スポーツ
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スポーツ 2018年04月24日 06時35分
金本阪神が甲子園で3連敗! フロント要人がナゾの二軍戦視察
怒りは、頂点に達していた。本拠地・甲子園球場で巨人に3タテを食らった金本知憲監督(50)はゲームセットの瞬間、唇を震わせていたという(4月22日)。ベンチから引き返す際、報道陣に囲まれ、ワンサイドとなった展開についてこうまくし立てた。「選手が悔しい気持ちを持っているか、そこが一番の問題。持っていない選手は使えないと思うし。淡々と終わっているようじゃ使えません。いらないし、そういう選手は」 もう一度、「淡々と流れに身を任せてしまうのがウチの悪いところだから」と言い直した。本当に怒っていた。近寄りがたい雰囲気だった。「明日(同23日)の予定が変更になりました。投手陣だけの軽めの練習が行われる予定だったんですが、全体練習に変更されました。みっちり、(猛練習を)やるんじゃないですかね」(チーム関係者) 守備のミスも重なった。この3タテで勝率も5割を切り、早めに手を打っておこうということなのだろう。 気になる情報も交錯していた。同19日、坂井信也オーナーが抜き打ちで二軍戦を視察していた。先の関係者によれば、オーナーは11時過ぎに突然、「今から行く」と、本社での午後のスケジュールを変更し、二軍戦の行われている鳴尾浜球場にハイヤーを向かわせたそうだ。「二軍首脳陣に連絡が入り、スタッフが出迎えました。到着したとき、試合は始まっていましたので、選手たちはオーナーの訪問に気づかなかったと思う」(同) 二軍も勝率があまり良くない。ウエスタンリーグ5球団中4位、もっとも二軍は育成の場であり、勝敗よりも内容が重視される。オーナーは矢野燿大二軍監督(49)と会談の場を持ったわけではない。試合終了後、そのまま引き上げたという。 本社でも要職に就いている以上、気まぐれでの野球観戦はできない。“突然訪問”には何かしらの目的もあったはずだ。「阪神二軍は『記録』を作るかもしれません。25試合で42盗塁という、驚異的な機動力を発揮しているんです。一軍の盗塁数は17試合で1。矢野二軍監督が選手に積極性を植えつけようとしており、1つ先の塁を常に狙うよう指示しています」(プロ野球解説者)「走塁」といえば、3タテを食らった22日、こんなシーンも見られた。初回の阪神の攻撃だった。2アウトながら2人の走者を置いた場面で、5番福留がライト前ヒットを放った。試合には敗れたが、先に点を挙げたのは阪神の方だった。だがそのとき、一塁ベース上で福留は前打者で二塁に到達していたロサリオと目を合わせるなり、三塁ベースのほうを指さした。「なんで、三塁まで進まないんだ?」の“抗議”である。 一塁走者だったロサリオは決して足は速くないが、走れないタイプではない。長打力のある福留を迎えて、巨人外野陣は後方に守備位置を変えていた。福留の打球は一・二塁間をゴロで破っている。右翼手は通常よりも後ろでボールを捕っているので、「鈍足ランナーでも三塁まで進める」というのが福留の指摘だ。走ることを徹底された二軍とは大違いである。もっとも、記録上は誰のミスにもならないが…。 オーナーの二軍訪問の目的は、金本監督と一軍選手に「怒り」を伝えるためだったのではないだろうか。
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スポーツ 2018年04月24日 06時22分
大魔神・佐々木だけじゃない 馬主業に携わる元プロ野球選手たち
22日、元プロ野球選手の佐々木主浩が『ジャンクスポーツ』(フジテレビ系)に出演。引退後の2006年から続けている馬主業について成功の秘訣を語っている。 キャリア10年で稼いだ賞金は20億円以上と、馬主としても成功を収めている佐々木。昨年も「ヴィブロス」が3月にUAEで行われた「第22回ドバイターフ」(GI)を制し、11月の「第37回ジャパンカップ」(GI)では「シュヴァルグラン」が1着となるなど、自身が所有する愛馬が好成績を収めている。 こうした成功の秘訣について、佐々木は「僕は野球はプロでも馬のプロじゃないので、調教師さんとか牧場の人とか色んな方に聞いて馬を選んだりしますね」と、余計な口出しをせずプロの話を素直に聞くことが大事だと口にしていた。 “大魔神”の名の元、抑えのスペシャリストとして名を馳せた球界のみならず、競馬界でもその才能を発揮している佐々木。だが、馬主業に携わっているのは佐々木だけではない。 元中日の山本昌は現在「アルアイン」の“一口馬主”として競馬界に参戦しており、その愛馬は昨年4月に行われたGIレース「第77回皐月賞」を制している。 「ハマの番長」こと三浦大輔は現役時から馬主としての活動を始めている。特筆すべきは愛馬の名前で、現在各レースに出走中の「リーゼントロック」、「リーゼントアイリス」をはじめとした所有馬全てに、自身のトレードマークであるリーゼントの名が冠されている。 現在日本ハムで1軍投手コーチを務めている吉井理人も、2013年11月に自身のオフィシャルブログで「実は、わしも、この春に出したJRAの馬主登録申請が通り、馬主になることができました。(夏に登録の通知が来た)」と馬主になった旨を報告しており、その後「フォーシーム」、「ツキノミチ」の所有馬2頭がデビューを果たしている。 プロ野球選手と同じく、“当たればデカい”夢のある馬主業。今後は引退後の“セカンドキャリア”として選択する人も増えてくるのかもしれない。
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スポーツ 2018年04月23日 21時40分
34回目にして最も日本人が注目したレッスルマニア
世界最大のプロレスイベントWWE『レッスルマニア34』(ニューオリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)が日本時間の4月9日に開催され、78,133人の大観衆を集めた。おそらくこれが10万人収容可能な会場だったら、10万人入っていたのだろう。 日本での格闘技イベントでは、2002年8月28日に旧国立競技場で開催された『Dynamite!!』の91,107人が最高と言われている。プロレスでは1998年4月4日に東京ドームで開催された新日本プロレス『アントニオ猪木引退試合』の7万人が最多動員記録と思われる。東京ドームでは後にK-1がこの記録を塗り替えたと発表しているが、当時の東京ドーム関係者に話を聞くと「回転扉にカウンターが付いていた(ため、数字は正確でない)。猪木さんの大会を上回った興行は現在までないと聞いています」とのこと。 プロ野球が実数発表になったことに伴い、プロレスでも新日本を中心に来場者数を実数で発表する流れになっているが、今年の1.4東京ドーム大会では、外野席以外はほぼ埋まっていたように見えたが、発表によると来場者数は34,995人とのことだった。新日本の関係者に「東京ドームで札止めになったときは何人で発表するのか?」と聞いてみると「フルハウスにしたら45,000人ぐらいじゃないですかね」との答えが返ってきた。それ以上を目指すなら新国立競技場を目指すということになるが、木谷高明オーナーは「少しでも見やすい会場でたくさんやった方がいい」という考えだ。今夏の日本武道館3連戦のように、大きい会場を続けて使い、トータルで東京ドーム以上の集客を目指していくのかもしれない。 ハルク・ホーガン、ランディー・サベージ、アルティメット・ウォリアー、ジ・アンダーテイカー、ブレット・ハート、ショーン・マイケルズ、“ストーンコールド”スティーブ・オースチン、ザ・ロック、トリプルH、クリス・ジェリコ、ジョン・シナ、ランディー・オートンなどなど、数多くのスーパースターの歩みに寄り添い続けてきたレッスルマニア。今年は中邑真輔とアスカという男女日本人スーパースターの活躍が功を奏し、レッスルマニア34回の中で、最も日本人ファンから注目された大会だったと言ってもいい。 中邑真輔は新日本でも1回シングルで対戦したAJスタイルズとのWWE王座戦がラインナップされた。残念ながらメインイベントにはならなかったものの、WWEでは大会直前までこのカードを“ドリームマッチ”として、メインのカード以上に煽り続けた。英語圏やスペイン語圏の選手に比べると、アジア人の中邑がWWEのトップベルトを獲得するには、われわれが想像するより高いハードルがあるのではないだろうか。 ただ、WWEに挑戦した日本人選手でここまでのチャンスを与えられたことはなかった。今後、中邑が言葉や人種の壁を越えて戴冠する可能性は大いにある。それは大阪弁を貫き通すアスカも同じ。1年後の2人に期待したい。また他の日本人スーパースターもこの輪の中に早く加わってもらいたい。 来年の『レッスルマニア35』は、米国時間2019年4月7日にニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで開催されることが発表されている。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.6】写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年04月23日 18時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「マサ斎藤」全米を股にかけた“獄門鬼”
アメリカでトップを張った日本人レスラーは何人もいるが、20年近く活躍を続けたとなるとマサ斎藤をおいて他にいない。 さらに日本マットでも、長州力率いる維新軍の参謀役やアントニオ猪木との巌流島決戦で強烈なインパクトを残すなど、まさしく国際派レスラーの先駆けであった。 1999年に現役引退となったその前後からパーキンソン病を発症し、以後は闘病生活を続けてきた斎藤。長らくリングを離れていたが、'16年12月に大阪・城東区で開かれた“斎藤激励”の大会ではメインイベントに出場した。 ただし、メインといっても試合ではなく、斎藤が観客にあいさつするという段取りであったが、そこはプロレスのお約束。アイスホッケーのマスクをかぶった海賊男風のレスラー(中身は武藤敬司)が乱入してきた。 「攻撃を受けたマサさんが立ち上がって反撃しようとするのですが、そのときにプルプル震えていた。それが現役時代の動きを再現したものなのか、病気の影響なのかよく分からない。全盛期には盛り上がりすぎて首が見えないほどだった筋肉も、すっかり落ちてしまっていて…」(当日に会場を訪れたファン) 斎藤の支援をうたうならば、なぜ住まいのある首都圏ではなく移動をともなう大阪だったのかという疑問はある。また、同大会の主催者が“新日本プロレス土下座外交時代”のブッカーで、退社後には前田日明らともめ事を起こしている上井文彦氏と聞くと、どこかいぶかしく感じるファンもいるだろう。 しかし、どんな形であれリングに上がることが闘病に向けての活力になるなら、かつてプロレスに熱狂したファンとしては応援する以外の選択肢はないだろう。 '64年の東京五輪に、明治大学在学中の斎藤はレスリング重量級フリースタイル日本代表として出場し、3回戦まで進出。翌年に大学を卒業すると日本プロレスに入団し、日本人オリンピアンとしては初のプロレスデビューを果たした。 '66年には猪木が旗揚げした東京プロレスに移籍。斎藤はデビューからわずか2年にもかかわらず猪木、豊登に次ぐナンバー3に格付けされ、このことからも期待のほどがうかがえる。 その東プロが崩壊すると、斎藤はフリーランスとして単身渡米する。 「人間関係のもつれに嫌気が差したというのもありますが、加えて東プロ時代、武者修行帰りの猪木から聞いたアメリカマット事情に、興味を持ったというのも大きかったようです」(プロレスライター) 太平洋戦争の記憶がまだ色濃く残っていた当時のアメリカにおいては、日系人でない純日本人ヒールの需要が高かった。また、この頃はプロモーター側がレスリング技術を重視したこともあって、斎藤は長年にわたり全米の主要テリトリーでトップヒールに君臨することとなる。 同時に日本でも、上田馬之助やヒロ・マツダらとともに、フリーランスによる『狼軍団』を結成し、新日本や国際プロレスに日本人ヒールとして参戦するようになった。 「その後、維新軍において参謀格になったことで日本での試合が増えましたが、これは新日側の仕組んだアングルではなく、長州が同じレスリング出身の斎藤に相談を持ち掛けたことがきっかけでした。頼られると断れない人のよさが出たわけです」(同) 長州らとともに全日本プロレスに移籍していれば、ジャンボ鶴田との五輪代表対決なども実現しただろうが、そうならなかったのには理由がある。直前にアメリカで、警官に暴行を働いたとして国外への移動が制限されていたのだ。 「長州ら維新軍の移籍については『好きなようにやればいい』と背中を押したマサですが、しかし、仮に暴行事件がなかったとしても果たしてこれに同調していたか。義理堅い人だけに、猪木の新日をそうそう裏切るとも考えづらい」(同) 真相はどうあれ、結果的に斎藤は1年6カ月の刑期を終えると、アメリカマット界がWWFの一人勝ち状態になっていたこともあり、新日本に本格参戦。伝説の巌流島決戦をはじめ猪木と死闘の数々を繰り広げることになる。 さらに斎藤は、長州復帰の際の橋渡し役となり、ビッグバン・ベイダーやスコット・ノートンら、のちにエース外国人となるレスラーたちをブッキング。自身が第一線から退いてからもテレビ解説を務め、この時期の新日本を陰に日向にと支えたのであった。 「まだキャリアの浅い時期に、アメリカでの試合中に眼球を負傷し、それ以来、片目が見えない状態だったそうですが、現役時代はそんな様子を少しも見せることはなかった。そんなマサさんであれば根治法が確立されていないパーキンソン病にも、決して屈することはないはずです」(同) 自身の出場した東京五輪から半世紀以上がすぎ、再びの東京五輪が2年後に迫った今、斎藤は「聖火ランナーとして参加する」ことを目標に掲げているという。マサ斎藤(本名:斎藤昌典)1942年8月7日、東京都出身。身長180㎝、体重120㎏。得意技/ひねり式バックドロップ、監獄固め。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年04月23日 17時45分
【DeNA】お帰り第一弾!ハマの最強助っ投、ジョー・ウィーランドが帰って来た!
○東京ヤクルトスワローズ6-2横浜DeNAベイスターズ●<4月22日 明治神宮野球場/30579人> 満員札止めの神宮球場に、頼もしい助っ人がベイスターズに帰ってきた。昨年球団史上初の、外国人2桁勝利を挙げ、バッティングでも3ホームランを放つなど、日本シリーズに勝ち進む原動力となったウィーランド。今年は右ひじの故障で出遅れたが、昨年3勝で負けなしのスワローズ戦で戦列復帰。好調のチームに更に追い風となるグッドニュースだ。 そのウィーランドの立ち上がり、2016年マリナーズでチームメイトだった青木にヒットを許すと、坂口にもファースト頭越えのヒットでノーアウト1-3塁のピンチを迎えてしまう。しかし、そこから山田、バレンティンを連続三振、雄平もセカンドゴロで無失点に切り抜けると、145キロ前後のストレートと、スライダーを中心にテンポよく低目に集め、すいすいと危なげなく5回まで被安打3の快投を披露。 しかし6回、坂口へフォアボールの後、盗塁を許し、山田は三振に仕留めたものの、ツーアウト2塁のピンチを迎え、バッターはバレンティン。一発だけは避けなければいけない場面だったが、高めのボール球を左中間スタンドに放り込まれ、2点を献上。先取点を与えてしまい、この回で無念の降板となった。本人も「全体的に状態は良かった。しかし、バレンティンに打たれたホームランが悔やまれる」とコメントした。敗戦投手となってしまったが、6回を投げ、100球、被安打4、奪三振5、フォアボール1。故障明けの一軍マウンドでのクオリティスタートは、当然合格点をあげて良い内容。ラミレス監督も「良いピッチング。スピード、テンポ共に良かった」と語り、その言葉には次回以降の登板への期待が込もっていた。 出遅れていた昨年の二桁勝利トリオも、一軍のマウンドへのスタンバイが整って来た。今永昇太は来週の広島戦で、浜口遥大も5月中には復帰予定。長いイニングを任せられるピッチャーの復帰は、フル回転のブルペン陣にとっても朗報だ。盤石の投手陣で、20年ぶりのリーグ制覇へ加速する。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年04月23日 17時30分
オリックス担当記者が分析、昇格へ秒読み?!“オリの神童”山本由伸の起用法
オリックスがローテ再編の効果もあり、今シーズン初めて、カード勝ち越しを2カード続けて達成した。チームの成績は20試合8勝11敗1分で、ロッテと並び4位に浮上。借金も「3」にまで縮まった。▼4月17日〜22日オリックス成績【対 千葉ロッテ(ZOZOマリン)】4月17日●近藤大亮(先発は金子千尋) 3-5 石川歩○4月18日○アルバース 4-3 唐川侑己●4月19日○田嶋大樹 3-0 涌井秀章●【対 東北楽天(楽天生命)】4月14日●ディクソン 2-5 則本昂大○4月15日○西勇輝 3-1 美馬学●4月22日○山岡泰輔 8-0 池田隆英●24日からは、札幌ドームで2ゲーム差で3位の日本ハムと3連戦。移動日を挟んで28日からは、本拠地(京セラドーム大阪)で2位のソフトバンク、1位の西武との怒涛の6連戦が控えている。 投手面で気になるのは、やはり今シーズン、まだ一度もカード頭を勝ててないことだろう。エース金子千尋は登板回数を維持するために開幕投手を回避し、定期的に中6日で登板できるよう火曜日の登板を続けているが、ここが取れないとチームに勢いがつかない。当然のことながら、その辺は金子が最も責任を感じているようで、17日のロッテ戦の試合後には「フォアボールは出さないのが大前提。投げきれてない。ストライクゾーンで勝負しきれてない」と反省しきりだった。ただ、17日の序盤は金子らしいテンポあるピッチングだったので、味方が先に大量得点を取るようなキッカケがあれば、本来の姿を取り戻す可能性は高い。これは状態が良いにもかかわらず、勝ち星に恵まないディクソンも同じ。西のように我慢のピッチングを続けていれば、初勝利は転がり込んでくるはずだ。 中継ぎ陣は、疲れが見える近藤大亮と吉田一将を配置転換するなど、ブルペン内のコミュニケーションは試合にも活かされているという。ただ、近藤や黒木優太、そして、増井浩俊の状態はまだ安定さに欠けている感は否めない。 そんな一軍での状況を見ながら、ファームでは、“オリの神童”こと山本由伸が“後ろの”準備をしており、一軍昇格が秒読みとされている。 山本は“超”がつくほどの先発志向で、先日は舞洲で157キロ(トラックマンでは155キロ)を計測し周囲を驚かせた。21日現在、防御率0.38はウエスタンリーグ2位の成績とファームで無双化している。また、本人が描いているビジョンも、オリックスの他の若いピッチャーの中では、山岡と双璧するぐらいの考えを持っている逸材。できることならば先発一本で勝負させてあげたいところだが、現在の一軍でローテから外すほどの先発投手はいないため、一軍に昇格し、まずは任された任務を全うすることでチームの力となり、しっかりとアピールした上で、本人が望む道を掴み取るしかないだろう。 上位チームとの対戦が続くゴールデンウィークに、山本というカードが一枚加われば投手陣はかなり厚くなる。打線もロメロやマレーロに当たりが出てきただけに、ここからの巻き返しに期待したい。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年04月22日 12時42分
ラグビー界も熱視線?大相撲の力士たちが持つ高い身体能力
100kgを優に超える体躯を持ちながら、立合いや土俵際の攻防などでは見た目以上の身体能力を見せることも珍しくない大相撲の力士たち。その身体能力には、ラグビー界からも熱視線が注がれているようだ。 17日、大分県出身の力士・嘉風と、同じく大分県出身の元ラクビー日本代表・今泉清氏が6月9日に行われるラクビー日本代表対イタリア代表(大分・大分銀行ドーム)をPRしたことが複数メディアによって報じられているが、その際に今泉氏が角界の力士に対し“ラグビー転向のススメ”を口にしたという。 世界一とも称されるラグビーニュージーランド代表“オールブラックス”にも、通用する部分はあると評する今泉氏。力士たちが持つ卓越した身体能力に、大きな可能性を感じていることが伺える。ただ、TV番組でも度々その能力を披露している力士たちの姿を見ると、今泉氏がラクビー転向を進めたくなるのもうなずける。 2015年5月に放送された『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)では、“大相撲身体能力No.1決定戦”と称した企画で、関取たちが50m走・競泳自由形50m・ハンマー投げといった種目に挑戦。50m走では佐田の海(当時前頭)が10代一般男子の平均記録(7.85秒)を上回る7.60秒を記録するなど、各々が抜群の運動神経を見せている。また、番組終盤では「角界で一番身体能力が高い」と自負した旭日松(当時十両)が逆立ちとバック転を披露。その姿にスタジオは拍手喝采に包まれた。 さらに、昨年6月に放送された『炎の体育会TV』(TBS系)でも、横綱・白鵬があのウサイン・ボルトにも匹敵するスピードの立合いを見せたり、元大関・琴奨菊が15tの重さがある大型バスを30mに渡って牽引したりと、出演した力士たちはその“フィジカルエリート”ぶりを存分に見せつけている。 力士たちが持つこのような身体能力を見ると、体格面以外にもラクビーに生かせる部分は大いにありそうだ。果たして今後、力士からラクビー選手へと転身を果たす人物は現れるだろうか。
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スポーツ 2018年04月21日 06時22分
フランチャイズスターはマイナー降格させられない 再浮上したイチローの日本帰還論
フランチャイズスターは無下にできない。だが、その温情はむしろアダとなり、イチロー(44)は“飼い殺し”にされてしまうのではないだろうか。 4月18日(現地時間)、アストロズ戦で、スタメンから外れたイチローにようやく出番がまわってきたのは、8回裏だった。代打での出場は今季初、結果は一ゴロ。翌日の同カードでもスタメンから外れており、「出番ナシ」で試合は終了した。「スタメンから外される状況は続くと思います。ただ、イチローは『フランチャイズスター』なので、解雇やマイナー降格はないでしょう」(米国人ライター) ということは、イチローは今後、あるかどうか分からない出番を待って、代打や守備要員の準備をしていくのか…。そんな寂しい状況に陥った理由は、マリナーズがレギュラーで予定していた外野手が帰って来たことに尽きる。もっとも、イチローを獲得した理由も「レギュラー外野手の故障」によるものであり、イチローもこうなることは覚悟していたはずだ。「これからチームは17連戦などハードスケジュールをこなさなければなりません。ベンチ入りさせる投手を増やさなければならないので、一部の米メディアはイチローのマイナー降格も予想していました」(前出・同) マイナー落ちか否か、ここが予想の分かれるところ。イチローは地元・シアトルのスターだ。「フランチャイズスター」を降格させたとなれば、地元ファンは“爆発”する。投手の頭数が足らなくなるとしても、ファンからのバッシングを防ぐために「ベンチに待機させておく」と予想するメディアと、「イチローの入団が決まったのは3月上旬。再調整の大義名分を付けて…」の声の両方が聞かれた。「マリナーズはイチローの処遇を巡って悩まされることも覚悟していたはず。『腹を括って獲得した』と見るべき。レギュラー候補が故障から帰ってくれば控え選手にまわることは本人もわかっていたと思います。かといって、フランチャイズスターをベンチに座らせておくだけというのも芳しくない。外野手を探している他チームへのトレード、途中解雇となるケースもないとは言い切れません」(特派記者) 日本のプロ野球関係者によれば、イチローの現状について再調査を始めた球団もあるという。古巣オリックスか、最下位に喘ぐヨシノブ巨人か、それとも、獲得交渉の経緯を明らかにした中日か…。 前出の米国人ライターがこう続ける。「マリナーズのジェリー・ディポトGMが地元ラジオの直撃を受け、イチローの処遇について答えました。レギュラー外野手たちが続々と帰ってきたことを挙げ、『イチローはどうなるのか?』と聞かれたら、『外野手が増えただけだ』と返しました。通常、メジャーの試合では外野手を5人もベンチ入りさせません。マリナーズは外野手5人、リリーフ投手は少なめというイビツな選手構成で試合に臨む、と」 イチローというフランチャイズスターでなければ、こんなイビツな選手構成に悩まされることもなかったわけだ。こういうヘンな気遣いはイチローのプライドも傷つけているのではないだろうか。 メジャー残留にこだわり、その願いは叶ったが、試合に出られないのであれば、意味がない。シーズン途中でも日本帰還は可能なだけに、イチローは「試合に出るためにはどうすればいいのか」を考え始めたのではないだろうか。日本のプロ野球はGWと夏休み期間を書き入れ時と位置づけている。夏休み前に優勝戦線から脱落すると、営業的なダメージも被る。下位に沈むチームがイチローの説得に成功すれば、ペナントレースの勝敗に関係なく、スタンドを満員にできる。そう考えると、イチローの去就を巡って、もうひと波乱起こりそうな気がする。
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スポーツ 2018年04月20日 16時00分
大谷翔平「二刀流」衝撃デビュー21億円スポンサー契約へ
敵地オークランドで行われた開幕戦のアスレチックス戦では「8番・DH」でスタメン出場し初打席初安打。第3戦では「投手」で登板し、初先発初勝利と衝撃的なメジャーリーグ(MLB)デビューを飾ったエンゼルスの大谷翔平(23)。しかし、この男の躍進はこれだけにとどまらず、おまけに“商品価値”も高騰の一途を辿っているという。 大谷の躍進は止まらない。続く本拠地アナハイムでのインディアン戦では、再び「8番・DH」でスタメン出場し、1号3ランを含む3安打。翌日の試合では、メジャーを代表するサイ・ヤング賞右腕のクルーバー(昨季18勝4敗)から2試合連続のホームラン。その翌日も3試合連続3号本塁打、9日には投手で7回都中まで無安打に抑えるという離れ業をやってのけた。 開幕戦に野手で先発出場した選手が10試合以内に先発登板し、ホームランを放ったのは、実に1919年のベーブ・ルース以来。全米はこの男の話題で連日持ちきりだ。 「これまで、大谷の二刀流には懐疑的で『日本のプロ野球だから二刀流が通用したが、MLBではそうはいかない。レベルが違う』と見下していた米国人たちも一転して『100年ぶりに神様が降臨した』と絶賛。米テレビメディアは『本日のショー(翔)タイム』と、各局とも打者・大谷、投手・大谷の活躍を取り上げています」(在米記者) 一気にスターダムにのし上がった理由の一つに、気の毒なほど安い大谷の年俸も一役買っている。ベーブ・ルース以来のスーパースター誕生であるにもかかわらず、今季はわずか54万5000ドル(約5800万円)という最低保障額での契約。'12年にダルビッシュ有がレンジャーズ入りした際は総額1億1170万ドル(約125億円)。'14年の田中将大のヤンキース入りでは総額1億5500万ドル(約173億円)。2人に比べ、桁違いに低いのだ。 これは一昨年、MLBのオーナー側と選手会側が取り交わした新労使協定に起因する。米球界は「アメリカン・ファースト」の考えから、MLBドラフト対象外の25歳以下未満の海外選手の契約金、年俸を厳しく制限している。その割りを食ったのが大谷だった。 これを米メディアは「大谷があと2年日本球界に残って25歳で大リーグ入りすれば、総額2億ドル(約214億)の超大型契約も夢ではなかった。それを自ら“権利放棄”し、おカネより名誉(MLB)を選んだ」と称えて、フロンティア精神溢れる若者の決断が津波のようなファン拡大に繋がっている。 かくの如く、大谷は最低保障額からスタートし、キャンプ、オープン戦を経てメジャーに昇格。最大231万5000ドル(約2億4700万円)まで給料が上がる権利を手にした。それでも日ハム時代の推定年俸2億7000万円('17年)にも届かず、日本のみならず米国でも同情しきりだ。 もっとも、大谷の代理人であるバレロ氏もバカではない。その辺はしっかりソロバン勘定していた。今季の年俸など、ハナから度外視し、狙いをCMなどの「スポンサー契約」に定めていたのだ。低い年俸も1年目だけで、オフには契約の見直しが可能。投手大谷と打者大谷の2人分で交渉し、取り損なった分までアップさせる準備に余念がない。 大手広告代理店のMLB担当者によれば、大谷は開幕までに総額1000万ドル(約10億7000万円)の契約に漕ぎつけ、開幕からの1週間で2000万ドル(約21億4000万円)に到達。すでにMLBトップの“CM長者”だという。 「不思議なことに、スポンサー契約で、ベースボールの評価は著しく低かった。米経済誌フォーブスが昨年6月に発表した『世界の高額収入スポーツ選手トップ100』でも、トップはテニスのロジャー・フェデラーで5800万ドル(約62億円)。サッカーのクリスティアーノ・ロナウドは3500万ドル(約37億円)、テニスの錦織圭が3000万ドル(約32億円)で、いずれもそのほとんどがスポンサーマネーが占めています。一方、本業の選手年俸の高いMLBの代理人や選手は、スポンサーマネーには重きを置かず、昨年はバスター・ポージー捕手(ジャイアンツ)の400万ドル(約4億3000万円)が最高額。これと比べても、大谷の金額(2000万ドル)は図抜けて高い。100年に1人の二刀流スター選手。その商品価値をいち早く見抜き、“副業”で逆転を図ったバレロ氏の手腕は『見事』の一語に尽きる」(大手広告代理店) 日本人アスリートのCM契約料だけを見ても、大谷はダルビッシュ有や錦織圭、松山英樹(ゴルフ)とともに、トップの1本1億円クラスだ。昨年は大正製薬、オープンハウス、西川産業、明治、セイコー、コナミなどに出演し、今季のメジャーでの活躍でCMギャラ、契約数はさらに増える。 それもこれも、二刀流の活躍があればこそ。選手層の分厚いヤンキースやドジャースに入団していれば、二刀流どころか、マイナーリーグの可能性があった。 中堅球団エンゼルスを選んだのは運命か。大谷は選球眼も超一流のようである。
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スポーツ 2018年04月20日 12時00分
卓球 打倒日本に躍起になる中国の“コピー選手”発掘
この勝利で「大包囲網」が敷かれようとしている。3月25日まで行われていた卓球のドイツオープン・シングルスで、石川佳純(25)が優勝。格付けの高い国際大会であり、この勝利は世界中に発信された。 「12大会行われるワールドツアーの中でもプラチナと位置づけられる6大会の一つなのですが、報道の扱いが最も小さかったのは日本ですよ」(体協詰め記者) 石川自身も「勝ててすごく自信になった」と言い成長を実感していた。しかし、これが卓球大国・中国の怒りを呼んでいる。 「石川が同大会で倒した相手の中には中国選手が2人もいました。対戦した中国人選手の世界ランキングは9位と80位。総合的には日本より中国の方が強いかもしれませんが、同ランク3位の石川にとっては格下の相手ゆえに、勝って当然といえば当然。ただ、中国は平野美宇、伊藤美誠、そして平野に似たタイプの選手を『仮想日本選手』とし、練習を重ねてきました」(同) 近年、中国の日本勢に対する警戒は凄まじく、各国のトップ選手が集まる中国Tリーグから日本人選手を追い出したのは記憶に新しい。しかし、日本包囲網は、それだけではないのだ。 「コピー選手を使った練習だけではありません。石川たちが優勝した映像を練習会場に流し、闘争心を駆り立ててきました。伊藤が優勝した時、中国選手に勝利した喜びのコメントを発しましたが、それを壁に張り出して『打倒日本』をあおるほど。石川についてもっと言うと、試合映像をループ状態で再生し続けていました」(特派記者) 今回の敗戦で、石川のコピー選手役まで叱責されたという。新コピー選手の発掘も始まり、これからはループ再生以上の「石川潰し」が展開されるのは必至だが、こんな声も聞かれた。 「国際大会予選、トーナメント初戦で負けたら次大会は出場できないというルールが中国にはあるんです。その『鉄の掟』がもっと厳しくなりそう」(同) 中国国内には石川ファンも多いが、試合中の露骨な嫌がらせが始まる?
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