スポーツ
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スポーツ 2018年05月18日 17時30分
背に腹は代えられない?横綱・白鵬が“批判覚悟”の張り手を解禁し始めた理由
17日に行われた大相撲5月場所の5日目。この日平幕・大栄翔の挑戦を受けた白鵬が立ち合いで選択したのは、今なお物議を醸し続ける張り手であった。 左手で大栄翔の顔面を張ると同時に左上手を取った白鵬は、そこから右腕で頭を押さえながらの上手投げで大栄翔を完封。時間にして約2秒程度の“秒殺劇”で難なく白星を挙げた白鵬は、平幕・正代、関脇・栃ノ心と共に初日からの5連勝を飾っている。 初日の玉鷲戦以来、今場所2回目となる張り手を繰り出した白鵬。ただ、こうした白鵬の取り口は以前から疑問視されており、この日の取組後もネット上では不満の声が多く見られた。 ファンのみならず、横綱審議委員会からも厳しい目を向けられている白鵬の張り手。こうした批判の影響からか、今年の初場所時点では封印していたその“得意技”を、なぜ白鵬は再び解禁し始めたのか。そこには、今年4月に自身の父であるジクジドゥ・ムンフバト氏が亡くなったことも関係しているかもしれない。 モンゴル相撲の横綱であり、同国初のオリンピックメダリスト(1968年メキシコ・男子レスリング銀)でもあったムンフバト氏。その偉大な父にいい報告、すなわち“優勝”を届けたいという白鵬の並々ならぬ決意は、複数メディアによる報道からも広く知られているところだろう。 白星を積み重ね、賜杯を掴み取る。偉大な父に捧げるこの“ミッション”を達成するため、白鵬は少しでも勝つ確率が高い相撲を取りたいところ。では、今の白鵬にとって“勝つ確率が高い相撲”とは何か。それは何を隠そう、張り手の乱発である。 前回優勝を果たした昨年の九州場所(14勝1敗)において、白鵬は全15番中13番で張り手を繰り出している。一方で、張り手を封印して臨んだ初場所(2勝3敗10休)は、3・4日目に連敗し5日目(不戦敗)から途中休場。これらのデータは、白鵬の勝率に張り手の有無が大きく関わっていることを物語っている。 全ては、天国の父のため――。批判されると分かっていても、背に腹は代えられないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月18日 12時00分
「二刀流」大谷翔平の市場価格が370億円に急上昇!
エンゼルス・大谷翔平の快進撃が止まらない。23歳9カ月で米大リーグ機構(MLB)の週間MVP(4月2〜8日)獲得に続き、4月のア・リーグ月間新人MVPにも選出されたことで、“二刀流”の市場価格は370億円まで跳ね上がった。 大谷は5月5日までに打者として19試合に出場。打率3割3分9厘、4本塁打、14打点を記録。投手では4試合に登板し2勝1敗、26奪三振。この活躍ぶりを、ベーブルース以来100年ぶりに現れた二刀流と米メディアも認めざるを得ず、全米で野球の話題といえば大谷一色に染まっている。 物議を醸しているのが、メジャー最低保障54万5000ドル(約5800万円)という低年俸だ。規則上、エンゼルスは6年間、大谷を保有する権利を有し、年俸調停権を得る3年目が終了するまで、どれだけ活躍しても年俸は据え置かれる。 「これは25歳以下の外国人選手から米国人選手を保護するために設けられた規則。だが、大谷が連日MLBを盛り上げているのを目にし『二刀流の挑戦を応援しよう』という機運が高まり、救済策を検討し始めている」(スポーツ紙デスク) 現在、MLBで年俸総額トップは、マーリンズ時代の'14年に13年3億2500万ドル(約370億6000万円)で契約したスタントン(現ヤンキース)。経済アナリストに言わせると、「23歳で、今後10年以上活躍が見込める大谷は、スタントンに匹敵する価値がある」との市場価格をはじき出し、オーナー連も同じ評価をしているのだ。 ここまでMLBが二刀流・大谷の存在を重く見るのには、NFL(アメフト)、NBA(バスケットボール)への対抗心が背景にある。米国において、身体能力の特に優れた高校生、大学生は、マイナーで下済み生活を強いられるMLBには見向きもせず、NFL、NBAを目指す傾向にある。 ところが、大谷の活躍により、若いトップアスリートたちが、より身体能力が求められて、なおかつ稼げる「二刀流」に魅力を感じているというのだ。 「トップアスリートをMLBに呼び込むため、二刀流のランドマークである大谷は、超高額年俸であるべきというのがMLBオーナー連の考えです。エンゼルスも大谷を長期保有できるなら望むところ。途中でヤンキースなどの金満球団に高値で転売することも可能だからです」(同) そんな大谷には、登板日にDHを外し打席に立たせる案まで浮上してきている。 「MLBでは近年、若手有望株と早々に長期契約を交わすケースが出てきました。メジャー1年目のロンゴリア(現ジャイアンツ)はレイズ時代、開幕直後に6年1800万ドル(約19億円)で複数年契約。エンゼルスも19歳でデビューし、主砲に成長したトラウト外野手と4年目の開幕前に6年1億4450万ドル(約155億円)で契約延長しています。大谷ならそれらを超える可能性もあります」(マネジメント会社の代理人) 年俸30億円超のギガ契約も、夢ではない!
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スポーツ 2018年05月18日 06時30分
J2新潟 巻き返しを支えるベテランたち
先月には4連敗を喫するなど、苦しい戦いが続きチーム状態も落ち込んでいたアルビレックス新潟。リーグ戦ここ4試合は3勝1敗と徐々に順位も上げ、勢いを取り戻しつつある。ルーキー・渡邉新太が前節の千葉戦で2ゴールを挙げるなど、得点源としてニューヒーローが頭角を現す中、二人のベテランの活躍もチームの巻き返しの土台となっている。■俺たちの「タツヤ」 公式戦における存在感 5月16日のルヴァンカップ・対横浜F・マリノス戦で先発出場した田中達也はこの試合、後半ロスタイムまでピッチに立ち続けていた。2013年に新潟に移籍後、最長となるプレイタイムを記録した田中は、カップ戦4度目の先発出場となったこの日も先頭に立ち、グループリーグ突破を手繰り寄せようと、チームに活力を与えるべく精力的に動き回っていた。リーグ戦では開幕から出場機会こそ掴めなかったものの、控えとしてチームを支え、4月に入ってからは途中出場で貴重な働きを見せている。また今年はここまで、リーグ・カップ戦ともほとんどの試合でベンチ入りを果たしており、主力から若手までチーム全体へ及ぼす影響力は決して小さくない。 スピードに乗ったドリブルで相手DFの脅威となっていたかつての姿は影を潜めたものの、細かくパスをさばき、また、スペースで的確にボールを受けるなど攻撃に滑らかさを与えている。何より小さな体から発せられる闘志はスタンドのサポーターに痛いほど伝わってくる。4月28日のレノファ山口戦では、前線で起点となり連敗を抜け出す勝利に貢献、また、5月3日のツエーゲン金沢戦では同点で迎えた後半44分、相手ゴール前で田中が倒れながらもボールをキープ、繋いだボールを最後は渡邉の勝ち越しゴールへと結びついた。今季唯一の連勝となっている2試合でもその存在感は際立っていた。■最前線で身体を張り続ける矢野貴章 シーズン開幕時、頼れる男の「本来の姿」での活躍が、15年ぶりのJ2リーグを戦っていく上でのサポーターの不安を吹き飛ばした。 今季よりFW登録となった矢野貴章は、ここまでリーグ戦ではすべての試合に出場、序盤には「らしさ」を発揮しての3試合連続ゴールも挙げている。持ち前の高さを生かしてのヘディング、さらには前からボールを追い、体を投げ出してゴールを狙う姿こそ、新潟サポーターが長く見続けた矢野貴章だ。ここ数試合は途中出場が増えているものの、相変わらず最前線に立ち肉弾戦の「主役」を全うしている。 初めて新潟のオレンジのユニフォームを身にまとった2006年から、そのプレイスタイルは変わっていない。ただ、プレイヤーとして年数を重ねることで、チーム内での立ち位置は少なからず変化を見せていることは言うまでもない。 前節のジェフ千葉戦では、矢野の投入から一気に流れが変わり、今季初の逆転勝ちをもぎ取っている。矢野の運動量が千葉へのプレッシャーとなり、セカンドボールを拾い押し込んでいく展開を演出、決勝点へと繋がった安田理大のクロスには得点者の渡邉と共に飛び込んでいる。試合後、渡邉は決勝点について、「貴章さんの動きが全てだった。(中略)みんなが貴章さんを見ながらプレーできているから、結果が出ていると思う」と語っている。チームメイトからの信頼は厚く、また、新しい戦力の台頭がみられる今こそ、矢野の攻守にわたる動きがチームの行方を大きく左右しているといえるだろう。近年、目まぐるしくチームの顔触れが変わるアルビレックス新潟、戦力としてはもとより、サポーターにとって田中達也、矢野貴章といった在籍期間の長いプレイヤーにはやはり特別な視線を送ってしまう。 20日にはホームでモンテディオ山形を迎える。今季僅か1勝、「鬼門」ともいえるホームゲームで勝ち点3を手にし、さらに勢いに乗ることが出来るか。これまでデンカビッグスワンスタジアムを幾度となく沸かせてきた両ベテランがチームを引っ張り、「俺たちのホーム」に歓喜を呼び戻すことができれば、夏の訪れとともにいよいよアルビレックス新潟の逆襲が始まる、そんな気がしてならない。(佐藤文孝)
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スポーツ 2018年05月17日 21時10分
WWE日本公演にアスカの凱旋&ダニエル・ブライアンの来日が決定!
世界最大のプロレス団体WWEは、6月29、30日に東京・両国国技館で開催される日本公演『WWE Live JAPAN』の追加選手を発表した。日本人女子スーパースターのアスカと、『レッスルマニア』で電撃復帰を果たしたダニエル・ブライアンが登場することが決まった。ザ・ミズも来日する。アスカは『レッスルマニア』後にスマックダウンへ移籍したことで、今回、スマックダウンのメンバーが中心となる来日メンバーに選ばれた。 アスカは育成ブランドNXTから昇格後、初の凱旋。2年ぶりに復帰を果たした“親日家”のブライアンは5年ぶりの来日となる。既に中邑真輔の凱旋や、AJスタイルズ、ルセフ、ニュー・デイ、シャーロット・フレアー、ベッキー・リンチ、ナオミの来日が発表されており、関係者の話によるとチケットは残りわずかだという。 日本公演直前の日本時間6月18日にはPPV『マネー・イン・ザ・バンク』が予定されている。中邑はAJのWWE王座に、アスカはカーメラのスマックダウン女子王座にそれぞれ挑戦することが決定しているだけに、ベルトを奪還して日本公演に凱旋したいところ。しかし、PPVで決着がつかずに日本公演でタイトル戦が行われたり、突如日本公演がTVマッチで開催された過去が多々ある。カード発表も第1弾発表のまま行われることはほとんどない。中邑やアスカが変わることはないだろうが、アメリカでのストーリー展開によってはWWE日本公演のメンバーも変更されるだろう。 渋谷から30分で行けるニューヨークを今年も大いに堪能したい。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年05月17日 20時30分
清宮幸太郎が習得した「エルボー&ラリアット」合体打法
プロレス技のエルボードロップと左腕のラリアットが日本ハム・清宮幸太郎(18)をバージョンアップさせていた――。 5月11日からの対福岡ソフトバンク3連戦で、清宮の快進撃がいったん止まった。プロ初アーチが飛び出してから19打席続けてヒットがない(5月14日時点)。しかし、それは「一流」と認められた証でもあったのだ。 「相手バッテリーの攻め方が、えげつないものになってきました。きっかけはプロ初アーチです。あの打球、バットスイングの速さ、自信ありげな表情、『やっぱり清宮は本物だった』と、各球団は厳しい配球に変えてきたのです」(在京球団スコアラー) 18歳がオトナたちを本気にさせたのだ。 「一流」と認められ、より高いレベルでの戦いが始まった。これを乗り越えれば、「超一流」というわけだ。 「高校時代と比べれば一目瞭然。清宮は打撃フォームを改造しました」(同) その“変化”は二段階に分けられる。 第一段階は、プロ入りからオープン戦までの期間だった。オープン戦でプロの壁にぶつかったのは繰り返すまでもないが、その苦しみはプロの打撃スタイルを知るために必要な時間でもあったのだ。 「打席での構え、つまり、バットを振りにいく時のスタイルが高校時代と変わりました。左腕を後ろに引くようになったのです。引きすぎていて、余計な力も入っているような感じでした」(球界関係者) 後ろに引きすぎた理由は、木製バットにあった。 清宮は高校に進んだ直後から、「試合は金属バット、練習は木製」と使い分けていた。プロを意識しての練習スタイルであり、木製バットに持ち替えた戸惑いはないと思われていた。しかし、そうではなかった。 「清宮は自身のイメージよりも飛ばないと感じていました。だから余計な力が入り、無意識のうちに左腕を後ろに引くようになったんです」(チーム関係者) その過ちに気づいたのは、メジャーリーグ中継の観戦中だった。日本ハムの先輩、エンゼルス・大谷翔平の打撃フォームを見て、ある疑問がわいた。 「左の脇が空いている…」 一般論として、両脇は開かずに閉めるのが正しい打撃フォームとされている。清宮もそういう指導を受けてきた。大谷の構え方を模倣し、日本ハムの二軍コーチにも質問したという。 「打つ瞬間に脇が閉まっていればいいと分かったようです。同時に脇を閉めるためには、左腕をどんなふうに動かせばいいのかも学びました」(同) 左肘を下に下ろす。「下ろす」というより「突き刺す」ように…。そう、プロレスにおけるエルボーの要領だ。 左肘の動きが習得できると、左腕全体の動かし方も分かってきた。エルボーでスイングにいき、あとはラリアットのように腕を振る。「エルボーとラリアットの合体技」が、清宮のスイングを進化させたのだ。 「スイングが柔らかくなり、速さも増しました。エルボーを落とす動作は闘争心も高めるようです。力ではなく、スイングスピードで打球を飛ばせるようになりました」(同) 闘争心が高まったせいだろう。ある傾向も見られるようになった。清宮のプロ初安打は一軍に昇格した最初の試合で出ている。それも、第1打席だった。 「甘い球が来たら見逃さない。一撃で仕留めてみせる」 そんな闘争心も芽生えた。 「敵ながらあっぱれと思うのは、2ストライクを取られた後のフルスイングです。普通の新人なら結果(ヒット)を求めるあまり、2ストライク後はコンパクトスイングに変更します。清宮は自分のスタイルを貫きます」(前出・スコアラー) また、“ふてぶてしい一面”も垣間見せていた。 一軍デビュー翌日(5月3日)の楽天戦、第3打席だった。第1、2打席は左投手のスライダーに翻弄されて三振。そのスライダーに的を絞り、ライト前にヒットを放った。これを見た対戦チームの先乗りスコアラーたちは、改めて「並みの新人とは違う」と実感した。 「清宮は初球からでも打ちにいきます。プロ1年生、それもまだ初対戦の投手ばかりなのに、いい度胸ですよ。今はまだ、日本ハムの先輩にも気を遣っておしゃべりも控えているみたいですが」(同) プロ初アーチが出たのは、敵地・京セラドームだった。しかし、少年時代を知るアマチュア野球関係者は「やっぱり運命だ」と、意味深な感想を述べていた。 「中学硬式野球クラブ・調布シニアに在籍していた頃、清宮は自身のパワーを制御できず、フルスイングで腰を疲労骨折してしまいました。その骨折中に迎えた全国大会の初戦会場が、京セラドームだったのです。『声出しでもバットの片付けでも何でもやるから、ベンチから外さないでくれ』と泣いて頼んだのです」 晴れ舞台に立てなかった当時の悔しさも「エルボー&ラリアット」に秘められていたのかもしれない。 オトナたちのエゲツない配球を乗り越えた時、本塁打量産、真の怪物へと脱皮する。
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スポーツ 2018年05月17日 17時30分
チーム史上初の記録的快投 ソフトバンク・モイネロが「3者連続3球三振」を達成
16日に行われたソフトバンク対楽天の一戦。この試合に登板したソフトバンクの中継ぎ投手リバン・モイネロが、「3者連続3球三振」を達成した。 8対4とソフトバンクがリードして迎えた8回裏。4番手の投手としてマウンドに上がったモイネロは、先頭打者のカルロス・ペゲーロをオール変化球で空振り三振。これで勢いに乗ったのか、モイネロは続く今江年晶・オコエ瑠偉からも3球で三振をマーク。これにより、見事に「3者連続3球三振」を達成している。 投じた9球の内、バットに当たったのはオコエへの2球目だけだったというモイネロの投球。その影響もあってか、その後9回表にダメ押しの4点を奪ったソフトバンクは12対4で楽天に勝利。3連勝を飾ったチームは、首位西武とのゲーム差を「2.5」に縮めている。 逆転を狙う楽天打線から、反撃の芽をひとつ残らず摘み取ったモイネロの快投。これを受け、ネット上には「モイネロすげええええ」「今日はキレッキレだったな」「打てる球無かったね」といった称賛の声が挙がっている。 2017年4月25日の楽天・松井祐樹以来、パ・リーグでは2年連続の達成となった「3者連続3球三振」。こう見ると何度も達成されているように見えるこの記録だが、実はプロ野球の歴史上この記録が達成されたのは、今回を含めて19回(18人)だけ。投手にとって最高難易度の記録である「完全試合」の回数が15回ということを考えると、それに匹敵する世にも珍しい記録と言ってもいいだろう。 ちなみに、現在プロ野球を形成する12球団の内、ソフトバンクと西武にはこれまで記録達成者が存在していなかった(前身も含め)。今回モイネロが達成したプロ野球史上19回目の快記録は、ソフトバンクの歴史においては“史上初”の記録でもあったのだ。 デニス・サファテ、岩嵜翔といった離脱者の穴を、これまでもしっかりと埋めていたモイネロ。今回記録的な投球を披露したことで、その左腕にかかる期待はますます大きくなっていくことだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月17日 12時00分
日本ハム 清宮幸太郎「早期一軍昇格」に隠された裏密約
北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎(18)がいきなり結果を出している。一軍に出場登録された5月2日の東北楽天戦からスタメン出場し、豪快に安打を放つなど“存在感”を見せつけた。やはり「持っているヤツ」は違うのか。 「タイミングの取り方がよくなりました。木製バットでは高校時代の金属バットのような飛距離は出ません。『もっと遠くへ』と意識するあまり、バットを後ろに引きすぎていて、タイミングがずれていました。多分に力も入っていましたしね。病気療養し、逆に余計な力が抜けたのがよかったのかも」(プロ野球解説者) その清宮は二軍戦では56打席に立っただけである。この早すぎる昇格には“大人の都合”も隠されていた。 「一軍昇格が発表されたのは4月30日。栗山英樹監督(57)が試合前に明かしました」(担当記者) この時点で“大人の都合”は始まっていた。同日は14時スタートのデーゲーム。清宮のいる二軍戦も13時から始まったが、その約1時間半前、編成トップの吉村浩ゼネラルマネージャーが荒木大輔二軍監督(54)のもとを訪ね、2人きりで会談している。それも、対戦チームの平塚球場で、だ。 「満場一致での昇格という形を取りたかったんですが、荒木二軍監督や何人かのコーチは反対でした。時期尚早だと」(球界関係者) 清宮はまだサインを覚えきっていないそうだ。体力面でも不安が残る。 「28日に指名打者の近藤健介が故障し、栗山監督は『無理をさせる時期ではない』と、試合から外しました。清宮はその代役として白羽の矢を立てられたのですが、理由はそれだけではありません」(同) 今年10月、U-23の野球ワールドカップがあり、日本野球機構(NPB)によればプロアマ混成チームになるという。理由は、同大会中にクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズと時期が重なるためだ。 「さほど重要視される大会ではありませんが、23歳以下の大会なので、東京五輪を見据えて、野球の国際大会を盛り上げていく必要がある」(ベテラン記者) 今年22歳になる岡本和真(巨人)、高卒2年目で今季、頭角を現した京山将弥(DeNA)らの派遣を迫られたら、両チームは困惑してしまう。ましてCS進出の可能性があるならばなおさら。そこで浮上してきたのが、清宮なのだ。 「二軍選手ばかりを派遣したら、アマチュア球界が怒りますよ。東京五輪の野球競技を追加種目に当選させるためにプロとアマは共闘し、以後、友好関係にあった。人気の清宮を派遣すれば、スルー状態に近かったU-23にも注目が集まります」(前出・関係者) かといって「二軍の清宮」では体裁が悪い。一軍を経験させた上で、U-23大会に送り出そうというのだ。 代表チームの指揮を執るのは、侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)だ。日本ハムのスポーツ・コミュニティ・オフィサーでもあり、清宮の将来に繋がる起用法も考えているだろう。また、国際試合となれば、メジャーのスカウトが必ず視察に訪れる。将来の米球界挑戦を目指す清宮自身にしても、メリットはあるわけだ。 「国際大会と言っても、日本がかなり資金援助しています。清宮の参加で出資を考えてくれる企業が現れたら、嬉しいでしょう」(同) ゆえに一軍昇格の時期も予想通りだった。「ゴールデンウイーク時、それも本拠地での連戦が始まる時期に合わせて」と各メディアの予想通り、5月2日の本拠地主催ゲームとなった。もちろん営業的な理由もあったが、こんな声も聞かれた。 「ファイターズは、札幌から北広島市への本拠地移転がすでに発表されています。札幌市民からは落胆の声ばかりでしたが、最近では『北広島市と相見積もりをやった。違法ではないが、割り切れない気持ち』と批判的なものに変わりつつあります。そういう球団批判も、清宮昇格で変わって来ると思います」(地元関係者) 二軍戦ではこんなシーンも見られた。24日の楽天戦前、清宮は愛用の“A社バット”を折ってしまったのだ。このA社と近くアドバイザリー契約を交わすとのことだが、高卒プロ1年目からの契約は異例中の異例。「二軍選手のままではカッコ悪いだろう」という、そこに球団の親心もあったのかもしれない。 「問題は清宮を二軍に再度降格させる時期とその大義名分。リーグ首位打者の近藤は軽傷なので、すぐに復帰します。近藤は怪我の多い選手なので清宮と同じDHで使いたい。『一塁清宮、左翼中田翔、DH近藤』の強力打線を組むのか、それとも出場機会を確保させるために二軍で勉強させるのか…、栗山監督も頭が痛いところ。今はレアードの故障も重なったので清宮を使うしかありませんが」(同) チームのCS進出が前提だが、「清宮の国際試合派遣でも影響の出ないように」と考えれば、二軍降格となる。だが、営業的には一軍に置いておきたい。ファンもそれを望んでいる。 いずれにせよ、今回の昇格には実力以外の理由も絡んでいたわけだ。本人が結果を残してくれたのがせめてもの救いかも。
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スポーツ 2018年05月17日 11時50分
ネット暴走「日大ラクビー部最低だな」 日大アメフト部とは無関係の団体に“お門違い”の批判
5月6日に行われたアメリカンフットボールの日本大学対関西学院大学の一戦。この試合で、日大アメフト部の選手が相手選手に悪質なタックルを仕掛けたことが、大きな波紋を広げている。 ボールを投げ終わった関学大選手の背後から、日大選手が猛スピードでタックルを仕掛け、怪我を負わせた今回の一件。ともすれば、競技の根幹を揺るがしかねないこの“蛮行”に憤りを感じている人は多いようで、ネット上には、「日大ラクビー部最低だな」「日体大アメフト部は即刻廃部しろ」「恥を知れ!日体大ラクビー部!」といった批判の声が噴出している。 さて、たった今紹介したばかりのネット上の批判だが、これが全くの“お門違い”ということに皆さんお気づきだろうか。もし分からないという人がいるならば、その団体名に注目してもう一度読み直してみてほしい。 今回問題の渦中にある団体は、冒頭の通り「日大アメフト部」である。しかし、事実をきちんと確認していない人が多いのか、本件と全く関係の無い「日大ラクビー部」・「日体大アメフト部」・「日体大ラクビー部」の3団体にその批判が飛び火しているのだ。 もちろん、この状況に対しては「報道内容をよく確認して!」「一刻も早く止めてください」「事実確認もできない人はおとなしくしといてほしい」といった反論の声も挙がっている。しかし、そうした声も空しく、今もこの3団体には“冤罪”がかけ続けられているのが現実だ。 的外れな批判をする人の中には、「知らなかった」「紛らわしい」と思う人もいるかもしれない。しかし、昨今は悪質なデマや事実と異なる情報を発信・拡散した人が“加害者”として逮捕・立件されるというケースも出てきている。こうした無知が許されるほど、今の世の中は甘くないのだ。 事実を見誤った批判は、更なる不幸を呼ぶことになる。もし本稿を閲覧した人の中にこうした批判をしてしまった人がいるならば、一刻も早く撤回してもらいたい。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年05月17日 06時45分
ロッテ謎の魚が「台湾への旅」を終了、いよいよ本拠地マリンに出没か?
東北楽天ゴールデンイーグルスのマスコットのクラッチ、北海道日本ハムのマスコットのフレップ・ザ・フォックスとともに現地時間11日12時45分に台湾に上陸した千葉ロッテマリーンズのキモカワキャラクター、謎の魚。桃園国際棒球場に到着すると、Lamigoモンキーズのチアグループ、ラミガールズの歓迎を受けて大興奮。一方的に「運命の出会い」と告白すると、自身が「モテ期」であることをアピール。既婚者であることを忘れているかのような発言に、現地を訪れていた関係者も呆れ顔。初日は翌日の本番に備えて、Lamigoモンキーズの監督をはじめ、ラミガールズや他球団のマスコットとともに記念撮影を行ったり、グラウンドで審判の真似事などをしていた謎の魚だが、最後はLamigoモンキーズを泳ぎの疲れを感じさせぬ動きで全力応援し、燃え尽きていた。 謎の魚は「いきなり球場正面でラミガールズの歓迎を受けて赤面をしてしまった魚です。グフフフ。富津沖から台湾までの長旅の疲れがイッキに吹っ飛びました。イスカンダルに到着をしたヤマトの気分です。グフフフフ。今日は試合観戦をした後、夜市を楽しみたいと思います。泳ぎ過ぎて足がパンパンに張っているので、足裏マッサージも行きます。2泊3日と短い滞在ですが、やりたいことで一杯です・・・・」と初日を振り返っている。 今回、謎の魚ら日本からのご一行は、台湾でパ・リーグTVを放映し人気を集めている、PLM(パシフィックリーグマーケティング)が台湾プロ野球との交流を深めるため、1年に数回行っている交流会の一環で、12日に行われた中華職棒大聯盟・Lamigoモンキーズ対富邦ガーディアンズ(桃園国際棒球場)の試合前のイベント『YOKOSO 桃猿』に出演。謎の魚は始球式を行っただけではなく、ジャニーズのライブ並みのクレーンによる演出で2階スタンド席のファンにもパフォーマンスを披露するなど、まだ日本でも見せていない引き出しを出しまくって、台湾のファンから声援が送られた。 「サイドスローで投げました。球種はシンカーです。おそらく140キロは出てたと思います。グフフフ。台湾、最高でした。皆さんから『カワイイ』と言われました。ポッ。夜市も満喫しました。タピオカミルクティーも美味しかったです。ちょっと予定より長居してしまったので急いで戻ります」と台湾旅行を振り返ると、「泳ぐのはもう疲れたので下道は使わずに、だいぶお金はかかりますがハイパースペースを使って帰ろうと思います。うまくいけば来週には千葉県千葉市に着くと思います。あくまで、うまくいけばの話ですが・・・。グフフフ」と今シリーズまだ姿を見せていない本拠地、ZOZOマリンスタジアムへの帰還を予告した。 球団関係者は「ここまで自由にやらせてあげたんだから、帰ってきたらしっかり働いてもらう」と謎の魚が開幕前から行ってきた自由行動にクギを刺す意向。帰還の時期については「何で帰ってくるのかわからないので」と相変わらずスケジュールは把握してない様子。「いろいろあるから20日過ぎには帰ってきてもらわないと困るんだよなぁ」と気を揉んでいた。果たして幕張まで無事たどり着けるのだろうか?取材・文 / 謎の増田写真提供 / (C)千葉ロッテマリーンズ
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スポーツ 2018年05月17日 06時30分
清宮の一軍定着を知らせる「球界の慣例」
このまま、清宮を使い続ける…。栗山英樹監督(57)の教育方針が見えてきた。5月15日が分岐点だった。同日の埼玉西武戦前、北海道日本ハムファイターズは故障で戦線を離脱していた近藤健介(24)を復帰登録した。同日の復帰は「予定通り」(関係者)とのことだが、その代わりに誰を降格させるのかが注目されていた。「清宮(幸太郎=18)が調子を落としています。『もう一度、勉強してこい』と言って降格させるとしたら、このタイミングしかなかった」(プロ野球解説者) 近藤の故障が清宮の一軍昇格の契機にもなっていた。その近藤が復帰しても、清宮を二軍に降格させなかったということは、栗山監督は一軍の試合のなかで育てていくと決断したわけだ。 しかし、栗山監督の決断はそれだけではなかった。「指名打者・近藤、一塁・中田、左翼・清宮」、同日、この布陣で試合に臨んでいる。近藤が復帰しても、清宮をスタメンで使っていくとも決めたようだ。 ネット裏にいた他球団スコアラーがこう続ける。「センターを守っている西川(遥輝=26)の動きを見れば、分かります。相手バッターが打席に向かうときに必ず、レフトの清宮に指示を出しています。定位置よりも前か後ろか、それとも左右のどちらかに少し移動すべきなのかを教えていました。同じバッターでも、点差やイニングによって守備位置を変えなければならないし、そういう細かいことを教えていました」 バッター・チェンジの合間に、清宮を呼び寄せ、耳打ちする場面も見られた。味方野手もここまで気を配っていたのだから、外野手としての出場機会が前提なのだろう。「13日、アルシアが左足の故障で登録を抹消されました。外野手のアルシアが万全だったら、清宮もどうなっていたか分かりません」(スポーツ紙記者) 一軍定着と見るのはまだ早いとする声も聞かれたが、現在の清宮が「レギュラー扱い」されている証も見られた。5月8日、京セラドーム大阪で行われたオリックス戦でのことだ。ビジターの日本ハムが球場に現れたのは、午後3時過ぎ。その際、清宮は2番目に打撃練習をするよう、指示されたのだ。 一番手で打撃ケージに入ったのは、同日、スタメンマスクをかぶった捕手の鶴岡慎也(37)だった。試合前のキャッチャーは、何かと忙しい。自身の練習のほかにブルペンに顔を出し、先発投手の状態を見なければならない。スコアラーからデータをもらい、対戦バッターの好不調、直近試合で見られた傾向などを伝授される。それらをインプットし、先発投手と改めて打ち合わせをする。よって、スタメン捕手の練習は最初に消化させるのがプロ野球界の慣例だ。「スタメン出場する選手も最初のほうで打撃練習をさせます。着替えなどはもちろん、相手投手のデータを教えなければなりませんから」(前出・プロ野球解説者) 打撃ケージに入る順番は、ロッカールームなどに貼り出される。スタメン出場する主力バッターは1ケタ台であり、今もその順番に置かれているわけだから、栗山監督は清宮をレギュラーと判断したと見ていい。「清宮の一軍昇格を話し合っていた4月下旬、二軍首脳陣は時期尚早だと言って反対したんです。その際、すぐに降格させるようなことはしない、一軍でこれまでの教育ビジョンを引き継ぐと約束しました。近藤と入れ換えて降格させたら、一軍と二軍の首脳陣が衝突してしまいます」(球界関係者) 分岐点となった15日、第3打席で久々に清宮のバットから快音が聞かれた。一時期の勢いも止まっていただけに、一軍首脳陣はこのヒットに安堵していたのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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