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日本維新の会、藤田氏に求められる品格 犬笛で記者には1800件の業務妨害メール

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藤田文武氏の公式Xより

日本維新の会の藤田文武共同代表が4日、自身の公設第1秘書が代表を務める会社にビラなどを発注していた“公金環流疑惑”報道について会見で釈明した。

今回の公金環流疑惑が明るみになったのは、「しんぶん赤旗」の11月2日号のスクープだ。同紙によると、2017年から24年に藤田氏の公設第1秘書が代表を務める会社に「ビラ印刷費」などとして、政党交付金や旧文通費などから約2000万円を支払っていたという。公設秘書には給与とは別に同社から年720万円の報酬が支払われていたという。

会見で藤田氏は「法的にはどこから切り取っても適正」と主張。発注の構図が誤解や疑惑を招くこと自体は「真摯(しんし)に受け止めたい」とし、今後当該会社に発注しないとした。この発表に対し、SNSでは「全く違法性がないと言っているのに、なぜ(発注を)やめるんだ。矛盾している」などの指摘が多く上がった。

また、藤田氏は取材を受けた「しんぶん赤旗」日曜版記者の名刺画像をインターネット上に公開した。会見ではこのことについても疑問視され、説明を求められた。藤田氏は「携帯電話(番号)は消しているし、メールアドレスのドメインも消している。それ以外の番号は公開情報」と反論した。

この行為についてもSNSでは批判が殺到している。「ドメインだけ隠しても推測することは簡単。全部消さないところに悪意を感じる」「記者の名前を晒(さら)して、犬笛と言われても仕方ないよね、これ」との意見が寄せられている。

この件についての“犬笛”とは、自分は連絡先を公表するだけにとどまり、以後の抗議、または嫌がらせなどを不特定多数の人に任せることだと想定される。実際に名刺を晒された記者には1800件以上(赤旗調べ、1日21時現在)の業務妨害メールが送信されているという。

維新のトップに位置する藤田氏。野党から与党となり、国政を担う者として言動はもちろんだが、人間としての品格も求められる。

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