていた。宮川選手が嘘をついているということですか?」と水を向けられると、指示は事実であると認めた上で、宮川選手が2日前から試合メンバーから外れていたことを明かし、 「彼が試合に出ることについて、『そういう気持ちで行きます』と、『クォーターバックを潰してきます』ということを監督に言って、覚悟を決めて欲しいなということで、『クォーターバックを潰してこい』と言いました」 と、コメント。あくまでも「そのような覚悟で」臨むように試合をする意味だったと強調し、「怪我をさせる」という旨ではないとした。 これについては、内田前監督も「ルールを守ることが原則」とし、「その中で、発奮させるためにコーチは選手に愛情を持って、親身になって選手たちを育てるというのが毎日の練習でございます」と発言した。 そして、宮川選手を反則1プレー目で交代させなかったことについては、「ボールを見てしまいまして、プレーを見ていないというのが正直なところです。あっと気がついたときには、あれよあれよと次のプレー次のプレーになっていた」とコメント。「見ていなかったので代えられなかった」ということのようだ。 この後も、記者から指示の真意などが質問されたが、井上コーチは過激な表現になったことを反省したものの、あくまでも「思い切っていけ」ということで、怪我をさせろということではないと主張。 内田監督も「ルールの中で」が前提だという主旨の発言を繰り返し、あのプレーは宮川選手の判断でやったものだということをやんわりと主張し続ける。 『週刊文春』上に反則を容認するような音声データが公開されたことについては、「資格没収も含めて『僕の責任』。批判は僕が受けようと、僕が僕が悪いんですということを前面に出す、良くはないんですけど、悪者に徹したいと。選手を守らなくてはいかんと、それが第一に思ったこと」と釈明。 また、「ビデオを見ないと、どの程度ひどかったかわからなかった」とし、事態をしっかりと把握していなかったためとも述べる。井上コーチには、記者から「怪我をさせろと言ったのか」と質問が飛んだが、「怪我をさせろと言ったかどうかは覚えていない」とした。 アメフトを辞める意志を示した宮川選手に対しては、井上コーチが「フットボールをやってほしい」、内田監督が「部に戻ってきてほしい」と発言し、競技引退の撤回を促した。 記者会見の様子を見たネットユーザーからは、「言い訳会見」「謝罪しているように見えて責任逃れをしている」などの厳しい指摘が。また、内田前監督が井上コーチを全く守らなったこともあり、「井上コーチに責任を丸投げしている」という批判もあった。 また、質問を続ける記者に対し、司会者が「交代してください」「あと少しにしてください」と凄み、終了時間を巡って記者と揉めるシーンもあり、「謝罪会見になっていない」という批判も多かった。 日大アメフト部には、今後、関東学生アメリカンフットボール連盟から処分が予定されており、部の存続を危ぶむ声が上がっている状況。 日大としてはそれを避けようと会見を開いたのだろうが、今回の会見はネットユーザーの反応を見る限り厳しく、「燃料投下」を口にする声が多く、厳しい処分は避けられそうにない。
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スポーツ 2018年05月24日 06時45分
ヒデオ・イタミが戸澤陽との日本人対決を制し、ノア時代以来のヒール転向か?
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間23日、軽量級ブランド『205 Live』を世界配信した。 先週の放送で、ブライアン・ケンドリック&ジャック・ギャラハーと対戦した際、仲間割れしてしまったヒデオ・イタミと戸澤陽の「オリエンタルコンビ」。ファンは仲間割れの原因がヒデオにあると判断したのか、ヒデオに大きな「ノーリスペクト」コールを浴びせていた。 仲間割れを受けて、今週はヒデオと戸澤の日本人対決がメインイベントに据えられた。2人が現在の205 Liveに欠かせないスーパースターであることがうかがえる。試合前にヒデオは「戸澤はもともと好きじゃないし、何で俺にパートナーが必要なんだ?」とタッグ結成に不満を抱いていたことを明らかにした。戸澤は「ヒデオはレジェンドだから尊敬していたが、ヒデオは俺に対してリスペクトがない」と不信感をあらわにした。 試合は、現在新日本プロレスで開催されている『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』をほうふつとさせる一進一退の好勝負に。ヒデオがコーナートップから豪快にファルコンアローを決めれば、戸澤はヒデオにトペ・スイシーダを決める。しかし、セントーンを狙った戸澤を寸前でかわしたヒデオは、顔面めがけて串刺しドロップキック2発を決めると、最後はドラゴンスリーパーの体勢からヒザを叩き込んで3カウント。ヒデオが戸澤との日本人対決を制した。 ヒデオはファンから冷たい声を受けたからか、ふてぶてしい表情を浮かべながら戸澤を痛めつける場面もあった。今後は本格的にヒールの道を歩み始めるのではないだろうか。プロレスリング・ノアに所属していたKENTA時代は、反体制派のヒールユニット、ノー・マーシーのリーダーを務めていた。ヒールに対する免疫もあるだろう。WWEでは3年後輩の中邑真輔も活躍している。ヒデオにはかなりの刺激、危機感があるはずだ。 ヒデオは2014年7月のWWE大阪公演(舞洲アリーナ)のリング上で、あのハルク・ホーガンが立ち会いのもとWWEの契約書にサインした。入団時のVIP度は中邑よりもヒデオのほうがはるかに上だった。ヒデオがヒール転向となれば戸澤にとっても自身の明るいキャラクターをよりアピールするチャンスになる。今回の日本人対決は数年後に振り返ったとき、大きなターニングポイントになるかもしれない。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年05月24日 06時30分
AJ対中邑4度目のWWE王座戦はWWE史上最も過酷なルールを中邑が選択!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間23日、主力ブランドのスマックダウンをマサチューセッツ州ウースターで開催した。 今週の注目は、先週AJスタイルズに勝利した中邑真輔だった。2人は日本時間6月18日に開催される次回PPV『マネー・イン・ザ・バンク』(MITB)での対戦が決定している。4度目のWWE王座戦の“試合形式を決める権利”を獲得した中邑真輔が、どんなルールを選択するかに注目が集まった。 リング上で対峙した両者。AJは明らかにイライラしている様子で、中邑に「試合形式を言え」と迫る。すると中邑は「試合形式はピローファイト(枕投げ)だ」とふざけると、AJのいら立ちは頂点に達した。「条件なんてどうでもいい。どうせお前は俺に勝てない。MITBで会おう」とまくし立てリングを後にしようとした。 すると中邑がAJに殴りかかり、場外乱闘が勃発。中邑はパイプ椅子でAJを殴打しダウンさせると、必殺のキンシャサを叩き込む。中邑は大の字になっているAJスタイルズに、自ら10カウントを取ってKO勝ちをアピール。さらに実況席のテーブルの上に立つと「ラストマン・スタンディング・マッチ」と一言告げて退場した。 ラストマン・スタンディング・マッチとは、抗争が激化している選手同士が完全決着を付けることを目的に行われる試合形式。WWEでは1999年に初めて取り入れられた。通常のプロレスルールにあるフォール、ギブアップでの決着はなく、ダウンして10カウント以来に起き上がれない…つまりKOされない限り決着しない。WWEの中でも最も過酷なルールと言われている。もちろん全ての反則やリングアウトなど、ダウンカウント以外のカウントもない。AJと中邑は“急所攻撃合戦”を繰り返しているが、急所攻撃からダウンカウントが数えられることも十分に考えられる。 WWEでラストマン・スタンディング・マッチはこれまで20試合が行われているが、引き分けだった試合も4回ある。これは両者KOもしくは、レフェリーが両選手ともに試合続行不可能と判断したことから生じたものだ。前回のノーDQマッチに続き、2人にとっては未知なるルール。どんな試合になるのか?そして今度こそ完全決着するのか?4度目のWWE王座戦に注目だ。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年05月23日 21時40分
KUSHIDAが指折りに苦戦も連覇を誓う!新日本スーパージュニアの熱は地方大会へ
新日本プロレス『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』▽22日 後楽園ホール 観衆 1,720人(満員)優勝候補筆頭と言われながら初戦を落とした前年度覇者のKUSHIDAと、マーティー・スカルの2人が早くも2戦目で激突した。この試合を落とせば優勝戦線から早くも後退してしまうだけに、どちらにとっても負けられないカードである。 後から入場したKUSHIDAが身に着けているドッグタグをいつものように客席に投げ入れると、スカルが回収し、KUSHIDAとちょっとした追いかけっこ状態に。場内は試合前からKUSHIDAコールにスカルの怪鳥ポーズの鳴き声が交互に飛び交っており、これに2人も“乗っかる”形となった。これで試合開始のゴングが鳴るまで少し時間がかかった。 試合は、格闘技系のサブミッションにトリッキーな動きを主体とするKUSHIDAと、ヘビー級相手にも通用するパワーとテクニック、そして指折りをはじめとした関節技を持つスカルが好勝負を繰り広げた。2人はお互いの領域に踏み入れながらも、隙あらば自分のペースに持ち込もうと駆け引きを繰り返した。 スカルは実況席で解説を務めていた獣神サンダー・ライガーにアピールしてからロメロ・スペシャルにトライ。ファンのハートを掴んだ。3度目はロコモーション式でロメロ・スペシャルを披露してみせた。そんなスカルに対して、KUSHIDAはトップロープからアームホイップで投げながら腕ひしぎ逆十字固めを決めるなど、KUSHIDAならではの立体的な関節技を披露して対抗していく。 トップロープからの攻撃にこだわるKUSHIDAは、トップロープでアームロックを狙うが、指を1本ずつ外して脱出したスカルは「ポキッ」と指折り。悶絶の表情を浮かべながらリングに落ちたKUSHIDAだが、起き上がるとスカルに飛びついて雪崩式DDTを放った。再びアームロックを決めようとしたが、指折りのダメージでロックできずに断念した。しかしKUSHIDAは気合いを入れ直すと、スカルの左腕にキック。そして一気にバックトゥザフューチャーで畳み掛けカウント3。KUSHIDAが接戦を制した。一方のスカルは2連敗を喫した。 指を気にしながらインタビュールームに現れたKUSHIDAは「マーティ・スカル、恐るべし」とスカルの強さを称賛。続けて「やっと1勝目。Aブロックの公式戦も全部見てますよ。オスプレイの充実ぶり、ACHの躍動感。Bブロックだってもちろん、SHOがあんなに盛り上げてたから、ふざけんな、負けてらんねぇと」と他試合から刺激を受けた様子だ。 「なかなか後楽園の中日は席が埋まらない。KUSHIDA対ボビー・フィッシュ、KUSHIDA対アレックス・コズロフをやったこともあった。だけどようやく完売になって、ここから地方都市。全部タイトルマッチ級、決勝戦級の試合をする所存です」と一戦一戦に全力を尽くすと誓う。「2連覇。もう1回俺は、あの決勝戦の空気を味わいたい」と優勝宣言した。 KUSHIDAが言う通り、この日の大会ではSHOがクリス・セイビンに金星とも言える勝利を収めている。試合後のインタビュールームでSHOは「この公式戦、今決まっている試合は俺はメインイベント0試合だよ。メインはねえんだよ」と恨み節。「でも優勝決定戦、まだメインイベント決まってねえだろう?奇跡を起こしてやる。最後にマイクで俺がずっと前から言いたかったことを言ってやる」とまくし立てた。 新日本プロレスは6月3日、A・B両ブロックの公式戦最終戦(後楽園大会)は得点状況を見て試合順を決定する予定。翌4日の後楽園大会で開催する決勝戦はメインイベントとすると発表している。 今年のスーパージュニアは、両ブロックともに2試合を終えた時点で、近年の中で最も高い熱量を見せてくれている。地方のファンもきっと「来年も行こう」と思える闘いが見られるはずだ。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年05月23日 21時20分
エル・デスペラードと高橋ヒロムが後楽園を揺るがす大激闘!新日本スーパーJr.
新日本プロレス『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』▽22日 後楽園ホール 観衆 1,720人(満員)「俺のほうがヒロムより強かった!」 Bブロック公式戦2戦目が行われたこの日、最後にマイクを握って締めたのは高橋ヒロムとの大激戦を制したエル・デスペラードだった。 ヒロムの奇襲から始まったこの試合、序盤の闘いの場は主に場外だった。ヒロムはデスペラードを南側の観客席まで連れ出すと、南側の真ん中にある長い通路を全力疾走し、低空のドロップキックを放った。これを受けたデスペラードは豪快に吹っ飛び、場内は割れんばかりの大ヒロムコール。デスペラードのマスクを掴みながら、リングに戻りマスク剥ぎなど戦前にヒロムが挑発していた「正体暴き」の実践を試みた。 しかし、一瞬の隙を突いて形勢が逆転。今度はデスペラードがヒロムを場外に落とすことに成功すると、ノータッチトペコンヒーローをすさまじいスピードで決めてみせた。さらにデスペラードはヒロムを北側に連れ、客席を仕切る鉄製の柵に投げ付けると、記者席のテーブルに打ち付け、パイプ椅子で殴打。この当たりは非常に強く、客席からは悲鳴にも似た声が聞こえた。 リングに戻ってからはハイレベルな攻防も見られたが、とにかく両者の打撃は力強かった。ヒロムのテクニックに対して、デスペラードがラフ殺法でかわす場面ひとつ取っても、それは苦しまぎれから出したものではない。ヒロムを痛めつけるために出したと分かるものだった。 そんな2人の闘いに後楽園のファンが熱狂しないわけがない。耳をつんざくほどのヒロムコールとデスペコールが、試合が終わるまで響き続けた。ここ数年のジュニアの日本人対決では一番の盛り上がりと言っても過言ではないだろう。 最後は、レフェリーの隙を突き、デスペラードがヒロムの急所を殴打。そして必殺のギターラ・デ・アンヘルを放った!ヒロムが奇跡的に返したのに対し、ここが勝機と見たデスペラードは瀕死のヒロムにトドメとばかりにピンチェ・ロコを決め、勝利を収めた。最後の最後で2人のキャリアと経験の差を見たような気がした。デスペラードはドラゴン・リーとともに2連勝。 試合後、デスペラードはマイクを握り「答え合わせしてやってもいいぞ!お前、(正体が)分かるっつっただろ?じゃあ、もう隠したってもう意味ねぇもんな」。そう言うと自らのマスクに手をかけた。 しかし…「んなワケねぇだろ!いつもいつも自分たちのハッピーエンドになると思うなよ。これが現実だ」とデスペラードは言い放ち、倒れたままのヒロムと観客を挑発した。 若手に抱えられながらインタビュールームに現れたヒロムは「変わんねぇな」とだけ残して控室に戻った。2人の物語はここから本編に突入するのかもしれない。 しかし終盤、お互いに気力でエルボーを打ち合っていく姿には心を打たれた。かつて獣神サンダー・ライガーや、ワイルド・ペガサスが見せてきたスーパージュニアの世界を感じることができたのは、第1回から見ている者にとっては大きな喜びである。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年05月23日 18時00分
横綱稀勢の里「引退」はすでに徳俵の上! 休んでも続く“いばらの道”
横綱稀勢の里、7場所連続休場! これは“タイムアウト寸前の休場表明”と角界筋は見ている。 前売り券はあっという間に完売。懸賞の申し込みも史上最多の2200本を超すなど、相変わらず人気の大相撲夏場所が、5月13日から東京・両国国技館で始まっている。その出場している力士の中に、またしても横綱稀勢の里(31)の名前がなかった。初日の2日前に左大胸筋の怪我が治りきらないと、休場届を提出したのだ。 これで稀勢の里の休場は7場所連続となり、16年前の貴乃花と並んで横綱最長となった。これに稀勢の里の置かれている状況の厳しさがにじみ出ている。 「先場所も全休しているだけに、稀勢の里は、『夏場所はなんとしても出場する』という強い気持ちでいたのは確か。でも、稽古でなかなか思うような結果が出ない。そのため、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は、『次回に賭けよう』と休場を勧めたが、肝心の稀勢の里がウンと言わない。それで時間がかかり、休場届の提出がギリギリになってしまったというのが実情。本人に代わって休場を発表した田子ノ浦親方は、『苦渋の決断。もう一度、強い横綱として出てくれるように(一緒に)一生懸命、頑張っていきたい』と、涙をこぼしながら話していました」(担当記者) ここで気になるのが、「じゃあもう一度、時間をかけて調整し直したら、あの横綱に駆け上がった前後の強さが戻ってくるのか」ということだ。今回も十分に治療し、途中からの参加だったが、春巡業からしっかり稽古を積んできた。しかし、夏場所前の稽古は散々。相手が上り坂とはいえ、格下の栃ノ心には11番取って2勝9敗といいようにやられ、元大関の琴奨菊にも6勝10敗と負け越した。 「どうして相撲を組み立てたらいいか、分からずに苦しんでいる」 稽古を見たNHK解説者の舞の海秀平氏は、こうクビをひねっていた。およそ相撲になっていないのだ。 「一度痛めた大胸筋は元には戻らない」という情報もあり、もう稀勢の里が以前の強さを取り戻すのは難しいと見るべきなのか。 おそらく、このことを一番分かっているのは本人だ。だからこそ、玉砕覚悟で出場にこだわり、最悪の事態に備えて貸していた持ち株の「荒磯」も取り戻した。 「この休場は、引退をひと場所延ばしただけ」 稀勢の里「引退」の二文字はすでに徳俵の上に乗っかっている。そう見る関係者は多い。休んでも続くいばらの道――。
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スポーツ 2018年05月23日 17時40分
那須川天心が矢沢永吉の“聖地”ハマスタで初の始球式「たまアリより広かった」
横浜DeNA 対 中日▽22日 横浜スタジアム 観衆 28,682人 22日、横浜スタジアムで行われた『Cygames スペシャルナイター』DeNA対中日7回戦の試合前に、“格闘技界の神童”の異名を持つキックボクサー・那須川天心が自身初の始球式に臨んだ。 これは現在、天心をサポートするCygamesとのつながりから実現したもの。天心はDeNA主催試合を全試合生中継しているAbemaTVでレギュラー番組を持つ。今回の起用は適任だったと言えるだろう。 始球式が決まってからは「野球はいちばん苦手」と語っていた天心だが、ライトニング・レフトからどんな球を投げるのか注目を集めていた。試合開始の約2時間前に球場入りした天心は、「好きな数字」という背番号44に『TENSHIN』の名前をプリントしたベイスターズの特製ユニフォームを着用。ブルペンでピッチング練習してからグラウンドに現れた。 天心は「何か、みんなが見てるような気がしますね」と落ち着かない様子。「シャドーしようかな」と普段とは違うグローブをはめながらシャドーボクシングを披露した。オープニングセレモニーの後、DeNAのナインが定位置に着いてから、ウグイス嬢に促され天心がマウンドに向かった。 スタンドからは「天心決めたれ!」「天心頑張れ!」などと声援を受けた。天心は投げる直前にトリケラトプス拳をマウンド上で決めると、ドラゴンズファンからも歓声。超満員のハマスタ全体の心を掴んだ。しかし天心が投じた一球は、無情にもワンバウンドしてキャッチャーミットへ。 中日の先頭打者で昨年のセ・リーグ新人王・京田陽太が空振りをしたのと同時に天心はマウンドで思わず座り込んでしまったが、一塁側ベンチ前でDeNAのラミレス監督からグッドサインを送られ、天心も笑顔で応えていた。 「全然ダメ。魔物がいましたね。初心者が来る場所じゃないです」 登板後の囲み会見では反省を口にしていたが、「(横浜スタジアムは)さいたまスーパーアリーナよりも広かったです。あと、たくさんの人が自分のことを知っててくれて嬉しかったですね」と笑顔。天心は矢沢永吉の曲を入場テーマにしている。矢沢のライブの聖地でもある横浜スタジアムから天心は刺激を受けた様子だ。 「キック界でもこういうスタジアムがあればいいなと思いました。キックスタジアムがあればもっと格闘技界もまとまるのかなと」 タイでは野外スタジアムでムエタイの試合を開いている。天心はキック専用のスタジアムを作ることを目標にすれば格闘技界も同じ方向性になると持論を展開した。 そんな天心にとって超えなければならない大会が1ヶ月後に迫っている。約8,000人を収容する6.17RISE幕張メッセ・イベントホール大会だ。 「絶対KOで勝ちます。これから追い込みをかけていきます」 幕張メッセ大会では、“過去最強の相手”ロッタンとの大一番がメインイベントに組まれている。ロッタンは2月にスアキムに勝利。同じく“過去最強の相手”と言われた相手に圧勝し、ストップ・ザ・天心に名乗りを上げた。 ここまで破竹の30連勝と“不敗神話”を継続している天心だが、所属ジムの会長でもある実父・弘幸氏は「確かに今まででいちばん強いけど、スアキムよりはやりやすい相手」とロッタンの印象を語る。 「次はちゃんと投げたい」 会見の中でリベンジを口にすることを忘れないあたりが、負けず嫌いな天心らしい。この日のハマスタの反応を見る限り、天心の知名度が上がって来ているのは明らか。最近ではプロ野球界でも、生年月日が1日違いの“オリックスの神童”山本由伸ら、天心の試合を見る若い選手が増えてきている。今後もこのような企画を続け、日本の格闘技を広げていってもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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ゼロワンMAX 田中将斗が天下一ジュニア初制覇。ジュニア、ヘビー級2冠を制し、二刀流での他団体出撃を宣言した
2007年10月01日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 天山広吉が後藤洋央紀に強烈な死亡宣告! 狂牛を食ってみろ!!
2007年09月29日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス ミラノコレクション・ATが謎の相撲特訓を敢行したが
2007年09月29日 15時00分
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スポーツ
ノア 丸藤正道が早くも王座奪取後の防衛プランを口に。オールド世代の完全壊滅だ!
2007年09月29日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 中西学が10・8両国国技館大会に向け、仰天プランを激白。レジェンドはジ・エンドや!
2007年09月28日 15時00分
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スポーツ
長与千種インタビュー 9・30デビル雅美デビュー30周年記念興行に向けた熱い思いを直撃
2007年09月28日 15時00分
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スポーツ
プロレスリングSUN 10・7大阪府立体育会館大会のチケットを10人にプレゼント
2007年09月28日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分