きょう1日とあす2日に千葉・幕張メッセ国際展示場11ホールで行われる「蝶野王国」。この日はきょう1日にトークイベントを行う藤波と蝶野が直前会見に顔をそろえた。
蝶野が「プロレス人気回復のため無我として藤波さんにも協力してもらうことになった。2回、3回とやっていきたい」と意欲を示せば、藤波も「もう1回われわれの熱き時代を呼び戻す。そういうのもあって拒否せずに賛同しました」と、笑顔で参加経緯を明らかにした。
また、会見で蝶野はこのほど長州力現場監督、ブラック・ストロング・マシン、獣神サンダー・ライガー、越中詩郎とともに結成したレジェンド軍にも言及。元新日プロきってのレジェンドレスラー藤波の獲得について「そのときは自分が出向く。交渉とかあるから」と“黒い勧誘”の可能性をチラつかせた。
ただ、レジェンド軍には藤波も「新日本にも一時期は新旧対決があった。僕も外から見ているけど、おもしろい」と興味津津のよう。蝶野にとっては好感触の返答を得た格好だが、そんな矢先にカリスマらしからぬ失言をしてしまう。握手を交わし、会見終了後のことだった。
「藤波さんってゴリラみたいな手してますね…」。なんと先輩レスラーに向かって、まさかのゴリラ呼ばわりしてしまったのだ。すると呆気にとられた藤波も「そうか?」「オレ手デカイんだよ」などと苦笑いするばかりだった。
その後ドラゴンが機嫌を損ねてしまったのかは不明だが、帰り際の藤波の目が笑っていなかったことは確か。会見では藤波のレジェンド軍勧誘に好感触だったが、まさかの「ゴリラ発言」で交渉は台無しになってしまった可能性は高い。いずれにせよ、今後の2人の動向に注目だ。