スポーツ
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スポーツ 2018年05月10日 06時30分
ライガーのいない新日本25回目のスーパージュニア、5.18後楽園で開幕
新日本プロレス・ジュニアヘビー級の祭典『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』(BOSJ)が18日の後楽園ホール大会から開幕する。今年もAブロック、Bブロックに8選手ずつ、計16選手が振り分けられ、6.3後楽園大会まで総当たりのリーグ戦を行う。両ブロックの最高得点獲得選手による決勝戦は6.4後楽園大会に行われる。今年は「BOSJ」に名称を変更してから25回目の節目。好勝負に期待したいところだ。ブロック分けと見どころを紹介しよう。<Aブロック>タイガーマスク(17年連続 17回目の出場 / 2004年、2005年優勝)ACH(2年連続2回目の出場)フリップ・ゴードン(初出場)ウィル・オスプレイ(3年連続 3回目の出場 / IWGPジュニアヘビー級王者 / 2016年優勝)YOH(3年ぶり2度目の出場)石森太二(8年ぶり2度目の出場)金丸義信(2年連続2回目の出場)BUSHI(3年連続6回目の出場) Aブロックの注目はオスプレイだ。オスプレイは5.4福岡国際センター大会でKUSHIDAを返り討ちにした。ヘビー級で同じユニット「CHAOS」の兄貴分であるオカダ・カズチカと同じく、絶対王者への道を歩み始めている。優勝うんぬん関係なく、オスプレイ相手に勝利を収める選手がいればタイトル挑戦の可能性が高くなる。それだけに、Aブロックにエントリーされた選手はある意味ラッキーと言えるだろう。 石森太二も見逃せない。5.4福岡大会の試合後、バレットクラブの新メンバー、ボーン・ソルジャーとしてタマ・トンガに紹介されたマスクマンがマスクを自ら脱ぐと、その人物はアーミー系のペイントを施した石森だった。プロレスリング・ノアを退団して間もない石森はオスプレイを襲撃すると、バックステージで「新日本ジュニア、必ず面白くしてやる」と宣言した。ノア時代は石森本来の魅力であるワイルドさが影を潜めていただけに、バレットクラブという自由なユニットに入ったことで、リミッターを外した石森が見られるかもしれない。オスプレイとは開幕戦で激突する。 ROHからは2.23後楽園大会で高橋ヒロムを相手に、必殺のフォーフリッピースプラッシュでフォール勝ちを収めた新世代のハイフライヤー・ゴードンが初参戦する。 個人的に気になるのは、昨年の大会で獣神サンダー・ライガーがBOSJを卒業し、BOSJ黄金期を知る選手がタイガーマスクだけになってしまったこと。昨年はタイガーマスクWとのタッグで再び存在感を見せつけたタイガーだが、かつてBOSJ2連覇を飾った唯一の選手として、ベテランの健在ぶりをアピールする意味でも、もうひと花咲かせてもらいたい。<Bブロック>KUSHIDA(9年連続9回目の出場 / 2015年、2017年優勝)田口隆祐(13年連続 15回目の出場 / 2012年優勝)クリス・セイビン(初出場)ドラゴン・リー(2年連続2回目の出場)マーティー・スカル(2年連続2回目の出場)エル・デスペラード(2年連続3回目の出場)高橋ヒロム(2年連続4回目の出場)SHO(初出場) Bブロックは昨年の優勝者KUSHIDAがエントリーしているが個人的には、セイビンの参戦は楽しみ。かつてアレックス・シェリーとのモーターシティ・マシンガンズとしてIWGPジュニアタッグ王座も獲得し、現在のヤングバックスのようにアメリカマットでもトップ選手として活躍していた。初参戦というのは意外だったが、シェリーも含めた3人でトリオを結成したこともあるKUSHIDAとは好勝負必至。このカードはBブロック公式戦初戦の5.19後楽園大会で実現する。また、ヒロムとリーの「名勝負数え唄」は5.25大阪市中央体育館サブアリーナ大会のメインに組まれた。 Bブロックの本命として推したいのはスカルだ。スカルはバレットクラブの内紛が良い方向に働き、Codyとのタッグでゴールデン☆ラヴァーズから勝利を収めた。また、ヤングバックスとのトリオでNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦。バッドラック・ファレ&タマ・トンガ・タンガ・ロアのスーパーヘビー級トリオとの「バレットクラブ同門対決」を制してタイトルを獲得している。ヘビー級相手にも通用する実力は証明済み。BOSJ優勝という勲章を自身のキャリアに加えたいところだろう。決勝進出を狙う各選手にとってはスカルとの一戦がポイントになりそうだ。 シリーズが収容人数の少ない後楽園ホールに逆戻りしてしまったのは残念ではあるが、再び代々木第二体育館クラスの規模の会場で決勝戦を開催するためにも、連日の激戦に期待したい。取材・文 / どら増田写真 / 広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2018年05月09日 21時45分
AJや中邑に負けられない!“デヴィちゃん”ベイラーがMITBラダー戦出場権利を獲得
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間8日、ニューヨーク州ユニオンデールで主力ブランド、ロウを開催した。 今回のロウでは、日本時間6月18日にイリノイ州シカゴ郊外のオールステート・アリーナで開催するPPV『マネー・イン・ザ・バンク(MITB)』のラダー戦出場6枠を懸けた闘いがスタートした。 MITBは2005年にクリス・ジェリコが考案したとされるゲーム性の強いルールで、天井に吊るされたアタッシュケースを6〜10人の選手(毎年変動あり)が闘い、奪い合う。アタッシュケースの中にはWWE王座に1年間、時期や場所を問わず1度だけ挑戦できる契約書が入っている。初代優勝者はエッジだった。当初はレッスルマニアなどの1つの試合として開催されていたが、2010年からはPPV化された。 日本でもDDTの「いつでもどこでも挑戦権」や、新日本プロレスのG1クライマックス優勝者に与えられるIWGPヘビー級王座への挑戦権利証「アタッシュケース」など、MITBの影響を受けた企画は多い。ちなみにIWGPの権利証のように、MITBでも防衛戦を行うことがある。昨年は初の女子によるMITBも開催。優勝したカーメラは権利失効直前の先月、試合のダメージが強いスマックダウン女子王者シャーロット・フレアーに権利を行使(キャッシュイン)した。結果、見事に王座を奪還している。 この日のロウのオープニングでは、MITBラダー戦出場を主張するブラウン・ストローマンとケビン・オーエンズが登場。カート・アングルGMは予選として、2人のシングル戦を組んだ。先日のグレイテスト・ロイヤルランブルでも圧倒的なパワーを見せつけて優勝したストローマンは、オーエンズに苦戦する場面も見られたが、最後は迫力満点のランニングパワースラムでオーエンズから3カウントを奪取。MITBラダー戦出場権を獲得した。 また元・新日本プロレスで初代バレットクラブのリーダー(創始者)、プリンス・デヴィットことフィン・ベイラーも登場。ローマン・レインズ、サミ・ゼインとのトリプルスレット戦でMITBラダー戦の予選マッチを行った。レインズの勝利が予想されたこの試合だが、序盤は各選手の持ち味が発揮された見応えのある応酬が繰り広げられた。ファンも試合に思わず見入っていた。 しかし試合前にラダー戦出場をアピールしていたジンダー・マハルが、突如レインズの足を引っ張って妨害。その隙を突いたゼインがレインズにヘルヴァキックを決め、レインズを戦線離脱させた。さらにベイラーがゼインにジョン・ウーを決め、トップロープから必殺技のクー・デ・グラ(ダイビング・フットスタンプ)を炸裂させて3カウント。ベイラーがMITBラダー戦出場権を獲得した。 残る4選手が誰になるのか気になるところだが、AJスタイルズや中邑真輔よりも早く、新日本からWWEに移籍したベイラーには注目したい。怪我による長期欠場があったとはいえ、彼らに先を越された悔しさはあるだろう。日本でも人気の高い選手なだけに、このチャンスをつかんで、WWEのトップ戦線に割り込んでほしい。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年05月09日 17時45分
優勝か、メンツか?高橋監督が決断する「ベテラン解雇の日」
スターがいれば、観客動員数が増える。それは、勝敗以上に大事なことらしい…。 12球団の観客動員数が発表された(5月7日)。ホームとビジターでの対戦がひと回りした同3日時点のものだが、「ある傾向」が見られた。中日が前年比18.3%増(前年比、以下同)、千葉ロッテ13.2%増、北海道日本ハム9.7%減。ダントツの伸び率を示したのが独走中の埼玉西武(21.8%)だが、大幅な観客数アップとなった中日には松坂大輔、千葉ロッテにはファン待望の新監督、井口資仁がいる。「日ハムは大谷を喪失した」のだから、スターの有無は、観客動員数に直結すると考えていいだろう。「日ハムが清宮を早々に一軍に昇格させたのも分かるような気がします。スター選手の有無や勝敗はもちろんですが、『チームの看板選手』が活躍しているかどうかも営業に直結してくる重要な話」(NPB関係者) 巨人は0.3%の微増だ。 看板選手の活躍。巨人・高橋由伸監督(43)がベテランの処遇、起用法に頭を悩ませていた。阿部慎之助(39)が今季初スタメンを果たしたのは5月6日、その実績とチーム貢献度からして、遅すぎた感は否めない。「オープン戦終盤になっても調子が上がらず、高橋監督は『一塁・岡本』の開幕スタメンを決断しました。岡本は活躍していますし、結果オーライ。まあ、阿部の代わりにスタメン落ちしたマギー(35)は面白くないでしょうが」(スポーツ紙記者) 今後、阿部、岡本和真(21)、マギーの3人を使い分けていくことになるだろう。 しかし、それ以上に問題なのは「投の看板選手」の扱いだ。前政権時代のチームを牽引してきた内海哲也(36)がまだ一軍登板を果たしていない。内海にもメンツはある…。「本当なら、3日の広島戦で先発させる予定でした。前日2日が雨天中止となり、同日先発だった吉川光夫(30)を3日にスライドさせたんです。吉川光と内海を天秤にかけ、内海を落としたわけです」(前出・同) 高橋監督と首脳陣は「次のチャンス」を内海に約束し、二軍で調整させることにした。同時点で10日の阪神戦での登板が伝えられたそうだが、状況は一変した。巨人は8日の阪神戦を落とし、勝率を5割に戻してしまった。9日の同カード第2戦を落とせば、3連敗阻止の勝利必須マウンド、第2戦を勝ったとしても勝ち越しを掛けた大勝負に…。つまり、投球内容よりも結果が求められる。「どのチームのファンもそうだと思いますが、生え抜きの主力選手には好意的です。内海に勝敗が付かなかったとしても(9日時点)、『もう一度チャンスを』と思う巨人ファンは多いでしょうね」(プロ野球解説者) その余裕が今の巨人にはないのだ。 巨人を含め、2位・阪神、同じく5割ラインでウロウロしているDeNAが猛チャージを掛けなければ、広島が3年連続で独走してしまう。巨人は広島とここまで5試合を戦い、1勝4敗。おそらく、「今年の広島も強い」という意識が高橋監督のなかにあるから、内海と吉川を天秤にかけ、勝つ可能性が高いほうを探ったのだろう。「二軍で調整している内海ですが、2年目の大江など若手を牽引するようにして練習しています。若手からすれば、一軍で実績を積んだ大先輩に直接教わるので貴重な時間になっていると思いますが」(関係者) 阿部も控室で岡本を叱咤する場面があるという。ベテランと呼ばれる年齢まで現役を続けられる選手は多かれ少なかれ、若手を指導する“人間力”も兼ね備えている。だが、こういう見方もある。阿部はスタメンを外れたが、一軍戦力だ。内海は開幕一軍も果たせなかった。ここで結果を出さなければ、チーム内における立場も苦しくなる。「高橋監督も現役最後は主に代打出場でした。ベテランと呼ばれる年齢の選手がベンチスタートとなる辛さ、体力面での衰え、さらに、ベンチスタートとなることに慣れてしまったときの怖さみたいなものを分かっています。そういう高橋監督の優しさを考えると、内海にもチャンスを与え続けると思いますが」(前出・同) 独走状態を固めつつある広島の行方が気になる。阿部、内海を使えばファンは喜び、観客動員数も増えるかもしれない。4年ぶりの優勝を果たすには、投打のベテランをどこまで使うのか、高橋監督は鬼になる必要がある。
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スポーツ 2018年05月09日 17時30分
「力士心得」に新しい一文を追加した日本相撲協会 ネット上では賛否両論
“女人禁制”の伝統のみならず、力士や親方による暴力問題でも揺れ続けている昨今の角界。こうした状況を受け、日本相撲協会は新たな一手を打ち出したようだ。 番付の上下に関わらず、全ての力士が守るべき事柄として協会が制定している「力士心得」。この事柄の中に新たな一文が追加されることが複数メディアによって報じられている。 これまで、力士心得は「一、我々は力士の本分である礼儀を重んじます」、「二、我々は先輩の教えを守り稽古に精進します」、「三、我々は服装を正し体の清潔に心掛けます」という3つの文で構成されていた。しかし、夏場所からは「四、我々は暴力を排除し自覚ある行動を心掛けます」という一文が加えられるという。 今月2日に暴力問題に関する研修会を開き、8日には自らが設置した第三者機関「暴力問題再発防止検討委員会」の中間報告も受けている協会。協会内における“暴力根絶”の機運が大なり小なり高まっていることが、前述の文言追加に繋がることになったのかもしれない。 暴力根絶に向けた角界の“意識改革”が打ち出された今回の一件。これを受け、ネット上では「決めた以上はしっかりと守ってほしい」「自覚を持って真摯に向き合うことが大切だ」「こんな当たり前のことをわざわざ書かないといけないって…」「親方心得・理事心得も必要では?」といった声が挙がっており、賛否両論の様相を呈している。 また、中には「どこからが暴力なのかはっきりさせてほしい」とその定義について協会の考えを表明すべきという声も。解釈の違いによる“逃げ道”を作らせないためにも、現段階で“暴力”というものに対してしっかりとした線引きをしておくことも必要ということだろう。
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スポーツ 2018年05月09日 06時25分
「頑張れパトリック!」日本国籍取得が叶わなかった広島・パトリックにネット上ではエールの声
現在、J1得点ランキング2位(8点)につける高い決定力を武器に、首位サンフレッチェ広島を牽引しているFWパトリック。ブラジル人でありながら、日本国籍を取得し日本に帰化することを熱望していることも広く知られているが、その思いは現段階では届かなかったようだ。 5月4日、パトリックは自身のツイッターに「僕はすごく望んでたけど、残念ながら変えることはうまくいきませんでした。日本の為にプレーできる何かチャンスはあるかなあ?」と投稿。自身の帰化申請が受理されなかったことをうかがわせている。 過去に日本に帰化したブラジル人選手としては、日本代表で10番を背負ったラモス瑠偉を筆頭に、呂比須ワグナー・三都主アレサンドロ・田中マルクス闘莉王といった選手が顔を揃えている。こうした面々が確かな実績を残していることを考えると、もし帰化が認められていれば、パトリックも相応の働きを期待できる選手となっていたのかもしれない。 また、W杯イヤーである2018年、日本サッカー協会は前監督ヴァイド・ハリルホジッチを解任し、西野朗新監督によりチームを再構築している。こうした状況でパトリックが帰化するとなれば、戦術オプションの一手としてW杯のメンバーに名を連ねていた可能性も少なくないだろう。 大和魂を持つブラジル人選手を巡る今回の一幕。これを受け、ネット上では「頑張れパトリック!」「日本を好きでいてくれてありがとう」「他チームのサポだけど応援してる」といったエールの声が多く挙がっている。今回願いが叶わなかったパトリックにとって、自身が持つ“日本愛”がサポーターにはしっかりと届いているということは何よりの救いだろう。 ただ、パトリックは7日にツイッターに「私ブラジル人ですが心は日本人です。まだ帰化諦めてません。」と投稿もしており、日本国籍取得に向けた取り組みはこれからも続いていく模様。次の機会ではその思いが通じることを願うばかりだ。
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スポーツ 2018年05月08日 21時45分
新日本6.9大阪城でオカダ対ケニー、内藤対ジェリコ、ミステリオJr.も特別参戦!
新日本プロレスは『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』6月9日(土)大阪城ホール大会の一部カードを発表した。 メインは昨年の大阪城大会で60分フルタイムドローの死闘を演じたオカダ・カズチカだ。オカダは5.4福岡国際センター大会で棚橋弘至を破り、IWGPヘビー級王者史上最多となる12度目の防衛に成功。オカダは試合後にマイクを握り、防衛した相手を読み上げた。ケニー・オメガ戦だけが、引き分けによる防衛だったことと振り返ったオカダは「引き分けのままじゃ終われないんだよ」とケニーを呼び出し、「60分引き分けとかなしで無制限でやろうぜ」と要求。するとケニーは「もっといい試合ができるだろう、時間無制限3本勝負だ」と逆要求。これにオカダも笑顔を浮かべて「時間無制限3本勝負!面白いねぇ」とケニーの条件を受け入れた。 昔はよく行われていた3本勝負によるシングルのタイトルマッチだが、IWGPヘビー級王座戦では採用されていない。しかも60分や61分の3本勝負ではなく、時間無制限3本勝負というのは異例。この2人ならマラソンマッチになることは避けられない。昨年の続きというよりも、昨年を超える闘いが見られるのは必至である。またオカダは3本勝負が主流のメキシコマットがレスラー生活の原点であるだけに、この要求もすんなりと受け入れられたのかもしれない。 そしてセミファイナルはクリス・ジェリコと内藤哲也だ。5.4福岡大会の試合後、BUSHIのオーバーマスクを被った人物が、退場しようとした内藤を急襲。内藤を引きずってリングに上がり、自らマスクを取ると正体はなんと、BUSHIのような黒い口紅とアイペイントを施したクリス・ジェリコだった。ジェリコはその後も昨年末のケニー同様、内藤を血祭りに上げ、罵声浴びせながら会場を後にした。 ジェリコは1.5後楽園ホール大会でも内藤を急襲しており、その後、バンド活動の合間にWWEに復帰も果たしていたことから、新日本とのその後の関係が注目されていた。内藤は「相手は有名な選手なんでしょ?」と上から目線でジェリコの挑発を受け入れて、鈴木みのるから奪取したばかりの「俺にとってはいらないベルト」と言うIWGPインターコンチネンタル王座を懸けて闘うこととなった。 他にはEVIL&SANADAが、ヘビー級に転向したヤングバックスを相手にIWGPタッグ王座戦に臨むことが決定。この3試合だけでも東京ドーム級の世界のプロレスファンを騒然とさせるカードが組まれたと言ってもいいだろう。さらに、先日のロサンゼルス大会を怪我のため欠場したレイ・ミステリオJr.の参戦も決定したのだから、たまらない。 ジェリコもミステリオも今月2日にWWEがサウジアラビアで開催したビッグマッチ『グレイテスト・ロイヤルランブル』に50人の中の1人として参戦したばかり。ミステリオは長くリング内に残り、ジェリコは50人目に“VIP感”を漂わせながら登場し、サウジアラビアでも大きな声援が送られていた。ミステリオのカードは後日発表されるが、1.4東京ドーム大会でジェリコと対戦し勝利を収めたケニーが世界的に名を上げたことを考えても、内藤にとっては“世界の”内藤哲也にのし上がる大チャンスがめぐってきたのではないだろうか。 大“坂”初夏の陣を見ずして、明日のプロレス界は語れない。取材・文 / どら増田写真 / 広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2018年05月08日 17時45分
ジンクスは本当だった?昨年Aクラスの楽天が深刻な不振に
昨年パ・リーグ3位でレギュラーシーズンを終え、その後のクライマックスシリーズ(CS)でも健闘を見せた楽天。しかし、そのチームが今シーズン深刻な不振に陥っている。 2018年シーズン開幕から約1か月、6日の試合を含めて楽天はここまで31試合を消化しているが、この期間に残した成績は7勝23敗1分・勝率.233。シーズンを4分の1消化したこの段階で、早くもパ・リーグ首位の西武に16ゲームもの大差を付けられている。 ファンを呼び込む絶好のかきいれ時であるはずのゴールデンウィーク(GW)期間も、楽天の低迷した状況は変わらない。今年のGW期間である4月28日〜5月6日にかけて楽天は8試合を戦っているが、この間の星取りは1勝7敗の借金6。期間中に2度首位西武と対戦が組まれるという“不運”もあったとはいえ、これはお世辞にも褒められた成績ではないだろう。 昨年とは打って変わっての寂しい現状を送る楽天。不振の原因についてネット上では様々な議論が交わされているが、その中の1つに「オープン戦の順位が原因では?」という説がある。 今年のオープン戦で楽天は16試合を戦い、9勝5敗2分・勝率.643という成績を残している。これは1位の巨人(11勝5敗1分・勝率.688)、2位のロッテ(8勝4敗2分・勝率.667)に次ぐ3位の好成績であり、普通ならば褒められるところだろう。しかし、このオープン戦3位というのがなかなかの“いわくつき”順位であるのだ。 実は近年、“オープン戦3位のチームはシーズンで好成績を残せない”というジンクスがファンの間でささやかれている。実際に過去10年のオープン戦3位のチームを見ても、Aクラスに入ったのは日本ハム(2011年・2位)、巨人(2014年・1位)、ソフトバンク(2位・2016年)の3チームのみ。その他のチームは全てBクラスに沈んでいることも、これを裏付けるものとなっている。 ジンクス通りの状況に陥ってしまっている楽天。今後の試合でそれを跳ね返すだけの奮起を見せることはできるだろうか。
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スポーツ 2018年05月08日 17時30分
AJ 対 中邑は名勝負から迷勝負へ!?ブライアンがレインメーカーに耐えて復活勝利!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間7日、ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターでPPV『バックラッシュ2018』を開催した。 『レッスルマニア』『グレイテスト・ロイヤルランブル』に続いて、AJスタイルズと中邑真輔によるWWE王座戦は4月から数えて3度目のタイトルマッチとなった。第6試合にラインナップされた今回の試合は、中邑の度重なる急所攻撃に激怒したAJが反則裁定なしのノーDQマッチを提案。WWEの真のトップスターになるため“悪の道”を選んだ中邑にとっては、有利なルールとなった。 中邑にはブーイング混じりの声援が、AJには大歓声がファンから送られる中、ゴングが鳴った。中邑はパイプ椅子を持ち込みいきなり異様な雰囲気に。中邑は新日本プロレス時代から大技として使っていたリバースパワースラムでAJを椅子に叩きつけると、すかさずキンシャサを狙う。これを察知したAJは椅子を中邑に投げつけて回避したかに思われたが、なんと椅子が自身の顔面にも直撃し流血してしまう。 しかし、AJにとっては流血が逆に闘志に火を付けたのか、ダメージを感じさせない動きで中邑を攻め立てていく。そこの隙を突いて中邑が渾身の急所攻撃をすると、AJも急所攻撃で対抗。2人が悶絶しながら急所を打ち合うという、WWE王座戦としては前代未聞の展開に…。最後は2人同時の急所蹴りで同時にダウン。レフェリーがカウントすると、無情にも10カウント。2人とも起き上がれず、両者KOの裁定が下り、AJが王座防衛に成功した。 中邑は3度目の挑戦でもWWE王座奪取に失敗したわけだが、レッスルマニアの試合後に中邑がAJに敗れた直後に急所攻撃をしてからは名勝負が迷勝負に…いや、急所攻撃の攻防が焦点となる“珍勝負”になってきた感は否めない。この展開をWWEユニバース(ファン)は楽しんでいるようにも思えるが、日本のファンにとっては複雑なのではないだろうか。なお、AJとの対戦をアピールしていたサモア・ジョーは、メインでローマン・レインズに敗れてしまいWWE王座戦線から後退した。 第4試合では復帰を果たしたダニエル・ブライアンが、ビック・キャスとシングルで対戦した。キャスは208センチという長身にかつてのスーパースター、エッジに似た甘いマスクを持ち、将来のエース候補とも言われる人材だ。身長差は約20センチあるが、スタミナに自信があるブライアンはリング上をとにかく走り回り、イエスキックや串刺しのニー・プラスといった得意の立体的な打撃技でキャスにダメージを蓄積させた。 キャスがレインメーカー3連発(オカダ・カズチカが大試合で勝負を決めるときに手首を離さず、遠心力だけで連発するバージョン)を放ち、ブライアンがダウンする場面もあった。しかし、ブライアンはキャスが試合を決めに行ったビックブーツを寸前でかわすと、イエスロックをリング中央でガッチリと決めてキャスはたまらずギブアップ。ブライアンが復活勝利を収めた。 しかし、ブライアンのテーマ曲『ワルキューレの騎行』のアレンジバージョンが流れる中、勝利のアピールを続けるブライアンをキャスが急襲し、ビックブーツを一撃。この抗争はこれからさらに深まっていくだろう。 第5試合ではシャーロット・フレアーが、カーメラに奪われたスマックダウン女子王座のリターンマッチに挑んだが、丸め込みの前に敗れ再戴冠とはならなかった。こちらはアスカも含めたベルトをめぐる動きが今後注目を集めそうだ。文・どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年05月08日 11時00分
凄いギャップ!体重150kg、ウェイトリフティング・横山オススメの“少女マンガ”が話題
6日に放送された『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)。今放送にウェイトリフティングのアスリートとして出演した横山太偉雅が紹介した少女マンガが、視聴者の興味を惹いている。 “怪物10代アスリートSP”と銘打たれた今回の放送に、ゲストの1人として出演した横山。体重150kgを誇る巨体を武器に、これまでに中学新記録の樹立や高校3冠(選抜・インターハイ・国体)の達成など確かな実績を残している。番組内では横山の練習風景も紹介されたが、重さ210kgのバーベルを担ぎながらのスクワットや310kgのバーベルを10秒間持ち上げ続けるといったトレーニング内容に、スタジオからは驚きの声が挙がっていた。 番組の企画タイトルに違わぬ“怪物10代アスリート”ぶりを見せつけた横山だが、番組終盤では少女マンガが好きという意外な一面が明かされる。家に700〜800冊マンガがあるという横山だが、そんな彼が一番好きなマンガとして挙げたのが『LOVE SO LIFE』という少女マンガであった。 「ほのぼのした系のマンガが好き」という理由でこの作品を1位に挙げた横山は、作品のあらすじを事細かに説明。その姿に番組MCの浜田雅功も「分かった見る見る!見てから話しよ!」と少々押され気味の様子だった。 体重150kgの巨体を誇るアスリートが、その見た目とは裏腹に少女マンガをオススメするという今回の一幕。これを受けネット上では、「内容が気になってしょうがない」「なんか面白そうだから読んでみたい」「もう少しだけあらすじ聞きたかった」といった興味の声が挙がっている。 また、今回の場面に対しては、本作品のファンからも「まさかLOVE SO LIFEの名前が出てくるとは」「横山君いい趣味してる」「私も全巻持ってるよ」といった声が挙がっている。思いがけず好きな作品の名前が出てきたことに、喜びを覚えたファンも少なからずいるようだ。 ちなみに、横山は番組のエンディングで作者からイラストメッセージ入りの直筆色紙を贈られている。自らの原動力となっている『LOVE SO LIFE』への愛は、しっかりと作者に届いたようだ。
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スポーツ 2018年05月07日 21時45分
中邑真輔がAJスタイルズに3度目の挑戦決定!反則裁定なしのノーDQマッチに
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間4月28日に『グレイテスト・ロイヤルランブル』をサウジアラビア・ジッダのキング・アブドラ・スポーツシティ・アリーナで開催した。レッスルマニア級の豪華カードがラインナップされる中、中邑真輔がレッスルマニアの雪辱を晴らすべく、AJスタイルズのWWE王座に再び挑戦した。 試合は中邑がキンシャサを狙うと、AJスタイルズがカーフクラッシャーで返し、互角の攻防を展開。好勝負の予感を漂わせたが、現在の中邑には好勝負をする気などさらさらないのだろう。AJの攻撃がレフェリーに誤爆しそうになった隙を突いて、レフェリーの死角に入った中邑は“得意の”急所打ちを見舞った。 中邑のフォールで試合は終わるかと思われたが、これをAJが辛うじてロープブレイク。中邑の反則行為に怒り心頭のAJは中邑を場外に連れ出し攻撃を続ける。この間、無情にもレフェリーのカウントが進み、WWEでは珍しい両者リングアウトの不完全決着。試合終了のゴングが鳴っても怒りの収まらないAJは中邑をバリケードに叩きつけ、フェノメナルフォアアームでKOしてAJは怒り狂いながら退場した。 両者の因縁がより深まったところで、日本時間5月7日に開催される次回PPV『バックラッシュ2019』(ニュージャージー州ニューアーク、プルデンシャル・センター)で三たび対戦することが発表された。日本時間5月2日には、カナダ・ケベック州モントリオールで開催された主力ブランド、スマックダウンの中で、3度目の対戦がノーDQマッチ(反則決着のないルール)で行われることが発表された。現在の中邑にとっては朗報かもしれない。 AJは、「俺はタイトルを防衛する。急所打ちばかりで中邑は卑怯者だ。反則するならやり返してやる!」と中邑への怒りから今回、ルールを変更したと明らかにした。するとそこにサモア・ジョーが登場。「俺はPPVでローマン・レインズを倒す。お前は中邑に勝って防衛しろ。そしたら俺がお前を叩き潰してやる」とAJに宣戦布告した。 すると突如、中邑のテーマ曲が流れる。正面からではなく背後から現れた中邑は、AJにまたしても急所打ち。中邑は満足そうに笑みを浮かべながら日本語で?AJに何やら罵声を浴びせると、キンシャサを躊躇なく叩き込んだ。 中邑はチャンピオンベルトを掲げて眺めると、そのままリングを後に。きっちりとサウジアラビア公演の“お返し”をして3度目の挑戦に照準を合わせた。 サウジアラビア公演のメインイベントでは、50人で争うグレイテスト・ロイヤルランブル戦が行われた。ダニエル・ブライアンが1番手で登場し“Yes”コールで会場を盛り上げると、レイ・ミステリオ、マーク・ヘンリー、ランディ・オートンら50人のスーパースターが次々と登場した。さらに、日本の相撲界で飛翔富士として活躍した住洋樹がSUMIとして登場し、マーク・ヘンリーと相撲対決をするサプライズもあった。 この試合では、41番手で登場したブラウン・ストローマンがケタ外れのパワーを披露した。巨体のババテュンデ、ダン・マタ、ビックEを軽々とちぎっては投げ、ちぎっては投げの連続でリング上を「大掃除」。試合終盤にはストローマンが、コーナートップにいたシェーン・マクマホンを投げ飛ばして解説テーブルを破壊すると、ボビー・ラッシュリーや最後の50番目に登場したクリス・ジェリコ、ケビン・オーエンズの3人を次々に脱落させた。 試合はストローマン、ブライアン、ビック・キャスの3人に絞られた。ストローマンに果敢に攻め込むブライアンだったが、中邑とのタッグ結成からブライアンとの因縁が勃発し、『バックラッシュ』でのシングル対決が決まっている因縁のキャスにビックブーツを食らう。ブライアンは1時間以上粘ったがここで脱落。サウジアラビアのファンからも大きなため息が漏れた。 しかし、そのキャスもストローマンに抱えられそのまま股間をロープに叩き付ける急所攻撃でダメージを受けた。さらにストローマンは、ロープの反動で勢いを付けタックルを見舞い、オーバー・ザ・トップロープ。ストローマンがグレイテスト・ロイヤルランブル優勝を果たし、ビンス・マクマホン代表から特製のチャンピオンベルトが贈られた。エンディングは野外会場ということもあり派手な花火を打ち上げ。感動の中、幕を閉じた。文・どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ
ハッスル マスクマン軍団に亀裂か?
2007年09月12日 15時00分
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スポーツ
WAVE 桜花に新たな試練。コーチ役の植松が愛のムチ
2007年09月12日 15時00分
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スポーツ
ゼロワンMAX 高橋冬樹が引退を決意。ラストマッチで大谷超えを宣言
2007年09月12日 15時00分
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スポーツ
HERO'S ロシアからヴォルク・ハンの刺客が大挙来襲か、ヘビー級戦線に異常アリ
2007年09月12日 15時00分
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スポーツ
サッカー 89分に決勝ゴール。オシムJAPANが3大陸大会で奇跡を起こした
2007年09月12日 15時00分
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スポーツ
HERO'S 桜庭VS柴田戦がプロレスルールに変更? 桜庭が7つのプロレス技を披露
2007年09月11日 15時00分
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スポーツ
ハッスル 9・22でベールを脱ぐモンスター・ボノがM字殺法を習得!? RGを“M字葬予告”
2007年09月11日 15時00分
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スポーツ
ノア 丸藤正道が次期挑戦者決定リーグ戦を制し、三沢超えと新時代の到来を予告した
2007年09月10日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 永田と大谷が熱い契り
2007年09月10日 15時00分
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スポーツ
吉田秀彦 年内復帰に向けて動き出した。吉田が次に上がるリングは?
2007年09月10日 15時00分
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スポーツ
ノア 三沢と初遭遇を果たした藤波がシングル戦、さらにはノアVS無我の対抗戦をぶち上げた
2007年09月10日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス レジェンド軍が初の5人そろい踏みで大人気。“レジェンド景気”が巻き起こる!?
2007年09月08日 15時00分
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新日本プロレス 越中詩郎のケツ絶好調。真壁を迎撃宣言
2007年09月08日 15時00分
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スポーツ
DDT 飯伏が丸藤とのイケメンタッグ再結成を熱望
2007年09月08日 15時00分
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全日本プロレス ブルート一生が引退を決意
2007年09月08日 15時00分
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新日本プロレス 真壁刀義が越中詩郎にSM凌辱刑を予告
2007年09月07日 15時00分
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K-1 武蔵にリストラ危機!? 藤本VS澤屋敷の日本人頂上対決実現で武蔵時代の終焉か
2007年09月07日 15時00分
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スマックガール 風香の貞操危機!? 藤野が公開恥辱テロ予告
2007年09月07日 15時00分
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スマックガール 女王様が女王に輝いた!
2007年09月07日 15時00分