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HERO'S 桜庭VS柴田戦がプロレスルールに変更? 桜庭が7つのプロレス技を披露

 「HERO'S 2007」(17日、横浜アリーナ)のスーパーファイトに参戦する“IQレスラー”桜庭和志が10日、都内のシルバーウルフで練習を公開した。“狂拳レスラー”柴田勝頼とのレスラー対決を前になぜか7つのプロレス技を披露。意味深な桜庭流パフォーマンスで先輩レスラーとして心理戦を仕掛けたことで、この一戦をめぐりルール改訂の声が噴出してきた。
 いよいよ来週17日にゴングが鳴る「HERO'S 2007 ミドル級王者決定トーナメント決勝戦」のスーパーファイトで“狂拳レスラー”柴田との一戦に臨む桜庭。この日はレスラー対決を見越してか、公開スパーリングの中で7種類のプロレス技を流れるように披露した。
 会見ではレスラー対決について「(意識)していません」とすっとぼけてみせた桜庭だが、スパーリングの動きをみれば後輩レスラーの柴田を意識しているのは明白だった。

 2000年の大みそかに行われた「イノキボンバイエ」以後プロレスの舞台からは遠ざかっているが、サソリ固め、ラリアート、ストンピング、アームロック、グランドコブラ、ツームストンパイルドライバーに加えオリジナル技「ゆりかもめ」など、ブランクを感じさせない動きで次々にプロレス技を繰り出した。
 わずか57秒の練習の中で7つものプロレス技をみせ、意味深なパフォーマンスで柴田にプレッシャーをかけた桜庭。帰り際には「試合でも出せるタイミングがあればプロレス技を出します」とニヤリ。本番で7つのプロレス技を出すのか、出さないのか。早くも心理戦を仕掛けた格好だが、陣営関係者はこの桜庭のメッセージに次のように語った。
 「これなら2人にはHERO'Sルールではなく、プロレスルールをミックスした変則ルールの方が面白くなるかもしれません。例えばギブアップ以外に3カウントを取るとか…」
 レスラー対決を前に心理戦で先制攻撃を仕掛けた桜庭。この日予定していた公開練習を諸事情によりキャンセルした柴田はどう受け止めるのか。今後の動向に注目だ。

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