問題となっているのは、「0-1」と阪神1点ビハインドの9回裏2死での佐藤の態度。この場面で打席に入っていた佐藤は、楽天3番手・松井裕樹がフルカウントから投じたストレートを強振するも空振り三振。完封負け試合の最後の打者となってしまった。
三振を喫した後、佐藤は持っていたバットを自身から見て右方向にポーンと大きく放り投げる。また、この直後に中継カメラは自軍ベンチに戻る佐藤の表情をアップで映したが、佐藤はうつむき加減で険しい表情を浮かべていた。
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佐藤のバットを投げ捨てる行為に、ネット上では「何だ今の佐藤態度悪すぎだろ」、「振り切った手を戻す時に投げてるし、すっぽ抜けじゃなくて完全にわざとやったな」、「三振に不貞腐れて物に八つ当たりするのはダメ」と批判が寄せられた。
同時に、「打てなさ過ぎてちょっとメンタルおかしくなってないか?」、「今日も最後の打席含めてからっきしだったしなあ」、「最近振るってないからその分ピリついてんのかな」と、バットを投げ捨てた背景を推測するコメントも多数見られた。
「今季の佐藤は26日終了時点で『.276・10本・24打点』とシーズン全体ではまずまずの数字をマーク。ただ、26日試合前時点で直近5試合は『.250・0本・1打点』とさほど打てておらず、同日も『4打数無安打・1三振』とサッパリでした。このこともあり、今回佐藤がバットを投げ捨てたのは、結果を出せない日々が続いていることへのいら立ちが抑えられなかった結果ではないかとみているファンも少なからずいるようです」(野球ライター)
26日終了時点でチーム打率(.222)がリーグ最下位と貧打に苦しんでいる阪神。一部からは「他に打ってる野手がいないから、佐藤だけにマークが集中して打てなくなってきているのでは」といった指摘も寄せられている。
文 / 柴田雅人