国吉はこの日「1-4」とロッテ3点ビハインドの8回裏に3番手として登板。しかし、先頭・長谷川信哉への四球から無死一、三塁といきなりピンチを招くと、ここで打席の若林楽人にタイムリーを打たれ早々に1点を失った。
さらに、国吉は続くコドラドに四球を与え無死満塁とすると、齊藤誠人(2点タイムリー)、中山誠吾(2点タイムリー三塁打)、ジョセフ(タイムリー三塁打)に3連打を浴び降板。無死三塁で後を受けた4番手・中村稔弥が直後に三塁走者の生還を許したため、国吉は「0.0回7失点・被安打5・四球2」と散々な投球成績となった。
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国吉の大炎上を受け、ネット上には「国吉が二軍で大爆発してる…」、「1死もとれずに7失点って、あまりにも酷すぎる投球で言葉が出ない」、「元々劣勢だったとはいえ、ここまで試合をぶち壊すとは首脳陣も思わなかっただろうな」と驚きの声が相次いだ。
同時に、「先々週の巨人戦もそうだったけど、どっか痛めてるとしか思えないような投球なんだよなあ」、「1イニング6四死球からほとんど復調してない、やっぱり何か故障を抱えてるのでは」、「つい先日もイレギュラーな炎上してたし、何か異常がないか1回検査とかしてもらうべきでは」と、直近の投球を引き合いに出し故障を疑うコメントも多数みられた。
「国吉は5月10日の二軍戦で『0.2回3失点・被安打0・四死球6』と無安打で3点を失う投球を見せ物議を醸していますが、同戦では1イニング6四死球と制球を大きく乱したこと、最速161キロを誇るストレートがほぼ140キロ台だったことなどから、故障を疑う声が一部から挙がっていました。翌11日から25日までの間に国吉の故障情報は特に伝えられてはいないのですが、この期間では15日(1回1失点・被安打3・死球1)、22日(1回無失点・被安打0・四球1)、25日と3試合にしか登板しておらず、22日を除く2試合で打ち込まれていることから、ファンの間で故障説はますます強まっています」(野球ライター)
昨季は一軍で勝ちパターンの一角として、「25登板・2勝0敗17ホールド2セーブ・防御率1.44」と好成績をマークしている国吉。本来の調子からはほど遠い投球が続いている真相は果たしてどこにあるのだろうか。
文 / 柴田雅人