オシムジャパンにも招聘され、これまで五輪代表の中心選手としてチームを牽引してきた家長昭博をスタメンから外し、U-22から昇格した柏木陽介を抜擢したが、反町監督は「彼に定位置を与えたわけではない。家長がいいかもしれないし…」といまだチームの体制を決めかねている様子だ。
そんな指揮官の迷走ぶりに選手は困惑の色を浮かべている。本来のポジションであるサイドではなく、中央にコンバートされた家長は「経験がないので…。反町監督はそこしか考えられていないし、試合に出るためにはやるしかないですが」と戸惑いを隠せない。
初戦こそ白星スタートを切った反町ジャパンだが、重圧を受けた指揮官に迷いが生じ始め、微妙に歯車が狂い始めている。ベトナム相手にホームで様子。最終予選突破に黄信号が灯った。