東條はこの日、両チーム無得点で迎えた延長10回表に4番手として起用され、1死三塁と大ピンチに陥りながらもなんとか無失点で切り抜ける。すると、その裏に先頭の助っ人・マーティンが右翼にサヨナラ2号ソロを放ったため今季初勝利が記録された。
試合後にマーティンと共にお立ち台に上がった東條は、チーム・自身に白星をつけたマーティンのサヨナラ弾について感想を聞かれる。ただ、東條は「正直ちょっと…トイレ行ってて見てなかったんですけど…」と神妙な表情で告白。これを聞いて場内からは笑いが起こり、隣で聞いていたマーティンもニヤついていた。
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東條のお立ち台コメントを受け、ネット上では「トイレ行ってたんで見てませんでしたは予想外すぎる」、「これからしばらくはサヨナラ機の度に『東條をトイレに行かせろ』って言われそう(笑)」と話題になった。
一方、「サヨナラ弾が飛び出るような雰囲気じゃ無かったしトイレ行くのも仕方ない」、「攻守ダメダメだったマーティンが打つとは思わんかったから自分もトイレ行ってたよ」、「結果的に勝ったとはいえそれまでは勝機が無さすぎる展開だったし、多少は『引き分けならいいや』的な諦めムードがあったのかな」と、トイレに行った背景を推測するコメントも多数見られた。
「ロッテは前日までの5試合で計20得点(1試合平均4点)と打線はまずまず機能していましたが、18日の試合では9回裏終了時点で2安打無得点とほとんど打てないまま延長に突入しており、10回裏にサヨナラ弾を放ったマーティンもそれまでは『2打数無安打・1三振』とさっぱり。また、直前の10回表にはそのマーティンが守備のミスを犯したことで1死三塁の大ピンチに陥りました。攻守ともに重苦しい雰囲気に包まれていたこともあり、ネット上のファンの間では『今日は引き分けなら御の字かな…』と諦めムードも漂っていたのですが、こうした状況もあり、東條も同様の思いを抱きつつトイレに行ったのではと深読みする声が少なからず上がっているようです」(野球ライター)
2010年5月30日・横浜(現DeNA)戦以来、約12年ぶりに本塁打による『1-0』の延長サヨナラ勝利を挙げたロッテ。このこともあり、一部からは「席を外す間に10年以上無かった勝ち方するなんて、東條は持ってるのか持ってないのか分からんな」といった声も挙がっている。
文 / 柴田雅人