スポーツ
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スポーツ 2018年05月21日 21時45分
IWGPジュニア王者オスプレイ、KUSHIDAが黒星スタート!新日本スーパーJr.波乱の開幕
新日本プロレスが誇るジュニアヘビー級の祭典『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』が後楽園ホールで開幕した。18日にAブロック、19日にBブロックの初戦をそれぞれ行った。 Aブロックは20日に静岡のキラメッセぬまづ大会で2戦目までを消化。タイガーマスクは2戦目でYOHと対戦した。 タイガーマスクは開幕戦で金丸義信と対戦し、一部のファンの間“タイガー対決”と話題になった。金丸はGHCジュニアヘビー級王座を7度戴冠し、全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王座を7回も防衛している。ベテラン同士ならではの濃厚な攻防は、勝負に出た金丸の一瞬の隙を突き、エビ固めで丸め込んでタイガーが勝利した。 YOHとの対戦でタイガーマスクは、若さ溢れるYOHのスピードに押される場面があったものの、タイガードライバー、ハイキック、雪崩式のダブルアームスープレックスで畳み掛けた。最後は必殺のタイガースープレックスホールドで、粘るYOHからフォール勝ちを奪った。 YOHが凱旋帰国と同時にCHAOS入りしたため、タイガーとYOHは所属するユニットが分かれてしまった。しかし、タイガーは試合後、YOHの成長を感じたのか握手を求め、YOHもこれに応じた。 また開幕戦のメインイベントで、IWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイに完勝し、強烈なインパクトを残した“ボーン・ソルジャー”石森太二が、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのBUSHIと対戦した。 立体的な技の攻防にラフなテイストが入ったこの試合は、巻き戻さなければよく分からないような展開が続いた。オスプレイを撃破し、新日本マットへの定着をもくろむ石森は「こんなところで止まってられない」と、オスプレイも葬ったブラディークロスを放ち石森が勝利を収めた。 Aブロックはタイガーと石森が無傷の2連勝。金丸とBUSHIが2連敗となった。その他の選手が1勝1敗となっている。 Bブロックは前年度覇者のKUSHIDAと優勝候補のマーティー・スカルが開幕戦で敗れる波乱の幕開けとなった。 KUSHIDAはかつてのパートナー、アレックス・シェリーのパートナーでもあるクリス・セイビンと予想を上回る好勝負を展開。どこの国に出しても恥ずかしくないカードとはこういう試合のことを言うのだろう。この日はセイビンが勝ったが、明日またやればKUSHIDAが勝つのではないか、と思えるような試合だった。最後2人は握手を交わしていたが、また近いうちに見たいカードだ。 KUSHIDAは2戦目の相手がスカルなだけに、勝っておきたかったが…。スカルの初戦は同じく優勝候補の高橋ヒロムだった。敗れたからと言って「波乱」と表現するのは正しくないのかもしれないが、ヘビー級の選手との対戦で互角の勝負をしていただけに、ヒロム戦はしっかりと勝っておきたかったところ。 試合後にヒロムは「G1(クライマックス)よりもスーパーJr.が面白かったと思わせる」とマイクでアピールした。ヒロムはジュニアの人気をヘビー級よりも上げる、という野望を抱いている。対ヘビー級への対抗心はお互いにあるのだが、その方向性の違いが結果になって出たのかもしれない。 初戦に敗れたKUSHIDAとスカルによる22日の後楽園決戦はどちらも連敗が許されないだけに、結果が注目される。 22日の後楽園大会では他にヒロム対エル・デスペラードのロスインゴ対鈴木軍の対決や、田口隆祐対ドラゴン・リーのタグチ・ジャパン対決、クリス・セイビン対SHOのBブロック公式戦2戦目がそれぞれ行われる。 今シリーズは、ヘビー級の主力選手で出場しているのはSANADAと鈴木みのるぐらい。IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカをはじめ、内藤哲也、棚橋弘至、後藤洋央紀、ケニー・オメガ、飯伏幸太らヘビー級の主力選手は出場していない。それでも18日と19日の後楽園大会は札止めの大盛況だった。 25回の歴史を持つスーパーJr.ブランドの信頼性と安定性を改めて実感した。2018年初夏の新日ジュニアは面白い!文・どら増田写真・広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2018年05月21日 21時10分
知名度より信頼!6.17RISE幕張大会、ヘビー級清水賢吾の対戦相手はアーツの弟子!
「幕張では大物とカードを組んでください」 キックボクシング団体RISEの『RISE123』4.24後楽園ホール大会のメインイベントで、極真会館の35歳・清水賢吾は“Hitter”デビッド・トラレッロを2R左フックで仕留めた。RISEヘビー級と日本ヘビー級王者の清水は試合後、『RISE125』6.17幕張メッセ・イベントホール大会での大物との対戦をアピールした。現在となっては貴重な、キックボクシングの日本人ヘビー級戦士の切なる願いだった。 RISE関係者は清水について「ずっとヘビー級戦線を1人で引っ張ってくれている功労者の要望。希望に添えるカードを実現できるように交渉していきたい」と話した。 一方で「ドタキャンされたので実現しない、というような無責任なことはしたくない」と当時、何人か候補として噂されていたレジェンド級のヘビー級選手の名前を出すことはなかった。清水の相手については「『名のある大物と交渉する』ということでお願いします(書いてください)」とマスコミに念を押した。 RISEは、観衆発表ひとつとっても「ウチは(観客数を)盛りません」とチケットが完売しても、売れた枚数に近い数が集計されるまでは発表しない。大会終了後、速報用の原稿を書き終えて、あとは「観客数待ち」ということがたびたび発生する。RISEという団体は「流行ってる感」よりも信頼性を最優先する団体で、とても好感が持てる。那須川天心というキラーコンテンツが生まれてからもそのスタンスは変わっていない。 そんなRISEが“交渉”していた「名のある大物」はピーター・アーツだった。と言っても、アーツ自らが清水と対戦するのではない。アーツは愛弟子の“Strek”バダ・フェルダオスを清水の対戦相手として推薦した。 バダはプロキャリア26戦20勝4敗2分(11KO)でオランダ国内のヘビー級タイトルを持つ21歳で、素質的には申し分ない。身長も清水より高い190センチで、伸びのあるパンチ、キック以外にも飛びヒザ蹴りなどあらゆる攻撃ができるという。 清水とは14歳差の年齢差対決となるが、下手にレジェンドとビッグマッチで対戦するよりも、名のあるアーツの愛弟子の挑戦を受けて立つことはいいことだろう。清水にとっても、信頼性を重要視するRISEにとってもファンの期待を裏切らない気がする。 大きなヘビー級選手は約8,000人収容の幕張メッセに映える。清水とバダがど迫力の打ち合いをしてくれることを期待したい。取材・文 / どら増田写真提供 / (C)RISEクリエーション
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スポーツ 2018年05月21日 17時40分
【DeNA】やはり頼れる”蒼い韋駄天”!梶谷隆幸の存在感
☆チーム待望の切り込み隊長 開幕からトップバッター問題に悩まされていたベイスターズ。これまで1番打者は、桑原将志、神里和毅、乙坂智らが交代で務めるも、1番に起用された際の3人の平均打率は、2割前半と低迷。ラミレス監督も「早く誰かがトップバッターの座を掴んでほしい」と語るなど、打線を組む上での最大の懸念材料だった。 そこで、ラミレス監督が指名したのは梶谷隆幸。右肩、背中の故障で開幕に間に合わなかったが、4月24日に一軍に戻って来た。当初はスタメン起用もなかなか調子は上がらず、ベンチを温める日々が続いたが、代打で結果を出し開幕37戦目にしてトップバッターに座ることになった。 すると、5月18日のジャイアンツ戦で、難攻不落の”日本のエース”菅野智之から、一時同点となる豪快なホームランを放ち、存在感を見せつける。チームは負けてしまったが、ラミレス監督も「続けて使う」と明言した。さらに、翌日の試合でも大活躍。2本のツーベースを含む、4安打の固め打ち。最も「梶谷らしさ」が見られたのが3回、先頭打者で登場しヒットで出塁すると、ソトのセンターフライでなんとタッチアップ。快足を飛ばしてセカンドを陥れて見せた。3戦目もツーランホームランを含む3打点を荒稼ぎ。開幕から元気のなかった打線に火を付ける「核弾頭」として充分過ぎる働きを見せ、このカード勝ち越しの立役者のひとりとなった。☆思い出される2年前のゴールデンウィーク この活躍を目の当たりにし思い出されるのが、2016年のゴールデンウィーク。左脇腹痛で出遅れていた梶谷は4日のスワローズ戦で復帰。次戦では自慢の足を見せつけ三盗を敢行し成功。その後、なんと続けて自身初のホームスチールも成功させた。低空飛行を続けていたチームは、ここから上昇気流に乗り、CS進出まで駆け抜けた。☆進化を続ける姿勢 去年は「20‐20」(20ホームラン&20盗塁)を達成も、打率は.243と物足りない数字に終わり、三振は157を数えた。今年は確実性を増す為に打撃改造に取り組んだ。去年は追い込まれてからも、あっさりと三振していたが、今年は粘るスタイルで「いやらしい」バッターへ変貌を遂げるのが目標。以前は「トリプルスリーに一番近い男」と評されていた逸材。2016年の起爆剤となった際の爆発力を、ファンは忘れていない。 ”蒼い韋駄天”はここからその名を刻む。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年05月21日 17時30分
3戦5発8打点!筒香の覚醒を許した巨人の甘さ
4番の一振りで撃沈…。ヨシノブ巨人がDeNA3連戦(〜5月20日)に負け越した。敗因は「筒香対策」の失敗だ。DeNAの主砲・筒香嘉智(26)は、この3連戦で5本塁打、8打点と大活躍だった。 「日本球界を代表するスラッガーであり、DeNA打線を最少失点に抑えることができるか否かは、筒香との勝負に掛かっています。いつも通り、筒香対策には時間を費やしましたが、この3連戦に関しては、相手のほうが上だったということ」(巨人関係者) 同関係者によれば、DeNAとの試合前、バッテリーミーティングは少し長くなるという。筒香対策に時間を要するためで、この3連戦も綿密な打ち合わせをしていたそうだ。しかし、巨人側が立てていた作戦は試合直前になって見直さなければならなくなった。 3連戦初戦の18日のことだった。筒香が打撃フォームをいきなりマイナーチェンジさせたのだ。ビジターチーム・DeNAの試合前練習は午後3時過ぎに始まる。ビジター、ホームの順で行われるのが球界の慣例だが、筒香の打撃練習を「最終チェック」として見ていた巨人スタッフがそれ気づき、大至急でスコアラー陣に報告したのだという。「右足を開くオープンスタンスに代えていました。シーズン途中で打撃フォームを代えるなんて…」(前出・同) この打撃フォームの改造だが、筒香自身が決めたことのようだ。前日までの筒香は不調だった。5月の打撃成績は前日17日時点で、2割4厘、本塁打ゼロ。相手ピッチャーの投じたボールをスイングさせる直前まで見極めるため、オープンスタンスに”マイナーチェンジ”したのだという。DeNA関係者によれば、筒香はラミレス監督にも直接、打撃フォーム改造の意図を説明し、許可をもらっていたそうだ。 その18日、巨人の先発はエース・菅野智之(28)だった。最初の対決は”様子見”だったのだろう。四球で歩かせている。だが、2打席目、オープンスタンスの弱点とされる外角球を投じたが、筒香はフルスイングで引っ張らず、レフト方向に流してスタンド・イン。この菅野の眉間に皺を寄せた表情が、その後の巨人投手陣の完敗を物語っていた。「16年、巨人投手陣と筒香の対戦成績は打率3割1分9厘、本塁打7、打点18。でも、昨季は打率2割4分7厘、本塁打2、打点10まで落としました」(前出・巨人関係者) 筒香も巨人バッテリーが研究していることは分かっていた。その配球を攻略するための打撃フォームのマイナーチェンジだったのかもしれない。「昨年のクライマックスシリーズでも筒香は打撃フォームをマイナーチェンジさせました。打てない、マズイと思ったら、できることは全てやっておくというのが筒香です」(プロ野球解説者) 一般論として、プロ野球選手が打撃フォームを改造するのはシーズンオフ。シーズン途中での改造は「不慣れ」「準備不足」のリスクも負うため、ほとんどやらない。 3連戦最後の20日、筒香は自身初、DeNAでは04年の多村以来となる「1試合3本塁打」をマークした。敗れた高橋由伸監督(43)は「(筒香に)そんなに打たれているわけではない。切り換えてまた…」と言っていたそうだ。おそらく、4番の仕事をさせなかった昨季のイメージがまだ残っていて、「そんなに打たれていない」と口にしたのだろう。 巨人は2位をキープしているが、広島、DeNAに大きく負け越している。対広島は1勝4敗、DeNAとは3勝7敗1分。早々に「苦手チーム」を作ってしまったようだが、筒香対策をやり直さなければ、首位広島の追撃はおろか、0・5差と肉薄する3位DeNAに足元をすくわれてしまうだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年05月21日 15時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「キラー・トーア・カマタ」なぜか心に残る“流血大王”
決して超一流ではなく、特にファンだったわけでもないのに、なぜか後々まで心に残る…プロレスファンならそんな選手が何人かいるに違いない。キラー・トーア・カマタも、そんな愛すべきレスラーの1人と言えそうだ。 4月の『レッスルマニア34』でWWE王座に挑戦するも敗れた中邑真輔は、その試合後、王者のAJスタイルズに対して強烈なローブローを放ち、突然のヒールターンをアピールしてみせた。 「中邑の敗戦は残念でしたが、その一方で悪役への転向を歓迎する声は多いのです」(プロレスライター) WWEにおけるベビーフェイスのトップは基本的にアメリカ人であり、日本人の中邑が善玉のままだと、どうしても2番手以下にならざるを得ない。しかし、ヒールであればトップも望めるというのがその理由だ。 「ベビーのトップとの抗争になれば、メインイベントに起用される機会も増えるし、王座挑戦で念願のタイトル獲得も夢ではなくなるわけです」(同) そのあたりのヒールの役割について、日本プロレス史でいえば(中邑とはレスラーとしてのタイプは異なるが)カマタが顕著な例ではないだろうか。 1978年、全日本プロレスに初参戦したカマタは、ジャイアント馬場の持つPWFヘビー級王座に挑戦すると、反則裁定ながらもこれに勝利(カマタの執拗な反則攻撃に怒った馬場が暴走して反則負け)。初代王者の馬場が、それまで38回にわたり防衛を続けてきたベルトを奪って、2代目王者となった。 カマタは全日に登場する前、国際プロレスのマットに上がっており、ラッシャー木村の持つIWA王座に5回挑戦しながら一度もこれを奪うことはなかった。カマタの戦歴は決して超一流とはいえず、見た目や名前が東洋人を思わせながら、実際はそうではないという胡散臭さに満ちていた。 そんなカマタが馬場から看板タイトルを奪ったことは、当時のプロレスファンに大きな衝撃を与えた。しかし、これはカマタが悪役であるがゆえの必然の成り行きでもあった。 '76年に新日本プロレスから引き抜いたビル・ロビンソン、これに同王座を禅譲するための“橋渡し役”として、ヒールのカマタが必要だったのだ。 「ロビンソンは国際マットで外国人エースとして活躍し、新日でも猪木と60分ドローの名勝負をみせた。そんな超一流選手を獲得するにあたり、全日(馬場)が金銭面以外に王座などアングル上の優遇を条件に加えたことは想像に難くない。とはいえ、格下と見なしていた猪木と引き分けた相手に馬場が負けるわけにもいかず、苦肉の策でカマタを間に挟むことになったのでしょう」(スポーツ紙記者) では、なぜカマタだったのか? 「この当時、全日の悪役といえばアブドーラ・ザ・ブッチャーが絶対的な存在でしたが、前年('77年)暮れの『世界オープンタッグ選手権』でザ・ファンクスと抗争が勃発しており、そちらに専念させたい意向があった。そこで新たなヒール外国人として、ブッチャーと似たタイプのカマタに白羽の矢が立ったというわけです」(同) つまり、カマタのPWF王座戴冠は、馬場からロビンソンへの王座移行の中継ぎに加え、新たなヒール外国人の売り出しという2つの意味があったわけだ。 さらに、ブッチャーのパートナーだったザ・シークだが、52歳('78年時点)と高齢でパフォーマンスが落ちていた。また、米国デトロイト地区でのプロモーター業との兼ね合いからスケジュール調整が困難で、その代役に当てる考えもあっただろう。 しかし、そうした配慮がありながらも、PWF王座戴冠以降にカマタが主役級に取り上げられたのは、ディック・マードックとの対立アングルぐらい。あとはブッチャーのパートナー役や“谷間”の王座挑戦など、便利屋的なポジションに収まっていた。 アメリカでは“日系ヒール”として人気を集めたものの、日本人からするとその最大の売りの部分が、どうしてもインチキ臭く映ってしまったことは大きなマイナスであった。 また、アメリカで人気を博したブッチャーとの抗争が、日本ではパートナーとなったために再現できなかったことも痛かった。 なお、トーアを「東亜」、カマタを「蒲田」から取った名前だと思っているファンも多いようだが、実はこれは誤り。トーアの英語表記は「Tor」で、これは「巨大な岩山」の意味。カマタは本名の「カマカ」を、日系人っぽいイントネーションに直したものである。 風貌や名前にまとわりつくいかがわしさから観客の苦笑いを誘うこともあったが、良くも悪くもそのインパクトは強く、後年に思わぬ格好で注目を集めることとなる。 '87年の引退から2年後、『とんねるずのみなさんのおかげです』の人気コーナー『仮面ノリダー』で、石橋貴明が怪人トーア・カマタ男を演じたのだ。 高視聴率のバラエティーによりカマタは再び脚光を浴び、番組への招聘プランも持ち上がったという(カマタの体調不安から実現しなかった)。とんねるずの番組もこの3月で終了し、まさに「昭和は遠くなりにけり」ということか…。キラー・トーア・カマタ1937年3月9日〜2007年7月23日(70歳没)。米国ハワイ州出身。身長183㎝、体重140㎏。得意技/地獄突き、ダイビング・ボディプレス。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年05月21日 12時20分
「なにが面白いのかねえ」張本氏、“世界で一番過酷な400メートル走”に心ない一言で炎上
20日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が北海道大倉山ジャンプ台を下から登るレースに出場した選手に心ない一言を浴びせ、批判を受けた。 番組では「最も過酷な400メートル走」と題し、北海道・大倉山ジャンプ競技場を下から走って駆け上がり、そのタイムを競う「レッドブル400」を取り上げる。参加者は厳しい傾斜をもろともせず、下から上へと走り、ゴールすると精根尽き果てたように横になった。 さらに、女子の部では、昨年の世界選手権で優勝したという田中ゆかり選手が独走し、それを高村貴子選手がキツイ傾斜のなか懸命に追い上げていく様子が放送され、ゴール付近でついに逆転。そのままゴールし、新王者に輝いた模様が流れた。僅かな時間だったが、その過酷さやデッドヒートを制した高村選手の頑張りは十分に伝わるものだった。 ところが、これを見た張本氏は「なにが面白いのかねえ」と一言。冗談のつもりだった模様で、その後、張本氏はまずいと思ったのか、すかさず、「あっぱれ」。ゲストの高橋慶彦氏も「参加者全員にあっぱれ」をあげ、「カープのキャンプを思い出したね。坂登りばっかしでした。気持ちは良くわかります」と理解を見せる。 関口宏も「それをまた挑むんだからね。プロ野球選手はやらざるを得ないわけでしょ」と褒め、高橋氏も「やりたくはない」とコメントし、チャレンジ精神に賛辞を送った。なお、張本氏は、この件についてコメントをしなかった。 思わず口が滑ってしまったと思われる「なにが面白いのかねえ」発言だが、ネットユーザーからは大ブーイング。「野球以外のスポーツを語るな」「一生懸命競技に打ち込んだ人に失礼だ」「こんな言われ方をするなら取り上げるな」など、非難が殺到することになった。 この日の放送では、日本大学アメリカンフットボール部内田正人監督の振る舞いを厳しく糾弾し、視聴者から支持を得た張本氏だったが、そのすぐあとに、ほかのスポーツについて「つまらない」と吐き捨て。この事実に、失望する人もいた。 様々なスポーツを取り上げている『サンデーモーニング』「週刊ご意見番コーナー」。多種多様な競技を放送するのは結構だが、選手へのリスペクトは、どのような競技でも忘れてほしくない。
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スポーツ 2018年05月20日 17時30分
“世界の獣神”ライガーが築いてきたスーパーJr.の歴史。ライガーの優勝回数は?
先日、今年の新日本プロレス『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』(BOSJ、5月18日開幕)の展望記事を書いたところ、昨年で同リーグ戦からの卒業を宣言した獣神サンダー・ライガーに対して「寂しい」「ずっと出てもらいたかった」など、今年の不出場を惜しむ声が多く寄せられた。 私がスーパーJr.を会場で見るようになったのは、BOSJの前身となる『第2回トップ・オブ・ザ・スーパージュニア』(TOSJ)の決勝戦(1991年4月30日、両国国技館)から。3年ぶりのTOSJで出場メンバーがほぼ一新された中、第1回大会にも出場した保永昇男が、第1回大会後にリバプールの風になり生まれ変わった獣神サンダー・ライガーと好勝負を展開した。開幕前はダークホースと見られていた保永が第2回大会を制し、新日本ジュニア内の勢力図を一変させた。 TOSJは第4回まで続いた。1994年にはジュニアヘビー級のオールスター戦『スーパーJカップ』(1994年)が成功。他団体から選手を招聘しようとBOSJに名称変更し、現在まで継続開催されている。 当初はライガーをジュニアの盟主とするために考えられたスーパーJr.。ライガーはTOSJ第3回大会で、凱旋帰国したばかりのエル・サムライを決勝で破り初優勝。Jカップ優勝を逃した直後に開催された第1回BOSJでは決勝に進出。大阪府立体育会館(当時、現エディオンアリーナ大阪)で開催された決勝戦で、みちのくプロレスで大阪出身のスペル・デルフィンと対戦した。デルフィンはライガーとのハーフマスク、デルイガーとして登場し、ライガーをアウェーな雰囲気に持ち込んだが、ホスト役としての意地を見せて好勝負を制した。その後は第8回大会(2001年)に同じ大阪で、田中稔を破り3度目(TOSJ時代を含む)の優勝を飾っているが、意外なことにライガーの優勝はこれが最後だった。 BOSJに名称を変更してからは、エル・サムライやケンドー・カシンとともに、金本浩二、大谷晋二郎、高岩竜一らとジュニア世代闘争を繰り広げた。この時期は新日本ジュニアの若い選手が台頭し、ワイルド・ペガサス、2代目ブラック・タイガー、ディーン・マレンコら好敵手たちがアメリカマットに主戦場を移した。ライガーの存在は当初描いていたのとは違う形で、ジュニアの盟主になっていった。それでもライガーは向上心を保ち続けた。他団体や海外マットへ積極的に乗り込んだり、鈴木みのるがプロレス復帰を決断するきっかけとなったパンクラスに参戦するなど、ジュニアの盟主から世界の獣神にまで上り詰めたのだから大したものだ。 スーパーJr.ではライガーと闘うために参戦した選手も数多くいる。飯伏幸太、KUSHIDA、アメリカン・ドラゴン(ダニエル・ブライアン)、初代えべっさん、カレーマン(クリストファー・ダニエルズ)、最近ではPAC、リコシェ、ウィル・オスプレイもライガーと同じブロックに入り、レジェンドに触れた。今でもスーパーJr.に出場したい選手が世界中から絶えないのは、スーパーJr.からWWEにステージアップした選手が多いのも理由のひとつかもしれないが、やはり“世界の獣神”ライガーが20年以上に渡って築いたリーグ戦というのも大きいのだろう。 ライガーがいないスーパーJr.ではあるが、ライガーはきっと実況席で大はしゃぎしながら、スーパーJr.をファンと一緒に楽しむことだろう。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.9】
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スポーツ 2018年05月19日 12時00分
カーリング・藤澤五月をメロメロにした山口剛史の“女子力”とは…
チョー可愛いカーリングの藤澤五月ちゃんをメロメロにしたSC軽井沢の男子メンバー、山口剛史選手(33)の意外な秘密がいま明かされる。「そだね〜」で一気に知名度を上げたカーリング女子のLS北見が、4月27日までワールドツアー『ハンプティーズ・チャンピオンズカップ』に参戦したが、4戦全敗で大会を終えた。その敗因には藤澤五月選手(26)の存在がある。ベストメンバーに藤澤選手の名前がなかったからだ。 「平昌五輪銅メダリストとしてはかなりヤバいが、同情すべき点はある。スキップの藤澤がいなかったからです。藤澤はミックスダブルス(男女混合)の世界大会にまわり、5位入賞。彼女がいれば、まったく違う展開になっていた」(体協詰め記者) しかし、この先もLS北見はベストメンバーを揃えられないかもしれない。藤澤選手が混合ダブルスに出場する割合が増えそうなのだ。 「藤澤の“強奪”に成功したのは、SC軽井沢の男子メンバー、山口剛史(33)。彼をひと言で表すと、個性の固まりといったところでしょう」(関係者) 山口選手は女子選手に人気があるとされ、「五輪金メダルではなく、カーリングをメジャーにすること」と公言する一方、プライベートではアロマに詳しく、試合会場ですれ違った女子選手も、「何? いい匂い!」と、山口選手を振り返るほどだという。 「ヨガやゴルフ、ピラティスといった、いかにも女の子が喜びそうなことに精通している。北見のメンバーもこの女子力の高さには勝てないようで、主将の本橋麻里は、『いい匂いがした方に、だいたいアイツがいる』と話している。藤澤の混合大会への派遣を許したのも他ならぬ本橋。しかし、試合会場でも男子より女子と話している方が長く、ファンから嫉妬の声が聞こえてくると同時に、藤澤を奪われたメンバーもやきもきしている様子です」(同) そんな山口選手に周囲が付けたアダ名が“ツヨ姉”。 「藤澤&ツヨ姉コンビで、カーリング観戦のお客さんが増えました。ただ、この2人の混合出場が増えれば、北見は慢性的な戦力ダウンに陥る。新メンバーを探すのか、本橋が再び氷上に立つかは決まっていないが、目下、北見にとって最大の敵はツヨ姉かもしれません」(スポーツ紙記者) カーリングのストーンのようにスーッと警戒をかいくぐって五月ちゃんの心の的に近づいていった山口選手の“女子力”には脱帽しかない。
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スポーツ 2018年05月19日 06時40分
「アレでアップアップでしょ?」“オリの斬り込み隊長”宮崎が初回からチャンスメイクを演出!
▽17日 ZOZOマリンスタジアム千葉ロッテ 3-6 オリックス 観衆 13,813人8回戦 オリックス5勝3敗 開幕から全試合で起用してきた高卒4年目の宗佑磨が、太ももに強い張りを訴えて16日に登録抹消。軽症ではあるものの、万全を期したという。代わりに福良淳一監督が期待する「斬り込み隊長」宮崎祐樹が昇格した。オリックスの元気印で昨年、交流戦シーズン序盤にかけて大ブレイクした外野手だ。 「打率の数字はいいけど、あまり打席に立ってないからね」 試合前、宮崎に.342というファームでの高打率について尋ねると、控えめな回答が返ってきた。宮崎は「(ファームで)特に変えたということはない。日によって感覚を合わせて考えて。一打席、一打席考えながら立つようにしてます」と続けた。ファンから期待が集まっていることに関しては「応えられるように頑張ります」と頼もしげだった。 一番センターでスタメン出場した宮崎は初回、プロ初登板、初先発となるロッテ・渡邊啓太の初球を叩きセンター前へ運んだ。「1球目から行くと決めていた。あれで(相手は)アップアップでしょ?」という。積極的に打ちに行くと決めていたようだ。その後、無死満塁とチャンスを広げるが、この日も“オリの主砲”ロメロら主軸は大ブレーキ。宮崎は第三打席でも二死からヒットを放ち、二番の“シンデレラ・ボーイ”西野真弘も続いてチャンスメイクしたが、“マッチョマン”吉田正尚が倒れ得点にはつながらなかった。 宮崎は「数少ないチャンスをモノにするために、ファームでやってきた。米村コーチとかファームの人たちも喜んでくれていると思う」と手応えを口にし、「これで記事作れるでしょ?」と笑わせた。 首脳陣からは守備に難があると見られており、この日も3打席で交代した。昨年と同様、主に試合中盤までの起用になりそうだ。福良監督はチャンスメイクした宮崎と西野を称賛する一方で、チャンスに1本出ない主軸に対して「あれでは先発の西(勇輝)がかわいそう」と嘆いた。 この日は8回に“オリの神童”山本由伸がワイルドピッチで同点に追いつかれ、直後の9回に“オリの男前”小田裕也が勝ち越し打を放ちチームに勝利をもたらしたが、勝ち星が消えた開幕投手・西にとっては歯がゆい思いだっただろう。指揮官は連勝の喜びを口にはせず、主軸への苦言を繰り返していた。 3連敗からの2連勝で、借金を「3」まで減らした。19日からは“もうひとつの本拠地”ほっともっとフィールド神戸で、首位・西武と2連戦を行う。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年05月19日 06時30分
エンゼルスを困らせている大谷の無邪気さ
大谷翔平(23)は「自分の価値」が分かっていないようだ。 5月13日(現地時間)、「投手・大谷」が今季6回目の先発マウンドに上った。チームはサヨナラ勝ちをおさめたが、翌日の地元紙はエンゼルスのマイク・ソーシア監督を痛烈に非難していた。「なぜ、大谷を途中で代えたんだ、と。交代させるタイミングではなかったと伝えていました」(米国人ライター) 大谷は7回途中(6回1/3)、被安打3、奪三振11、先頭バッターをファールフライに打ち取ったが、次打者に四球を出した場面で交代が告げられた。この時点でのスコアは「1−0」。エンゼルスが勝っていた。しかし、二番手投手が大谷の出した走者の生還を許し、同点。大谷の4勝目も消えてしまった。「大谷がマウンドを下りるとき、スタンドもざわついていました。でも、翌日の地元紙がここまでソーシア監督を叩くとは思いませんでした」(前出・同) 理由は、いくつかある。 前イニングの6回、大谷は無死二塁のピンチを背負ったが、ここでギアを挙げ、最後は三振で切り抜けたのだ。この6回のピッチングのインパクトが強すぎたため、7回での途中交代が「消極的」と映ったのだ。まして、大谷の4勝目も消えてしまったのだから、ロサンゼルスタイムズなどの地元紙も文句の一つも言ってみたくなったのだろう。「今、米国では『リアル二刀流』が観てみたいとの声も聞かれるようになりました。打者として出場し、途中からマウンドに上るとか…」(特派記者の一人) エンゼルスの所属するアメリカンリーグは、投手が打席に立たない指名打者制だが、ルール上は可能だ。大谷人気が盛り上がっているわけだが、こんな声も聞かれた。本人にその自覚がないというのだ。「彼は本拠地球場からクルマで10分ほどのところにあるマンションに住んでいます。4月半ばだったかな、球団に『相談がある』と彼が言ってきたんです」(関係者) 大谷は「自転車を買いたい」と言った。目的は球場までそれで通いたいからだそうだ。球団は「パニックになるからやめてくれ」となだめたが、大谷は口をとがらせたまま。また、現在は球団が雇った日本の栄養士やMLBに長く携わった現地コックが大谷の食生活をサポートしているのだが、「ボクにも(料理が)できますか? 教えてください」 と言って、調理に加わろうとするという。 微笑ましいエピソードではあるが、慣れない包丁捌きで指を切ってしまったら、プレーにも影響が出かねない。「日ハム時代も、大谷への単独取材は禁止されていました。厳密に言うと、球場に出入りする際の『ぶら下がり』がNGでした。大谷は失言をするようなタイプではありませんが、球団も気を配ってきました」(ベテラン記者) エンゼルスが懸念しているのは、米オールスター戦。このまま行けば、大谷の出場は間違いないだろう。MLBは打者か投手の一方ではなく、二刀流での出場を”予定”している。そこで「リアル二刀流」が実現すれば、全米の野球ファンが興奮するだろう。「エンゼルスに事前の相談があるかどうかが問題。球宴で指揮を執る監督は所属チームに出場投手の登板予定を確認し、後半戦に負担をかけないよう配慮しますが、野手に関しては試合展開で不慣れな守備位置に入ってもらうケースもゼロではありません。打者・大谷が『投げてくれ』と、突然言われることだって十分に考えられます」(前出・特派記者) スターの自覚のない大谷なら、二つ返事でマウンドに向かうだろう。大谷の飾らない人柄に好感を持つ米メディアも少なくないが、エンゼルスはソーシア監督へのバッシング記事を見て、「オトナの立ち振る舞い」を教える必要性を感じていたそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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