スポーツ
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スポーツ 2018年05月23日 17時30分
メッセンジャーの好投で決断!金本阪神が「5人目の外国人選手」獲得へ
22日のヤクルト戦、阪神の先発・メッセンジャー(36)がチームの危機を救った。6回3失点、初回一死から四球を与えたように、走者を背負う場面も続いたが、威力のある直球とスライダー、フォークなどを織り交ぜ、粘りのピッチングを見せてくれた。 そのメッセンジャーが国内FA権の取得条件を満たしたことは既報通りだが、来季から「外国人枠」ではなく、“日本人選手扱い”となる。つまり、来季から5人の外国人選手を一軍ベンチに入れることができるのだ。「新外国人選手は先発タイプ? いや、2人目の大砲タイプを獲得するかもしれない」(球界関係者)“5人目の助っ人”が必要かどうかは、シーズン終了後に判断すればいい。それが投手なのかもチーム成績を分析してから決めればいいのだが、阪神首脳陣はすでに方向性を見出していた。大砲タイプの話は本当のようだ。「内部では、ロサリオ(29)の不振で持ちきりです。年俸3億4000万円というお高い買い物でしたし、渉外担当だけではなく、金本(知憲=50)監督自ら映像を見て獲得を決めました。『やってくれる』と期待していたので…」(前出・同) 不振についてだが、技術的な原因もないわけではない。しかし、首脳陣の認識のなかには“独自の分析論”もあった。「4番を予定して獲得した選手。一人だから他球団のスコアラーに(苦手コースを)徹底的に分析されたのではないか、と」 大砲タイプを同時期に2人獲得すれば、相手バッテリーの攻め方も散漫になるのではないかというわけだ。「福留、糸井の年齢的な懸念も重なっていると思います。期待した若手が伸び悩んだままなので、外国人野手の2人体制という作戦は間違っていません」(在阪記者) だが、若手の育成を優先させるべきとの意見も根強く、「外部補強は必要最低限に」との声も聞かれた。どういうわけか、期待された若手は2年続けて活躍できない。「台湾プロ野球に良い選手がいるからね。17年シーズンまで2年連続打率4割、17年三冠王と突出したバッターがいるんです。阪神はすでに現地調査を開始しています。メジャースカウトも視察していて、千葉ロッテ、埼玉西武、福岡ソフトバンクなども熱心だと聞いています」(特派記者) WBC日本代表が台湾選抜チームと壮行試合を行った17年2月、楽天・則本からバックスクリーンへの特大アーチを放ったワン・ボーロン(24)のことだ。好選手であることは間違いないが、ロサリオも韓国球界を経て阪神入りしている。韓国プロ野球と日本の力量差、その韓国よりも「下」と目される台湾で活躍中と言われても、NPBでは同じような活躍はできないだろう。 しかし、「5人目の外国人選手は大砲タイプ」説をそのままワン・ボーロンの獲得に結びつける声もないわけではないが…。 また、ロサリオの起用法についてこんな声も聞かれた。「過去2年も大砲タイプの外国人選手を獲得しています。彼らが活躍できなかったのは言うまでもありませんが、金本監督は早い時期に見切りをつけ、二軍に降格させました。でも、ロサリオに対しては我慢して使い続けています。どんな心境の変化があったのか…」(前出・プロ野球解説者) 韓国球界在籍中、ロサリオは夏場から調子を上げる傾向にあった。「覚醒」を待っているのかもしれないが、「移籍交渉の過程で、出場を約束させられたのではないか?」と勘繰る向きもないわけではない。後者だとしたら、5人目の外国人選手を獲るよりも、交渉のやり方を見直すべきだろう。 6月13日、親会社・阪急阪神ホールディングスの株主総会が開かれる。近年は金本体制を温かく見守る株主も多かったが、ロサリオの覚醒が遅れれば、今年は大荒れとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年05月23日 11時40分
暴走するメディアに「せめてルールは守って」 日大アメフト部“加害選手”会見で視聴者から批判噴出
22日に行われた日大アメフト部“悪質タックル”問題に係る加害選手の会見。発覚以降大きな波紋を広げている問題とあって、会見には数多くのメディアが詰めかけたが、その報道姿勢に視聴者が疑問を持ったようだ。 日本記者クラブを舞台に、“代理人の弁護士による経緯の説明”・“加害選手による陳述書の読み上げ”・“質疑応答”という流れで進められた今回の会見。壇上には、加害選手と共に“特例”という形で弁護士が同席していたのだが、その弁護士は冒頭で「ずっとアップで撮るようなことは避けていただきたい」とメディア各社に対して配慮を求めていた。 しかし、このような言葉とは裏腹に、メディアの多くはその後加害選手をアップで放映。中には、前述の弁護士の発言直後から一貫して加害選手をアップし続けているメディアも見られた。 他にも、会見後半の質疑応答に関しては、あらかじめ「質問は1人1個でお願いします」と司会が口にしていた。それにも関わらず、1番手で質問した記者がいきなり4個の質問を乱発。これが引き金を引いてしまったのか、その後も各社は質問を連発し、多いところでは1人で8個もの質問をぶつけるメディアも見られた。 こうした“ルール無用”の報道姿勢にうんざりしていた視聴者は多いようで、ネット上を見ると「終始どアップは悪意ありすぎでしょ」「くだらない質問を連発するな」「せめてルールは守ってくれよ…」といった批判が噴出している。 世間から大きな注目を集める問題とあって、少しでも取り上げる内容を増やしたいという各メディアの思惑もあることだろう。ただ、この問題の当事者はあくまで日大の“一学生”であり、政治家や芸能人など、公の人間ではない。こうしたことを考えると、今会見の様子を視聴者が“やりすぎ”と捉えらえるも致し方ないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月22日 17時40分
「今年こそメッセをオールスターに!」阪神・メッセンジャーに高まる“オールスター初出場”の機運
7月13・14日に開催される今年のプロ野球オールスター戦。この夢の舞台に出場する選手が選ばれるファン投票の受付が今日から始まった。投票締切となる6月17日まで、ファンたちは各々の“推し”選手に票を投じることになるのだが、今年はその清き1票を阪神の先発投手であるランディ・メッセンジャーに投じようという動きが広まっているようだ。 2010年から数えて、今年が9年目(球団の外国人史上最長)のシーズンとなるメッセンジャー。昨年までの在籍8年間で84勝(年平均10.5勝)を記録し、過去には最多奪三振(2013・2014年)や最多勝(2014年)も獲得した阪神のエース右腕だが、意外にも昨年までオールスターに選出されたことは無い。 2010年から昨年までのファン投票の結果を見てみると、昨年の3位以外は全て得票数トップ10圏外。また、ファン投票以外の選出方法である選手間投票や監督推薦でも、メッセンジャーは選出外の憂き目に遭っている。 「オールスターに出場したい」という思いを、これまでも度々メディアの前で口にしてきたメッセンジャー。その右腕をぜひ夢の球宴に出してあげたいという声は大きいようで、ネット上では、「今年こそメッセをオールスターに!」、「何卒メッセンジャーに投票をよろしくお願いいたします」といった有志による“選挙活動”が広く展開されている。 ただ、こうした機運の高まりがメッセンジャーに“当確”ランプを灯してくれるとは限らない。昨年ファン得票数1位の菅野智之(巨人)や話題性抜群の松坂大輔(中日)など、ファンの票を広く集めそうな他球団の“対抗馬”にどこまで太刀打ちできるかは未知数だ。 また、昨年のファン投票では、メッセンジャーの他に藤浪晋太郎(6位)、能見篤史(8位)といったチームの同僚たちもトップ10入りを果たしている。こうした票の食い合いは今年も避けられないだろう。 6月25日に予定されているファン投票最終結果発表。待つのは悲願の初出場か、それとも――。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月22日 17時30分
大関昇進“目安”の33勝目をマークした栃ノ心 今後の注目点は両横綱との戦い
21日に9日目となる取組が行われた大相撲5月場所。前日まで8連勝と“大関取り”へ驀進中の関脇・栃ノ心はこの日、平幕・大栄翔との一番に臨んだ。 立ち合い、右を差すと同時に左の上手も掴んだ栃ノ心。これで大栄翔を完全に組み止めると、そこから吊り上げながら土俵際へ追い込み、最後は寄り切りで勝負あり。その取組時間は10秒いくかどうかという、一方的な“完勝劇”で今場所無傷の9連勝を飾った。 この勝利により、1月場所からの勝ち星の合計が大関昇進の目安である“33勝”に到達した栃ノ心。ただ、今年の1月場所での番付が平幕だったことから、この日の9勝目を以って大関昇進が確定したとは言い難い。 事実、解説者の北の富士勝昭氏は場所中のテレビ・ラジオ解説において、度々「12勝なら文句無し。内容次第では11勝でも昇進はあり得る」という旨の発言をしており、ネット上でも同じような意見を持つファンは多い。今後はどれだけ成績を上乗せ出来るかが焦点となるだろう。 今日行われる10日目から千秋楽まで、6名の力士との取組が控えている栃ノ心。中でも注目すべき点は、やはり、白鵬・鶴竜の2横綱との戦いだ。これまで白鵬とは25回、鶴竜とは24回戦っている栃ノ心だが、白鵬には25戦全敗。鶴竜に対しては先場所勝利を収めているものの、通算成績は2勝22敗とこちらもかなり分が悪い。 仮に両横綱に敗れたとしても、その他の力士に全勝すれば最終成績は13勝2敗。場所後の大関昇進は濃厚だろう。しかし、現在その両横綱を星の差1つで抑えて優勝争いのトップに立っていること、また、大関昇進“以降”のことを考えると、今までと同じように易々と勝ち星を献上するわけにはいかない。 6日目の豊山戦では攻め込まれる場面が目立ったものの、この取組以外は終始安定した相撲が取れている栃ノ心。今場所の状態ならば、勝機は十分にあるだろう。これまで辛酸を舐めさせられてきた横綱陣と、今こそ雌雄を決する時だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月22日 06時45分
「清宮選手の初登場に合わせただけ」ロッテ謎の魚が“清宮効果”に便乗して幕張帰還!
「ついに謎の魚が幕張沖に漂着しました」 千葉ロッテマリーンズの球団関係者が興奮した口調でそんな連絡をしてきた。 ロッテのキモカワキャラクター謎の魚は、開幕したチームをよそに南へ泳ぎ続けて、呑気に各名所を巡りながら、PLM(パシフィック・リーグ・マーケティング)のオファーを受けて、11日に台湾に漂着。12日に行われた中華職棒大聯盟・Lamigoモンキーズ対富邦ガーディアンズ(桃園国際棒球場)の試合前のイベント『YOKOSO 桃猿』に出演し、チアグループのラミガールとともに日本では見たこともないハッスルパフォーマンスを披露。現地ファンから大絶賛された。 幕張に漂着した謎の魚と話をしたという球団関係者は「台湾ではいろんなことをやらされたとボヤいてましたが、かなりウケが良かったことに気を良くしてました」とのこと。自分勝手で自由かつ球団も制御不可能なのは相変わらずのようだが、本人が予告していた20日過ぎに幕張へ帰ってきた。しかし、なぜこのタイミングになったのか?ずっと引っかかっていたのだが、それに関しても球団関係者が直接話を聞いて仰天したという。 「それが日本ハムの清宮(幸太郎)選手がウチに初めて登場予定の22日に合わせたと言うんですよ。これにはさすがというか何というか…。清宮選手に失礼がなければ良いのですが、清宮効果に便乗しているのは明らか。計算高い男です」 なんと、清宮がZOZOマリンスタジアムに初登場する日に合わせて、謎の魚もマリンに今シリーズ初登場を狙っていたというのだ。ひょっとしたら清宮が一軍昇格するまで、わざわざ各地を巡りマリン登場をジラしていたのかもしれない。清宮昇格後、パ・リーグの各球場では昨年、国内ラストイヤーを予想して、先発登板日は特にパ・リーグのレインメーカー的な大旋風を起こした“大谷翔平効果”にはまだまだ及ばないものの、日本ハム戦の集客が増える傾向にあり、“清宮効果”は少しずつ出てきている。これはこのあと交流戦が行われるセ・リーグの球場でも見られるはずだ。しかし、今回の謎の魚の策略は、清宮にホームランが飛び出せば謎の魚が初登場したインパクトは逆に全く消えてしまうリスクを伴っている。 謎の魚は「みなさん、お待たせしました。ダービーウィークに合わせて満を持して登場することを決めましたディープインパクト産駒の謎の魚です。グフフフ。決して、5月22日に発売開始となる私のボブルヘッド人形に合わせて登場するような大人の事情ではありませんので、あしからず。ファイターズ清宮幸太郎選手のZOZOマリンスタジアム初登場に合わせただけです。グフフフフ」と何やら含みを持たせたコメントを出しているのだが、先日、マリーンズストア内をのぞいたところ、謎の魚のグッズコーナーが昨年に比べてかなり広がっており、アイテム数も増加。売り上げも好調だそうで、謎の魚のコメントにもあるようにボブルヘッド人形や、カステラなど今後も続々と謎の魚グッズが販売されるという。 「悔しいですけど、良いタイミングで帰ってきましたね」と最初は興奮気味に話していた球団関係者も最後は笑っていた。22日の日本ハム戦では試合前の17時30分頃にまずビジョンで第1形態が登場。第2形態は昨年と同じく5回裏終了後グラウンドに登場する予定だ。果たして台湾でよりパワフルになった謎の魚は“清宮効果”の便乗に成功するのか?マリン初登場に期待が無駄に高まるのは、きっと私だけ…だろう。取材・文 / 謎の増田(謎の魚番記者)写真提供 / (C)千葉ロッテマリーンズ
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スポーツ 2018年05月22日 06時30分
オリックス担当記者が分析、“マッチョマン”吉田正の一発で交流戦前に借金返済を!
オリックスが4試合と変則だった先週の試合を、3勝1敗と勝ち越して借金を再び2つ縮めて「3」にまで持ち直した。西勇輝に直接の白星が付かず、山岡もまた勝つことが出来なかったが、新外国人左腕アルバースは安定感のあるピッチングを継続中で、ルーキーの田嶋は早くも5勝目を達成した。打撃陣は相変わらず湿りがちだが、ちょっとした入れ替えが功を奏した1週間だった。▼5月15日〜20日 オリックス成績【対千葉ロッテ 富山アルペンスタジアム】5月15日○アルバース 7-2 石川歩●【対千葉ロッテ ZOZOマリンスタジアム】5月17日○山本由伸(先発は西勇輝) 6-3 内竜也(先発は渡邉啓太)【対埼玉西武 ほっともっとフィールド神戸】5月19日●山岡泰輔 0-7 多和田真三郎○5月20日○田嶋大樹 3-0 榎田大樹●※42試合19勝22敗1分け。首位・西武とは7ゲーム差のパ・リーグ4位。 先週は地方の富山から始まった1週間。オリックスはオープン戦も含めて4試合目のロッテ戦先発となるアルバースを、2週続けてカード頭に投入。首脳陣の期待に応えたアルバースは6回を3安打、無四球、1失点と好投。打線も宗佑磨のタイムリー、T-岡田の4号ソロなど奮起。アルバースはロッテ戦無傷の3連勝。対戦防御率も1.59と今後もロッテキラーとして、ロッテ打線の前に立ちはだかることになりそうだ。移動日を1日挟んで千葉では、好投を続けながらも、なかなか勝ち星に繋がらない西がまたまた好投。1点リードで7回を投げ終えると、球数が99球だったことや中5日での登板だったことを考えて、福良監督は8回から継投へ。しかし、2番手“オリの神童”山本由伸が、球のキレは良かったものの、変化球が暴投になり失点を許してしまう。最終回に小田裕也の勝ち越し打でチームは勝利を収めたが、福良監督は「きょうは序盤ですよ!あれじゃ西が可哀想だ」と序盤のチャンスを何度も生かせなかった打線の主軸に対して、勝ち試合にしては珍しく強い口調で苦言を呈した。 「宮崎は良かったですね。西野も昨年から取り組んでることが形になってきた」 そんな福良監督が野手陣の中で評価したのは、先週から昇格した宮崎祐樹と西野真弘の2人。宮崎は、富山で活躍した宗が太ももに強い張りを感じ移動日に抹消されたため、急遽千葉から合流。西野はカード頭から不振のマレーロと入れ替わった。宮崎は昨年も春先から交流戦にかけて1番センターとして起用され、低迷していた打線に風穴を開ける役割を果たしており、監督からは「斬り込み隊長」と命名されていた。17日の試合では、1番宮崎が3打数2安打、2番の西野が3打数3安打とチャンスメイクを作り機能している。19日の西武戦からは中島宏之との入れ替えで、後藤駿太が今シーズン初昇格。後藤は「今回のチャンスはしがみつく」と闘志を燃やしていた。宮崎や後藤のライバルとなる“正センター”の宗は軽症のため、短期間で復帰を果たす見込み。この“ワンチャン”を活かせるかどうか…宗が戻ってきたのと同時に、武田健吾も含めた真の競争が繰り広げられるはずだ。 週末に神戸に戻って行われた首位・西武との2連戦。初戦の山岡は今回も序盤は惚れ惚れするぐらいの完璧なピッチングを披露するも、5回に先頭の森友哉に2塁打を打たれ、3塁まで進まれると自身の暴投で先制を許してしまう。これで心の何かが切れたのか、メヒアに1発を食らってこの回なんと4失点。監督は「5回は山岡のひとり相撲だった」とバッサリ斬られていたが、打線は西武先発の多和田を相手に完封負け。これでは山岡を責められない。2戦目は先週楽天に敗れたルーキーの田嶋が「流れを変えるために」と登場曲をオープン戦から使ってきた欅坂46の「エキセントリック」から「ガラスを割れ!」に変更し、マウンドへ。田嶋はデビュー以来、ベストピッチングともいえる7回を109球、4安打、6三振、無失点の内容で降板し、由伸と増井が無失点リレーで、主砲ロメロの1発を含む3点を守って田嶋に5勝目をプレゼントした。田嶋は「二桁勝利」をひとつの目標にしており、そこにはある“強い思い”も抱いている。交流戦前に半分達成できたのは、田嶋にとってもチームにとっても大きい。 22日からは最下位・楽天3連戦(仙台2試合、東京ドーム1試合)と、5位・ロッテ3連戦(ほっと神戸2試合、京都1試合)の計6連戦が交流戦前最後の公式戦として行われる。交流戦前に借金を返済するには、この6連戦を5勝1敗(引き分けを考えない場合)の好成績が条件となるが、下位チーム相手なだけに,ここはしっかり連勝をして、返済してもらいたいところ。特に先週3連敗を喫した楽天にはキッチリとお返しをする必要がある。今週のキーマンは7試合連続安打を更新中ながら、5月4日のソフトバンク戦以来、ホームランが出ていない“マッチョマン”吉田正尚である。7試合連続安打更新中にもかかわらず、一発がなかなか出ないため、正尚が打っている印象は薄いのは気の毒な話だが、それぐらい正尚に対しては,ホームランに対する期待値が高い。昨年からグッズでもチームで1番の売り上げを記録しており、グッズ関係者は「今年も正尚選手が断トツですよ」と正尚人気に期待を寄せている。これを聞いた正尚は「活躍しなきゃいけないですね」とファンの期待を自分の胸に叩き込むように話しながらグラウンドに走っていった。 デビューから腰痛に悩まされた正尚だが、今年はケアをしっかりしながら、開幕から全試合に出場している。「正尚が1年間いたら…」ファンや関係者はこの2年間そんな妄想をずっと抱いてきた。しかし、いちばんそれを望んでいたのは吉田正尚本人であるのは言うまでもない。セ・リーグの投手陣が試合前から嫌がるような大爆発を今週の6連戦で見せてほしい。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年05月21日 21時45分
IWGPジュニア王者オスプレイ、KUSHIDAが黒星スタート!新日本スーパーJr.波乱の開幕
新日本プロレスが誇るジュニアヘビー級の祭典『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』が後楽園ホールで開幕した。18日にAブロック、19日にBブロックの初戦をそれぞれ行った。 Aブロックは20日に静岡のキラメッセぬまづ大会で2戦目までを消化。タイガーマスクは2戦目でYOHと対戦した。 タイガーマスクは開幕戦で金丸義信と対戦し、一部のファンの間“タイガー対決”と話題になった。金丸はGHCジュニアヘビー級王座を7度戴冠し、全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王座を7回も防衛している。ベテラン同士ならではの濃厚な攻防は、勝負に出た金丸の一瞬の隙を突き、エビ固めで丸め込んでタイガーが勝利した。 YOHとの対戦でタイガーマスクは、若さ溢れるYOHのスピードに押される場面があったものの、タイガードライバー、ハイキック、雪崩式のダブルアームスープレックスで畳み掛けた。最後は必殺のタイガースープレックスホールドで、粘るYOHからフォール勝ちを奪った。 YOHが凱旋帰国と同時にCHAOS入りしたため、タイガーとYOHは所属するユニットが分かれてしまった。しかし、タイガーは試合後、YOHの成長を感じたのか握手を求め、YOHもこれに応じた。 また開幕戦のメインイベントで、IWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイに完勝し、強烈なインパクトを残した“ボーン・ソルジャー”石森太二が、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのBUSHIと対戦した。 立体的な技の攻防にラフなテイストが入ったこの試合は、巻き戻さなければよく分からないような展開が続いた。オスプレイを撃破し、新日本マットへの定着をもくろむ石森は「こんなところで止まってられない」と、オスプレイも葬ったブラディークロスを放ち石森が勝利を収めた。 Aブロックはタイガーと石森が無傷の2連勝。金丸とBUSHIが2連敗となった。その他の選手が1勝1敗となっている。 Bブロックは前年度覇者のKUSHIDAと優勝候補のマーティー・スカルが開幕戦で敗れる波乱の幕開けとなった。 KUSHIDAはかつてのパートナー、アレックス・シェリーのパートナーでもあるクリス・セイビンと予想を上回る好勝負を展開。どこの国に出しても恥ずかしくないカードとはこういう試合のことを言うのだろう。この日はセイビンが勝ったが、明日またやればKUSHIDAが勝つのではないか、と思えるような試合だった。最後2人は握手を交わしていたが、また近いうちに見たいカードだ。 KUSHIDAは2戦目の相手がスカルなだけに、勝っておきたかったが…。スカルの初戦は同じく優勝候補の高橋ヒロムだった。敗れたからと言って「波乱」と表現するのは正しくないのかもしれないが、ヘビー級の選手との対戦で互角の勝負をしていただけに、ヒロム戦はしっかりと勝っておきたかったところ。 試合後にヒロムは「G1(クライマックス)よりもスーパーJr.が面白かったと思わせる」とマイクでアピールした。ヒロムはジュニアの人気をヘビー級よりも上げる、という野望を抱いている。対ヘビー級への対抗心はお互いにあるのだが、その方向性の違いが結果になって出たのかもしれない。 初戦に敗れたKUSHIDAとスカルによる22日の後楽園決戦はどちらも連敗が許されないだけに、結果が注目される。 22日の後楽園大会では他にヒロム対エル・デスペラードのロスインゴ対鈴木軍の対決や、田口隆祐対ドラゴン・リーのタグチ・ジャパン対決、クリス・セイビン対SHOのBブロック公式戦2戦目がそれぞれ行われる。 今シリーズは、ヘビー級の主力選手で出場しているのはSANADAと鈴木みのるぐらい。IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカをはじめ、内藤哲也、棚橋弘至、後藤洋央紀、ケニー・オメガ、飯伏幸太らヘビー級の主力選手は出場していない。それでも18日と19日の後楽園大会は札止めの大盛況だった。 25回の歴史を持つスーパーJr.ブランドの信頼性と安定性を改めて実感した。2018年初夏の新日ジュニアは面白い!文・どら増田写真・広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2018年05月21日 21時10分
知名度より信頼!6.17RISE幕張大会、ヘビー級清水賢吾の対戦相手はアーツの弟子!
「幕張では大物とカードを組んでください」 キックボクシング団体RISEの『RISE123』4.24後楽園ホール大会のメインイベントで、極真会館の35歳・清水賢吾は“Hitter”デビッド・トラレッロを2R左フックで仕留めた。RISEヘビー級と日本ヘビー級王者の清水は試合後、『RISE125』6.17幕張メッセ・イベントホール大会での大物との対戦をアピールした。現在となっては貴重な、キックボクシングの日本人ヘビー級戦士の切なる願いだった。 RISE関係者は清水について「ずっとヘビー級戦線を1人で引っ張ってくれている功労者の要望。希望に添えるカードを実現できるように交渉していきたい」と話した。 一方で「ドタキャンされたので実現しない、というような無責任なことはしたくない」と当時、何人か候補として噂されていたレジェンド級のヘビー級選手の名前を出すことはなかった。清水の相手については「『名のある大物と交渉する』ということでお願いします(書いてください)」とマスコミに念を押した。 RISEは、観衆発表ひとつとっても「ウチは(観客数を)盛りません」とチケットが完売しても、売れた枚数に近い数が集計されるまでは発表しない。大会終了後、速報用の原稿を書き終えて、あとは「観客数待ち」ということがたびたび発生する。RISEという団体は「流行ってる感」よりも信頼性を最優先する団体で、とても好感が持てる。那須川天心というキラーコンテンツが生まれてからもそのスタンスは変わっていない。 そんなRISEが“交渉”していた「名のある大物」はピーター・アーツだった。と言っても、アーツ自らが清水と対戦するのではない。アーツは愛弟子の“Strek”バダ・フェルダオスを清水の対戦相手として推薦した。 バダはプロキャリア26戦20勝4敗2分(11KO)でオランダ国内のヘビー級タイトルを持つ21歳で、素質的には申し分ない。身長も清水より高い190センチで、伸びのあるパンチ、キック以外にも飛びヒザ蹴りなどあらゆる攻撃ができるという。 清水とは14歳差の年齢差対決となるが、下手にレジェンドとビッグマッチで対戦するよりも、名のあるアーツの愛弟子の挑戦を受けて立つことはいいことだろう。清水にとっても、信頼性を重要視するRISEにとってもファンの期待を裏切らない気がする。 大きなヘビー級選手は約8,000人収容の幕張メッセに映える。清水とバダがど迫力の打ち合いをしてくれることを期待したい。取材・文 / どら増田写真提供 / (C)RISEクリエーション
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スポーツ 2018年05月21日 17時40分
【DeNA】やはり頼れる”蒼い韋駄天”!梶谷隆幸の存在感
☆チーム待望の切り込み隊長 開幕からトップバッター問題に悩まされていたベイスターズ。これまで1番打者は、桑原将志、神里和毅、乙坂智らが交代で務めるも、1番に起用された際の3人の平均打率は、2割前半と低迷。ラミレス監督も「早く誰かがトップバッターの座を掴んでほしい」と語るなど、打線を組む上での最大の懸念材料だった。 そこで、ラミレス監督が指名したのは梶谷隆幸。右肩、背中の故障で開幕に間に合わなかったが、4月24日に一軍に戻って来た。当初はスタメン起用もなかなか調子は上がらず、ベンチを温める日々が続いたが、代打で結果を出し開幕37戦目にしてトップバッターに座ることになった。 すると、5月18日のジャイアンツ戦で、難攻不落の”日本のエース”菅野智之から、一時同点となる豪快なホームランを放ち、存在感を見せつける。チームは負けてしまったが、ラミレス監督も「続けて使う」と明言した。さらに、翌日の試合でも大活躍。2本のツーベースを含む、4安打の固め打ち。最も「梶谷らしさ」が見られたのが3回、先頭打者で登場しヒットで出塁すると、ソトのセンターフライでなんとタッチアップ。快足を飛ばしてセカンドを陥れて見せた。3戦目もツーランホームランを含む3打点を荒稼ぎ。開幕から元気のなかった打線に火を付ける「核弾頭」として充分過ぎる働きを見せ、このカード勝ち越しの立役者のひとりとなった。☆思い出される2年前のゴールデンウィーク この活躍を目の当たりにし思い出されるのが、2016年のゴールデンウィーク。左脇腹痛で出遅れていた梶谷は4日のスワローズ戦で復帰。次戦では自慢の足を見せつけ三盗を敢行し成功。その後、なんと続けて自身初のホームスチールも成功させた。低空飛行を続けていたチームは、ここから上昇気流に乗り、CS進出まで駆け抜けた。☆進化を続ける姿勢 去年は「20‐20」(20ホームラン&20盗塁)を達成も、打率は.243と物足りない数字に終わり、三振は157を数えた。今年は確実性を増す為に打撃改造に取り組んだ。去年は追い込まれてからも、あっさりと三振していたが、今年は粘るスタイルで「いやらしい」バッターへ変貌を遂げるのが目標。以前は「トリプルスリーに一番近い男」と評されていた逸材。2016年の起爆剤となった際の爆発力を、ファンは忘れていない。 ”蒼い韋駄天”はここからその名を刻む。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年05月21日 17時30分
3戦5発8打点!筒香の覚醒を許した巨人の甘さ
4番の一振りで撃沈…。ヨシノブ巨人がDeNA3連戦(〜5月20日)に負け越した。敗因は「筒香対策」の失敗だ。DeNAの主砲・筒香嘉智(26)は、この3連戦で5本塁打、8打点と大活躍だった。 「日本球界を代表するスラッガーであり、DeNA打線を最少失点に抑えることができるか否かは、筒香との勝負に掛かっています。いつも通り、筒香対策には時間を費やしましたが、この3連戦に関しては、相手のほうが上だったということ」(巨人関係者) 同関係者によれば、DeNAとの試合前、バッテリーミーティングは少し長くなるという。筒香対策に時間を要するためで、この3連戦も綿密な打ち合わせをしていたそうだ。しかし、巨人側が立てていた作戦は試合直前になって見直さなければならなくなった。 3連戦初戦の18日のことだった。筒香が打撃フォームをいきなりマイナーチェンジさせたのだ。ビジターチーム・DeNAの試合前練習は午後3時過ぎに始まる。ビジター、ホームの順で行われるのが球界の慣例だが、筒香の打撃練習を「最終チェック」として見ていた巨人スタッフがそれ気づき、大至急でスコアラー陣に報告したのだという。「右足を開くオープンスタンスに代えていました。シーズン途中で打撃フォームを代えるなんて…」(前出・同) この打撃フォームの改造だが、筒香自身が決めたことのようだ。前日までの筒香は不調だった。5月の打撃成績は前日17日時点で、2割4厘、本塁打ゼロ。相手ピッチャーの投じたボールをスイングさせる直前まで見極めるため、オープンスタンスに”マイナーチェンジ”したのだという。DeNA関係者によれば、筒香はラミレス監督にも直接、打撃フォーム改造の意図を説明し、許可をもらっていたそうだ。 その18日、巨人の先発はエース・菅野智之(28)だった。最初の対決は”様子見”だったのだろう。四球で歩かせている。だが、2打席目、オープンスタンスの弱点とされる外角球を投じたが、筒香はフルスイングで引っ張らず、レフト方向に流してスタンド・イン。この菅野の眉間に皺を寄せた表情が、その後の巨人投手陣の完敗を物語っていた。「16年、巨人投手陣と筒香の対戦成績は打率3割1分9厘、本塁打7、打点18。でも、昨季は打率2割4分7厘、本塁打2、打点10まで落としました」(前出・巨人関係者) 筒香も巨人バッテリーが研究していることは分かっていた。その配球を攻略するための打撃フォームのマイナーチェンジだったのかもしれない。「昨年のクライマックスシリーズでも筒香は打撃フォームをマイナーチェンジさせました。打てない、マズイと思ったら、できることは全てやっておくというのが筒香です」(プロ野球解説者) 一般論として、プロ野球選手が打撃フォームを改造するのはシーズンオフ。シーズン途中での改造は「不慣れ」「準備不足」のリスクも負うため、ほとんどやらない。 3連戦最後の20日、筒香は自身初、DeNAでは04年の多村以来となる「1試合3本塁打」をマークした。敗れた高橋由伸監督(43)は「(筒香に)そんなに打たれているわけではない。切り換えてまた…」と言っていたそうだ。おそらく、4番の仕事をさせなかった昨季のイメージがまだ残っていて、「そんなに打たれていない」と口にしたのだろう。 巨人は2位をキープしているが、広島、DeNAに大きく負け越している。対広島は1勝4敗、DeNAとは3勝7敗1分。早々に「苦手チーム」を作ってしまったようだが、筒香対策をやり直さなければ、首位広島の追撃はおろか、0・5差と肉薄する3位DeNAに足元をすくわれてしまうだろう。(スポーツライター・飯山満)
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