総数2万票を超えたインターネットによるファン投票2位と関係者推薦でGP出場が決まった澤屋敷だが、3位武蔵との差はわずかに100票差もなかったという。3月の横浜大会で藤本に敗れたものの、人気、知名度ではいまだ日本人ナンバー1の武蔵。しかし谷川貞治イベントプロデューサー(EP)は「血を入れ替える」と武蔵を見切った上でキャリアわずか4戦の澤屋敷を抜てきした経緯を説明した。
武蔵とはまだ連絡も取っていないという谷川EPは「(武蔵の)今後についてはまだまったく考えてない。これで気持ちが切れたとしても仕方ない」と武蔵を突き放した。
藤本VS澤屋敷が日本人頂上決戦と銘打たれているだけでも武蔵がかやの外に置かれた印象はぬぐえないが、さらに谷川EPは「2人には奮起も込めて(武蔵時代の終えんを)印象づけるような試合を期待したい。もし澤屋敷が藤本に勝てば武蔵は日本人3番手ということになる」と武蔵に対しては終始厳しい言葉を連発した。
頼みの谷川EPに三くだり半を突きつけられ、世代交代の波に飲み込まれた格好の武蔵はこのままK-1から“リストラ”されてしまうのか。